グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 12月 2017

<犬のしつけ方>犬が嫌がる不快な音:音に吠える犬、吠えない犬で何が違うのか?前編

福岡で過ごしているときには、毎日いろんな音が飛び交っていると感じます。

七山の静かな環境から移動してきたときには、よく感じることです。


夜中サイレンの音がしょっちゅうなります。

暴走族の取り締まりをするパトカーの音。
夜に具合が悪くなった方の搬送のための救急車。
以外に響くのが酔っ払って携帯電話で話しながら歩く人の声。

昼にはヘリコプターの音をよく聞きます。

こうした遠くから聞こえてくる音には、まだましな方です。

もっと動物をビックリさせるのは、身近にある電気製品の音です。


都心部にはいろいろと注意しなければいけないことが多いため、
注意を喚起する音というのがあります。

車のバッグ音

車で安全ベルトをつけないでいるときの音

電話の着信音(スマホの方は出ないようになってますね)

シャッターの音(動画のときは特に大きい音)

キッチンタイマーの音

洗濯機が止まった時の音

電子レンジの音

地震の発生を知らせる音は特に強い音ですね。

こうした身近なアラーム音は増え続けています。


これらの音は、人の注意をひきつけるようにできています。

身近な人の注意をひきつける音というのは、不快な音なのです。


不快な音が、なぜ人の注意をひきつけるのかというと、
不快な音は、危険であることを知らせる音だからです。

そのため不快な音は注意をひきつけると同時に、
不安や苛立ちを感じる音にもなっています。

こうした不快な音質によって感じる情動は、
人も犬もかなり似てるようです。

そのため、犬の中には特定の人工的な警告音に対して、
吠えたり、顔を上げたり、走り出したりするなどの行動をすることがあります。

顔を上げるくらいなら、まだそれほどの影響は受けていませんが、
吠えたり、走り出すとか飛び起きるとなると、犬も不安定です。

みなさんの身近な犬は、警告音に対してどのように反応しているでしょうか。

反応しない場合にも、他の行動もあわせてよく観察してみてください。

明日に続きます。

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Posted in 犬のこと

<お知らせ>12月13日、七山にお立ち寄りください。

久しぶりに七山の地を踏めました。

やっぱり、空気が違いますね。

冬になるとリンとした感じの空気になって、
身も心も引き締まればいいのですが、特に身の方はですね。

来る12月13日、オポの命日には七山で一日を過ごしています。

グッドボーイハートやオポにご縁のある方をおもてなしします。

グッドボーイハート七山で暖かなお茶と軽食をどうぞ。


犬連れの方はゆっくり山歩きしてきてください。

犬を亡くした方も、おしゃべりで楽しんで行ってください。

なんだかゆっくりと、いろいろと思い出やこれからの希望に浸っていただければと思います。


念のため、いらっしゃるときは事前にご連絡ください。

お昼前から日没まで大丈夫です。

たぶん、私は暖炉のお世話をしています。


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Posted in お知らせ

<犬のしつけ方>拡散希望!犬の「抱っこ散歩」って絶対ダメなんです!

あまりに広がりすぎて、間違っているのに訂正できないこと、

実は、犬のしつけ方にもあります。

そのてひとつが、犬を抱っこして散歩することです。


初回のカウンセリングのときに、よくこんな会話になってしまいます。

生徒さん「抱っこして散歩してるんです。」

私「犬の抱っこ散歩は、犬の正常な発達によくありませんよ。」

生徒さん「えーーーー!!!。抱っこして散歩するのダメなんですか?」


中には、「犬が子犬のときには抱っこして散歩していた。」という
過去形の方もいらっしゃいます。

いずれにしても、きちんとお伝えします。

「犬を抱っこして散歩することは、犬の発達を阻害することです。
犬のしつけ方としては、おすすめしません。」ということです。


犬のしつけ方にはいろんな手法があります。

なので、何が正しいのかというのはよく議論をする必要があるでしょう。

「犬を抱っこして散歩すること」があまりにも推奨されている中で、
それが間違っているということは、異論といわれるかもしれません。

異論といわれても構いません。

犬のナチュラルな発達のために、伝えさせていただきます。

犬を抱っこして散歩することは、なぜ発達を阻害してしまうのか。

犬という動物についてよく考えれば、だれでも分かることなのです。


犬は抱っこして成長するというシステムを持っていません。

成犬は子犬を抱っこして環境に順応する機会を与えません。

子犬は自らの脚で移動することを通して、環境学習を進めます。

環境学習とは、社会化の過程で必要な学習です。

社会化という言葉も、若干専門的になってしまいますが、
文字量が多くなりますので、ここでは簡潔に説明するために使います。


犬を抱っこするという行為は、犬を拘束するという行為です。

拘束とは、動物にとって最もストレスを与える行為です。

拘束状態で環境に接触させれば、犬は恐怖を抱きやすい性質になります。


犬は視覚的に環境把握をすることが不得意です。

脳の構造が人とは違うからです。

犬は嗅覚的に環境を把握したり、対象を認知していきます。

犬が拘束されて見たもので、臭いを嗅げなかったものに対しては
理解できないもの、緊張を感じたもの、恐怖を感じたもの
として認識されていきます。

犬の恐怖ボックスにはたくさんの情報が入ってしまい、
犬は恐怖をいだきやすい性質になってしまうのです。

散歩で使用するリードも一定の拘束を与える道具なので、
リードが拘束とならないように使い方は覚えて欲しいものです。


実は、子犬期に抱っこして散歩するといいというのは、
どのような本にも書いてあり、セミナーで習ったこともあります。

自分もはじめはこのことに疑問を抱かずにいましたが、
抱っこされて歩いている犬の状態やその後の発達を見ながら再考しました。

その結果、この「抱っこ散歩」は発達を阻害する作業であるという結論に達したのです。

もちろん、個人的な見解です。
たくさんの実験をしたものではありません。

ただ、考えればわかりそうなことではないでしょうか。


本やネットに出ている情報が、右から左へとコピーされていくことや、

犬に関わる専門家がよく考えずに人にすすめてしまうことが、

犬と飼い主に多大なる負担をかけています。


緊急にお知らせしたく、拡散希望と題に添えました。

もちろんコピーしてただ広めるのは危険です。

犬について考えてよく理解できた方は、身近な方に少しずつ伝えてください。

dav

Posted in 犬のこと