グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>年末年始のトレッキングクラスとお預かりクラスでにぎわっています。

年末年始の天気予報が良好なようで安心しました。

皆さんにご心配いただいている寒波も通り過ぎたようで、七山でも冬の始まりのやや暖かな日々を過ごすことができています。

年末年始のお預かりクラスと、この時期のお休みを利用して参加されるトレッキングクラスのために七山にこもっています。

いち早く七山に到着したお預かりの犬ちゃんも、寒さの中でもとても元気です。
むしろ、寒いと犬は少しテンション高めになるようですね。

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少し年齢を重ねた犬ちゃんたちも、元気に山歩きしました。

「普段の散歩はあまり歩みが進まないけれどこの山ではとても元気だから」という飼い主さんの言われるとおり、しっかりした足取りで山を歩きます。

のあにこ18122901
リハビリ中の犬ちゃんも、ビックリするくらい山を上がっていくので飼い主さんも大慌てです。

大丈夫かなと様子をみながらも、犬を信頼する気持ちが一番大切です。

後ろ脚のリハビリ中なのに、しっかりと脚を上に上げて歩いている姿を見ると、やっぱり山は犬にとっては特別な場所なのだと感じます。

サラ18122901
明日からもたくさんの犬と飼い主さんが尾歩山を歩き収めしてくださるので、きっと尾歩山も喜んでいることでしょう。

かなり以前にお供えいただいたお花なのに、枯れないのが本当に不思議です。

オポのお墓
急に時間ができたからやっぱり山にいきたいなと思われた方も、ダメもとかもしれませんがお問い合わせは歓迎いたしますので、お気軽にご連絡ください。

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<クラス>家庭訪問トレーニングを利用して合同の散歩練習会

グッドボーイハートが提供する家庭訪問ドッグトレーニングのしつけ方指導は、各ご家庭の環境にあわせて行うプライベートクラスが基本の形です。

この基本形をアレンジして行う合同トレーニングはあまり頻繁に開催していませんが、条件や相性によっては合同トレーニングを開催することがあります。

合同トレーニングとは、2つのご家庭のレッスンを同じ場所で同時に開催するというものです。

主には、2頭の犬たちがいっしょに散歩の練習をするトレーニングクラス、同時に2頭の犬の対面を通して犬の社会性の発達の具合や今後の課題を探っていくためのクラスです。

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犬と犬を対面させすクラスは普段は七山の良い環境を使いながら行っています。

狭い室内や限られた空間、ストレスを得やすい都心の臭いなどに囲まれていない管理されたスペースを利用することで、犬と犬の対面に良い変化を促していくことを目的としているからです。

時にはこの犬と犬の対面は、飼い主さん不在のお預かりクラス時に行うこともあります。

これも、飼い主さん不在である方が犬の一方上の行動が引き出されそうだと判断したときにはお試しでもやってみています。

犬の可能性は自分たちの想像の範囲を超えていますので、時間と空間を有効に活用しながら犬の今のコミュニケーション力とこれからの成長の兆しを見つけていけることはとても楽しい時間です。

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今回、合同で散歩と対面のトレーニングクラスを開催したのは、生後4ヶ月になる黒柴の犬ちゃんと、生後5ヶ月になるシュナウザーの犬ちゃんです。

お住いや普段過ごしている犬の環境、犬たちのコミュニケーション力の発達の程度、飼い主さんのお世話の時間や労力のかけ方や熱心度、そしてそれらの環境を通して現在成長中の犬ちゃんたちにある程度の似た部分を見つけることができてお声かけしました。

子犬同士の対面で、しかもリードをうまく利用しながらの対面は、実際にはひとりではなかなか大変なものです。

普段はリードをつけているときには絶対に他の犬と対面させることがないようにとお願いしていますが、こうした練習の際には、私自身が2頭の犬のリードをコントロールしながら対面が順調に進むように環境の調整をしていきます。


場所は都心の中でも森の臭いがして開放感があり、そして広場ではなく人通りも犬もいない場所を選びました。
あいにくあまり天候がよくなかったのですが、このことで犬の散歩をしている人もほとんどおらず、好条件でのクラス開催となりました。

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わたしが何をやっているのか、犬たちがどのようにコミュニケーションをとろうとしているのか、合間合間に説明をしながら、犬が必要としていること、犬を落ち着かせること、犬と犬が対面することの意味などを学んでいただきます。

