福岡では酷暑の犬たちもくたくたになっていますね。
山は季節の流れがはやくてもう秋の気配が漂っています。
はじめてのトレッキングクラスが開催される日は天候がとても心配ですが今回も最高のお天気に恵まれました。
はじめて七山のグッドボーイハートに来た生徒さんたちの感想は「相当の山ですね」。
ほとんどの方が思っていた以上の「山」であることにびっくりされます。
みなさんはグッドボーイハートが唐津に平地の田舎にあると思っているようですが、七山の池原といえば唐津市の中でも一番標高の高いところです。
その分風の通りもよく冷たい風が心地よく流れています。
今回のはじめてのトレッキングクラスに参加してくれた犬くんは山に来たのもはじめて。
生後9ケ月の若さ溢れるやんちゃ盛りの男のコです。
いろんな臭いに興味があって興奮しているように見えるのですが、いろんな臭いを嗅ぐこともできはいほどはじめは興奮しています。
山は全部坂道です。
坂の途中で止まると不安定になってじっとしていることができません。
飼い主さんの方もまだバランスがうまく取れないのでお互いがふらふらと…。
そのうちに安定してくると地面の臭いを嗅ぐ、そして急に動こうとするを繰り返します。
トレッキングに慣れている犬たちの行動とは比較になりません。
リードを持っていてもほとんどもっていないかのようにリラックスして歩かせることの難しさを体験していただきました。
自分さえしっかりとしていれば、犬は次第にバランスを取り戻しそのうちにリードはたるみます。
クラス中も飼い主さんと私ではリードを持つ人によって犬の行動が激変するのを見て飼い主さんは驚いていました。
解決のヒントは犬に求めるのではなく犬のリードを持っている自分にあるということです。
これは犬のしつけや犬との関係作りにおいても重要なことです。
犬に言うことをきいてほしい、落ち着いた犬になってほしいと思うことは構いません。
でも犬の行動を改善していくのに犬にばかり求めても何も変わらないのです。
犬はただ今起きている状態を素直に受け取って返しているだけなのです。
犬は本当にシンプルに表現してくれるすばらしい動物です。
近くにお山があるとのこと、練習してまたクラスにご参加いただくことになりました。
次回のトレッキングクラスがとても楽しみです。
みなさん犬について深い学びをされています。
グッドボーイハートをやってきて良かったと思う瞬間でした。