グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>はじめてのお散歩レッスンで見た子犬の行動からわかること

犬が自分の家に来てはじめてのお散歩のこと覚えていますか?

どこでどんな風に過ごしたのかを覚えていますか?

特に今まで室内経験しか持っていない子犬にとっては屋外というもうひとつの世界があることを知る一瞬です。

庭などで屋外経験をさせた子犬とは違ってその驚きや不安も半端なものではありません。

いわば柵の向こうの世界があることすら知らなかった子犬が、新しい世界があることに気づいた一瞬。

その一瞬の子犬の表情を見たときに子犬が今どのような状態であるのかを知ることができます。

だからレッスンのときに最初に散歩に出す機会を得られることは、自分にとっても特別のことなのです。

子犬のときからレッスンを受けてくださっている飼い主さんの犬ちゃんたちは、比較的落ち着いて外の世界を受け入れます。

最初の散歩に出るまでにご自宅での環境を整えているので、室内での排泄の失敗などはなくなっているからです。

今日も犬用バッグに入れて最初の散歩練習のために飼い主さんと共にすぐ近くの公園に出かけました。

バッグの入り口を開けて子犬が世界を知るのを待ちます。

今日は本当にタイミングが悪く子犬がバッグから出てくるのを待つ間に近くにいた人が子犬ちゃんに気づいて近付いてきました。

手を犬に差し出して出ておいでと声をかけます。

子犬は警戒心を高めてその人を見つめ、すぐに私が人側の制止に入りました。

「今日はじめて外に出たんです。まだ知らないこといっぱいです。」

だから見守ってほしいということを言いたかったのですが、伝わらない感じがしたので子犬と通行人の間に割り込んで立ちました。

なんにでもすぐに介入してくるのは日本人の長所なのですが、ときには少し距離をとって欲しいと感じることもあります。

ずっとでなくていい、ほんの数十分とかまた次の機会まで待って欲しいのです。

通行人も別の場所に移動したので子犬や地面の臭いを嗅ぎながら土の上に出てきました。

リードを持つ飼い主さんが見守ります。

本来子犬に失敗はない、だから叱る必要もほとんどありません。

子犬を叱っているならば、管理や環境の整え方が上手くいっていないのでしょう。

子犬は自分の思ったままに行動しますから、それをある程度制限していければ大丈夫です。

子犬ちゃんは早速地面に自分の臭いをこすりつけたり、排泄をして臭いつけをしていました。

この行動はとても活発で自己主張の強い犬のする行動で、この子犬ちゃんの性質をよく表しています。

本当に小さな行動が大切なのだと思うと犬の行動のひとつひとつを見逃したくないと思いスマホなどをしている時間などはありません。

明日はまた違った行動をするであろう犬ちゃんのお散歩練習。

来週がまた楽しみです。

お散歩デビューしたモモちゃん

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<犬のこと>ドッグフードがすすめられる本当の理由とは

犬ために手作りゴハンを作ろうかと迷っている方のために三部作でお届けした手作りゴハンブログ記事シリーズは今回が最後です。

犬が喜ぶのは手作りゴハンドッグフードか…。

自分だったらやっぱり美味しそうな臭いのする手作りゴハンの方ですね。

でもなかなか手作りゴハンに踏み切れない理由が、動物病院やペットショップなどでドッグフードをすすめられるからという理由です。

犬に関わる仕事をしている人から「ドッグフードの方がいいですよ。」と押されると、犬にゴハンを作ったこともない方は自信がなくなってしまいます。

ペットショップはドッグフードを商品として販売しているのですからお客様におすすめするのは当たり前です。

動物病院がドッグフードをすすめている理由は、食事内容が一定である方が病気の要因探すときに間違いがないからです。

たとえば、病院に入院している人は病院食を食べているから経過が悪くなったり良くなったりしてもそれは食事が悪いからだとかいいからだという判断にはなりません。

