今月も犬語セミナーを開催しました。
グッドボーイハートのブログを検索ヒットで見つけて下さり、かなり遠方からご参加いただくことがあります。
今回もトレッキングクラスの見学も兼ねて犬語セミナー初参加のメンバーといっしょに午前中の犬たちとのトレッキングを満喫しました。
梅雨も中盤といっていいのでしょうが、湿度も低く気温も安定していて、犬も人も心地よく自然の風と土と緑の臭いをかぎながら、探索行動で共感力を高める時間を持ちました。
犬との山歩きは飼い主の意識がどこにあるのかでその質は全く違うものになってしまいます。
山という自然の中で楽しませてもらおうと受身になりすぎることも、山を自分のスペースとしてわがままに使いすぎることも、どちらもバランスを崩してしまいます。
一体感という言葉はあまりにも漠然としすぎているとは思いますが、ゆっくりとした時間の流れを意識するようにしています。
午後の犬語セミナーでは、人に対して吠えたり咬みつくという攻撃性行動を見ながら、その行動を深く観察し、そして分析してその背景にあるものを探していくという、今回は深く読み取るという形で行いました。
参加者の顔ぶれやスキルによって犬語セミナーの内容を変えていけるのも、少人数制のセミナーならではできることです。
犬に関する学びは、長く続けているといったりきたりしながら少しずつ前進です。
学び続けるうちに不安は疑問、立ち止まり、引き返しがでるのは当然のことです。
前進したいという意欲とエネルギーをもつ者だけが、迷いによって引き返すことをやめ新たな道を切り開いていくのかなと思います。
犬の行動学を学ぶ犬語セミナーは、最初は少しなじみのないものでしょうが、知っていくと動物の不思議に触れることができる味わいのあるセミナーです。
来月は第4日曜日の12時~開催を予定しています。