グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 3月 2016

ドッグヒーリング

寒の戻りですね。
雨がみぞれになり道路状況も心配です。

今日は七山校でドッグヒーリングクラスを行いました。

「ヒーリング」という言葉や手を当てるタッチヒーリングは
ずい分と知られるようになってきました。

わたしたちが何を必要としていて、何を大切にするかで
その興味や関心の向き方が変わってきます。

今の時代では、無添加、オーガニック、自然療法、マクロビオテック…といった
自然に近いものに関心が向けられるようになっている気がします。
食品売り場や雑貨店などでもよく目にするようになった言葉です。

「ヒーリング」は日本語に訳せば「癒し」です。
それをを文字にして表現すのはとても難しいのですが、
動物が生きていくためにはなくてはならないものです。

タッチヒーリングは頭では理解できにくいものです。
マッサージでもなく、整体もなく、気功でもありません。

ですから、一度体験していただきたいです。
飼い主さんも体験ヒーリングを受講できます。

全ての人と犬、そして動物たちの癒しの力を信じています。

Posted in クラスのこと

使役動物の行方

今日のニュースで「ロシアが軍用イルカを復活」の一文に目がとまりました。

イルカだけでなく、過去の戦争で様々な哺乳動物が訓練され
軍用として使われていた事実があります。
犬は軍用犬として使われていました。

「使われていた」という言葉通り、こうした動物は使役動物といいます。
使役動物の定義は曖昧になりがちですが、
人が作業のために使われる動物
人が作業をすることを教えて使う動物
といったところでしょうか。

「作業」の目的は軍用から荷物運び、福祉事業に入る盲導犬なども使役動物に含まれます。

どの目的が良いもので、どれが悪いものだという区別はできません。

人がいないと生存が成り立たない状態では、動物は依存性を高めます。
特に使役動物になりうる動物たちは人と同様に共感性が高く、
飼育や訓練を行う人の感情に敏感になります。
そのため、育て親になる人が喜べば作業の意欲は増していきます。

動物の側はとても純粋でシンプルな動物としての社会性や感情を動かされています。
だからこそ、動物を使いたい側の人間は、動物以上に社会的な存在であることを
求められている気がします。

伴侶動物、つまりペットといわれる人が飼っている犬は使役犬ではありません。
それでも、私たちは何かの希望や目的があって彼らを近くに呼んだのではないでしょうか。

対等であるということは、どこまでも難しいことです。
それでも、一歩ずつそちらに進んでいきたいという希望だけは持ち続けています。


Posted in 日々のこと, 犬のこと

クラスメイト

クラスメイトのコーナーです。
今回はミックスのビビちゃん(2才のオス)
同居猫はぽぽちゃん(6ヶ月のメス)です。

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ビビはすごく甘ったれで初対面でも膝枕で眠ってしまうほど!
名前の由来はビビリのビビだったんですけど、
今はあんまりビビる事もないです。

とにかく走ることが大好き。
狭いマンションに住んでいることもあって、
自由に走れるところに行くとひたすら走ります!

一方、猫のぽぽさん仕草や動きをみているだけで楽しいです。
今、何を考えているんだろう??と想像するのも楽しいです。

レッスンを受講する前に比べると、私もビビも別人です。

押し付ける事では犬と仲良く暮らせないんだ、ということが
よくわかりました。

それと、私もビビも楽しみながらトレーニングできるのがすごく良いです。
ビビといることが何倍にもなりました。

最初は私もビビも戸惑ってばかりでしたが
今は少しずつでも信頼関係が生まれてきていると思います。

以前の私は、歩くことすら嫌いだったのに
ビビと一緒だと散歩やお出かけが楽しいです。

気持ちよさそうに走り回るビビを見ると
ゴロゴロしてはいられないです。

面倒臭いと思っていた事も
「ビビのためだ!」と思うと不思議とヤル気が出てきます。

最近は散歩から変えるとぽぽさんが
「お帰りなさいニャー」とやってきて
ビビと鼻をくっつけあって猫式?のあいさつをしています。

一緒にお腹を出して寝ている姿はとても微笑ましいです。

トイレや食事などの面で、種類の違う動物と一緒に暮らすのは大変なこともあるけれど・・・。
3人?毎日たのしく暮らしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このコメントはグッドボーイハートの機関紙(2004年12月発行)に掲載されました。

ビビちゃんはエネルギッシュなタイプのミックス犬でしたね。

都会のマンションで育てるには大変な努力と労力が必要になります。
車がない飼い主さんなので、とにかく「歩いて、歩いて」。
とても努力されていました。

エネルギッシュな犬はなんとかしようとするとこちらが疲れます。
だけどそのエネルギーをもらって自分にもエナジーが湧き上がると
あれ不思議?今度は飼い主さんの方が行動的になっていきます。

