グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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一度は死にかけた博多の庭に再び自然の命が戻ってきた!

先日、博多の庭の柵にツタが成長してはっているのを発見して凝視しました。

これ、どこかで見たことがある。

確か七山にも同じようなものがあったはず。

近づいてみるとそれはむかごでした。


昨年、七山の土を大量に博多の庭の畑にもってきたのですが、きっとその中に種が入っていたのでしょう。

博多の庭を自分と犬たちの癒しのために、できるだけ七山の自然に近いように変えていきたいと願っていたので、私にとってはビックプレゼントでした。

一度人工的になって自分の感性をゆさぶるようなものは何もなくなってしまった作られた庭が、どこにでもあった日本の風景のような庭になるまでには時間がかかります。

何十年もかかるかもしれないし、いつまでここに住めるのかどうかわからない、そんな理由はどうでもよいのです。

やっぱりチャレンジしてよかったと思いました。

結果がでないかもしれないことにチャレンジする精神を、いつ身に着けたのかはわからないのですが、じっとしてはいられない性分を役立たせるかどうかは自分次第です。

そして、すごいものを見たのです。

なんと、今年は博多の庭にトンボがやってきました。

あの博多のど真ん中にまだトンボという生物が存在していうことすら知りませんでした。

実は、人工的な庭であったときほど大量の蚊が発生していたのです。

自然の土を植えてから蚊が以前よりも少なくなったと感じていました。

いろんな生物が戻ってきて、いっしょにトンボもも戻ってきたのですね。

庭の手入れはまだまだ続くし、毎日の水やりも大変です。

七山に来ているときには庭が枯れてしまうし、小さな庭での戦いはまだ続きます。

それでもいいのです。

犬たちがこの庭に遊びにきて、草を食べて土を嗅いで遊んだり寝転んだりしているのを見るだけで、それだけで十分に癒されています。

博多の庭でかくれんぼする柴犬の小鉄くん



 

 

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犬がずっと自然へのガイド役であるためのトレッキングクラス

梅雨らしい雨も降らないのに山では夏蝉のジーという声が聞こえ始めました。

小鳥たちの鳴き声もそろそろ終わり、もう少し雨が降ったらいいなというこの頃。

6月末にもお天気を心配する中、すごく心地のよい空気と冷たい風にあたりながらグループトレッキングクラスを開催できました。


なぜトレッキングクラスをしているのか?

トレッキングクラスとは犬と山を歩くクラスです。

実は家庭犬のトレーニングスクールを始めたときは、犬と山を歩くことなどあまりにも普通のことだと思っていました。

ところが、クラスを通して犬のことを飼い主さんにお伝えしていく中で、犬と山を歩くことを知らない飼い主がほとんどだということがわかったのです。

そこで「犬と山を歩くクラス=トレッキングクラス」を作りました。

グッドボーイハートが福岡市博多区から唐津市七山に移転したことで、犬と自然についての学びはどんどん深まり、トレッキングクラスの内容もかなり変化してきました。


 

犬が人のそばで果たしてくれる本当の役割とは

今言えることは、犬は人と自然をつないでくれるガイド役として私たちのそばにいてくれるということです。

人は自然なしでは生きていけません。

人という動物も自然のひとつであるし、水や風、新鮮な空気、土、そして多くの人から嫌われる昆虫だって、現代の文明のある生活を支えています。

ところが人工的な都市生活の中では、自然とのつながりが途絶えてしまいます。

人と人の間だけで起きていることに執着すると、人や病んでいくような気がするのです。

それを助けてくれているのが、犬という存在です。

犬の存在によってたくさんの人々の心が救われているのが、犬が癒しの存在であるからですが、それは単にかわいいという単純な作用ではありません。

犬が自然の一部として人のそばにいるからです。


 

犬を人にしてしまうと病気になるって知ってますか?

