グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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鹿肉ジャーキーのヤクトさんの試作品ができました:骨を与えるときに注意してほしいこと

大分の竹田市でつくっている鹿肉ジャーキー「やまごち」を販売しているヤクトさんから、試作中の商品をいただいたのでご紹介します。


●骨シリーズ

ときどき譲ってほしいといわれることがあるからということで準備されている骨シリーズが2個でした。

ひとつめは肩の部分です。
手の平くらいのサイズです。全部食べられそうにみえるのですが、実はしゃもじのようになっている形の周りが軟骨になっているだけで、中心部はしゃぶるくらいです。全部食べてしまう犬はいないらしいです。

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次は脚の骨です。
中心に骨の髄がはいっているので、ここが大好物なんですよね。
でも骨自体はとても硬いです。サイズは手の平くらいの長さです。

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●内臓シリーズ

ひとつめは肺です。
空気がはいっているのでパフパフしていますね。
とても人気があるとのことでした。

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こんどは心臓です。やはり色が濃い、血液成分が多いということです。

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●鹿の角

角の片方で30センチくらいの長さがあります。
犬が少しずつ食べることもあります。捕る時期によって中が空洞になっているとのことでした。
とてもきれいですね。このサイズで2500円くらいになるそうです。

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 いただいた命は全部役立てたいいうヤクトさんの商品作りは、少しずつ新しい商品に変わっていくようです。骨はサイズによって多少金額が違うそうです。内臓関係は試作段階ですが、犬たちの食べ具合によっては商品化も近そうです。試作品はグッドボーイハートで犬たちに食べてもらっています。


●骨を与えるときの注意点

 ここからは硬い骨類を与えるときに注意してほしいことです。まず骨を与えるときは十分に注意して与えてください。骨を与えることによる事故やトラブルはたくさん発生しているからです。注意して与えてくださいという文言はどんな骨商品にも記載されています。ところが、何を注意していいのかわからないので与えるのはなかなか難しいでしょう。犬は動物だから食べないものは食べない、食べるものは食べるだろうと犬に判断させるとトラブルになってしまいます。

 そのトラブルはこんな理由から起きます。
1 犬は遺伝的に顎の強さが変化しており、すべての犬が顎が上部なわけではない。

2 犬はストレスがかかるとかじる行動が多発し、硬い骨でも無理をして噛むため歯を欠損する恐れがある。

3 かじる行動は少しずつ起こるためわかりにくいが、年齢をたってみると歯が磨耗してなくなっていることがある。

4 途中で取り上げるつもりの骨の一部を飲み込んでしまい喉につからせる危険性がある。

トラブルとしてはこんなことがあります。
 特にストレスが強い犬はかじる行動が強いため、どうしても骨をかじらせたくなります。そうしないと家具をかじったり、自分の手足をなめたり、吠えたりするストレス行動が出るからです。とはいえ、骨をかじる行動がストレスの回避行動であれば、犬は必要以上に、また自分の能力を超えて骨をかじるためトラブルが発生する可能性は高くなってしまいます。

 犬はかじることで満足感を得やすいので骨を与えたいという気持ちになってしまいますが、犬が少しでもストレスがかかっていると感じられる状態のときは、大きな骨を与えるのは控えてください。また遺伝的にストップ(鼻先までの長さ)が短い純血種、マズルの細すぎる純血種、歯のかみ合わせの悪い純血種の犬たちには硬い骨は危険性が高いので、選ぶときには慎重にお願いします。


 硬い骨が食べられない犬にも、いろんな部位のジャーキーは与えられます。安心して与えられるものをオヤツやフードのトッピングとして使ってください。ヤクトさんの商品はまた新しい展開があるようです。今からとても楽しみです。

