グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講して下さった飼い主さんからのクラス受講の感想のお言葉をいただきました。
今回は、ミニチュアダックスフントのナノちゃんとウェルッシュ・コーギーのひまわりちゃんの飼い主さんからいただきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我が家は元々二頭のミニチュアダックスフンドと暮らしており、
ナノと名付けたこの仔は先代犬とも仲良く遊んでおり、
しかし老犬ということもありもう一頭の先代犬もナノとの共同生活
先住犬のが亡くなったことでナノも寂しいと思い、以前からお迎えしたいと思っていたウェルシュ
コーギーはしつけ等が難しいと聞いていたこともあり、
二頭は仲良く共同生活をしているように見えていましたが、
ネットの情報等で解決策を探っては見たもののなかなか改善が見ら
まずは先生にお会いしてカウンセリングをお願いしたところ、
スクールを通じて、犬のテリトリーの考え方や、
家という群れの縄張り内でのルールづくりが大切だということがよ
先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
犬が寂しくでかわいそうだという理由で、新しい犬を迎える飼い主が増えています。
ところが、新しい犬が家にやってきたことで、犬と犬の間に対立関係が生まれてしまいどちらの犬にとってもストレスのかかる生活になっていることがよく見受けられます。
はじめにご相談があったときには、コーギーひまわりちゃんの行動の問題解決についてでした。
しかし、ひまわりちゃんがストレス行動を連続している理由は、ひまわりちゃんだけの問題ではないということに気づいていただくことが大切です。
多頭飼育の飼い主にはよくある傾向ですが、先にいる犬は落ち着いていて問題がなく、あとから来た犬に問題があると思われていることがあります。
先にテリトリーを持っている方が優勢で、2頭目に来た犬には落ち着ける場所がなくなります。
結果として2頭目の犬は多動になったり、興奮しやすくなったり、要求が高まったりします。
問題行動を起こしている理由は2頭目の犬にあるではなく、2頭がうまく関係を作れるような適切な環境がないことです。
問題は犬にあるのではない、問題は飼い主の作った環境や接し方や世話の仕方なのだということに気づいてしまえば、あとはトレーニングの前進あるのみです。
ナノちゃんとひまわりちゃんの飼い主さんは、この問題解決のための重要な視点の変化がとても速かったために犬の行動には次々と変化が起こりました。
飼い主さんの思い込みはなかなかなくならないものですが、新しい視点で見ようという感覚の高さが犬たちを変えていったのです。
犬のトレーニングの仕組みは、はじめは飼い主の行動に変化を起こすことからです。
そして次に犬の行動に変化が起き、そして最後に犬の内面にも変化が起きてきます。
もちろんそのころには、飼い主の犬に対する見方や考え方も大きく変えられています。
クラスのたびにナノちゃんとひまわりちゃんの表情が落ち着いていくのを見て、確実に環境が整ってきたのだということを知ることができました。
いっしょに楽しく暮らすために迎えた2頭目の犬、ひまわりちゃん。
ひまわりちゃんが来てくれたからこそ、犬との新しい生活が始まったのですね。
これからご家族でいっしょに楽しい毎日を送って下さい!