その犬を自然から切り離して人の方に寄せすぎてしまうと、犬は病気になります。

人の方に寄せすぎるとは、犬を人として育てることです。

もしくは犬を人のように扱うことです。

身体の病気になることもあるし、感覚や行動の病気になることもあります。

病気になった犬たちは病院かドッグスクールに行くことになるでしょう。

ストレス行動が繰り返されることもまた犬の精神が少し病んでしまった証拠なのです。


 

犬が犬として健康であるためのトレッキングクラス

トレッキングクラスは犬が自然とのつながりを忘れずにいるための時間です。

同時に、自然とのつながりを人に教えてくれるガイド役として活躍する場でもあります。

トレッキングクラスは人が犬に何かを教えるためのクラスではありません。

トレッキングクラスでは他のクラスと同じようにおりこうさんとほめる必要もありません。

むしろ人の方が「上手に歩けたおりこうさん」と犬からほめてもらうことくらいでしょう。

いっしょにがんばった、犬を通して何かを感じた、共感できた、気持ちよかった。

そんな時間を持つことがトレッキングクラスの目的です。

 

グループトレッキングは来月も開催します。

お写真はすべてトレッキングクラスに参加してくれたガイドちゃんたちです!

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週末はトレッキングデビューで山はとても賑やかでした。

週末の山は気温もほどよく苦手な蚊もあまりおらず風は涼しい、とても過ごしやすい天候に恵まれました。

トレッキングデビューさんたちがたくさんいらしたので、コンディションが良くて助かりました。

小さな赤ちゃんを連れてのご家族で、赤ちゃんも背負子に乗ってトレッキングしました。

お若いご夫婦に連れられた生後5ケ月の子犬ちゃんのトレッキング。

お父さんとグループトレッキング前の練習のためのトレッキング。

子供たち4人といっしょに大人数でのトレッキングデビュー。



性別も年齢も暮らしている環境がそれぞれに違う犬たちが、こうして飼い主さんと一緒にトレッキングに参加して下さる機会は私にとってのご褒美です。

たくさんの生徒さんたちがグッドボーイハートのクラスを受講して下さいます。

まずは家庭訪問レッスンでの環境整備から始まり、日常生活を安心して過ごしていけるように犬の習性やしつけについて学んでいただきます。

一定の基盤が出来上がったらトレッキングクラスにもご参加いただけます。

しかし、みなさんなかなかお忙しいようで家庭訪問レッスンを受けられてもトレッキングクラスには参加されないことも多々あります。

お預かりクラスを利用して飼い主さんの代わりに私が山遊びを犬と楽しんだりする機会はいただくことがありますが、やっぱり飼い主さんと犬がいっしょに山を歩くという体験を通して学んでいただきたいと思うのです。

犬を連れての山歩きですが、もちろんスタイルはそれぞれです。

ただ犬といっしょに山を歩くという行動は同じなのですが、ここに犬に対するある大切なものが入っているかどうかでその姿はかなり変わってきます。

その大切なものとは何か。

グッドボーイハートの生徒さんならもう気づいていらっしゃることでしょう。

とりあえず宿題としますね。


 

