訪問トレーニングを受講して下さった生徒さんからいただいた【受講生の声】
今回はトイプードルのアイちゃんの飼い主さんからいただきました。
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コロナ禍の中、
しかし、時代の変化が後押ししたのか、予期せずにその時がやってきました。
みんなに愛されるように「あい」と名付けました。
いつかワンちゃんを飼ったなら、学生時代の友人である宮武先生(
でも、ご時世的に
「クレートあったほうがいいよ。」などのアドバイスをたよりに自分なりにネットで調べ、
アイが生後8ヶ月になる頃についにギブアップする事態になってしまいました。
子犬のころはおとなしかった犬が、次第に散歩中に人、犬、自転車、
特に家の近くでは前から歩いてくる人に向かって走り出しその勢いでリードが外れ、
電話で相談すると「私のやり方はチーチーパッパじゃないからね!」と言われ、どう厳しいのかとドキドキしましたが、それはさっちゃんの犬に対する熱量、
撫でて抱っこして、
訪問クラスでいろいろなことを教えてもらいつつもなかなか問題の改善が見えなかった頃は、
しかし、
そして10回目のレッスンでは「まだ完璧ではないけど散歩中の興奮度も減ってきた。私があいちゃんをコントロールできるんだという自信がつき、
レッスンを受ける前は人間目線でしか犬の気持ちを考えていなかったことに気づきました。
長い間、このコは生き辛さに耐えていたのかと思うと胸が痛みます。
毎日お忙しいと思いますが、これからも頑張り過ぎずに、
私とあいも次は七山トレッキングデビュー!
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文章にもあるとおり、あいちゃんは私の大学時代のテニス部の同期です。
しかもずっとダブルスのパートナーを組んでいました。
テニスをされたことがある方ならお分かりのとおり、ダブルスのパートナーはお互いの息があっているかどうかがプレーに出ます。
犬のと暮らしもそんなものではないかなと思うのです。
例えばリードを持って散歩をしているときにも、相手の呼吸を感じながら一体感を感じながら歩くと、相手の状態がよりわかるようになります。
普段の生活の中では、「犬は何を考えているのだろう」といつも受け取りの気持ちを持って接していると真実はすごく見えてくるものです。
犬に対する間違いは最初から飼い主側が犬にしたいこと、犬にしてほしいことを決めてしまっていることです。
確かに犬は可愛がられるために生まれてきたのですが、それだけではありません。
犬は犬として生きていくために生まれてきたのです。
そして当然幸せになる権利を持っています。
大切なのは犬という相手に対するリスペクト、それがお互いの主従関係を作り上げていくのです。
私のダブルスのパートナーなど誰でも務まるものではありません。
彼女だったからこそパートナーになってくれたのだと思っています。
きっと<犬をリスペクトすること>これからますます深みにはまっていかれるでしょう。
訓練士になると決めていたあの青春時代から数十年、こうしてお役にたてて幸いです。