サンプルもたくさんいただきました。
お友達の犬たちにプレゼントしたい方にもお渡ししていますので「サンプル下さい!」とお声かけください。

dav








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犬語セミナー開催のお知らせ<福岡校>&<七山校>

近日中に開催される犬語セミナーの日程をお知らせします。

・グッドボーイハート七山校開催 (佐賀県唐津市七山)
2017年5月28日(日)14時~16時

・グッドボーイハート福岡校開催 (福岡市博多区住吉)
2017年6月4日(日)14時~16時
※あと数名で定員になります。
追記 福岡校開催は定員に達しました。福岡校での平日クラス(金曜日夕方)の参加者を募集していますのでお気軽にお問い合わせください。(2017年5月15日)

どちらも事前予約が必要です。
始めてご参加の方は、お手数ですがグッドボーイハートホームページお問い合わせフォームよりご連絡ください。

犬語セミナーは犬のコミュニケーションを自分で読み取る力をつけるためのクラスです。
2時間の短い時間ですが、毎回参加者のみなさんと真剣に深く読み込んでいます。

どうぞお気軽にご連絡ください。


dav


Posted in お知らせ

ホームページ更新しました:Skype通信講座、犬の訪問介護、預かりクラス、留守のお世話代行サービス

以下の新しいクラスとサービスについてホームページ内容をアップさせました。


■Skype(スカイプ)通信講座クラス
Skype(スカイプ)でトレーニング・行動カウンセリング・行動学クラスを
受講することができます。

遠方で家庭訪問クラス・通学クラスを受講できない飼い主さんや、犬を飼っていないけど犬のことをもっと学びたい方のためのSkypeを利用した通信クラスです。


■犬の訪問介護・犬の預かりクラス・留守のお世話代行

・犬の訪問介護
病気や年をとった老犬にお世話や介護が必要になったとき、
ご家庭を訪問して犬のお世話・介護をします。
飼い主さんが不在のとき、在宅のときにもお手伝いします。


・犬の預かりクラス ※このクラスの対象はグッドボーイハート生のみです。
家庭的な安心して過ごせる犬の預かり場所としてグッドボーイハートがお役に立ちます。飼い主さんがいなくても楽しく過ごせる自然あふれる環境で、犬がリフレッシュする時間を提供します。

・留守中のお世話代行 ※このクラスの対象はグッドボーイハート生のみです。
グッドボーイハートの犬育て、犬との暮らし、しつけ・トレーニングを通して
飼い主さんをサポートするためのサービスです。

グッドボーイハートは、犬と真剣に向き合い、人と犬が共に豊かに生きるためのサポートをいたします。詳細についてはお気軽にご相談ください。


散歩代行

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春のプレゼントのお知らせ:クラス参加の方へ先着順「スープ用鹿骨プレゼント」します。

3月で猟期を終えた鹿肉ジャーキー販売のヤクトさんから
「鹿の肉がついている骨が余っているから購入してもらえないだろうか」という相談を受けました。

骨は与えるには少し大きいです。
慎重な犬だったらしゃぶって遊ぶでしょうが、洋犬は無理にでもかじろうとするためすすめられません。

煮込めばスープとボロボロに落ちる肉が取れるらしいのです。
とはいえ、手間もどのくらいかかるのかわからず、すぐに購入されるかたもいないでしょう。

ということで、グッドボーイハートで少し購入してお手伝いすることになりました。
購入したものを先着順でプレゼントしていきます。

条件は以下のとおりです。

本日よりグッドボーイハートのクラスを受講される方
犬に手作りゴハンを与えたことのある方
犬に与えたあとの感想といくらだったら買いたいと思うかなどの感想を教えてください。
数がなくなり次第終了します。
絶対欲しいという方は直接グッドボーイハートにメール連絡をいれてください。

冷凍庫がいっぱいなので、できるだけ早くみなさんに配ります。
来校で受講の方は保冷剤などをお持ちください。


dav

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犬語セミナー開催のお知らせ:福岡

以下の日程で犬語セミナーを開催します。

日時 2017年4月16日(日)
   10時~12時

場所 グッドボーイハート福岡
※駐車場は近くのパーキングをご利用ください。

参加費 お一人 2500円
定員有り

お申込み方法 グッドボーイハートへ直接お問い合わせください。
はじめての方はホームページのお問い合わせフォームよりご連絡ください。


dav
七山のしだれ梅が開花しました。

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3月の犬語セミナー開催のお知らせ

3月の犬語セミナークラスは以下のとおり開催します。

2017年3月26日(日)
場所 グッドボーイハート七山校
時間 12時~14時
終了後にお茶会あります。お時間のある方はご参加ください。
参加費 おひとり2500円