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競争馬を蹴ったと非難する前にもっと深読みしてほしいこと

競馬の競争馬を見るのが好きになったという方からテレビ中継された競争馬の話を聞きました。

ところが馬の話は最近あったらしい事件のことになりました。

競馬のテレビ中継でパドックに入るのを嫌がる競争馬を引いている人が馬を叩いたり蹴ったりするシーンが放送されたらしいのです。

競馬は賭け事だけでなく馬が好きな人が見るスポーツでもあるので、その光景を見て嫌悪感を覚えるのは当然のことでしょう。

しかしこの話を聞いて私はもう少し別の考えもあってはいいのではないかと思いました。

私ならこうも考えます。

競馬馬、中央競馬ではサラブレッド、地方競馬では昔は農耕用として使っていたが今は使われなくなって行き場がなくなったような地方のばん馬なども使われています。

どちらも馬ですが、馬は存在する動物の中でも野生では存在せず家畜としてしか生きていないと言われる動物です。

野生馬を食い尽くしたのは私たち人間であって、それほど人にとって馬の活用価値は高かったのでしょう。

移動から農耕から軍事にいたるまで、万能だった馬も活躍の場を失って、私たちが一番目にするのが競走馬となりました。

人が利用する動物のことを家畜というのですが、馬は家畜なのです。

家畜という言葉の響きはあまりよくないと感じられるでしょうが、これが事実です。

家畜は人が様々な形で利用するものであって、競走馬は人に馴れ人のいうことを聞いて競馬をする馬のことを言います。

競走馬として優れていれば、繁殖馬として生涯を豊に過ごすことが約束されます。

でももし競走馬として価値がなかったとなれば、その馬は馬肉になる可能性も十分にあるのです。

競走馬として走ることを拒否してしまえばこの先はないと、もし私がその馬を育てた職員だったら蹴ってでも馬を走らせたいと思うかもしれません。

そうでなければ生きる場がのない馬を「なんとしても走れ」と思う気持ちが虐待なのでしょうか。

実際のこの事件の当事者の方がどのような思いでいたのかはわかりません。

しかし、家畜という動物の世界は華やかな世界だけではないという、裏側があるということを知ることにも価値があると思います。

先日おすすめの本として「快楽としての動物保護」という本を紹介しました。

動物を保護したり愛護する歴史や背景は実に複雑なもので、人が利用する動物の販売から利用にいたる背景もまた単純ではありません。

馬と同じように犬もまた、純血種の繁殖から販売、また雑種犬の保護から飼育にかけても、うまくいっていない問題はあまり表面に出ることはありません。

しかも犬は馬よりもずっと小さな動物にされてしまい、どんなにうまくいっていなくても室内になんとかかくし通して飼うこともできるサイズになってしまいました。

私の犬のことを理解したいという気持ちが、他の動物、なかでも人が強くかかわる動物への関心に向いていきます。

もちろん今目の前にわが犬がいる方は、まずは足元の犬の立場にたって考えることを優先させてください。

かわいそうという気持ちを捨てて、犬を尊重するという姿勢を飼い主が持つことです。

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雨の日に外を眺める犬の姿がいとおしい

やっぱり雨になりました。

まだ梅雨入り宣言されていないようですが、雨降りのときの風の感じからすると梅雨のようです。

福岡では窓を開けたり庭に出たときにだけ感じる風の感じ、七山ではいつも外気との接触があるのでずっと外にいるような感覚で風を感じます。

福岡では得られなかった季節の肌触りが七山では感じられるのです。

お預かりクラスのときに雨がふると私も犬もガッカリではあります。

ただ雨だからこそ見られる犬の様子や表情というのもあります。

犬によってはクレートに戻りたがる、雨でも外に出たがる、降り続く雨をじーっと見ている犬もいます。

子犬や若い犬で社会的に安定している犬ほど、降り続く雨の風景をじっと見ているようです。

ひとつひとつの雨であっても、風の流れでにおいも音も変化していきます。

雲も流れているので強く降ったり弱く降ったりする雨を眺める犬の姿を、かわいいなと思いながら観察しています。

かわいいと思うのは犬の姿形やカットのスタイルのことではなく、表情もありません。

どこがかわいいのかうまく表現はできませんが、かわいいというよりはいとおしいと感じてるのかもしれません。

自分ではどうしようもない今起きている状況に対して、一秒一秒受け入れつつそして結果として変化を待っている犬の姿。

動物としては当たり前の姿なはずなのに、こうすればこうなる的結果を求める考え方しかできなくなった人間にとっては、純粋で貴重な姿です。

小鳥が鳴き始めました。

もうすぐ雨が弱まります。

動物が教えてくれる風景が自然の中にはあります。


 

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今日もまたトレッキングクラスを開催しました。

ブログの更新がなかなか進みません。

毎日のレッスンで膨大な量の情報を私の中で整理する時間が必要となっていること。

今年は取り戻したい読書時間のための読みたい本が山積みになっていること。

庭の野菜の成長の進退に一喜一憂していること。

移動に莫大な時間と労力を使っていること。

こんなことはグッドボーイハートが始まってからずっと毎年続いていることなのに進まない理由はおそらく自分の処理能力が遅くなっているのだと思います。

それから世の中が混乱と共に犬もかなり混乱していると感じています。

 