犬はこうして人をサポートしているのだろうなと教えてくれたビビちゃんでした。

Posted in 受講生のコトバ

都会で自然を探す

街中を歩いているとどうしても自然を探してしまいます。
最近はおしゃれなお店には自然の素材のものがたくさんあります。

美容室のお店のドアが木でできている。
病院の入り口にたくさん花を植えられた花壇がある。
デパートの中に大きな観葉植物が置いてある。
ショップの床が無垢の木でつくられたフローリングでできていたり。
マンションの表の細長い電光掲示板に、なんと小川の映像が流れているものも発見しました。うーん、さすがにこれは擬似にもほど遠いし少し悲しいですね。

いろんな形で自然を生活に取り入れようとしていることを感じます。

公園の木は高くなるのを防ぐためか、上を見ると中途半端な長さで切られていたりして
それは少し悲しい感じがします。
みなさんが求めている自然のひとつ、緑がもっと身近に戻ってくるように、新しくできる公園などがあったら森みたいにしてほしいですね。

東京の明治神宮は長い計画のもとに再生された森です。
森があると生き物たちが戻ってきます。

福岡オフィスの近くにある住吉神宮もひとつの森になっています。
都会の中なのに原生林のままなのかのびのびと空に向かって立っている木々があります。
住吉神宮をオアシスにしている人と犬も多いのでしょうね。
私もそのひとりです。

もっともっと自然の力が都会に戻ってきますように。


Posted in 日々のこと, 自然のこと

電話問題が解決

七山校の電話問題が解決しました。

電話をかけてこられたときに声がハウリングしてしまうという現象が起きていました。
すぐにNTTに相談をしましたが、電話回線には問題がないとのことでした。
それで電話機に問題がある可能性があるから調べてくださいといわれました。

電話機の会社に連絡していくつかの方法を試しました。
結局電話機を買い換えて新しいものをつけてみましたが現象は同じ、
つまり現象は再現化しました。

電話機会社から再びNTTに連絡してくださいと連絡先を聞き再度NTTへ連絡しました。

工事の方が来て外の保安器を交換したら問題は解決しました。
ハウリングはなくなりました。

どこにトラブルがありどのように解決をしたらいいのかわからない問題に対して
ひとつずつ何がOKで何がOKでないのかを確かめていかなければいけないのでしょうが
始めに問題がないといわれたことに対して、問題があるのではないかと再度連絡をすることに
すごく時間がかかりました。

確信が持てなかったからです。
もしくはとても困っているからどうしても解決したいという意欲にかけていたのかもしれません。

問題が解決したことで、他のこともなんとなくですが明るくなったような気がします。

小さなことも気になることはそのままにしてはいけませんね。
前向きに取り組む気持ちが問題を解決に導いているのかなと感じた「電話問題」でした。

Posted in 日々のこと

落ち着きがない犬じゃない理由、ちょこちょこ動き回る“ちょこちゃん”

ウエストハイランドホワイトテリア・・・長い名前ですね。
テリア種はイギリスやドイツでネズミを捕る犬として、人為的に繁殖された犬種です。

チョコちゃんは「ちょこちょこ動き回る」という理由から名前がついたそうです。
テリア種独特の動きですね。
よく動き、気になるものを見つけるとなかなかそこから離れようとしません。

飼い主さんはお父さんの単身赴任をきっかけに
新しい家族として向かえたのがチョコちゃんだったそうです。
ところが、父母共に犬を飼うのは初めて。
しかも引っ越したばかりの新しい集合住宅。
ペットシッターさんのご紹介で早速トレーニングを始めることになりました。

子犬のチョコちゃんにはまだ大きな問題行動というのはありませんでした。
ご相談は飼い主さんが接し方が分からないということでした。
ご相談とは別にチョコちゃんの行動にある特徴が見られました。

飼い主さんの接し方についてはひとつひとつ練習を重ねることです。
チョコちゃんの行動をよく観察することと、接し方の練習します。
予測が立たないと犬の行動に対して瞬間的に反応してしまい、
悪循環に陥ります。

接し方のコツはチョコちゃんの行動を事前にある程度予測できるようになることです。
そのためには環境を整える必要があります。
環境によって犬の行動が変化していききますからね。

もうひとつのチョコちゃんの行動に見られる特徴とは、過敏なことでした。
飼い主さんが「チョコチョコと動き回る」と思われた以上に、反応の高い行動がありました。
カウンセリングではこうした飼い主さんの気づかれていない犬の性格について説明していきます。

