生徒さんのコーナー。今回は宗太郎くんご本犬からいただきました。
通訳は飼い主のお母さんです。
ではどうぞ。
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ボクは宗太郎。2歳7ケ月になるゴールデンリトリバーのオス犬だ。
ボクが1歳3ヶ月のころ、公園で人を咬んでしまって、パパとママが相談してしつけ方教室に通うことになったんだ。
それが、グッドボーイハートだったんだけど、ボクは教室に通うのが本当はイヤだったんだ。
だって、教室は他のワンコの臭いがするし、2階からは他のワンコの鳴き声まで聞こえてくるから、不安で不安でじっとしていることもできなかったんだ。
でも、グッドボーイハートはパパやママも勉強するんだってわかってきたから、ちょっと我慢しようかな、と思うようになったんだ。
そりゃあ、ボクだって落ち着きはないし、臆病だし決してお利口さんじゃないけど
パパもママもボクの気持ちを全くわかってくれないんだもん。
ボクがこんなに、人も犬も苦手なのに、全然逆だと思っていたみたいだし
ボクがきらいな事を平気でするんだ。
これじゃ、ボクだっていいコに育つはずがないよ。
だから、パパもママも勉強してほしかった。
そしたら、ボクもいいコになれると思った。
でも、実際はそううまくはいかなくって。
ボクは人や犬がいると緊張してしまって、グループレッスンやお散歩会では失敗ばかり・・・。
それをみて、パパやママは他の犬とボクをくらべてガッカリしてた。他のわんこの飼い主さんだって、がんばってるって全くわかってないんだから。
いつまで、こんなことが続くのかな?っておもっているうちに
夏になって水泳教室に参加することになったんだ。
パパとママはボクがリトリバーだから、当然泳げるはず!!とはりきっていた。
海は波が高くてちょっとだけ怖かったけど、水の中は気持ちがよくて
がんばって入っていって前脚と後脚を動かすと泳げた!!
パパとママはボクの泳ぎ方がおかしいって大笑いしたけど、なんだかうれしそうだった。それをみたらボクもうれしくなった。
そのときに、パパとママはボクには思いっきり遊ばせていろな経験をさせる事が必要だと思ったんだって。
秋になって、教室は七山へと移った。七山はすごく遠いんだ。
だけど、七山は街の中とちがって、自然がいっぱいあって、空気がおいしくてボクは七山が気に入った。
それからは、トレッキングクラスとか、わんげる・ミーティングとかに参加するようになったんだ。
トレッキングのときは、他のわんこに追いかけられたりして、パパやママのそばを
離れられなかったりするけど、自然の中にいると「ボクは犬なんだぁ~!!」って実感できてちょっぴり自信を持てる気がしてきた。
1月に大雪が降った日のトレッキングクラスは本当に楽しかったな。
あたり1面が銀世界でテンションあがりっぱなしで走りまわったよ。
今は暖かくなって、菜の花とか、桜が咲いていてとてもきれいなんだ。
ボクはすっかり七山がすきになったんだけど、最近になって、ボクは「ボクよりママの方が七山に行くのが楽しいんじゃないか」と思うようになった。
パパはパパで、なぜだか七山に行く前はお菓子をつくるようになったし、
ふたりともGBHに通い始めたのは勉強するためだって忘れているんじゃない?
ボクはちょっとずつだけど成長しているつもりだよ。
相変わらず女の子のワンコには人気ないし、オポ兄には「しっかりしろよ!」って叱られてばかりだけど、そのうちボクだってきっとカッコイイ、立派なオス犬になれると思うんだ。
そのためにもパパとママも、もっとしっかりしてよね!
そんなわけでみなさん、ボクたち家族をこれからもよろしくお願いします。
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かわいい男の子ぶりで、女性の飼い主さんたちには大人気の宗太郎くん。
海や山ではいきいきと体がよろこんでいるのを感じますね。
飼い主さんのお勉強の一歩は“犬の少しの変化でも楽しめるようになること!”
パパもママも実践しているから大丈夫。
今年は3歳を迎えるんだね。大人への扉をあける年。
自然からたくさんの恵みをいただいて、いっぱい輝く宗太郎君をたくさんみせてね。