グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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草を食べる犬:犬の自然とのつながりを示すいろんな行動

自分の持っていた国語辞書(かなり古い)の後ろに故事が載っていました。
辞書はすでに処分してしまったので、うろ覚えではありますが、
「犬が草をはむと雨が降る」というようなものでした。
「草をはむ」の「はむ」とは古い言葉で、「食べる」という意味です。

確かに犬は草を食べる、だけど雨が降らない日もあるのにね、と思いました。
受け取り方を変えてみて、犬はいつも草を食べているけれど、
犬が特にたくさん草を食べるときは、雨になるのかもしれないといわれると
少し納得するような気もします。

雨が降りそうということは、気圧が変化するということです。
ということは、犬の自律神経にも影響をあたえます。
過去ブログ→犬の自律神経を整える
犬は活動を控えて休息に入り、消化器系を助けようとするからです。
犬は草を食べることで、消化を助けていることもあるようです。


うちの犬は草を食べるんです。どこか悪いのでしょうか。
と、心配する飼い主もいます。

犬は草を食べたあとに、胃の内容物を吐き戻すからかもしれません。
犬が草を食べる理由のひとつに、吐き戻しを必要としています。
これは犬の自己治癒的な行動であり、ビックリするようなことではありません。
異物を飲み込んだときも、同じような方法で吐き出すこともあります。

犬は人よりもよく吐き戻しします。
人よりのよく飲み込む分、吐き戻しの力も強いのです。
消化できないものや、消化に時間がかかっているもの、
また胃液がたまりすぎたときにも、余分な胃液の処分のために吐き戻しをします。
こうしたときはよく草を食べているようです。
胃液を出すときは、草にまじって黄色いツーンとした臭いのものがいっしょに出てきます。

うちの犬は草を食べるんです。どこか悪いのでしょうか。
と、心配される飼い主もいます。
体調を整えようとして草を食べていることを
具合が悪いのだといってしまえばそうなのかもしれません。

体調を整えるため行動することが、犬は人よりも多いのです。
それだけ自分の内面の変化に敏感で、体が自然に反応するということでしょう。
そうした力は犬の動物としての底力のようなもので、尊重したいですね。

除草剤をかけられているから心配という気持ちには同感します。
動物たちが食べることを考えれば、除草剤は簡単には使えないものです。
犬だけでなく猫も鳥も、そして昆虫たちはもちろん草を食べています。
その昆虫を殺すために、はやり除草剤ということかもしれません。
生き物の共生というのは、むずかしいものです。


犬が草を食べることは大切なことです。
都会に食べる草がないなら、雑草を植木鉢に植えて育ててください。
犬猫のためのの草というものも売っていますが、
いろんな草の中から犬が選択するっていうことも大切なことです。

でも、こうした対処法ではうまくいきません。
都会の犬たちは草も食べなくなってきているからです。

続きは明日。


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畑部報告<芽を出す>

グッドボーイハート七山校の畑の種まきから数週間がたちました。

畑部の部長が、「苗ではなく種を植えます。」ということだったので
芽が出てくるのが最初の成長のステップでした。

それで部長から「畑はどうなってますでしょうか。」と連絡を受け、
戻った翌日に畑のチェックをしたら、芽のようなものが出ているのを見つけました。

翌日、畑部長が目視して確認し「芽が出てる」ということになったのです。


この「芽が出る」という感動は、なんとも言いがたいものでした。


私も畑を少しやってみましたが、そのときは苗を植えました。
苗は葉が出ている状態なので「芽が出る」感動を味わうことはありません。

種から芽を出すということが、いかにすごい事なのかということです。


畑部長と振り返ってみたのですが、2週間くらい芽が出なかったのです。
それで、なかなか芽が出ないねという話しになっていました。
もう少し待って芽が出なかったら、もう一度種を植えるという計画だったそうです。

それが、一気に芽が出てきたのです。

種の方では、土に植えられる直前は冬眠状態です。
種が土から栄養を吸収して、芽を出す準備ができているのに、
それに気づかずに掘り返してしまったら、きっと種は死んでいたでしょう。

でも土の上からなので、種がどうなっているのかわからないため、
最初はまだかな~と期待しているのに、長く待たされると、
もう芽は出ないのかもしれないと一方的に落胆してしまうこともあります。


なんでも比較してしまうのは悪い癖ですが、やっぱり犬も同じだなと思うのです。


犬に必要な環境を順番に整えていき、必要な接し方をします。
少しずつ練習を重ねていき、毎日同じように接する生活に取り組みます。

なかなか変化しないように思えても、種が栄養を吸収するように膨らんでいきます。
それでも傍からみると、特に変化した様子が見受けられません。
あまり変わっていないように思えるのです。