でも病院に入院しているのに差し入れの食べ物を食べてしまうと、医師の管理下以外のことが起きてしまい病状の原因について突き止めることが難しくなります。

犬も同じように同じものを食べていれば、犬が病気になったときに食事を排除して考えることができます。

管理下にある動物は毎日同じ栄養素を与えることで管理は安定してくるのです。

ただその管理しやすいということと、犬がゴハンを喜んで食べるのかというのは別の問題です。

加工されたドッグフードは味気ない上にビタミン剤などの添加物が大量に入っているため臭いはひどいもので薬品の臭いがします。

自然素材ものを食べたいという犬の欲求は決して贅沢なものではありません。

どちらを与えるのか、決めるのは犬ではなく飼い主さんです。

犬のことを考えすぎてなかなか決められないとは思いますが、一気に決めなくとも行ったり来たりして、でもいつかはどちらが犬にとって最善なのかを決めてあげてください。

どちらにしても犬はあなたの選択を受け入れるだけです。

今回も手作りゴハンを作っている生徒さんからお写真をお借りしました。

大きなスイカを購入したあとだったので毎日スイカ入りだったようですね。

犬によってはスイカ食べないとか下痢してしまう場合もあります。

うちのワンコにあった手作りゴハンを模索するのも楽しいものです!

犬は絶対に喜びます!!!

スイカが大好き犬くん用手作りゴハン



関連ブログ記事→私が犬なら手作りゴハンを食べたい!を実践するとこうなる

関連ブログ記事→犬がドッグフードを拒否する五つの理由

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<犬のこと>私が犬なら手作りゴハンを食べたい!を実践するとこうなる

先日のブログで犬がドッグフードを食べない理由についてお話しました。

その理由の中で一番真剣に考えたいことが一つあります。

それはこちら↓

ドッグフードが美味しくない

犬なのに「美味しい」とか「美味しくない」といった言い方は不自然かもしれませんが、

犬が喜ぶゴハン」と「犬が仕方なく食べるゴハン」にわけましょう。

ドッグフードは数百種類もあるので、いくらでもドッグフードを変えることはできます。

でも思い切って「手作りゴハン」に変えてみるというのはいかがでしょうか?

犬の加工されたドッグフードではなく、飼い主が作った手作りゴハンを与えるという選択です。

飼い主だったらすぐに想像できることですが、たいていの犬は手作りゴハンを本当に美味しそうに食べてくれます。

ドッグフードと手作りゴハン。

比べてみたらどちらが美味しそうかは討論のしようもありません。

ならなぜ犬に手作りゴハンを上げないのか。

手作りゴハンだって犬のためになら頑張れる、でもできない理由の多くはこんなことです。

・食事として何をあげたらいいのかわからない。

・与えてないけないものがわからない。

・栄養バランスが不安

二つ目の「与えてはいけないもの」だけははっきりしています。

ネギ類がダメなことはみなさんよく知っています。

だとしたら、あまり考えすぎずにチャレンジしてみてはと思います。

最近、生徒さんのおひとりがインスタグラムに犬のゴハンの写真を掲載しています。

毎回見るたびに自分の食事の方が圧倒的に貧祖だと反省するようなちゃんとしたゴハンです。

その写真を他の飼い主さんたちに見せたところ「おいしそー」と全員がいいます。

ドライフードよりもずっと美味しそう、しかも健康になれそうです。

インスタグラムをしている生徒さんも、最初に手作りゴハンの話をしたときは「ちょっと難しそう」と言われていたのですが、実際に始めてみると作るのも楽しくなっていったようです。

しかも野菜まで自家製のものになっていったので、犬の食事内容はますます充実しています。

写真をいただいたのでこちらに掲載します。

犬の手作りゴハン



ラム肉入りの手作りゴハン



このゴハンとドライフードが置いてあったとして、自分が犬ならどちらを食べますか?