迷ったときは自然の進化に戻ること、犬との山歩きの時間は人と犬の関係を築く進化のひとときをおさらいさせてくれる時間です。

今日も多忙な時間を割いてトレッキングクラスを希望された生徒さんたちといっしょに福岡で気軽に登れる山道を犬と共に歩きました。

平日で人もおらずトレッキングになれている犬たちばかりだったので、お互いに距離を近めながら歩くことができました。

階段も多く七山クラスほど時間もさけなかったのですが、それでもやっぱり「気持ちがいい」と感じる時間でした。

犬たちもそれぞれに山の空気を吸い込んでいる様子。

そして大切なのはグループで結束して歩く時間が持てたことです。

グッドボーイハートで学ばれている飼い主さんたちは、安全な犬との登山の仕方を身に着けています。

単独での山歩きはよくいかれているのですが、犬と犬がそろって群れなって歩くという時間は、犬の進化の記憶を呼び起こしてくれます。

といっても、スクールに入ってすぐに山歩きを練習するわけではありません。

山に入る前に家庭の飼育環境という基盤を安定させる訪問レッスンが最初は欠かせません。

犬はファンタジーの道具にされつつありますが、犬はとても現実的な動物なのです。

今こそ犬と何をするのか、何ができるのか、どのように共に生きていくのか、じっくりと考えていきたいものです。

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グッドボーイハート流犬のダニ対策は自然の中で免疫力を高めること(ビワの葉エキス)

ダニ除けどうしたいいですか?

春になってこんなご相談が増えてきました。

「最近ダニがよくついてくる」と悩むもうひとつの理由は、この季節はフィラリア予防薬を投薬していない期間だからかもしれません。

フィラリア予防薬も進化して種類も増えているようで、現時点ではノミやダニなどの外部寄生虫の予防も兼ねるような薬になっています。

そのため、フィラリア予防薬を投薬する期間、福岡県や佐賀県ではおそらく4月から12月までの期間はノミやダニが犬につくことはありません。

ところがこの3月という時期はダニが出てきているのにフィラリア予防薬を投薬していないということで、犬の体にダニがついているのを発見されるようです。

 

ダニ対策として考えられる方法とは

実際のところできるのは二つの観点からとなります。

・西洋医学的防御

・東洋医学的防除

西洋医学的防御については、ダニ除けのための薬を投薬することです。

以前は体に塗ったりスプレーするものが主流でしたが、現在では飲み薬が多くなっています。

副作用の低い飲み薬が出てきたからでしょうが、また飲み薬の方が確実です。

人のマダニによる感染症による死亡例が報告されるようになってからは、犬につくマダニに対しても危険性を感じられるようになったこともダニ除け予防薬の常用の機会を拡大させたものと思います。

 

犬の免疫力でダニを防御できるのか?

一方で東洋医学的防御の方法については、やはりハーブやサプリメントなどで免疫力を上げて犬の防御機能を高めるという方法になります。

免疫力と一言にいっても、サプリメントだけで免疫力が高くなるわけではありません。

食事を手作りごはんにしたから大丈夫ということでもありません。

体全体と体を取り巻く環境をひとつとみる東洋医学的な考え方では、犬の個体の体質と共に犬の住む環境や犬が日々活動する内容、そして精神的な発達や強さにまで及んで考える必要があります。

犬は人よりも圧倒的にストレス下に置かれています。

いや人だってすごく強いストレスを抱えながら日々生活しています。

飼い主さんに犬のストレス行動について説明をすると「犬になんのストレスがあるのか」と問い返されることも珍しくはありません。

働きもしない、ごはんは食べられる、安全は保障されている、人になでてもらっているこの犬になんのストレスがあるのかと感じるのだとしたら、見方を少しだけ変えてあげてください。

完全管理されて人に毎日語り掛けられる水槽の魚は、野生の魚のように捕食されることものなく確かに長生きするかもしれません。

その水槽の魚が野生の魚よりも強い精神を持っているかどうかは不明ではないでしょうか。

そう考えると人に飼われる犬が抱える様々なストレスにより免疫力が十分でないということも考えられます。

犬の免疫力を高めるための手作りごはんやサプリメントだけでは限界もありますがしないよりはした方がマシであることは間違いありません。

 

自分は飼い主としてどうしていたのか?

