天気予報の雨マークが曇りマークに変わり、週末もトレッキングクラスを開催できました。
グループクラスではなくプライベートでご利用いただけるトレッキングクラスです。
山歩きしながらいろいろな質問を受けつつ、緩やかに進みます。
物事を考えるときに、ときどきこうして歩きながら考えると頭がすっきりすることがあります。
散歩しながら考えると今までになかった考えが生まれてくるというか、よく学者のような頭のよさそうな方が考えているときに部屋の中をうろうろと歩いているもの意味のあることのなのでしょう。
実際、作家のソローも歩くと脳が動き始めるということを本の中で紹介されているそうです。ソローの「森の生活」は興奮して読んだ記憶のある本ですが手元にないのでみなさんで確認してみてください。
プライベートトレッキングクラスで歩きながら飼い主さんとお話するというのは、そんな不思議な会話でもあるのです。
トレッキングクラスはみなさんが思っている以上にスローペースです。
「自分のペースで歩いて下さい。」というのがお約束です。
全体のペースを会わせるためには適当に立ち止まり時間を作ればいいことなので自然にみながいっしょに歩いていけます。
移動のときには自分の速度をキープすることで自然のリズムが生まれて心身がリラックスされる感じがするのです。理屈ではなく体感としてそう感じます。
犬の方は興奮しそうですが、リラックスして歩いている犬はすごくゆっくりと歩いています。
今日トレッキングクラスに参加してくれた犬ちゃんも、思い起こせば「相当リードを引っ張っていた」ような気がします。
ところが今日の山歩きでは飼い主さんが持っているリードはほとんど補助の役割、リードはたるみを持ったまますごくゆっくりと歩いていきます。
犬のメンタルが解放されていく感じがするのです。
週末はキャンプに出かけるのが好きだということでアクティブな小型犬と暮らしている飼い主さん。
山で犬が過ごす時間を作ることが人と犬を解放させてくれるということは十分に承知の上ですが、それでも時間はかかります。
その時間を楽しめる人だけが、犬との暮らしを本当に楽しめるようになるのかもしれません。
まだまだ若い犬ちゃん、これからの成長も楽しみですね。