食べたいと思うものばかりを食べたら不健康になるのは当たり前ですが、犬の食べたいは本当に必要なものを食べたいという意味での「食べたい」です。

犬のことを考えるときには最初に「私が犬なら…」と考えます。

私が犬なら絶対に手作りゴハンがいい!と私は言います。

手作りゴハンにすると決めて、そしてその後を考えるようにするという方法もあります。

でも手作りゴハンをあまりすすめられないのはどうしてか?についてはまた次回お話を続けます。

関連ブログ→犬がドッグフードを拒否する5つの理由

 

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<犬のこと>犬がドッグフードを拒否する五つの理由

犬の食事関連の相談がスクールにもわりとある

 

犬のしつけ方や行動の相談が主な相談なのですが、他にも犬のごはんにまつわる相談事がわりとあります。

ごはんにまつわる相談としてはこんなものがあります。

・犬の食事を与えるときに、犬がうなったり噛みついたりする。

・犬の食器を取り返せない

・犬が食事前に興奮して吠える

これらはトレーニングクラスによくある犬の食事にまつわる問題行動です。

ただもっと違う面での犬の食事に関連する相談もあります。

それは犬がドッグフードを食べないという相談です。

以前は圧倒的に犬のごはんのときに噛みつくという相談が多かったのですが、最近は犬がドッグフードを食べないという相談の方が多いような気がします。

最近の犬たちは戦うことよりも拒否をする行動の方が全般的に増えている気がするのですが食事に関してもこの傾向が強いようです。

犬の行動が変化しているというよりも犬の性質そのものが変化している傾向があるといった方が正しいのでしょうが、どちらにしてもドッグフードを拒否する犬が増えているということですね。

以下に犬がドッグフードを食べない主な理由を五つにまとめてみました。

 

犬がドッグフードを食べない主な五つの理由

 

犬のごはんの相談として一番多いのは犬がドッグフードを食べないというご相談です。

犬がドッグフード=ごはんを食べない理由として考えられるのは次の中のどれかです。

ドッグフードを食べない理由1 ドッグフードがおいしくない

美味しくないというと、犬に味覚はあるのかという質問が生まれそうです。

もちろん犬には味覚があります。

市販のドッグフードの内容によっては食べられたものではないという内容のものもあります。

保存料や添加物が多くはいっているようなフードを好まない犬は味覚が比較的ナチュラルだともいえます。

中にはドッグフードが苦手でも食べ物を拒否するほどの余裕がなく、結局は食べるのだけど欲求不満な犬もいるので要注意です。

ドッグフードを食べない理由2 お腹が空いていない

室内犬はほとんどの犬が活動していません。

朝晩の散歩に出たくらいでは犬の本来の活動量は全く満たされていません。

ある程度のサイズの庭があって庭へのアクセスがわりと自由であれば、庭と部屋を行ったり来たりして一日を過ごしてある程度は満足するでしょう。

犬の活動量は人の何倍も高いので、ほとんどの犬が空腹にはならないのです。

日本犬はもともと一日一食で満足できますしお腹が空いていないと食べないこともあります。

またオヤツをよくもらっていればそれでお腹がいっぱいになるのでドッグフードまでは食べません。

オヤツは甘いものや肉系のものが多く、当然ドッグフードよりもおいしいためこれらを食べると犬はドッグフードは食べません。

ドッグフードを食べない理由3 性的ホルモンの上昇

動物は性的ホルモンの上昇によって食べることができなくなります。

思春期に恋愛をしたり片思いをしたりすると食べられなくなったという経験をしたことがある方もいるかもしれません。

性的なホルモンはいつでも性的な活動のために動くことができるようにするために食べることを止めます。

食べると消化機能が活発となり行動できなくなるのはどの動物も同じ原理なのです。

不妊去勢手術をしていないオスは365日発情しますし、メスも大変長い期間発情期が続きます。

手術によって食べるようになることがあります。

ドッグフードを食べない理由4 自分の身に危険が迫っている不安のとき

犬は不安を抱えていると食べ物を食べません。

理由の3の性的な上昇で食べないところで説明したとおりですが、食べると動くことができなくなるからです。

危険や不安を抱えていると「すぐに逃げる」ことができるようにする必要があります。

そのため少しだけ食べてでも動けるようにしておきます。

少しだけ食べてそれが消化するまでまつ、そしてまた次を食べるというように時間をかけて食べている、つまり食器を置いたままにするとそのうちに食べてしまうような状態であれば犬はなんと危険を感じているということです。