ですがその変わっていないように思えるのだけど、膨らんでいく様子が
ずっと犬の成長を見守ってきたためか、自分にはよく見えます。

あと少しで芽が出そうだなという時なのに、人の方が飽きてしまうことがあります。

これ以上変わりそうにないやと、犬に対して積極的になれなくなるのです。
変化していく犬の姿がイメージできないようです。


あと少しで芽が出るのに、と思うのですが、
人の関心は遠のくとなかなか戻ってくることができません。
他に関心のあるものを見つけてしまったのか、芽が出ることを諦めてしまったのか。

飼い主の関心が離れてしまうと、芽を出そうとしていた犬も途端に伸びる力を失います。

犬の芽が出るまでの時間は、植物よりはずっと長くかかります。

特に成犬で迎えた犬の場合には、これまでの経験が長いため変化が訪れるのが遅いです。


でも、犬の時間の流れは人の7倍の速さで、人の成長よりはずっと速いのです。
だから人は犬の芽が出る瞬間を見る喜びを得られるのですね。


子犬のころはどんどんと芽が出るような気がします。
次は芽を伸ばしていくことになり、基盤のない子犬はここからが試練です。


成犬で、ずっと芽をつまれていたときは、最初はなかなか芽が出ません。
それでも根気強く取り組むと、やっぱり芽が出るのです。

生きてるってスゴイなと感じるし、犬ってスゴイなと感じます。
そしてなによりも、その芽を出す環境をつくって来た飼い主に対して
スゴイことしたんですよ、という敬意の気持ちでいっぱいです。



畑の芽は次の試練を迎えています。
育てることって大変だけど、喜びがいっぱいありますね。

犬育てよりも速い植物の成長に、私も目が離せません。

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複雑な犬のシグナル<ガマンする犬たち>

犬の抱える問題となる行動は、年々複雑になっているように感じます。
それは、人の環境の複雑さやコミュニケーションの希薄さに伴うように、
人に近い犬という動物にのしかかっているようにも感じられるのです。

犬のおかしな行動は、今までの犬の習性には当てはまらないような、
ストレス状態を表現する行動であることが多いのです。

キュンキュン、エンエンと鼻を鳴らし続けている犬
自分の手足をなめ続ける犬
自分の尾を攻撃する犬
くるくると回る犬
ピョンピョンと飛び跳ねている犬
一の字のポーズで伏せて休む犬
走り回る犬

・・・・など、あげればきりのないほどです

これらを擬人化するとこういわれます。
「寂しいのね」「楽しいのね」「遊んでいるのね」「眠たいのね」
そして、ストレスの合図に気づくことが遅れてしまいます。

こうしたストレスの合図に気づき、相談を受けるケースはあまりありません。

このストレス行動を放置した結果、攻撃的な行動が見られるようになると、
飼い主は、困ったことになったなと思われるようです。

触ると咬みついたりうなるようになる、
散歩中に他の犬を見て吠えるようになる、
ドッグランで他の犬を追いまわすようになる、という行動です。

こうした問題行動がきっかけでレッスンを受講する機会を得られると、
今までの受け取り方がいかに逆だったのか知り、犬を理解していくチャンスを掴んでいただけます。


ところが最近の犬は、上記の鬱々とした状態が長く続くこともあるようです。


咬み付くようになったという相談が、犬が3歳くらいからということであれば
その数年前から、ストレスのシグナルは起こっていたと思われます。

犬は飼い主の顔色をみながら、行動を抑えていたのかもしれません。
室内飼育で人との距離が近くなり、飼い主との関係を保たせる必要ができたからです。

それは、「飼い主を思いやって」などということではありません。
単に犬の習性からくる行動です。
犬という動物が、いかに社会的な動物かということです。


人為的な繁殖や、人の犬を飼う環境が特異化してきたことにより、
犬の習性、つまり犬の本来の行動は減少しています。

その中でも、犬がグループへ所属するための社会的行動は根強いものです。
攻撃や逃走を避け、なめて自虐したり、じっとして動かないでいるのです。

犬が人に従ったからといって、犬が行動したからといって
犬が好きでやっている、喜んでいると思ってしまうことを一旦止めてみます。
犬は所属するかぎり、そうせざるを得ないのです。

ガマン強く社会的行動を維持刺せようとする犬は、一見問題のないように見えます。
もちろん犬は問題ではありません。
問題となるのは、人の接し方や犬にさせていることを含む環境そのものです。
ところが、犬がそれを解決するということはありません。
そこまでの自律性を与えられてはいないからです。