過敏というのは性格ではありません。
子犬期の過敏性は繁殖と飼い主さんの元へ来るまでの環境が影響しています。

犬の販売方法によって子犬にストレスを与えることがあるのです。

チョコちゃんの飼い主さんはこうした事をご存知なかったようです。
こうした知識は犬と暮らしている人にははいりやすいのですが、
これまで犬に縁のない生活を送ってこられた飼い主さんには珍しくありません。

犬種として行動が早いため過敏性がさらに高められたように感じます。
飼い主さんの思惑とは違う行動を起こし、
それを止めようとするとますますその行動をするようになる、
をくり返してしまいます。

チョコちゃんは子犬期にこのことに対応し、力を使った矯正や脅かしを用いず
正しい接し方をしたため、過敏性を抑えていくことができるようになりました。

過敏性が恐怖心に変わると他の犬や人と接触することも難しくなってしまいます。
理由はわからなくても「初めて犬を飼うから」という単純なきっかけで
トレーニングを受けられたことが幸運でした。

チョコちゃんにたくさんの笑顔が生まれて、飼い主さんにもたくさんの笑顔が生まれます。
どんな出会いも偶然ではありません。失敗でもありません。
そこからできることが大切ですばらしい関係を築いていきます。
「ピンチはチャンス」ですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子犬のしつけ、パピートレーニングは、問題行動を予防するだけではありません。
子犬の気質を安定させるために環境を整えるトレーニングです。
環境の中には飼い主さんの接し方は理解が重点をしめます。

問題が起きていなくても、すべての子犬と子犬を育てる飼い主さんにとって
パピートレーニングは財産になります。

Posted in コラム

お勉強

勉強会にいってきました。
マッサージに関する内容の講習です。

しばらく長時間の外出をしていなかったので、外部で講習を受けるのは久しぶりです。
過去の勉強した内容もありましたが、復習にもなり勘違いを修正する機会にもなりました。


何よりグッドボーイハートでは教える側の立場であるため、
生徒として学ぶ機会を持つことを必要としています。
これまでに、たくさんのすばらしい先生との出会いがありました。

七山では、愛犬のオポが「オポ先生」になりました。

オポ先生も厳しいところが魅力的な先生でしたね。
案外お茶目なところでバランスをとっていた感じがします。


今日から早速、学んだことを自分で実践してみます。
次回の講習もとても楽しみです。

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Posted in 日々のこと

わんげる・ミーティング

今日はわんげる・ミーティングでした。

変わったクラス名ですが「わんげる」はワンダーフォーゲルの略文字で
犬の「ワン」をかけたものです。
ミーティングはみんなでいっしょにという意味です。

ワンダーフォーゲルはドイツ語で「渡り鳥」という意味だそうですが
自然の中での生活や営みを通して心身を鍛錬し、互いを語り合う自然活動という深い意味があるようです。

グッドボーイハートのわんげる・ミーティングもそういう精神の元に行っています。

小雨の中での出発になりましたがなんとか天気ももってくれました。

山に入り始めるとこの季節での風景。
たくさんの穴。
イノシシが春一番のたけのこを掘り起こして食べた後です。

「今日はなんとなくイノシシさんに会うような気がする。」
そう感じました。

案の定、休憩中にイノシシの声。
犬たちは反応しません。
姿は見えないので少し音を出してここにいることを知らせておきます。
あとはお互いに距離を縮めないこと。
私たちもゆっくりと退散しました。

今日はステップをあがってきた犬たちのために新しい課題を準備しました。
ビデオ撮影もお願いしておいたので、犬たちの反応をビデオに収めてもらいました。
あとで見直すのが楽しみです。

下山の際には窯に使うための焚きつけようの雑木を拾いながら歩きます。
バランスも悪くなり犬たちの協力も必要になります。

お昼は石窯に火をいれて早起きして手ごねした「全粒粉100%のパン」を焼き上げました。
いっしょに豆乳でつくったグラタンも窯入れします。

窯は私が担当するのですが、今日は火お越しに時間がかかってしまいました。
近くで行われている犬たちの新しい課題に気持ちがもっていかれたのかもしれません。

集中しないと窯の神様とは仲良くなれないようです。
自然の学びでもありますね。

お昼をいっしょに食べながら自然や動物のことで話も盛り上がります。
今日は猫の話題になりました。

グッドボーイハートは犬と共に生きることを学ぶ学校です。
その中で自然や環境、他の動物たちはどうしているのかに関心を持つことは見方を変えるきっかけにもなります。
そしてそのことが犬と共に生きることをより深く考えられるチャンスにもなります。

