グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<お預かりクラス>犬ちゃんといっしょに博多の児童公園で自然を感じる

九州各地で豪雨災害の広がる様子がテレビに映し出されています。

有名になられたあのボランティアさんが映像の中で「自然にはかなわない。だから頑張るしかない。」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

自然にはかなわない、時に猛威になる自然に向き合うときに自分は小さな存在だと感じるばかりです。

でも日々は自然を求めている、切り離すことはできないのです。

博多でお預かり中の犬ちゃんの雨の合間の時間に土の上や風のあるところで過ごすようにしました。

博多区といえばコンクリートジャングルですが、自分の住処の敷地には小さな庭があるのです。

そこに七山から持ってきたたくさんの土をいれて今は野草が伸びて生きています。

本当は畑にする予定だったのですが今年はかないませんでした。

でも犬ちゃんたちは結構土の中に虫を見つけて遊んでくれます。

自宅近くにも犬ちゃんと過ごす場所に出かけてみました。

博多で犬のオポと7年間はいっしょに過ごしてきたので、この周辺のどこに公園があってどこが居心地が良いかもよく知っています。

家から一番近い公園も普段は臭いがきつく寄り付きにくいのに、この季節は豪雨によってコンクリートや土が洗い流されて過ごしやすい環境に変わっています。

平日の昼間は公園を利用する人も少ないので貸し切り状態で公園を満喫しています。

貸し切り状態といっても人が少ないだけで、むしろ動物たちはたくさんいました。

そんな中、猫がハトを標的に狩りをしているのを見つけてしまいました。

最初は猫がダッシュしてハトが飛び立ち、猫が1メートルくらい高くジャンプして撮り逃したシーンを目撃しました。

このシーンは撮影できなかったのですが、その後猫はハトをターゲットにした行動をはじめたので動画撮影しました。

(Youtubeのグッドボーイハートチャンネルにアップしていますので興味のある方はご覧になってください。)

その猫の身動きに感動してしまいました。

どうみても過去に狩りに成功した経験のある猫のようで日常的にえさとして狙っているようです。

猫は眼光鋭く、七山でみる野猫とほとんど変わらないような体型です。

コロナ禍で人が屋外に出てくる機会が減ったため、その分は都会に住む野生動物たちが活発になっているようです。

そんな風景を預かり犬ちゃんと見ていて「はーすごい…」と感心していたら、野猫のターゲットがどうやら犬ちゃんの方に移行したようで猫がこちらに歩いてくるではありませんか。

私は立ち上がって気づかぬふりをしてやんわりと歩き出しその状況を回避しました。

少しの緊張感と安堵。なんとなく野生的な体験をした気持ちになって犬ちゃんといっしょに家路につきました。

七山の自然に比べたら何万分の一の自然ですが、ゼロよりは良いと少しでも活動しようと工夫するお預かりクラスになりました。

自然がほとんど残っていない都市環境で見た野猫の狩り行動に感動するのは私くらいかと思います。

動物の機能性を発揮できる環境というのは動物本人にとっては限りなく尊いものです。

でもやっぱり犬ちゃんたちと七山のグッドボーイハートで草刈りしながら過ごしたいです。

空間が広がると時間も広がるから。

距離ができると冷静に見れるから。

梅雨明けを待つばかりです。