よく「先生はダニ対策をどうしていたのですか?」と聞かれます。

私は愛犬のオポに対して何もしていませんでした。

フィラリア予防薬は飲ませていましたが当時はダニ除けは入っていなかったのでそれ以上はしていなかったのです。

オポの体にダニがよじ登ってきたのを目視したら手で取り去っていました。

翌日にオポが動いたときに血を吸ったダニが絨毯に落ちたら取り去っていました。

ところが山という環境になじんだオポにはダニが大量に寄生するということがなかったのです。

都会に住んでいたころだったらたくさんのダニを持ち帰ったこともありましたがそれも一度だけです。

山に行く回数が減ってそうなったのだと思っていました。

環境に対して珍しいものが入ってきたらダニという生物も反応してしまいます。

だから都会に住む犬たちはいきなり無理をせずに、西洋医学的なダニ対策をしながら日々の生活で免疫力を高めていってほしいと思います。

ただダニ除けの薬を外したすぐは、一度猛烈にやられることも覚悟してください。

ダニの洗礼のようなものですね、やっぱり受けたくありませんね。

日々の防御策としては木酢液を足元に噴霧するのも有効です。

自分の長靴には木酢液をスプレーしてから歩くようにしています。

私たち人間もダニにとっては捕食対象ですからしっかりぼ防御しましょう。

最近は木酢液のことを話してもみなさん知らないようで「なんですかそれ?」と言われます。

時代なんでしょうね。

木酢液は七山の鳴神の庄という産直物産を販売している店においてありますのでご利用下さい。

自然農園の方もよく利用されています。

 

最後になりますが大切なことをひとつ。

犬の免疫力を高めるために、食事やサプリメントだけでは有効ではないという話をしました。

免疫力とは体のことだけではないのです。

免疫力とは心のこともいうのです。

体を鍛えるだけではく、心(精神)も鍛えられていること。

これが免疫力を高めるということです。

我慢強い犬は強く生きてくれると思います。

我慢強いということは我慢を強いるということではありませんが、

犬は強い動物です。

犬の強さを引き出して尊重してあげましょう。

最後まで読んで下さりありがとうございました。


 

 

 

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犬の育成は家庭にあり!自然農園という環境ですくすくと育つ犬くんのこと

グッドボーイハートが家庭訪問レッスンにこだわっている最大の理由をご存じでしょうか?

それはグッドボーイハートの犬のしつけ方・トレーニングのベースは犬が育つ家庭にありと考えているからです。

その家庭という環境の中のひとつ「犬の発育と成長に影響を与える外的要因としての環境」というのがあります。

簡単にいえばこんなことです。

・犬の排泄場所をどこに設置するか

・犬の寝場所をどこに設置するか

・犬の食事をどこでさせるか

・犬の日々の活動をどのようにどこでさせるのか

これらはすべて犬の成長と発達のために整えるべき要素です。

馬の言葉を拝借するなら「犬を家庭で育成するための場作り」といえます。

 

家庭訪問レッスンでは思わぬところを家庭犬のインストラクターである私に指摘されて困惑される飼い主さんもいます。

なぜ排泄場所が室内のトイレシーツではだめなのか?

なぜお庭を犬のために開放する必要があるのか?

犬にとっては動物としての自然な欲求なのですが、犬という動物を理解できなければこの仕組みはなかなかわからないようです。

特に洋犬の純血種を飼われる方の中には、室内完全飼育の意味を取り違えている場合も多々あります。

 

先日久しぶりに家庭訪問レッスンで伺ったご家庭の庭が、見事な自然農園として生まれ変わっていました。

子供さんたちが成長して庭を全く使っていなかったということですが、犬にとっての庭環境の必要性をご説明したところ、すぐに庭の復活に向けて活動を開始されました。

ところがその庭の生まれ変わりは、本当に見事だったのです。

到着したときには「家を間違えたかな?(失礼)」と思ったほどに外観も変化していました。

自然農園では土が生命を取り戻し、草が命を芽吹き、虫が生まれ、鳥がやってきます。

そして犬くんは雑草を食べ、小さな虫を追いかけ、野生動物の見張り番をするようになりました。

何よりも犬のしぐさや目つきや表情に「余裕」が感じられるようになりました。

余裕が生まれるとコミュニケーションを理解する力も発達します。

トレーニングクラスの環境整備といってもここまで自主的に勉強して取り組まれることはまれだとは思います。

でもそのセンスの中に人が犬と暮らしていく可能性を見出せるのです。

だから運転辛い、移動がきつい、でも家庭訪問レッスンをなかなか終了することができません。

 

そこで「野菜の種」をいただきました。

なかなか実行できかった私ですがこの春はとりあえず「種まき」から。

犬が育つ環境を育てる。これこそ犬のトレーニングクラスの学びです。

 


自然農園で成長するフレンチブルドッグくん

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「自然が好き」とは簡単にはいかないが「自然の中にいる犬が好き」なら納得できる

