今年は涼しくて気持ちがいい!と言えるのは山の方です。
日光が柔らかく風が冷たいので日中もなんとかしのげます。
そんな七山でトレッキングクラスを開催しました。
2頭の生後5ケ月齢ほどの子犬たちです。
飼い主さん同士がお知り合いだということで、子犬を対面させることになりました。
他の犬に会うということは子犬を緊張させます。
特に緊張感が高いのはご家庭での生活環境がまだ整っていないときです。
ある程度家庭での生活が落ち着いてから対面させた方が良いのですが完全に落ち着くのを待っていると子犬は成犬になってしまいます。
そこで今回の対面の機会となりました。
犬と犬を対面させるときのルールを説明する。
犬同士の状態を確認しながら接触をさせる。
そのときの犬の行動について飼い主に説明し、犬がどのような状態であるのかを理解していただく。
これが対面クラスの目的です。
行動は一瞬にして終わってしまうので細かいシグナルを見分けることは難しいのですが、ある程度の犬の大きな動きだけでも、犬の状態を説明することはできます。
犬はただ遊びたいのではありません。
犬は自分の安全な居場所に関心があります。
それが相手とどのように変化していくかに関心があるのです。
犬が飛び跳ねているのを見て遊んでいるとだけ思わずに、犬は遊びを通して何を学んでいるのかを考えていくと面白くなります。
人側は面白く観察が続き、犬にとっては人の理解が進むことで社会性が発達します。
こうした対面を細かく見ていただくのが犬語セミナーです。
コロナ禍で今は開催しておらず、オンラインでも開催したいと思いつつも知識も技術もおいつかず実現できていません。
何か新しいことを始めるというのは活力が必要ですね。
犬たちの新しい出会いにもかなりのエネルギーが投入されたようです。
対面後はいっしょにトレッキングに行きました。
これから仲良くなりそうで楽しみですね。
先輩犬たち、よろしくお願いします。