オポに変わって私がオポのことちょっとだけお話します。
部屋の中にあるものをおいたままにしておりました。
来校された生徒さんがびっくり
「わあ、本物かと思いました。」
これが1回目のびっくり。
「えっ!これってオポくんのおもちゃ…ですよね。」
そうです。これはオポの大のお気に入りのおもちゃです。
2回目のびっくりは、相当のびっくりマークでした。
「えーっ!!壊れてないんですか?」
はい。
「オポくんはおもちゃ“瞬殺”のイメージがあるんですけど…」
つまり、オポはおもちゃとみればもらった端からくいちぎって殺してしまうという意味なんです。
そうなんです。今まではそううだったんですけどなんだか違ってきたんです。
このおもちゃは今年になってオポに与えたものなのに、
1年近くになる今でもまだ、手術(縫って修理)も一度もしていないのです。
そういうことなんですよ、とにんまりする私。
オポにとってはおもちゃを破壊することは遊びではなかったということです。
さらにおもちゃを与えていてもそれで遊んでいるわけでもありません。
おもちゃはオポにとって遊び道具ではなくなっています。
コミュニケーションのツールといったところでしょうか。
いろんな形でこれをツールとして使っているようです。
人間と動物を区別しようとする考え方がありました。
「人間だけが道具を使う」という定義が提案されました。
でもある女史はチンパンジーが道具を使うことを発見したのです。
次に「人間だけが道具を作る」と定義されました。
でもその女史はチンパンジーが道具を作ることを発見されたのです。
人間と動物を区別しようと考えることも
少し古くなりつつあるのかな。
犬も道具を使うのかもしれない。
もしかしたら道具を作ることもあるのかもしれませんね。
でも、そんなことにこだわらなくても、犬はすばらしい能力を秘めています。
オポはおもちゃを破壊するものだと思い込んでいたこと。
びっくりするのは「それが好きなんだ」と勘違いしていたこと。
その環境を作っていたのは飼い主の私だったんですね。
私もみなさんといっしょ。いち飼い主としてまだまだ成長中なんですよ。
七山グッドボーイハートとなって1年がすぎ、長い時間をかけて少しずついろんなことがわかってきました。
これからもまたあたらしい気づきを得られることドキドキ、そしてワクワクです。