家庭訪問レッスンを利用して近くの山でトレッキングクラス
家庭訪問トレーニングクラスはプライベートクラスです。
このクラスを継続しているひとつの理由は様々な環境に応じたトレーニングが可能になるからです。
今日は訪問クラスを利用して飼い主さんのご自宅のすぐ近くの山にトレッキングクラスに行きました。
オポが生前にもオポを同行させての山歩きクラス、海や川へ水泳教室などを開催していました。
普段のクラス時間60分ではできないので少し時間に余裕がないと難しいのですが、今日はその余裕があったということです。
特に長い間訪問レッスンを続けて下さっている生徒さんの犬ちゃんは、ご自宅ではほとんど問題なく過ごせるようになっています。
レッスン内容はどんどんと高度なものになっていくので、七山でのトレッキングクラスへと移行される方もいます。
しかし普段は車がないなどの理由で七山に起こしいただけない生徒さんもいます。
みなさんのご事情や生活スタイルにあった形で最善のクラスを提案するのが自分の役目です。
犬と犬の社会化とは心地よさを「共感」することから
この日はお預かりクラスで滞在していた犬ちゃんを同行させていただきました。
犬同士の相性、犬の管理にどの程度の影響がでるのか、ある程度の予測が立ちますので事前に相談した上での同行です。
実際に山を歩いてみると、具体的にこのようなところではこうした方が良いとか、リードの持ち方とか、歩き方とか、声のかけ方など、具体的にアドバイスができるのでこちらもとても指導しやすいです。
しかしなんといっても生徒さんと犬ちゃんといっしょにトレッキングクラスをする中で、いっしょに気持ちの良い時間を共有し社会化を高める時間を過ごすことができることです。
犬と犬、犬と他人が仲良くなるということは、お互いを触りあったりはしゃいだりすることだけではない、むしろもっと自然で大切なことがあると思います。
それはやはり「共感」の二文字につきます。
山をゆっくりと歩いて深い呼吸をして、体を十分に使ってリラックスさせ、適度にエネルギーを放出していく過程。
土や緑の臭いが充満する山の空気の中を歩くことで自分の脳の中にひろがるマップ。
いつの間にか近くをいっしょに歩いている人や犬の呼吸を意識していることに気づきます。
大きな空間と見えない敵を意識する中で自分の味方を探しているのかもしれません。
理由はわからないのですが自然とそうなっていくのです。
歩き始めるときには若干お互いをけん制しあっていた犬たちも、山歩きが落ち着きはじめるとそのけん制もなくなります。
本当に不思議な光景ですがこれが真実です。
犬との関係は奥が深いのです。本当に深い。
深まれば深まるほど今まで無知であった自分に嫌気がさし後悔もします。
でも何も知らないで終わるよりは学んで良かった、これが犬についての私の気持ちです。
だからひとつでも知りたい。学びたい。
明日からまた七山へと向かいます。
お預かりクラスが少し続きそうです。
みなさんの知りたいを私が先に受け取る時間です。
七山寒いだろうな、でもとても楽しみです。