以下のメールもしくは電話でお申込ください。
info@goodboyheart.com
goodboyheart7@gmail.com
TEL:092-409-0749

犬の行動について楽しくじっくりと学びましょう。
千里の道も一里からです。
少人数制のセミナーなのでお気軽にご参加ください。

dav

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2月の犬語セミナー開催のお知らせ

今月の犬語セミナー開催のお知らせです。

2017年2月26日(日)
時間 12時~14時
参加費 おひとり2500円
場所 グッドボーイハート七山校

参加資格 犬語セミナーはどなたでもご参加いただけます。犬は同伴できません。

少人数制でディスカッションしながら進めるセミナーです。
犬のことがよくわからない方でも、犬を飼っていない方でもご参加は歓迎いたします。

グッドボーイハートメールアドレス→ info@goodboyhaert.com
もしくは問い合わせフォームよりお申込ください。

dav

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熊本県動物管理センターの支援活動について

熊本地震以来、熊本で被災した犬猫とその飼い主さんたちを支援するために発起した熊本被災ペット支援ネットワークの活動は今年の3月末をもって終了し会を解散いたしますのでお知らせいたします。
バザー用品の受付は2月末を持って終了させていただきます。
長きに渡りご支援をいただいた皆様、ありがとうございました。

今日は支援を続けてきた熊本県動物管理センターの状況についてお知らせすると共に、みなさんに考えていただきたいという主旨で現在私が知りえていることと個人の意見も述べさせていただきます。

熊本県内の被災ペットの状況はまだ継続しているようです。被災ペットといっても飼い主のいない犬猫ではなく、飼い主さんが住居の立替や転居により、一時的に預かりを委託していたり飼い主さんと同伴して一時施設に住んでいる犬猫のことです。熊本県が窓口となって対応に当たられています。

熊本被災ペット支援ネットワークの会は、当初被災ペットの支援活動として立ち上がったのですが、多くの活動は熊本県動物管理センターに収容が続く犬猫支援のための活動でした。みなさんからいただいた資金のほとんどが同施設で活動をしているボランティア団体フィリアに物資支援として提供いたしました。詳細は毎月はじめに同ネットワークの会のブログで公開している収支報告でご確認ください。

熊本県動物管理センターに収容されている犬猫のうち昨年10月までに収容されたものについては被災犬猫として扱われています。実際には、猫はほとんどが子猫のときの収容され、犬も飼い主が被災したことによりはぐれた犬というわけではありません。熊本県の10箇所にある保健所に持ち込まれたり捕獲された犬たちのうち、保健所で引き取りがなかった、新しい飼い主を見つけることができなった、収容スペースがない、譲渡対象とされなかった犬猫たちです。

昨年春から譲渡会の開催や動物管理センターからの直接譲渡を始める予定で計画を進められていたようです。その矢先の4月14日に熊本地震に見舞われ、通常業務として行っていた殺処分を停止し、収容数は増え大変な混乱に陥ったというわけです。熊本県動物管理センターには収容施設が整っておらず、屋外に犬舎を設けたり猫舎用のプレハブを立てたりすることにも大変時間がかかっていました。地震の被災によって人の生活のために資金や人手をとられ、動物の方にはなかなか目が向けられなかったことと、他の地域に比べて犬猫の再譲渡や処分を減らすためのシステムがなく活動も遅れていたと感じざるを得ません。

同施設で12月末までに収容した被災犬猫たちは、来月3月を持って被災動物としての扱いを終了し、通常の収容されている犬猫と同じ扱いになります。どういうことかというと、どの動物管理施設でも各行政(県の場合には県行政)の決めた基準を元に、新しい飼い主を見つける譲渡対象動物とされた犬猫には譲渡先を見つける活動をする、譲渡対象とみなされたなかった動物については殺処分ということになります。

