前回のブログで「服従することの尊さ」についてアニメの鬼滅の刃を借りて書きました。
中学校で経論をされている生徒さんから「中学生の男子学生は、社会的に厳しくされることを喜ぶ傾向がありますよ。」と教えていただきました。
小学生までは大人から優しくちやほやされていた子供たちが、中学生になると大人から厳しくされることを求めている、なんとなくわかりますね。
厳しくされるというのは、厳しく必要な行動を要求されているということです。
つまりは、自分がその集団の中で必要な存在なのだと感じられますし、同時にその集団の中で上にあがっていきたいという上昇欲求も高まるはずです。
男子にはその傾向が特に強く、女子は少し違ったかたちの競争ではあります。
それでも青年期、もっともっとと自分を磨いてきた経験を皆さんもお持ちではないでしょうか?
そんな青年期の犬たちとともにゴールデンウィークを七山のオポの学校で犬たちと合宿生活を送っています。
新しいお泊り犬たちも含めて、夜中の3時にクレートをがりがりする音で目覚める、鳴き吠えが続く、ごはん食べないとか、排泄なかなかしななどといった小さな抵抗もあり。
お預かりが慣れている青年期のオス犬たちの抑えきれないエネルギーを満足させつつも抑える必要があり、一方で一番年上になったメス犬ちゃんの自由奔放な行動に振り回されたりもしています。
はじめてのトレッキングの生徒さんたちもたくさんいらして下さっています。
その隙間に、チェーンソーで薪のカット、草刈とテンションが上がりすぎて夜も眠れない日々が続いています。
今はアドレナリンが出ているから感じない背中の痛みも、ゴールデンウィークが終わったあとにドッと押し寄せてくるのでしょう。
ゴールデンウィークのお預かり合宿も後半戦に突入しました。
元気な犬たち、負けなくない私、厳しいですが辛くはありません。
犬たちとともにこうして学び成長する場所と時間があって良かったとただそれだけ。
甘やかされることが本当に犬の精神にとって健やかなことなのかを考えます。
ですが、厳しくするというのは家に閉じ込めておくことではなく、屋外に共に出て自然の中で戦うことです。
合宿後半戦に突入、最後まで全速力です。