前回のブログ記事を読んで、子供教育の現場に長くお勤めの教師の先生からコメントをいただきました。
記事の内容には、普段街中を歩くのを嫌がる小さな子供が、犬といっしょに山歩きをするトレッキングクラスに参加して一時間もかかる坂道を楽しいと言いながら歩いたことを紹介しました。
子供の教育に携わる立場から、子供が山を犬と一緒に歩くという体験は、子供の脳や精神や肉体の健全な発達のためにとても役立つことだという後押しのお言葉をいただきました。
コロナの影響で福岡の子供たちにはタブレットが配布されて子供たちはいつでも気軽でタブレットを見れるようになりました。
このことは子供たちの成長を促進するよりも後退することにつながる可能性の方が高いというご意見も伺いました。
子供はYouTubeを見て時間を過ごすようになったことで、まるでYouTubeにお守をされているようなものだということです。
わたしも同じような考えを持っていたので、とても共感できました。
子供にとって大切なのはYouTubeを見続けることではなくて、自分の体を使ってバランスをとったり、木々に触ったり坂を歩いたり土に触れたり草をむしったりすることであるはずです。
さらに、子供だけが山歩きをするのではなく、犬と一緒に山を歩くことにとても大切な学びがあります。
山歩きでは犬が本来持っている能力を最大限に発揮することができるからです。
そして子供たちは山を歩く「犬」の姿を見て、必ず何かをつかみ取るはずです。
親が説明しなくても、犬が山を歩いている姿が部屋の中でボールを追いかけている姿とは違うということを、ただ見るだけで子供はわかるのです。
そこが大人よりも子供が優れているところです。
小さな犬をおもちゃのように子供が扱おうとするのは、山を歩く犬の姿を見たことがないからではないでしょうか?
犬はもっとすごい動物なのだということを子供たちが知る機会が、犬との山歩きにはあります。
子供自身の成長にも役立つ山歩きを通して、犬という動物について新しい見方をできるようになり、より動物として興味関心を持てるようになれば、子供の生涯を通して犬との暮らしは今までとは全く違うものになります。
実は私は子供時代に犬といっしょに山を歩いた経験がありません。
子供の時にやれなかったことを大人になってやっているようなものです。
小さな子供たちが山を犬と歩く姿を見ていると、本当に羨まして仕方ありません。
グッドボーイハートのトレッキングクラスでは、犬の家族の大人は二名まで、子供たちな何名でも参加できるというルールになっています。
子供たちが犬のことを知れば、犬の世界は変わります。
これからも子供と犬のトレッキングクラスがもっともっと広がるような仕組みを考えていきたいと模索中です。
どなたかよい案があれば、ぜひ教えて下さい。
関連ブログ記事 <初めて犬と山歩きですごく楽しく歩けたのは子供が自然だからです。>