殺処分という言葉を聞いただけで胸が痛くなる方もいらっしゃると思います。ですが、この現在の状況を理解しなければ、自分たちにできること必要とされること、改善されるべきことを考えることもできません。ですから、一方的にこうしたシステムを避難するだけでなく現実をきちんと見ていただきたいのです。

昨日の熊本日日新聞に熊本県動物管理センターで殺処分が再開されている内容の記事が掲載されました。数字については実際に記者の方が行政に確認された上でのことですから信憑性のあるものです。以下がその記事です。

<熊本日日新聞2017年2月11日朝刊掲載>
熊本県、犬の殺処分再開 昨年12月、「収容能力超える」 
 熊本県が熊本地震後に保護した犬について、病気などで譲渡が難しい個体に限り、見送っていた殺処分を昨年12月中旬に再開したことが10日、分かりました。保護・収容している県動物管理センター(熊本市東区)や県内10保健所の収容能力を超えたため、「やむを得ない」としています。
 県によると、10日までに犬計67匹を麻酔薬で安楽死。それでも同日現在、犬121匹、猫58匹を保護。通常の収容数である犬約10匹、猫約35匹を大きく上回っています。
 猫の殺処分は見送っているます、子猫の保護が増える春の繁殖期を前に「猫も殺処分を再開せざるを得ない状況になるかもしれない」としています。
 県は地震後、保護した犬や猫を「被災ペット」と位置付け、ボランティア団体などと連携しながら飼い主を探したり、新しい飼い主へ譲ったりしてきました。
 昨年末時点では、保護した犬861匹のうち710匹、猫1163匹のうち718匹を返還・譲渡。同年12月に策定した県政運営の基本方針「熊本復旧・復興4カ年戦略」でも「犬猫の殺処分ゼロを目指す」としていました。
一方、熊本市の市動物愛護センター(同市東区)は昨年4月から今年1月末までに、犬・猫計586匹を保護し、531匹を返還・譲渡。9日現在、計77匹を保護しています。これまで病気の治る見込みのない猫に限って16匹を安楽死させたといいます。=11日朝刊24面、太路秀紀、中尾有希記者
<ココまで>

まず、頭数についてですが、熊本地震が起きたことがきっかけで犬猫の収容頭数が増えているわけではありません。
平成27年度熊本県の犬の収容頭数は1518頭、うち殺処分数は267頭です。昨年は4月14日の地震直前まで殺処分を行っていましたのでその数が殺処分数に入っています。記事にもある被災後に変換譲渡されている数の中には、他の県や市、ボランティア団体や個人への譲渡が入っています。たくさんの支援の手を集めて数字だけでみても、非常に多くの犬猫が譲渡されていることがわかります。

実際、熊本県は一昨年の平成26年にはは昨年の倍近い数の合計で3830頭の犬猫を収容し975頭を新しい飼い主へ譲渡、2524頭を殺処分しています。地震の起きる前の年の方が収容数も非常に多かったという事実があります。

被災により支援の手が集まったにも関わらず、なぜ現在でも収容頭数が上がっていくのでしょうか。この数は被災した飼い主のいる犬猫ではなく、生活の中で飼えなくなり放棄される老犬、子犬、成犬たち、猫についてはほとんどが子猫です。熊本県という地域が、飼えない犬猫を減らすための活動が追いついていないという現実に眼を向ける必要があります。

処分された犬猫は、人が飼うことが難しい人に慣れない野犬、攻撃性を示す動物が主な対象となります。先日の山口千津子先生の動物福祉セミナーの講演の中にもありましたが、収容頭数を過剰に超えて動物を収容することは、動物にストレスを与え精神的な苦痛を与えながら生きながらえさせることになります。特に犬は多数で集まることが苦手な動物です。猫のようにケイジに入れられて大人しくしているということはありません。ケイジはさらにストレスになることもあります。収容時にストレスがかかると動物の行動状態は悪くなり性質にも影響を与えます。そうすると新しい飼い主を探すことも難しい、収容管理する職員にも負担がかかりストレスが上昇する。結果、犬猫が適切に新しい家庭に戻ることは難しくなるという悪循環を生み出します。