かみつく、吠えるといった訴えの大きい犬の声は取り上げられます。
行動を表現しようとせず、耐えている犬の声は取り上げられにくいのです。

聞こえない声を、行動をひとつひとつ書き留めることで聴くことができます。
それが行動を読み取ることの楽しさであり、分かり合えることのすばらしさでもあります。


新しいことには勇気がいります。
でも信じる力があれば大丈夫です。


今よりもより良い関係をつくっていく。
社会的な力こそ、犬の本来の力です。
その力は飼い主さんの本気で引き出せるのかもしれません。

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犬の大切な役割行動:里山の境界線を守る役目

やっと秋の風がふくようになり、本当に久しぶりに山深く犬たちといっしょに歩きました。

オポがいたときは頼りっきりだった山道も、
小さな犬たちを伴って歩くときは、自分が見張り番になるため気合も入ります。

山歩きするとなんだか勇気がわいてきて、少しだけフットワークも軽くなります。

ついつい後回しになってしまう庭草や木の手入れ。
山と家の境界線になっている崖?の草刈へと向かいました。

そこで、今までにないものをみました。
七山校のある里山に過ごして10年近くで、もしかしたら始めてのことかもしれません。

庭の裏手の坂のような場所に、いくつもの掘り返しの後があるのです。

この痕跡の正体は間違いなくイノシシです。
家のすぐ横の場所で、アジサイなどが咲いている根のところも掘り返されていました。
イノシシが庭近くまで接近することはあっても、こんなに近くを掘り返されたのは始めてです。

「境界線がゆるくなってるんだ…」と感じました。

里山は野生動物と人の暮らす里との境界線です。
人の環境に対する開発によって、野生動物はどんどん山の奥へと追いやられてきました。
里山というと、福岡佐賀近郊ではかなり山に近い場所になります。
七山校はそんな野生動物との境界線になる里山に位置しています。

人の暮らす里と、野生動物の暮らす場には境界線が必要です。

境界線があることで、お互いに無益な衝突や事故を防ぐことができます。
野生動物たちは野山で暮らし、人は里で暮らす。

人やは必要なものをその境界線からとって活用していました。
境界線に人が入ることで、動物達は人の気配を感じることができ、
彼らも境界線に近づくときには、十分に警戒するようになるのです。

動物は警戒すると、とっさのときには逃げるという行動を選択できます。
ところが警戒することを忘れると、逃げるタイミングを逃してしまいます。
人の気配に鈍感になり、お互いに近づきすぎてしまうからです。

だから野生動物と人の境界線は、お互いが安らかに生活していくためにとても重要なのです。

境界線が緩んでしまった理由は、すぐに思いつきました。
里山犬のオポがいなくなったことです。

家の前の庭は山に向かっていく上の方向と、車や人の出入りのある下道に向かう方向があります。
どちらも庭の端側になります。
オポはいつも、庭の山側の斜面に近いところで排泄をしていました。

七山にきて庭に立ち寄って排泄をするほとんどの犬が、車や人の出入りのあるシャッターのところに
脚上げ排尿をします。

ところがオポは、車や人の出入りの制限となるシャッターの近くで排泄することはありませんでした。
下道で排泄をするときは、その境界線よりもう少し下のところで行いましたが、
シャッターが閉まっているときにはその方向には出られませんので、下道での排泄はできません。

下道での排泄はちょうど、下の家にオポがいたころにいた犬との境界線にあたっているように思えました。

山手の方には竹やぶのあるところがあって、そこがイノシシの通り道になっていたようです。
森から竹やぶへと隠れることができるため、移動しやすいからです。
竹やぶはうちの敷地ではないので刈り込みされないままになっています。
そのイノシシの通る道との境になる、刈り込まれているうちの敷地の最先端で、
オポはいつも排泄をしていました。

そのオポという犬の排泄は、野生動物との境界線をはっきりとさせるものであったようです。
その排泄のラインから内側でイノシシの気配を感じるのは、夜暗くなったあとでした。
それでもそこにイノシシがいるときには、私の気配を察してすばやく竹やぶに戻っていきました。

オポといっしょに庭に出たときも、イノシシの動く気配を感じましたが、
逃げるイノシシの気配にオポが顔を上げることがあっても、追うことはありませんでした。
境界線が守られているということを、わかっていたのかもしれません。

犬は山との境界線を守り、人は人里からの境界線を守る。

そんな風に役割分担されていたように思えます。

用件があってシャッターの境界線や家の戸口の境界線を越えることを私が許可した人を、
オポが攻撃したり追い立てたことは一度もありません。
その代わり、その人たちに対してきちんとルールを伝え、テリトリーを安定させることは
私の大切な仕事でした。

オポという犬が境界線をつくってくれていることを、なんとなく知ってはいたものの
こうやって、事実上イノシシが侵入してくる足跡を目にすると
その役割の大きさと重さに、大切な仕事をしていてくれたのだと頭の下がる思いです。