福岡の都市空間を車で行ったり来たりする仕事をもう長く続けています。

家庭訪問形式のトレーニングクラスをどうしてもやめることができないからです。

一時は博多駅の近くにドッグスクールを持って、そこに通学で通ってきていただいたこともありました。

しかしやっぱり犬の問題となる行動に取り組むためには、犬の社会性を養う方法をお伝えするには、最初はご家庭が一番だという結論に達しました。

犬が日常生活を暮らしている家庭の中での「様子=行動」の実際を見た方がより犬のことがわかり、その環境の中で起きている問題を解決する糸口も見つけやすいのです。

しかし同時に犬には自然と関わる時間がすごく大切なのだということをお伝えしたいとも思っています。

家庭訪問クラスを続けながら、いつかチャンスをつくって犬といっしょに七山のグッドボーイハートを訪れてくださる機会を私が一番待ち望んでいます。

今日もまたはじめて犬ちゃんとご家族がいっしょにグッドボーイハートの尾歩山にトレッキング体験に来てくださいました。

小さな子供たちもいっしょに、ワーワーと楽しく山を歩きました。

まだ小学生だというお姉ちゃんもバランスを取りながら、数か月の犬ちゃんといっしょにはじめての山歩きです。

「山に来るのははじめて?こんなところはどんな感じ?」と聞いてみました。

「気持ちがいいから好き、でも虫が嫌い!」

子供は正直です。

私だって答えは同じです。

自然はとても気持ちがいい、でも虫は大嫌いです。

でも私が虫が嫌いだからといって自然の中で過ごす犬の姿を見る機会を失うことは考えられません。

すべてを受け入れることはできないかもしれない、それでもやっぱり自然は犬にとって必要なのです。

 

少々くだらない話ですが、パソコンに出てきた「あなたの将来の夢を探す適職診断」というアンケートに答えてみました。

35個のたわいのない質問に答えると自分の適職が出るいうものでした。

結果に苦笑しました。

「あなたは・・・

自然と触れ合うのが好きなタイプ です。」

ということで、納得せざるを得ない結果となりました。

 

今日はいっしょに参加してくれた小さな未来の少年に「ぞうさんは?」

といわれてしまいました。

ぞうさんもたしかに自然の一部ではあるけれど、ここでは準備できそうにありません。

身の丈にあった自然のサイズの中で犬の世界は広がります。

虫が出動を始めています。

戦いが始まります。

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次々と現れるウイルスの出現は人間が野生動物を追いやったことにあるという仮説

今年に入ってから読みたい本が積みあがっていきます。

生徒さんからお声かけいただいた「馬の本」

ぜひ読んでくださいとすすめられた「環境の本」

そして昨日もまたラジオから流れてくる対談の言葉にひかれ興味を持った先生がいます。

 

山本太郎先生という感染症に関する書籍の著者でもある先生です。

ラジオの中で耳にしたのは次のような言葉でした。

新型コロナウイルスはそもそも戦う相手ではない、

感染症の発生は近日、あまりにも多くなっている、

新型コロナウイルスはスペイン風邪などに比べれば恐れるべき感染症ではないが、SNSの普及がこの感染症の脅威を増大させた、

人類に影響のある感染症のほとんどが野生動物から発生しているが、その野生動物を追いやっているのは人間である。

そんな内容でした。

私もそもそも感じていた動物と人の関係性について、山本先生の視点では野生動物と人のかかわりを感染症からみるということのようです。

自分の中では犬と人とのかかわりと距離感を犬の行動からみるということなのです。

ここでいう「みる」とはただ視覚的に見るといういみではなく、そこから知見していくという意味です。

人間が野生動物との境界線を越えて野生動物を追い込んだことが昨今の感染症発生の多さにつながっていると指摘される山本先生の視点は、犬についても応用されるような気がしています。

犬もまた、人の愛情と親切によって追い立てられて行き場を失っている動物です。

犬は徹底的な管理と消毒によって人に害を及ぼすような感染症を封じ込められています。

ところが、封じ込められない「犬の行動」というものがあり、その爆発する行動が現在では動物としてはかなり異常だと思えるほどひどいものになりつつあります。

新型コロナウイルスを悪いものやっつけるもの、封じ込めるもの、として戦う姿勢が多い中、ウイルスも生物の一部だとして大きな視点で科学的に説明してくれる先生の本をぜひ読んでみたいと思いました。

さっそくアマゾンのほしいものリストにいれました。

今年は読みたい本がたくさんあります。

学びの一年、これからスタートです。


 

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