犬のしつけを考えるときは、犬が動物として維持し続けるように協力することが飼い主もしくは犬を管理するものの務めです。
犬が動物として維持し続けること
果たしてどんなことだと感じるでしょうか。
犬のしつけ方が犬に負担をかける理由は「人にとって利点があるのか」という観点から考えすぎることです。
人にとって都合が良いという部分と、犬にとって不都合だという部分が重なってしまう場合には、もう一度犬にしてもらいたいことを考えなおすべきです。
犬のしつけ方の向かうべき方向を再構築するということです。
犬という漢字の中央に人という文字が入り込んでいるわけですから、犬はかなり昔から人と共にあったことは想像できます。
そのために人から受けるべきいろんな強制に対して、反発したり攻撃したり許容したりしてきたでしょう。
犬のペット化が急速に進んでしまった現代では、犬はもはや人との折り合いをつけることすら難しくなりました。
犬は人のいいなりになるしかないのです。
だからこそ、犬にとってどうなのかということを考えてほしいのです。
前置きが長くなりましたが、この姿勢こそ大切なものです。
ここがぶれてしまうと形だけが先行してしまいいつまでも魂が入りません。
そして題目に戻りますが、そう考えると「犬がどこで排泄をするのか」と考えたときに答えは明らかです。
犬は屋外で排泄をする動物なのです。
室内トイレは人の都合でしかないことをまず知る必要があります。
また犬は歩きながら排泄をたれ流したりはしません。
犬には散歩中にも適切な排泄場が必要です。
犬の排泄はテリトリーの境界線を示す方法として毎日使われています。
サークルの中で犬にトイレをさせることは、犬に対してあなたは囚われの身なのだと言い聞かせているようなものです。
犬を早くサークルから解放してあげてください。
犬があなたの家族であるならなおさらのことです。
犬はそもそも自由であることを体感する権利をもつ動物なのです。
もうこのことを理解できる人が本当に少なくなったと感じています。
本当に犬のことが知りたいという方、犬のストレスを向き合って解決したい方は、
今からでも大丈夫です。
真剣勝負でいっしょにがんばりましょう。