毎年オポの命日の12月と重ねて、年末に開催しているオポディ。
準備を整えて楽しみにしてたのに数日前からの雪予報となり、空振りを予測したのに予測が空振りになってしまい、本気の大雪となりました。
早朝ギリギリの決行連絡にも関わらず、スタッドレスタイヤを装備した強者の生徒さんたちや送迎を利用して参加してくださった皆さんに心から感謝いたします。
夜中にベッドの中でざざーという音が聞こえるたびに「ああ屋根に積もった雪が落ちている。めちゃくちゃ降っているな。」と感じながら迎えた朝の風景。
同じ地域の生徒さんもびっくりされるほどのさすが七山の風景です。
今日開催したら雪だから来れない方も出てくるはずとは思ったのですが、雪景色の中ではっきりと思い出したのはオポと歩いた山の風景です。
こんな雪を犬といっしょに体感することはなかなかないことなので、来れる方だけでやろうと決意しました。
人も犬もいつもとは違うテンションで、少しワクワクして寒さもあまり感じられません。
山の中の風景はとても写真ではお伝えできないほど、真っ白でキラキラしてとても美しいのです。
その風景の中を犬と過ごしている時間がきっと愛おしかったと思います。
私はいつもオポとの時間をそう感じていました。
人はみな忙しく一年はあっという間に過ぎてしまいます。
その中で犬といっしょにゆっくりと季節を楽しむ時間がどのくらいあるでしょうか。
山歩きは毎日の散歩とも少し違います。
山は犬のお里です。犬がいなければ分からないのが山。
山は人と犬をつないでくれる場であると考えています。
午後のオポディミーティングでは、特別のバースディイベントもありました。
OPPOAKIくんとはダンナくんのことです。
オポディとかぶったダンナくんのバースデーケーキは生徒さんの手作りの一品です。
あわせて美味しいお菓子、お昼ごはん、お芋、コーヒーの差し入れなどもいただきました。
どれだけ学んでも学びつくせない犬のことを皆さんと一緒に学べる幸せとともに味わいつつ、この一年の犬たちの成長を振り返りながら会はお開きとなりました。
「先生のところで学ばなかったらこんな雪の中を犬と歩くことはなかった。」と生徒さんのひとりがつぶやきました。
わたしも同じ「オポという犬に出逢っていなかったら、こんな山の中で犬について学ぶことはなかった。」はずなのです。
人生で一番貴重なものは出会いだと思います。
ご参加できなかったグッドボーイハートにつながるすべての皆様に、今年もありがとうございました。