これは犬の中ではかなりの危険信号なので今すぐドッグスクールに相談しましょう。

ドッグフードを食べない理由5

最後は安心できるテリトリーがないからです。

理由4の危険や不安を抱えているときに食べないという理由重なる部分もあります。

理由4の場合には普段は食べているのに、苦手なことを予測したり、恐怖が続いたときに一時的に食べないというもの、理由5の方は日常的になかなか食べません。

理由5になると食べたり食べなかったりを繰り返すような波のような状態になります。

そもそもの安心できるテリトリーというのは動物にとっては安心&安全に生きていくためには欠かせないものなのです。

そのテリトリーがないのですから犬は不安でドッグフードをすぐに食べることができません。

分離不安の犬の多くはこの理由でドッグフードを食べなかったり食べムラがあったりします。

分離不安と食事が関連があるのかと驚かれるかもしれませんが、犬の行動は連鎖のようにつながっておりどの行動とも関連があります。

切り離して考えることよりも関連づけを見つけていくことで改善が進むのです。

 

いくつもあるドッグフードを食べない理由ですが解決できる方法もいくつかあります。

また少しずつ紹介していきますね。

レッスンを受講中の方は直接いろいろとお尋ねください!

またこのブログ記事からも探してみてください。

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<犬のこと>ストライキで動かない脱力犬たちに対する犬のしつけ方とは