さて、現実的な問題を考える必要があります。
イノシシを寄せ付けないためにできること。

草や藪をもっときれいに刈り払うことです。

野生動物は身を隠す場所のないことを嫌います。
藪があれば藪にかくれれ侵入します。
森と家の間は、草刈がなかなかうまく進まない場所なのです。
経験したことのない方は実際にやってみるとわかりますが
枯れ草剤を使いたくなる気持ちだけは理解できます。
でも、それを使ってしまっては負けだと感じるのは私だけでしょうか。

里山の境界線を守る仕事は、どんな犬にでもできることではありません。
だから、犬を飼えばいいという簡単な問題でもないのです。

できることからひとつずつ。

ということで、秋の草刈大会はじまりました。

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犬の稟性(ひんせい)

昔の同僚が仕事で福岡に来たからと立ち寄ってくれました。
20代のころからお互いを知っているため、会って話すだけでも若返ってしまうのは不思議です。

お互いに違う立場ではあるのですが、犬に関わる仕事をしているためか、
再会しても、やはり犬のはなしになってしまいます。


今回も、いろんな「犬にまつわるはなし」をしました。
特に盛り上がったのは「犬の稟性」についての会話でした。

稟性については、聞きなれない言葉だと思います。
砕いていうと性質ということです。

このブログでは、できるだけ専門用語を使用しないようにと心がけているため
性質についても、わかりやすく性格と表現することもあります。

動物の性質が、人の性格の部分だというと理解しやすいですね。

稟性とはその性質のうちの、生まれもって備えた性質を示します。


稟性について追求したいのは、使役犬を繁殖する場合です。

使役犬とは、人が目的をもって犬を作業に使うために用いている犬のことをいいます。
災害救助犬、牧羊犬、盲導犬、麻薬探知犬、などなど、いろいろとありますね。

こうした使役犬のなかでも、障害者が犬を伴うことになる、盲導犬、介助犬については
稟性の安定が追求されます。
犬を扱う人が障害者となり、活動の範囲が自宅のテリトリーを出ることがあるので
行動の安定さが重要になるからです。


さて、家庭犬の飼い主のみなさんはここから、関心をもって読んでください。

犬にはすべて性質があります。
性質は生まれたときに備えている稟性の部分と、生まれたあとに接触した環境が育てた性質によって構成されています。
いわゆる「氏か育ちか」ということです。

純血種を購入される方の中には、できるだけ性質のいい犬を迎えたいと思っている人が
いるのかもしれません。
だとしたら、その稟性の部分をどの程度理解されているでしょうか。


稟性というのは、良い、悪いという評価の仕方にはならないのです。


たとえば、感受性が比較的高い稟性を持っているとすれば、
扱う人によってはとても良いコミュニケーション力を引き出すことができるし
犬の習性や理解度の低い人が育てると、大変に難しい行動を示すようになることがあります。

よく、大人しい犬を飼いたいといわれることがあります。

稟性が「大人しい犬」というのはいないのです。

大人しいという行動には、いろんな表現としてあわられます。
たとえば、緊張して動けなくなる性質をもつ犬は、行動が少ないため大人しく感じます。
服従度が高くいつも尾を下げているような犬は、テリトリーが小さいので大人しく感じます。
好奇心が低く消極的な犬は、活動範囲が狭まるため大人しく感じます。

小さいころに、「大人しい」行動を示す犬は、不適切な環境で育てば
成長後にストレス行動が活発にみられるようになります。
臆病で好奇心が低く、行動できない環境におかれていて、攻撃性が出る月齢になっていなかったので
「大人しく」みえただけなのです。

行動の読み取り方が違うと、これだけ評価が違ってくるということです。


使役犬は、稟性を明らかにし繁殖に生かしながら、訓練の方向性を決めるためにテストを利用しています。
テストを有効にしているのは、テストを受けるまでの犬たちの環境が一定に整えられていることです。
それぞれの犬は一定のルールの中で育てられますが、各家庭で育ってくるため、ルールはいっしょでも
接する人(育てる人)は別になります。

いつも不思議に思うのですが、同じルールで接しても、接する人が違うと犬は少しずつ変わってしまいます。
その中で、できるだけ稟性を絞り込むためにテストを改善しているということでした。
私たちがいっしょに働いていたのは、もう30年も前の話しです。
それよりもずっと前からこうしたことは課題にあがっていました。
犬の専門家であっても少しずつ前進しているという段階です。そしてまだまだ改善を目指しているというのです。


犬と暮らしているみなさんは、性質をわける必要はありません。
ただ、生まれ持ったものと、育てられたものを知りたいと思うかもしれません。
それはぜひ知っていただきたいことです。

