受講生からいただいたクラス参加の感想です。
今回は2代目の犬「リキ」ちゃんを迎えた生徒さんから、家庭訪問トレーニングについての感想をいただきました。
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先代のイヌを家族に迎えたとき当時は全く犬に関しての知識がありませんでした。
犬のしつけ本の通りにしようとするのですが上手く行くはずがありません。
トイレの失敗やいろんな物に対しての破壊行動で『ホトホト』困り果ててた時にグッドボーイハートの宮武先生に出逢いました。
犬との関わり方や社会化について沢山、沢山、学ばさせて頂きました。
初代のコが旅立ち、今回、2代目の『リキ』を迎えるにあたり、ある程度自信があったつもりでした。
しかし〜〜それは過信だと後々分かる事になりました。
前の子とは全く違うリキの行動に『あれ?なんで?どうして?』と悩む日々が続きました。
自分なりに対応しようとがんばるのですが、なかなかうまく事が運ばない事に?マークが並びます。
先代は女の子!
今回は男の子!だからなんだろうか?と自問自答している暇もありません。
犬は目の前にいるし、前に進むしかない日々なのです。
ですが、気がつけばリキが家族になって一歳になろうとしていました。
なかなか解決しない問題に対して、前回の『ホトホト』に加えて『クタクタ』な状態になってしまいました。
そこで、再びグッドボーイハートの宮武先生にヘルプを求める事にしたのです。
リキは先代の犬よりも破壊行動は酷かったです。
加えて食糞の癖があり、他にも、噛み癖、極度の興奮、散歩時の引っ張り、ゲージ内で寝ない等等、問題点を書き出したらなんと14枚!!
カウンセリングで先生に手渡した報告書の枚数です。
『リキの現状がどういう状態になっているのか見てください!』と先生にリキの問題について書き出したプリントをお渡ししました。
と、先生から最初に言われたひとことで、自分が何に悩んでいたのかを気づかせてもらえました。
先生は『犬が何をしたがっているのか見方を変えてください』と。
それまでの私は、リキの個々の一つ一つの問題だと思われる行動に対してどう対処したらよいのだろうか?という事だけしか頭になかったのです。
私はリキという一匹の犬ではなく、一つ一つの彼の失敗だけを見つめてたんだぁ〜〜
そう気づくと少し恥ずかしくなりました。
それからレッスンを重ねて変わっていくリキを見るのが嬉しくて、レッスンが楽しくてなりませんでした。
そして、少しずつではありますが『リキが何をしたいのか?』と考えられるようになりました。
お互いに一歩ずつ歩いていってるような気がします。
リキはハウスにも入ってくれるようになりました。
インターホンのチャイムにも全く吠えず、ハウストレーニングの必要性を十分に肌で感じました。
まだまだリキの社会化学習に向けて、またリキが不安にならないように、私自身もリキと一緒に一生勉強していきたいと思っています。
犬との絆が以前よりもっと、もっと深まった気がします。
グッドボーイハートの宮武先生に再会でき、本当に良かったと思っています。
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リキちゃんの飼い主さんは先代のモモちゃんの一歳ころに出会いました。
本当に長いお付き合いをしていただいています。
その長い間に、自分自身も学びを重ねて間違っていたこともたくさんあることに気づくのですが、それも含めてグッドボーイハートの、そして私の成長を見守りつつお付き合いいただいていることを感謝しています。
リキちゃんはモモちゃんとはまた違った性質や行動の特徴を持っていました。
環境も同じ、接し方もかえていないはずなのにどうして前の犬のようにいかないのだろうかという疑問や不安は誰しもが抱える犬のしつけのお悩みです。
とはいえ、人の子供であっても同じ親から生まれ同じ環境で同じように育てたはずなのにどうしてこんなに違うのだろうと感じられるのは普通のことです。
そう考えると、犬だから同じということはありません。
犬との出会いは、目の前にいる犬と真剣に向きあうことです。
リキちゃんの飼い主さんは、毎回レッスンの時に細かく記した犬の行動リストを提出されています。
こうして犬と向き合う姿勢があれば、犬との関係は確実に変化していきます。
犬が変わらないと不満を漏らしているときには、やはり問題を解決することだけを考えていて、本当に犬の立場に立って考えることができていないときでもあります。
リキちゃんのこれからの成長という変化がますます楽しみになっています。
もちろん一番楽しみにしているのは飼い主さんです。
犬育て、犬との関係作り、犬との時間をどうぞたくさん楽しみ、犬と共に幸せになってください。