最近聞かれるようになったのか「だつりょくけん」という言葉。

最初聞いたときには、「脱力拳」とはどんな拳法なのかと思ったのですが、脱力拳ではなく脱力犬でした。

脱力犬と呼ばれる犬たち。

まさにやりたくないときに全身の力を抜いて脱力する犬なのです。

散歩中にリードをつけた状態で脱力して引きずられていく映像はYoutubeでもよく投稿されています。

自分がリードを持っているときには起こり得ない状態なのでなかなか実際に目にすることはありません。

しかし生徒さんから送られてきた写真で見ることがあります。

リードを引っ張るのではなく脱力して抵抗するというパターンです。

全身の力を抜いて抵抗するという方法は子供もよく使う手です。

動物としてはやる価値のある抵抗方法である意味成功することもあります。

リードをつけて歩いているときに脱力して抵抗する犬を引きずって歩いていても本来の問題の解決にはなりません。

しかしリードを知らない素人さんたちのすごさでもありますが、思いっきりリードを引きずるうちに犬の方も歩き出してしまうのでしょう。

ただ体重が40キロくらいもある大型犬になるとなかなか起き上がらせることはできません。

同じような状況としてクレートに入れるときに起きることがあります。

まずハウスといってもクレートに行くことはないためクレートに誘導しようとするとその段階で脱力します。

大きな犬になるとハウスにいれるのには一苦労です。

なかなか入れられないことを犬も学習します。

まるで赤ちゃんのような抵抗方法ですね。

脱力による抵抗は次に攻撃にうつる準備段階であることもあります。

脱力すると瞬発力が出るのは柔道などの武術の経験のある方ならご存知だと思います。

犬は武術を生まれもったときから身に着けていますので、こうした体の使い方は教えられなくてもできるのです。

中には脱力したまま回避してしまう犬もいます。

ストレスがかかる→脱力→考えるのも止める

こうなると体も心も寝てしまうわけですから抱き上げていれるしかありません。

でもハウスにいれてしまうと起き上がり反発が出ます。

みずからハウスに入れない犬はハウスの中で抵抗するのも当たり前のことです。

結局のところ脱力による抵抗を、脱力したときに改善させることはできません。

簡単にいうと鉄砲で撃たれたあとにどうしたらいいのか?と尋ねているようなものです。

脱力された段階で脱力拳を受けたわけであって、古いセリフをかりると「お前はもう死んでいる」という状態なのです。

飼い主はここから勝利を勝ち取ることはできません。

日々の生活の積み重ねがいざというときの脱力をなくしていくのです。

ただもし脱力したらどうしたらいいのかというと、一旦は別の方向へ歩き出させて飼い主の再起をはかりそして再チャレンジです。

また岩を打ち砕くのは岩ではなく風か水です。

かたくなになる犬に対して自分もかたくなであると岩と岩がぶつかるだけになります。

風か水の力はどこにあるのか。

犬にこだわらない生活や生き方、そんな

大したことがないことが犬との暮らしを変えていきます。

トレッキングで自然を満喫



 

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<犬のこと・動画>雨の日だったらニーナオットソンの木の犬用玩具で遊ぶのもあり

九州南部の大雨で被害が広がりつつあります。

小型犬と救出された飼い主さんの動画の映像を見て、ひやりともしました。

犬と非難の際には、特に小型犬の場合にはペット用のキャリーバッグや移動用のクレートを必ず持ってください。

小型犬は手から滑ったりはさまれて大事に至ることもありますので本当にご注意ください。

 

ニーナオットソンの玩具のこと

 

雨の日に家の中でくさくさとしている活動性の高い犬なら、ニーナオットソンの玩具で遊んでみるのも良いかもしれません。

グッドボーイハートが博多駅近くにあったときには室内玩具で遊びをするクラスがたくさんあったので、ニーナオットソンの玩具も全部そろえていました。

今は少しでも時間があれば自然の場所を見つけの遊びへとバージョンアップしたので使うことがほとんどなくなり廃棄してしまったニーナオットソンの玩具がたくさんありました。

自然の木で作られたオモチャたちはスウェーデンのこだわりを感じるものばかりでした。

中にはかなり高度なオモチャもあったのですが当時のものはすべて木で作られていました。

現在アマゾンなどの通販ショップで販売されているものはプラスチックになってしまいましたね。

もう職人さんがいないのでしょうがとても残念です。

 

ニーナオットソンの玩具で遊ぶ犬の動画

 

実際に犬の遊ぶ姿をみてみましょう。

このニーナオットソンの玩具の中でもとてもポピュラーだったある玩具で遊ぶ犬ちゃんの姿を撮影した動画です。※写真をクリックすると動画が再生します。



木のオモチャを上に持ち上げると下に入っているオヤツをとることができます。

とても簡単で単純なことの繰り返しです。

自然の中でも同じような状況で食べ物が見つかることはあるでしょうか自然に学習して覚えます。

ラブラドルリトリバーのメイちゃんはオヤツに夢中になっており尻尾の振り方を見てもかなりテンションが高めですね。

木の方に関心を示す犬ちゃんもいます。

こちらはミックス犬のアルクくんの動画です。



食べ物よりも木の方に関心を示していますね。

木を食べたいのではなく調べる方に関心をもっているようです。

私たちからみると遊びととらえる行為を犬が遊びと思ってやっているとは思えません。

ただ私たちからすると「遊び」と表現するしかないこれらの行動。

繰り返し行動なのであまりにもやりすぎると疲れますが、雨の日にたまにするなら良いかなと思います。

 

スウェーデンの思いのつまった木の玩具。

ほとんど捨ててしまったので勿体なかったなと思いましたが、犬にはもっと大切なものがあると思って処分したのでそれはそれでよい気づきだったと思っています。

室内玩具はある程度で止めるのがルールです。

雨が上がったらまた環境と触れ合う散歩や自然の中で頭をリフレッシュさせてください。

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<クラスのこと>犬がトレッキングクラスで学ぶ真の社会化について