犬の場合には大半が成犬や老犬です。中には大人しくどうして捨てられたのだろうという犬もいます。理由はさだかではありませんが、子犬のときは可愛かったけど飽きた、引越すから、いうことを聞かない、吠えるなどの問題行動もそのひとつであることは間違いありません。

上記の熊本の新聞にあるとおり、今回の殺処分は麻酔による安楽死とのことです。最後は負担をかけさせたくないという動物の世話をされてこられた方々の熱意による行為です。麻酔による安楽死は人の手によって行われます。実際に業務としてどの地域でも行ってくださる獣医師の方々は、大変な精神的な負担を受けながら仕事を従事してくださっています。本当に大変な職務であると思います。

犬を飼う方は、犬を飼うということがとても難しいことであるということを事前に知った上で犬を迎えてください。
すごく犬のことを大切にしていた風だった飼い主さんでも、いきなり犬を手放してしまうことがあります。「自分は大丈夫」は危険な考えです。逆に本当に自分は犬が飼えるだろうかと悩むくらいでちょうどいいと思います。

私たちひとりひとりが考えるべきことは、飼い主は自分の犬猫を動物福祉の視点から見ても十分に満足がいくように犬猫に成長と発達の機会を与えて生きる機会を提供できているかということです。その上で、繁殖については本能を満たすことはできません。人が飼う動物はすべて生殖数の抑制をかける必要があります。不妊去勢手術はそれだけが目的ではありませんが、屋外に出て行く猫に関してはどこで子猫を生むかもわかりません。餌を与えるなら不妊手術は餌を与えた方の責任で行ってほしいものです。

犬の飼い主さんにお願いしたいことは、もし自分が死んでしまい犬が残されてしまっても、犬の行動は安定しており、吠えやかみつきや無駄ほえなどがなく、他の人や犬に吠えたりすることもない、精神的に健康な犬でだれもが飼いたいと思ってくれる犬なのかどうかを考えてほしいということです。

国内の犬猫の殺処分数は各行政や地域のみなさんの努力により、確実に減っています。犬猫の殺処分数は一昨年の10万匹からさらにおち昨年は9万匹まで減少しています。これに反してペット販売業者の申請によるペットの販売数は一年前より10万頭増えているという記事も先日新聞で公開されていました。この数字が信憑性のあるものならば、日本はいずれ純血種の国となり雑種犬は希少種になるのかもしれません。いずれにしても、犬猫の未来はひとりひとりが望んだとおりになるのでしょう。


追記2017年2月17日:熊本県動物管理センターでの被災動物扱いの期間が間違っていました。正しくは4月14日以降に2016年10月までに収容された動物が対象となります。訂正してお詫びいたします。

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熊本被災ペット支援ネットワーク
http://kumanimal.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

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熊本県動物管理センター主催「子犬の譲渡会in博多の森ドッグパーク」

熊本県動物管理センターの子犬(生後4~5ヶ月程度)の譲渡会が福岡市で開催されます。
熊本の被災犬ではなく通常の保護で同施設に引き受けされた子犬たちです。
譲渡会の詳細については以下のとおりです。


「子犬の譲渡会in博多の森ドッグパーク」


日時:2017年2月26日(日)11時半から13時

受付:当日11時半から12時までに済ませてください

場所:博多の森ドッグパーク 第2伝道場

    福岡市博多区月隈1丁目7番地

    福岡空港滑走路横 駐車場完備

    http://www.doubutsumura.net/dogrun_hakatanomori/


*当日参加する子犬は、健康状態などを考慮の上、前日までに決定します。

主催:熊本県動物管理センター  (TEL 096-380-3310)

