ウグイスのさえずりが耳に心地よい季節となりました。
比較的苦手な飛び虫たちもまだ活動を開始していないし、
暖かさの中に春風が通りぬけていく、本当に心地良い季節です。
こんな季節はトレッキングデビューのチャンスです。
山を歩くこと、特に犬の成長を目の当たりにして共に歩くことは、どの季節でも喜びでしかありません。
暑いね~といって休憩したり、寒いね~といって立ち止まったり。
ただ、静かな時間がながれていきます。
ところが、まだ行動が不安定で飼い主に依存気味だったり、興奮しやすい、抑制がきかない段階のときには、こちらも集中力が必要になるため、プラスの暑さと寒さは少し控えて体力を温存したいのです。
犬だけでなく、飼い主さんのセンスが上がってくるまでは、十分に注意が必要です。
春と秋は季節的に穏やかです。
秋は以外に生物たちが冬に突入するためにワサワサとして、衝突する事故も生じやすいので案外厳しい季節ではあります。
春の方は、厳しい季節を乗り越えた後ですから、これから暖かくなるというワクワク感と、ようやく孵化した生物や、長い間土にこもっていた生物たちがゆっくりと活動をする時期なので、こちらの方が新しい活動をしやすいなあと感じてしまいます。
6月下旬になると梅雨を迎えます。
春は2月からですが、やっと暖かくなったと思ったときには、あっという間に終わってしまいます。
トレッキングクラスデビューのみなさん、ゆっくりと一歩ずつ、お互いの関係の変化を楽しんでください。
この季節はデビューにはおすすめですが、どの季節も山の空気は動物を本来の姿に戻そうとすることは、間違いありません。