九州で今年も災害が起きています。

自然の猛威に私たちは常に非力で戦うことばかりでは災害を免れることもできないと感じます。

私たちにできることは何だろう、自然と自分を切り離すことはできない。

だとしたらもっと自然を日々体感して知ることしかないのではと考えます。

自分にできることは本当に大したことではありません。

それでもやっていれば自然という存在が自分にとって何であるかにいつか気づくのではないかと思って犬と山を歩いています。

この唐津市七山の山は雨が足りないほどでした。

今日も犬たちとゆっくりゆっくりと山歩きの時間を持ちました。

犬との山歩きというと、犬が山を走り回ったり崖を飛んだりすることを想像されるでしょうか。

全くそんな風景はありません。

人が山を歩くとき私たちはどうやって歩いているのでしょうか。

一歩一歩ゆっくりと進む。それが山歩きの本来の姿なのです。

犬も同じように、ゆっくりゆっくりと歩みを進めます。

一歩進めば臭いをとり、さらに一歩進めば臭いをとる。

こうして自分の本当に身近な環境を自分自身で確かめて、そして一歩を前に出す。

実はこの活動こそ社会化というものです。

環境に適応して反応するというのは、環境がいきなり変化することばかりではないのです。

一歩進むと環境が変わる、一歩進むと環境が変わる、この連続です。

犬の頭の中には、ひとつ前の環境と、今の環境、そして次の一歩の環境が広がります。

似ているけど少し違う、似ているけど少し違う。

こうやって社会化を進めているわけです。

山を歩くときに犬が臭いを捕るのは野生動物を追うためではありません。

犬の真の社会化の時間、それは犬がゆっくりと飼い主と歩くことからです。

小さな時間ですが大切にしてくださる飼い主さんと共に、厳しい季節ですができるだけトレッキングクラス続けてまいります。

Posted in クラスのこと, 犬のこと

<犬のこと>犬の認知力:犬が鏡の中の自分を自分だと判るのか

犬は鏡の中に映る自分にどう反応するのか?

 

どの家庭にも鏡があります。

その鏡に対して犬がどのような反応をするのかを見たことがあるでしょうか?

犬は鏡の中の自分を自分だと知ることができるのか?

鏡の中の対象の認識は、動物の認知力に関連する話題です。

認知力をもっと詳しくいうと「犬がどのような世界を持っているのか」を決めているということです。

実際に今、みなさんの犬の前に少し大きな鏡を出して犬の姿が映るようにしてみると犬の反応はすぐに知ることができます。

反応は二つ

1、鏡に映った自分(犬)の姿に関心がない

2、鏡に映った自分(犬)の姿に関心を持つ

鏡に映った犬の姿に反応する方が認知能力が高いと思うでしょうか?

これは逆なのです。

実は鏡に映った犬の姿に反応しない犬の方が正しく世界を把握しています。

 

鏡の中に映る自分に反応しない犬

 

犬に鏡を見せたときの反応には二つがありますが、ひとつめの「鏡に映った自分の姿に関心がない」方の犬は、認知力が普通=正常に機能しています。

犬は人と違って鏡の中の自分の姿を自分だと認識することはできません。

自分の姿が映った鏡をはじめはのぞき込むように見た犬が、その後鏡を無視するようになれば「鏡に関心のない犬」の方に入ります。

鏡の情報には関心がなくなり、同じようなミラー現象のおきる反射するものに対して映る自分の姿にも反応しなくなります。

正常な知覚をもつ犬で他の世界に認知に関しても正常に知覚していくでしょう。

 

鏡の中に映る自分に反応する犬

 

次に二つ目の反応を示す犬「鏡に映った自分の姿に関心を持つ」場合です。

犬が鏡の中に反応する行動としてどのような行動かを確認していきます。

そのほとんどは、吠える、じっと見る、後ずさる、ゆっくりと近付くといった行動です。

これらの犬の行動は「警戒行動」と「闘争行動」です。

いずれも鏡に映った犬の姿を自分ではなく他の誰かとしてとらえているために起きる行動です。

つまり2つ目の反応でも犬は鏡の中に映った自分を自分だと認識することはないということになります。

 

鏡の仕組みを理解できない犬は知能が低いのか?