どんなにすばらしい稟性を備えていたとしても、
育てる人によって犬は変わります。

逆に難しい稟性をかかえていたとしても、
育った環境によって、それを補う力を身に付けることもできます。

犬は成長が早いですが、何才になっても成長していくことは不思議なことです。

たとえば7歳とか8歳になっても、まだ変化し続けているということ。

自分も中年だからといって、人として成長することを止めてしまっては
生きることを止めてしまようなものだと思っています。

犬の成長とは、何かを教えることではありません。

もって生まれたもの稟性を、ぜひ大切に育ててください。

みんなすばらしいものをもって生まれて来ています。


今日小さな犬の訪問クラスへうかがったときに出た行動をみて、おもわず
「やっぱり、犬だったね。」とわたしがいうと
飼い主さんが
「犬でよかった。」
といわれて、大笑いになりました。

犬が犬らしく、凛々しく行動をしているのを見ると、なぜかうれしくなってしまうのです。

すべての犬の稟性は光るもの。
私はそう思っています。

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雑種犬の育て方?:雑種は日本が育てた日本の犬

福岡県内ばかりでなく佐賀近辺でも、最近は純血種が増えたと感じます。

ミックス犬、いわゆる雑種犬をほとんどみかけなくなりました。
田舎の七山地区でさえ、純血種を飼っている方がたくさんいます。


「純血種を飼っている人がすごく増えているんですよね。」
と生徒さんにいうと、思いもよらぬ言葉をいただきました。

「雑種って、どう飼ったらいいのかわからないのだと思うんですよね。
ここで犬のことを勉強して、純血種も大変なことがわかるようになったんですけど…。
純血種だったらミニチュアダックスの育て方とかいう本がありますよね。
なんだか、それで育つような気がしたんですよね。」

実は、この方も純血種を飼っています。



なるほど。犬を飼った経験のない人ならではの発想だなと思いました。


私も育てた経験のない観葉植物を買ってきたら「ランの育て方」などの本を読むと思います。

でも、果たしてそれでうまくいくでしょうか。
きっと私はランを枯らしてしまうと思います。


「●●の育て方」で成功するためには、少なくとも二つのものが同じでなければ難しいと思うのです。

まず、種が本掲載のものと同じものであること。
(実際には、何年にどこでとれた種かということで、厳密には育ち方は違うのでしょうが。)

次に、育つ環境が同じであること、です。
鉢植えの中の、土の種類、水の量、湿度、温度、日照について、など、
環境を全く同じにすることで、同じようなものができあがります。
商用の植物は厳密な管理により、一定の条件を維持することで育てられています。

犬はどうでしょうか。

まず、種が一頭ずつ異なります。
同じ親から生まれた兄弟犬といわれる犬たちでさえ、その性質は様々です。

純血種の兄弟犬は形や顔がよく似ていることはあります。
ですが個性については、本当にバラエティに富んでいます。
それがイヌの特徴でもあるのです。

純犬種は、繁殖により強化された行動があります。
ラブラドルリトリバーであれば、物を持ち運ぶ行動です。
歩くようになると同時に始まります。
ボーダーコリーであれば、視覚的に獲物を捕らえる行動です。
この行動を操作することで、羊をコントロールする使役作業をさせています。

ただ、これは強化された行動があるというだけです。
それは、育て方の中に「注意点」としては入りますが、
「●●の育て方」としてまとめられるようなものではありません。


人の兄弟姉妹も同じですね。
同じ親から生まれて、同じものを食べて同じ服を着せて同じ家で育っても
全く違う性格をもっていると思いませんか?

犬の育つ環境も様々です。
室内、屋外、部屋の大きさ、周囲の環境、高さ、家族の数、出入り、散歩の時間
人の接し方、家族の関係など、環境にあるすべてのことが犬の成長に影響します。


本の中には、基本的な犬の習性について書かれているものもあるかもしれません。
だとしたら、その本の内容は「犬の行動と習性」です。

「●●の育て方」は、ハウツー本が流行る中での戦略なのかもしれません。



雑種犬についてはどうでしょうか。

私は「ランの育て方」を読んで、ランを育てる自信はありませんが、
雑草なら育てられるかなと思います。

育てられるというコトバは、適切ではありません。

雑草が健康に育つ環境を整えることならできるかなと思います。

ということです。


植物も環境が悪化して、育ちきれないときはいろんなメッセージを伝えてくれるでしょう。
葉の色が変わる、背丈がのびない、臭いがする、虫にくわれる、しおれる…とかでしょうか。


犬も育つ環境がきちんと整えられていないことを、いろんな方法で伝えてくれます。

くり返しになりますが、育つ環境の中には、飼い主さんと過ごす時間、接し方
コミュニケーションの質、管理のし方など、飼い主さん素材がたくさん含まれています。


犬育ては、雑種も純血種も同じです。

現在では、むしろ雑種犬の方が手にはいりにくくなっています。


純血種と純血種をかけあわせたミックスは雑種犬ではありません。
純血種が雑種と交配をしたあと、その後も雑種の中で遺伝子を広げていけば
いずれ雑種になります。


雑種はザ・犬なのです。

雑種犬が面白そうだなと思った方、きっといい出会いがありますように!

