連休中にプライベートクラスでトレッキングの練習に来てくださった犬ちゃんたち。
ご家族のみなさんと一緒に山歩きをする時間を楽しみました。
山歩きの移動の道に平坦は場所はありません。
犬の四つ足はそれぞれに違う位置にあって、次に足を置く場所もそれぞれに違う位置です。
犬は歩きながらバランスをとることを学びます。
「学ぶ」と一言でいってもいろいろな形があります。
オスワリやマテを飼い主から教えられるのも学ぶことです。
合図を学ぶことと山を歩く学びは全く違います。
どちらも犬の人との生活に欠かせないものです。
大きな違いは、山を歩く学びには「山という環境」が必要なことです。
ゆっくりと山を歩くことで犬が受け取っているものは、オスワリの行動のようにすぐに成果がわかりません。
犬の中の何が変化しているのか、周囲からはほとんど分からないのです。
だからこそ結果を求めての山歩きは長続きしません。
長く続けるコツは、山を歩くことを楽しむことです。
犬と山を歩くことが楽しいと思えるようになれば、ずっとずっと続けることができます。
犬にどんな変化が起きるのかを知るのはずっと先のことになるでしょう。
今を生きること、今を大切に想うこと。
おそらく犬が毎日実践していることです。
犬には見習うべき習性もたくさんあります。
あと一日、犬といっしょにゆるりとお過ごしください。