 

犬は鏡に映った自分の姿を自分だと知ることはありません。

これは犬の認知能力が低いからではありません。

犬と人の知能を比較するときに、人にできることで犬にできないことがあると「犬は人よりもバカ」だと思う人もいるかもしれません。

種としての知覚機能の違いによるものなので、犬が鏡の世界を認知しなくてもそれは犬が人よりも劣っているということでもないのです。

学者によってはいろいろな判断の基準があると思いますが、私はそう思っています。

鏡という道具は人の必要性に応じて人が作った道具です。

鏡などという道具を人が作って使っていること自体で人は賢いなとは思います。

でも犬の方は鏡という道具の必要性を感じていないのです。

自分が相手にどう映るのかということに対して関心がないからです。

自分と他者とのみかけの違いにも興味がありません。

足の長い犬と短い犬がいたとして、自分はどうしてこんなに足が短いのだろうと考えることもないのです。

それが犬の世界であり、その世界の素晴らしさというものが存在しています。

こんな小さなことですら違うのですから、犬の生活にとって何が楽しいのか、その楽しみが人と同じものであるかどうかなど分かるはずものないのです。

分からないからこそ犬を観察し行動を見て分析して「こうではないか」という仮説を立てることをただひたすらに繰り返しています。

そうして少しでも犬の世界に近付いたときに犬好きの私はうれしいと感じてしまいます。

地面の中に何かをみつけて集中する柴犬くん

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<犬のこと>犬のしつけに「ダメ!」はダメ。

普段無意識に犬に使っている言葉ですが、犬とのコミュニケーションをより良い方向に進めたいなら使って欲しくない言葉があります。

それが「ダメ」という言葉です。

訪問レッスンに伺ったときにとても多くの方が犬に対して「ダメ!」を連発しているのをよく耳にします。

全く効果のない犬に対する「ダメ」という言葉ですが、無意識で使っている方がほとんどなので自分では言っているつもりがないのです。

あーダメよ。とか

あーそれダメダメ。とか

ダメでしょ。ダメ。などいろんなパターンの「ダメ」があるようです。

ところが犬のしつけにおいては否定的な言葉はほとんど意味がありません。

犬に「これをしてはいけない」と伝えることはできないからです。

例をあげましょう。

とびつきが多発している犬がいるとします。

犬が人に飛びついてくるので、飛びついたときに「ダメ」と何度言っても犬は絶対に飛びつきがダメだとは学びません。

犬がソファに乗ることを止めさせたいとします。

犬がソファに乗ったときに「ダメ」といって下ろしても、ほとんど効果はありません。

効果があるのは、ソファに乗る前、飛びつく前に、どちらの行動も阻止できたときです。

そのときにダメという言葉を使うことがあるかもしれませんが、それはダメという言葉の意味を理解したのでななく、なんらかの方法で行動が阻止されたことで行動しなかったことを学習しているのです。

自分の後ろを犬がついてくるのを「ダメ」というのなら、それは「ダメ」ではなく「マテ」ですね。

リードをひっぱる犬に引っ張ることを止めさせたかったら「ダメ」ではなく「つけ」ですね。

「ダメ」を連発せずに、犬が何をしたらいいのかを教えることを犬のしつけといいます。

自分が犬に対して「ダメ」を使っているかどうかはなかなかわかりにくいものです。

家族がいるなら「ダメ」使ったら10円のペナルティなどやってみてください。

飼い主がひとりなら犬と一定の時間を録音してあとで聞いてみてください。

知らぬうちに増えている「ダメ」の数。

その数だけ、犬は本来学ぶべき機会を失っています。

「ダメ出し」では犬は学ばないことを知っていただき、本当に身につく犬のしつけを学ぶことが犬との生活を楽しくしてくれます。

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<犬のこと>犬の雷恐怖症はトレーニングで改善できる

雷雨の続く毎日、雷恐怖症を抱えてこの季節は震える犬たちがいます。

人と同じように犬にも様々な恐怖症があります。

 