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室内で犬をつなぐこと:犬の社会性に与える環境への理解を急ぐ必要性

室内で犬と暮らしている場合に、犬の成長や、過ごしている環境、や来客などによる環境の変化など、状況に応じて室内で犬の居場所を制限する必要があります。

たとえば、クレートトレーニングもそのひとつです。
クレートトレーニングは、居場所を指定するトレーニングです。

この居場所を制限する方法の中に、室内につなぐという形があります。

本来なら、犬を室内につなぐことは犬の行動習性や環境把握からしておすすめできません。

ただ室内と室外の一番近いテリトリーである庭環境に社会化していく過程の中でどうしても管理が必要なときに、一時的だけでしたら「つなぐこと」処置をとることもあります。
あくまでも対処法です。

他のいろいろな方法で室内につなぐことをせずに犬を過ごさせることはできます。

庭に犬が過ごせる環境を整える。
犬とコミュニケーションをとる練習をする、子犬なら遊びにたくさんの時間を使う。
室内の移動できる空間をいくつもの仕切りで区切っていく。

など、犬によってできることはいろいろです。

ところが最近は難しくなっていることがあります。
二つのものが不足しているからです。さて、何だと思いますか?

犬が成長するために、多くの飼い主さんにとって不足してしまうものです。

それは、時間と空間です。

時間が足りないと、犬と対話の練習をしながら関係作りをすることができません。
時間があってもなでるコミュニケーションだけでは関係は悪化してしまいますが、
時間さえあれば、その方法を変えていくだけでいいので、変化の可能性は大です。
家族が少ないと、犬と関わる人がひとりになってしまい、やはり時間が足りなくなります。
家族の協力があれば、交代で一対一で関わる時間をもつため、関わりを必要としている幼犬にも
必要な社会化の時間を提供することができます。

空間が足りないと、犬を落ち着かせる場所や、犬と人が距離をとることが難しくなります。
都心部では、庭がほとんどありません。
郊外になると庭はあるのですが、庭で吠えたり排泄することを近所の方が嫌がるということで庭に出したくないという飼い主さんが増えています。
空間が足りなくなると、犬は落ちつかなくなりストレスを表現する行動が増えていきます。

時間が足りなくなると同じように落ち着きをなくし、ストレスを表現する行動が増えていきます。

結果として、ストレスを表現する行動である、ものをこわす、ゴミ箱をあさる、
テーブルにとびつく、排尿する、、、などの行動が増え続けていくのですが、これがまだ問題となります。

この問題を回避するために室内につなぐという対処法をとりいれるのですが、続けることは危険です。

犬は落ち着く事を学習しないまま、室内の人の空間の中に一定のテリトリーをもたないまま過ごします。
つなぐという方法で隔離されることは、あいまいな境界線におかれることになります。
クレートに入っているのとは違う環境をもっていることになります。
庭に出ていることとも状況が違います。

あいまいな境界線となると、自分のスペースが不安定となります。
そして防衛行動が増えていきます。唸る、吠える、とびつく、です。

おなじことがサークルに犬をいれておいた状況でも起こりやすくなります。
特にサークルの外から人が触るとか、犬がサークルに手をかけるという行動が多いとき、この状況は室内につなぐ環境と同じような影響を犬に与えます。

環境による犬の行動は、ひとつの環境でなくさまざまな環境要因の積み重ねによっておきます。これは犬の個体差が大きく、一概にいえるものではありません。

なので、今回のことも一例としてください。
自分の犬は…と考えるとき、そこには様々な要因が重なっているのだということです。

どちらにしても、室内につなぐことは成長時期の対処法としてのみです。
できるかぎり他の方法に変えていくことをおすすめします。

時間と空間。
犬と暮らすために必要なことです。
しっかりと準備してください。

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行動を強化する道具:ごほうびやポイントに弱いのは人間かも

最近、グッドボーイハート福岡のすぐ近くにコンビ二ができました。
オープンセールに通っていたら、たまってしまったものがあります。
パンについているスヌーピーのシールです。

よくあるシールです。
シールを集めるとスヌーピーのお皿がもらえる…という例のキャンペーンです。

こういう仕組みって誰が考えるのかなと思いますが、行動の原理をとらえていますね。

このキャンペーンシールは、犬のトレーニングでいうところの「行動を強化する道具」です。

行動を強化するというのはどういうことかというと、
その行動をする頻度が高まる人がいるということです。

シールを集めるともらえるスヌーピーのお皿が欲しい人は、
スヌーピーのシールのついているパンを買う回数が高くなるということです。

まず、ある一定の人はお皿が欲しいために、パンを買うでしょう。
パンを食べることは目的ではないので、パンは人にあげてしまいます。
なぜかというと、そのお皿はパンを買うお金では買えないため(非売品なので)
なぜか、それを獲得したくなってしまうという衝動にかられます。