食後のデザートは生徒さんがクラスの最中に庭で摘んだよもぎの葉でつくったよもぎ団子です。
自然の恵みをいただいておいしい、そして有難いと感謝する気持ちも
犬との暮らしを変えてくれるきっかけになります。

犬との暮らしで得られる幸せは、自然の恵みのひとつだと思います。

いろんなことがつながっています。
つながっていることがわかると楽しくまた学びも広がっていきます。

今日も楽しく学ばせていただきました。

わんげる窯20160306
わんげるごはん20160306



Posted in クラスのこと

気になる猫たちのこと

七山校には猫たちがよく遊びにきます。
遊びにくるというよりは、近くをウロウロしているだけなのでしょう。

過去のブログにも猫たちとオポやら近くの犬たちやらと
動物たちの楽しいいろんなことを紹介しました。

七山校の敷地をテリトリーにしている猫が数匹いました。
猫田(にゃんた)さんと名づけた白色の美人のお母さん猫と
そのお嬢さん猫から始まり、白色の猫はその後も何匹が見ていました。

ところが最近あまり見かけなくなりました。
かわりにブラウンと名づけた茶色のトラ柄の猫がウロウロとしています。

そういえばマイケルと名づけた大柄の猫が、以前白色一家の近くで番をはっていました。

実はそのころ、クロスケと名づけた黒色の猫が小屋の下に寝ていたようで
湧き水場で水を飲んでいるのをみかけました。

このクロスケとマイケルが戦っている様子がみられた後にクロスケがいなくなり
マイケルが残ったので、雄猫の勝負はマイケルが勝ったようでした。

ブラウンはマイケルと白色一家の子供だったのだろうか。
そう推測していたら、今日また白色一家から白い猫が出てきているのを見ました。

私はまだ自分のテリトリーを共有している猫族のことを把握しきれていないようです。


都市部では猫の不妊手術が必須になっています。
猫問題は今や大変な問題です。

里山でも人の接し方により猫の数はそれぞれだと思います。
ここ周辺では猫の数が増えているとは感じられません。
人が不用意にえさを与えすぎないということでしょうか?
飼っているという価値観もないように思えますが、真実はよくわかりません。


真実は猫たちの生活の様子だけです。

猫たちはよくねずみや小鳥を狩っています。
猫の狩りを見るのは楽しいものです。
小鳥はなかなかとることができません。
ねずみはたくさんいるので口にくわえて歩いています。
雪の日でもテラスや階段に猫の足跡がついています。

都会の室内飼いの猫のように長生きはしていないでしょう。
10年も生きていないと思います。
それでも、自由に冒険して自分の持っている力を使って生活をし
体も汚れておらずとてもきれいで、そして何より美しいです。
室内飼いの猫にみられるようにドッテリしていません。
とても締まっています。弓のような体をしています。

私は猫を室内で飼われることを否定はしません。
それぞれの価値観と必要性において動物を飼うのだと思います。

私は七山で猫がウロウロしているとつい観察してしまいます。
ビデオに撮っていたこともありました。

そのうち「猫語セミナー」が開催されるかもしれませんね。




Posted in 日々のこと, 自然のこと

プライベートトレーニングクラス

プライベートトレーニングクラスを行いました。
今日は主にクレートの使い方について再検討しました。

クレート、ものによってはケイジやキャリーケースといわれる
いわゆる犬の寝床をどのように使っているのかは
ご家庭の事情や飼い主さんの価値観によって様々です。

そして、クレートを犬に提供する際、
つまり、クレートを最初にどのように使用したかという過去の経験において
犬がクレートを好意的に受け止めるか、嫌悪的に受け止めるかという反応の違いもあります。

子犬のころからクレートの必要性を説明しても
実際に生活上であまりクレートを活用することがないと
クレートはあまり活用されていません。

活用されていないというよりはクレートに入ることができない
クレートの戸口を閉めようとすると抵抗を示すようになってしまっていることもあります。

クレートの必要性についてはまた別の機会に紹介したいと思います。

まずはクレートに対して好意的かどうか、クレートを必要としているかどうかを
チェックしてみてください。

クレートの入り口を閉めることができないという場合には
本来クレートが必要になったときに用を足しません。
また別に解決しなければいけない問題を持っている可能性もあります。

逆にクレートに入っている状態でも、外の物音にクレート内から吠えるという行動があれば
こちらもクレートトレーニングが完了している状態ではありません。

この二つはほんの一例です。
他にもクレートが犬にとってどのようなものなのかを知る行動がたくさんあります。

クレートトレーニングはいろいろな特殊な状態を犬に負担なく過ごさせる道具にもなります。
都市生活では欠かせない道具です。

ぜひクレートを見直してみてください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Posted in クラスのこと, 犬のこと