犬の雷恐怖症その行動のパターンとは

 

犬恐怖症とは「犬が特定の刺激に対して恐怖を抱いている状態」に陥る症状が出ていることをいいます。

特定の刺激というのはいくつかの分野に分けることができますが、雷の場合には自然環境という刺激に対する反応です。

次に、犬が恐怖を抱いている状態というのは次のような行動を指します。

・よだれ

・震え

・ウロウロ

・走り回る

・落ち着きなくうごく

・机や椅子の下にかくれる

・体を強張らせる 硬直

・部屋の隅に頭をつっこむ

・戸口をガリガリする

・床を掘る

・キュンキュンいう

・ギャンギャンいう

・遠吠えをする

・壁にジャンプする

主にこうした行動が単数もしくは複数同時に表現されることがあります。

動物の行動はパターン化していますので、個性の異なる動物であっても犬であれば同じ行動をすることが行動から状態を分析することの意味です。

しかし、これらの行動は恐怖を抱いたときにも犬がする行動であると共に犬が別の状態であるときにも出る可能性があります。

飼い主は犬のこれらの行動を見てすぐに恐怖症だと慌てないようにしましょう。

 

犬の雷恐怖症は改善するのか

 

ブログをご覧になっていて自分の犬が雷恐怖症だと知ったら、まずは解決できるのかどうかを一番先に知りたいでしょう。

先にお答えしますが雷恐怖症は手段を選ばなければ改善します。

しかし改善のための指導をする側としては100%と言い切れない部分もあります。

というのは、恐怖症を改善させていくためには様々な形で環境を整備する必要があるのですが、その環境を変えるという部分において「飼い主側が不可能」と判断することがあるからです。

なので、飼い主のいう「無理」を排除し、犬の脳の機能性が正常である状態であれば、雷恐怖症は改善するはずなのです。

残念ながら犬のトレーニングの指導の範囲においては、飼い主を変えるという選択肢は入らないため、環境の整備についての制限を受けることになり結果として完全に改善したというケースから、ある程度改善したというケースまで改善の段階は様々ではあります。

逆をいうと雷恐怖症は改善しなければ「進行する」ものなので、なんらかの形で治療に取り組むことをおすすめします。

 

雷恐怖症の治療について

 

犬の雷恐怖症の治療方法は、主に二つに分かれます。

ひとつは薬物治療、二つ目は行動療法です。

私は獣医師ではないので薬物治療についての効果について語ることはできません。

ただ客観的にみてもいえるのは、より効果が高いことが期待されるのは「行動療法」の方です。

なぜなら雷恐怖症に限らず恐怖症は「恐怖を表現する行動」が症状だからです。

症状は「行動」なのですから、その症状をより確実に改善できるのは行動をそのものに変化を促す「行動療法」の方だと考えています。

 

犬の行動療法の鍵を握るのは飼い主の行動である

 

では犬の雷恐怖症を改善したいと考えたとします。

その犬に行動療法としてできうることを考えていきます。

行動療法なので、行動を自分で管理し変化させていく必要があります。

ところが犬の場合には、行動の管理のほとんどを握っているのは飼い主の方です。

犬の行動に変化を起こさせるためには、飼い主自身の行動を変化させていく必要があります。

飼い主が行動を変化させることで犬の行動が変化する。

当たり前のことなのですが、飼い主ははじめはなかなかこれができません。

初期はできたとしても長続きしないこともあります。

なぜなら飼い主自身には困っている問題はなく、今まで犬に対してやってきた行動はすべて飼い主にとっては「良いこと」「やりたいこと」なのです。

良しとして継続してきた行動を変えるためには飼い主側にも特別な意志が必要です。

その特別な意志とは犬との共感性が生み出します。

つまりは犬との共感性を発達できるかどうかが問題解決の鍵ということになります。

犬を愛しているならやる価値はあると思います。


 

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