協力:動物愛護団体フィリア 熊本被災ペット支援ネットワーク

お問い合わせは 動物愛護団体フィリア 田尻携帯までTEL 090-6893-2756


ここからはグッドボーイハート宮武からのお願いです。
以下のお願いは今回の譲渡会だけでなく、子犬の譲渡会は子犬を引き取ろうと考えている方のすべての方に読んでいただきたい内容です。

子犬の譲渡会は成犬の譲渡に比べて、子犬が単にかわいいという理由で安易に引き取ってしまう方がいますが、決して暗にあ気持ちで引き取りをしないでください。善意で引き取ったとしても、その後生涯にわたりその犬が犬という
動物として基本的な欲求を満たしながら豊かに幸せに暮らしていくためには大変な時間を必要とします。
実際にそうやって、成犬になってから「引越しで、仕事で、病気で、吠えるから、面倒だから…」とあらゆる理由をつけて飼われなくなった犬たちの数万頭が一年間に国内で殺処分(安楽死を含む)されています。

以下の注意事項を読んでいただき、それでもぜひという方は会場にお越しください。
また、お友達や犬を飼おうと思っていた方で真に子犬育てに向き合える環境と気持ちをお持ちの方におすすめいただければと思います。

注意事項
はじめに…犬の飼育は終生飼育することが鉄則です。現在、各行政の窓口になる保健所では、その多くで「不要な犬を引き取る」業務を行っていません。これは法律の改正により行政側に愛護の立場から「引き取りを拒否する」権利を与えられているからです。ネットなどでの里親募集でもなかなか新しい飼い主が見つかりません。見つかるのは小型犬や純血種ですが純血種も最近は見つかりにくく、特に問題行動のある犬、老犬、病気の犬に新しい飼い主を見つけることは困難なことと思ってください。

・幼稚園生以下の小さな子供さんがいらっしゃるご家庭での子犬育てはおすすめいたしません。
成犬の安定した犬を探してください。
・サイズが10キロ~15キロくらいになる子犬たちで、日本の雑種犬です。
戸建てでお庭のあるご家庭の方におすすめします。

・毎日家族が7時間以上、仕事などで自宅をあけられる方には子犬育てはおすすめしません。
成犬の安定した犬を探してください。

・現在、犬を飼育している方にはおすすめしません。
犬との相性を見ることもできず、もし相性が悪くても熊本県に返すことはできません。
先住犬との相性をみてから決めたいなら、各地域にいる保護ボランティアさんの犬をお探しになる方がいいでしょう。もしくは、ネットで個人的に捜されている方は時間をかけていますので、譲渡会よりもお勧めいたします。

・おひとり暮らしの方は保証人がある方のみでお願いします。
おひとり暮らしの方で飼えなくなってしまうと犬は行き場を失います。
行政は引き取り拒否をし、保護団体は犬猫の保護でいっぱいの状況です。
結局親戚の家などにつながれて誰にも愛されずに生涯を終える飼い殺しにつながる可能性もあります。

・犬の引取り後には登録と狂犬病予防接種が義務付けられています。6千円くらいです。
その後、不妊去勢手術をすることをお勧めします。病院によって異なりますがオスは2万円以上、メスは3万円以上が必要になります。
その他、フィラリア予防、ノミダニ予防、など、犬には毎年一定の医療費が必要です。

・犬を飼うと外出ができなくなります。ドッグホテルなどに預けるには、預かり時にストレスのかからないような一定のしつけを行う必要があります。毎日の生活の中で見に付けられることですが、犬をきちんとしつけられる方は犬の立場にたって理解を深め、いつも拘束管理されて不自由な犬たちに実に多くの時間を使われています。本当に犬と過ごすことが飼い主にとっての喜びでなければ、毎日のお世話は苦痛になってしまいます。