不思議ですね。
同じお皿が千円で売っていても買わないのに、
非売品といわれると欲しくなってしまうことがあるのです。

千円というお金に変えられない価値を与えられたお皿だということで
人によっては千円のお皿よりも価値のあるものになります。

このお皿の価値はあなたが決めるのです、という選択権を与えられることに対して
選択するという行動が働きます。

そしてシールを集めます。シールの枚数がたまってくると本来の報酬であるお皿が手にはいります。
シールがたまっていく、という快を与えられる機会があります。
ごほうびを得られる機会が近づいている、という快です。

シールをお皿に変えるのは期間限定になっています。
あと1枚あればお皿をもらえるとなると、パンをひとつ買う方もいるかもしれません。

ここまで具体的な数字を出す予測行動は、犬にはありません。
ランダムにごほうびのもらえる合図を与えた練習をすると、このくらいたったら報酬が出るかなと
予測することはあります。

いずれにしも、報酬の出る方向に行動を強化されていくということです。

そんなことないよ。
いつもと同じようにパンを買っているだけで、たまたまシールがたまって
お皿がもらえたらいいくらいに思っているだけだから、私は特にたくさん買わない、
という方もいるかもしれません。

その方々にはこのシールは行動を強化する道具とはならなかったということです。
強化の道具には個体差があります。
報酬となるものが決まっていれば、それをほしいという気持ちがなければ行動は起きません。

スヌーピーキャンペーンはなんども行われているように思います。
なぜなら、集めたお皿がなぜか私のところにたまってくるからです。
お皿をもらったのだけど、実際には使わないからということで、
「先生、スヌーピー好きですよね、使ってください。」といって
持って来てくれるのです。

このキャラクターのシールキャンペーンは多くの方にとっての強化の道具になった
ということでしょう。
こうやって、実際には使わないのにスヌーピーのお皿を手にいれる人が多いからです。

キャラクターが好きとか好きでないとかは、この行動の強化には多少しか影響しないのです。

犬のトレーニングにも、行動を強化する道具を使う必要のあることがあります。

でも注意して使ってください。

なぜなら、人が犬の行動を操作することになってしまうからです。
犬がいうことをきくようになるのなら、良いことではないかと思われるかもしれません。

このことは関係性に影響します。
犬と対等な関係を築くこと、お互いに尊重しあって認め合える関係をつくることが難しくなります。


トレーニングとして必要なときに適切に使いましょう。
そして、操作するトレーニングを上手に卒業することが大切だと思います。

犬にとってのごほうびは、行動を強化する道具だけではありません。
もっとすばらしいごほうびは、人と良い関係をつくって過ごすことです。





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犬はそのうち吠えなくなる?

家に来たばかりの子犬は吠えません。
犬はまだ「吠える」という行動をする年齢に達していないからです。

犬が生まれたときに歩かないのと同じです。
生まれたときすぐに歩けなくても「この犬は歩くことができない」とは思いませんね。
そのうち歩くようになる年齢というのがきます。
必要な年齢に達しても歩けるようにならなかったときに、始めて何かの病気ではないかと調べ始めます。

同じように、
子犬は吠えたり、咬みついたりしません。
キュンキュン鼻をならしてウォーンと遠吠えのような声を出すことはあります。
あま噛みという口で何かをくわえるような行動はします。

でも、ウォンウォンと吠えたり、唸ったりはしません。
そのようなコミュニケーションをまだに身に付けていないからです。

唸り声を上げて咬みついたりはしません。
攻撃性が生じる年齢に達していないからです。

子犬といっても生後3ヶ月齢までのことをいい、犬の種類や個体によっては2ヶ月半くらいで
子犬行動から成犬行動へと移行をはじめます。

犬が吠えるようになると、こう思う飼い主さんがいるようです。
「うちの犬は小さいころは吠えていなかった。だからそのうち吠えなくなる。」とか

「成長したら吠えなくなる。」

「そのうちなんとかなる。」

という考え方です。


犬は飼い主にはっきりとした攻撃性を示すようになるのは、早くて生後5,6ヶ月くらいです。
唸ったり牙を当ててきます。
この年齢になると乳歯が永久歯に変わるため、攻撃する道具を身に付けたことになり
攻撃するという行動も生じるようになります。

