不安定なお天気の中で、今月もなんとか晴になったグループトレッキングクラスには神様がついているのかな。
グループトレッキングクラスが初めてのデビュー犬くんもお迎えして、元気に山歩きがスタートしました。
この日はお預かり犬が多くまだ犬たちの関係性も不安定な状態でした。
オポ広場をできるだけ安定した場所にしたいという願いから、トレッキング開始前の準備段階から私も生徒さんの犬たちのリードを一時的に借りて練習に参加しました。
練習内容はいつもの服従訓練です。
犬と規則正しい形で歩く、オスワリ、フセ、マテ、とまれ、などの基本形を繰り返すだけです。
ただ座ったり伏せたりするだけでなく、形がとても重要です。
オスワリのときに体重を落とす場所、フセのときに伏せる形と場所。
歩くときにどの位置にあるくのかなど、きちんとした服従訓練ができるということは犬が人に従う形になるということです。
いつも飼い主に従う関係が出来ていれば服従訓練などはとても簡単なものですが、飼い主に従っているようで従っていない犬はたくさんいます。
おとなしくいうことを聞いて問題のな犬でも、飼い主に従うということとはまた別のことなのです。
服従関係がきちんとできれば、マーキング行動がなくなります。
オポ広場でやってほしくなかったこと、それは犬のマーキング行動です。
マーキング行動をする犬は隙あらば飼い主から逃げます。
逃げても自分の都合で戻っては来る犬がほとんどですが、飼い主と一心同体の群れになってはいません。
飼い主に依存して逃げることができない犬もいます。
依存するタイプの犬たちの中にもマーキングで自己主張する犬がいます。
飼い主に依存はしても服従はしない、ルールは自分が作るから他の犬とうまく関係性を築くことができない。
「わたしがルール」の犬たちの世界も、このオポ広場ではいったんストップです。
朝から私の気合を感じて下さったのか、飼い主さんたちも頑張って下さいました。
今日はマーキングゼロを目指してのトレッキングクラス。
いつも以上にまとまりがあったと感じています。
トレッキングクラス後の対面クラスも盛り上がりましたね。
預かり犬たちのお世話のために犬語セミナーは来月に延期させていただきました。
おかげ様でたくさんの預かり犬たちのお世話が充実した一日となりました。
預かり犬たちを広場にフリーにしたときに、いくつかの犬がマーキングをした痕跡がわかりました。犬が反応するのですぐにわかりますね。
不安の要素を消すためにも、「みんなでひとつ」に近づける時間と空間を作ります。
お預かり犬たちから学んだことは、またブログでご紹介します。
時間がどんなにあっても学ぶための時間が追い付きません。
だからみなさん一緒に学びましょう。