・日本の雑種犬たちは、愛玩犬として繁殖された犬ではありません。
大変学習能力が高く、またどこか狡賢いキツネのような態度を示し、でも図々しいタヌキのような一面ももつ、この日本の雑種犬たちはとてもたのしいものです。
環境の変化に大変敏感です。飼育場所が屋内の場合には目隠しなどで周囲との距離がとれて、外を通る人が見えないなどの配慮をお願いします。散歩中は刺激に対する反応が高く(好奇心が旺盛で同時に警戒心も高いためです)、社会性が育ったり落ちてくると飛びつきや吠え、強いストレスでは威嚇も生じることがあります。時間をたくさん使った社会化練習を必要とします。
室内で飼育される場合にはさらに注意が必要です。幼いころに接触が多すぎると(触りすぎる、抱っこ、抱きしめ、など)接触障害といって、人をみて興奮、鼻を鳴らす、吠える、とびつく行動が強く残ります。甘えのままで終わる愛玩犬とは大きな違いがあり、特定の人には興奮して飛びつくなめるなどを行う反面、他の人々には吠える威嚇するなどの全く逆の行動を示すので混乱されますが、これらは犬としては同じ行動です。片方には過剰に執着、片方には過剰に遠ざける社会化が未熟のまま生後6ヶ月の成犬となるとここから興奮はエスカレートします。

上記の行動は、うまく犬をしつけらえなかった場合に起きてしまいます。これらの雑種犬たちは、冒頭でお話ししたように、大変賢くもの覚えもよく、思慮深さを教えることもでき、人との服従関係に敏感なため人をよく観察して落ち着くことを学べるすばらしい犬たちなのです。人としてどのような姿勢で向き合うかを問われる犬らしい犬、私は個人的にとても魅力を感じます。


厳しいことをたくさん書いてしまい、少しドキドキされたかもしれません。
子犬を見て「カワイイ!」と興奮して安易に子犬を引き受けてしまい、犬も飼い主も不幸になってしまった例をいくつも知っているため、子犬の引き取りについては本当に慎重にお願いしたいのです。

生後5ヶ月ともなれば子犬ではもうありませんね。
来月には成犬となるこの犬たちに、よい飼い主さんとのご縁がありますように。




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ラジオ番組「月下虫音」に出演のお知らせ

大田こぞうさんがパーソナリティをつとめるラブFMのラジオ番組「月下虫音(げっかちゅうね)」に出演します。

2017年2月12日(日曜日) 夜10時~11時の間の40分くらい

出演しますというよりも、今回の分は録音したものです。
録音場所はグッドボーイハート福岡、通称「犬小屋」で行いました。

番組の冒頭でも大田こぞうさんが「自分の録音場所は「虫かご」という名前がついているから先生のところはクレートでいいですよね」とふってこられたので大慌てで反対して「犬小屋」にしてもらいました。

私の中で犬小屋はスヌーピーが寝ている白い壁に赤い屋根のかわいい犬小屋であり、さらに寝ている場所もやはり犬小屋の上でゆっくりしたいというイメージです。

今回の番組の中でも、大田こぞうさんがみた自由な犬(法律違反にはなりますが、まだそんな犬がいるのかな?)という不思議な犬の話しを楽しそうに語っています。

スヌーピーはなぜ犬小屋の上に寝ているのかという話が、マンガのどこかに出てきたのを覚えています。
相当のスヌーピーファンでないと見逃してしまう話ではありますが、実はスヌーピーは閉所恐怖症なので犬小屋で寝ることができないのです。

他にも妄想癖があっていろんなものになって冒険してみようとします。ときどき海賊のような格好をしているのも妄想遊びのひとつで、犬は相当時間があるものだと思われそうですが、実際にスヌーピーのように自由に行動できるような犬は生まれ故郷のアメリカにも存在しないでしょうが、作者にはそんな願望があったのかもしれないなと勝手に想像してしまいます。

ちなみにですが、私はスヌーピーによく似ているといわれます。
アニメのキャラクターでさらに犬なのに??ですよね。
そんなに鼻が目立って大きくもないし、自分では全く似ていると思いませんが、ほとんどの人が納得されます。自分があこがれているものに近づいていくとはいいますが、6歳のころから毎日スヌーピーのぬいぐるみを眺めていましたので、いつの間にか似てしまったのかもしれません。

実際のところ他人とは思えません…。

 

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