やはり、飼い主さんは、「そのうちなんとかなる。」と思うことがあるようです。


「このままにしておけば、そのうちよくなりませんか?」と尋ねられることもあります。


そう思われるのがとても不思議ですが、犬は人と時間の長さが違います。

6ヶ月だと中学生くらい、1歳だと18歳くらいとかそのくらいです。

あっという間に行動が変化していくので、つい昨日まで吠えていなかった、問題はなかったと
感じてしまうのでしょう。


そのことが、もともとは吠えないし咬みつかない犬だったんだから、いつかそうなるはずと
思ってしまうようです。

そのうちよくなるわけはありません。

そのうちもっとひどくなる可能性の方が高いのです。


犬が表現する、飼い主が問題としている行動は、
「その真実を見て向き合うことで犬と人の関わりがかわりますよ。」というお知らせです。

向き合うことで、問題としている行動以外にも、いろいろと問題となることが見えてしまうかもしれません。


そのうちよくなる=放置してしまうと、問題はもっと大きくなってしまい、
もう見ることもできなくなってしまうかもしれません。

そうなる前に、取り組んでほしいのです。

犬と良い関係をつくり、犬も人も安心して楽しく暮らしていくために。

犬と暮らす喜びを膨らませてほしいのです。


犬のことでだれかが「そのうちよくなる」といったら
「本当にそう思ってるの?」ときいてください。

犬のことで自分が「そのうちよくなる」と思ったら
「本当にそう思ってるの?」と自分にきいてください。

それだけでも、きっと一歩はすすみます。






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犬好きの犬かまれ?:犬のことを知っていると思ってしまうと見えなくなることもある

30日のLOVE FM放送「月下虫音」を聴いてくださったみなさん。
ありがとうございました。

聴くつもりでラジオの前にいたのに、寝落ちしたみなさんとラジオを聴いてくださった方に
今日は、ラジオ放送の一部を復習したいと思います。(勉強に予習、復習は大切です!!)


いつも大田さんとのトークはテーマはなし、というのが原則というか、
テーマ決めても無理よね、という流れなので、なんとなくふたりの赴くままに向かっていきます。

今回は「犬好きのほうが犬が得意でない人よりも、犬のコトバを読み違えるのよね。」という私のふりに答えて
大田さんが「ここでは、犬好きの犬かまれっていってるんですよ。」ということではじまりました。
どうやら、犬が好きな人ほど犬に咬まれるという意味を短くしたようです。

これは事実です。

犬が好きな人ほど犬に咬まれています。
犬に咬まれる対象の一番は「飼い主」です。

「犬好き」の人と「犬に関心のない人」では、犬との距離感が違うんですね。

「犬好き」な人にはこんな特徴があります。(個体差ありです!!)
・犬を見るとキャー、カワイイー!と大きな声を出す。
・急いで犬の方に近づいてくる
・「触っていいですか?」という
・「写真撮らせてください」という
・手を出して犬に触ろうとする、もしくはさわる、抱き上げる
・多いかぶさるように手を出す
・しゃがみこみ「こっちにおいで」という
・じーっと見つめる
・とびつく犬をなでる

「犬が好き」という感情は「興奮行動」を引き起こすためでしょう。

人も動物です。
もちろん全てではないですが、単純な行動、いわゆる「あるある」というものは
ある程度分類して分けることができ、そして状態を知ることも可能なのです。

元にもどります。

興奮しているときには、相手がどのような状態か観察しないで近づいてしまいます。
自分の気持ちが優先してしまうので、こうなってしまうのですね。

自分が犬に近づいていくとき、犬の行動を観察してそのコトバを受け取ると、犬は安心します。
犬は行動が早いですが、見慣れてくるとよく見えるようになってきます。

犬に関心のない方は、犬を動物として接しています。
多くの人が「動物」に簡単には近づかないように、犬にも簡単には近づきません。

犬とすれ違うときにも、犬をよくみながら「咬まれないように」距離をとってすれ違っています。
あまりにも強い緊張感は犬に伝わってしまうため、よい関係を生みませんが、
お互いに距離、という物理的な長さを保てば、お互いに安心が生まれてきます。

犬に近づいたら「犬がとびついて喜んでいますよ。」という方。
飛びついているのを喜んでいると思うのは、どうしてでしょうか。

犬が犬にとびついたら、大変なことになります。
とびつくのは興奮している行動だからです。

人が興奮して近づくから、犬も興奮してとびつかなければいけない。


結局、「犬好きの入る落とし穴」はあるということです。
だれでもはまる可能性があるので、もし今はまっていても心配しないでください。

この落とし穴は結構浅いので、誰でも自力で出ることができます。

出方がわからない!方は、チャリティ犬語セミナーに出席してください。

番組のあとにも、またたくさんの申込みをいただきました。
みなさん忙しいのでゆっくりと決めていただきたいのですが、残席を気にされている方も多いようです。
今のところ、残席はまだ20くらいあります。
お仕事の調整も無理のない程度で、じっくり検討してご連絡ください!


昨日はブログお休みしてしまい、すみません。
毎日更新+ずる休みアリのブログ更新ですが、今後もゆるりとお付き合いください。

ルーク1


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