今日は月下虫音に出演します。※ブログ記事「ラジオ番組に出演します」
犬のことをラジオを通して伝えることができる機会は、グッドボーイハートのクラス開催とは違う意味で貴重です。犬と暮らしていない人、犬があまり得意でない人に犬のことを聴いていただく機会になるからです。
月下虫音の中で大田こぞうさんはいろんな生き物の話しをします。その中には、見たこともない珍しい昆虫、動物、鳥などの話しもありますが、比較的興味がわくのは、今までに自分が見たり接したことのある生き物についてです。都会育ちなのであまり多くの生き物に接してこなかったのですが、それでもたまに田舎でみたメダカやカエルなど、生き物を見たり接した子供時代の記憶は強いものです。
犬という動物は特別な動物ではありません。現在成人しているくらいの年齢の方が子どものころには、家にいたとか、家にはいなくてもどこかで見かけることのあった動物です。犬はどこにでもいる、どこででも見ることのできる風景の中に存在してました。これは過去形ではなく、現在でも見ることのできるということろですが、その風景は若干変化してきたのです。
ここ数十年、都市環境で犬が飼われるようになってから、風景の中の犬が変化し始めてきました。マンションで飼育が許可されているサイズの犬は小型の純血種です。マルチーズ、チワワやミニチュアダックスといった犬種から始まり、トイプードル、フレンチブルドッグ、豆柴など、小型化された犬が都市環境でみる風景の中の犬に変わってきたのです。
みなさんの田舎でみかけた庭犬の雑種犬と、都市を歩いているトイプードルは同じ犬です。
人為的な繁殖と淘汰によって、そのサイズや形は大きく変化しました。
風景の中の動物が変化してきたのは、人が犬を飼う目的が変わってきたからです。それがどのように変わってきたのかが、人の環境による犬という動物への価値観を示しています。
ところが犬のほうは、雑種犬であれトイプードルであれ、犬としての行動の特性は大きく変わっているわけではありません。ただ、形は断尾により行動がわかりにくくなっているだけです。行動が変わったように思えるのは、犬という動物の変化ではなく環境によるものなのです。
今日はラジオを通して、大田さんとまた深く楽しい犬の話しができることを楽しみにしています。みなさんぜひ76.1を聴いてください。
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熊本被災ペット支援ネットワーク
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