この対面はビデオに撮影してもらいました。次回の犬語セミナーで飼い主さんたちといっしょに見ることができればと思っています。

次回の犬語セミナーですが、来年の1月の月末の日曜日に調整をすすめています。

決まり次第、ブログで紹介させていただきます。

犬たちのこれからの成長がますます楽しみです。成長は楽しいこともありますが、辛いことも難しいこともあります。それは自分達の成長と同じです。

どちらかというと相当大変だったことの方が自分を成長させてくれたと感じられるはずです。

犬も大変な思いをするのですが、それが成長の過程の中で起きることであれば、犬もそれを乗り越える力を持っています。犬のことを信頼しましょう。それが犬に対する本当の愛情です。

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<動画>来客の時に興奮する犬を落ち着かせる方法:「インターホンでハウス」はハウストレーニングの必須項目です。

犬は環境の変化に対して敏感に反応します。

室内飼育の犬の場合には、犬が住処としている室内に異変が生じると大変興奮します。

誰であれテリトリーを侵入する気配を察すると、吠えたり玄関に走り出す犬はそう珍しくはありません。

テリトリーを守るという行動は犬の習性に応じた行動です。

犬が来客時に吠えたり興奮したとしても、来客が飼い主の友人や知人であることを理解して落ち着きを取り戻すのであれば全く問題ありません。

ですが、来客が誰であるかを確認するまでの間、犬は大変不安定な状態に陥ることがあります。


特に室内飼育の犬の場合には、屋外の犬とちがって逃げる場所がない最後のテリトリーになるため、来客の合図には過剰に反応するのです。

来客の時には犬をできるだけ落ち着かせてあげる必要があるのですが、どうもやり方によっては全く間違っている方法を取られることがあります。

絶対にやって欲しくないのは、吠える犬を抱っこして玄関に出迎えに行くことです。

いろいろと理由はありますが、落ち着かせという自律力を育てるためには、抱っこは落ち着かせにはなりません。

とても依存した形で飼い主の抱き上げに頼るという依存行動となります。

犬によってはさらに不安を抱えやすくなり、分離不安の犬であればそれが悪化していくでしょう。


では、対応としてはどのような形が最もやりやすいのかというと、やはりテリトリーを活用したハウストレーニングです。

インターホンがなったらハウスに戻るように教える練習をした成果を生徒さんから動画でいただきましたのでご覧ください。


犬のリキちゃんがペットボトルのトリートボールで遊び中にインターホンがなり、飼い主さんがハウスを促す映像です。↓


     ※画像をクリックすると動画再生します。

動画を見ていただくと分かるのですが、まず飼い主さんがとても落ち着いているということです。

飼い主さんが慌てたり興奮したりすると犬も興奮してしまいます。

また、抵抗なくハウスに入るリキちゃんも印象的かもしれません。

ハウスは犬にとって大切な落ち着ける場所であるはず、ハウスに入りたがらないのであれば飼い主としていろいろと考え直す必要があります。

リキちゃんがハウスに入ったあとに騒いでいないのも高く評価できる行動です。


犬のしつけは習慣化していくのが基本ですが、習慣化のためにはくり返し練習が効果的です。

くり返し練習に入る際にはオヤツがなくてもできるようにしてから行う事も大切なことです。

難しいようですが意外に簡単なトレーニングです。

来客の時に犬を落ち着かせ安心させるトレーニングとしてぜひトライしてください。


他にもインターホンでハウスの動画をアップしていますのであわせてご覧ください。

ブログ記事:インターホンに吠える犬“インターホンダッシュ”に対応する:インターホンに吠えるを解決するためのヒント

参考ブログ記事:
インターホンに吠える犬“インターホンダッシュ”に対応する:なぜ犬はインターホンに吠えるのか

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<クラス>老犬とリハビリ犬のお山クラス開催しました

少しだけ暖の戻った七山で老犬たちとリハビリ中の若い犬ちゃんが集まって、山散策を楽しむクラスを開催しました。

いつもの隊を成して規律正しくトレッキングをする山クラスとは違う過ごし方をしました。

老犬になると体力も体調もそれぞれです。

どこでどのくらいの時間を使えばいいのか、犬に負担をかけすぎずでも少しでも心地良く過ごせるように飼い主側に判断をお任せして、ゆっくり過ごす時間を持ちました。

老犬の飼い主さんはいずれも若いころからグッドボーイハートに親しんでくださった方々ばかりです。

飼い主同士も長い年月を通して少しずつ距離を縮めてこられたので、お互いの中に信頼関係も育っており安心して過ごしていただいているようでした。

また、犬の具合に合わせた山の過ごし方については信頼がおけます。

長くにわたりここで犬との山歩きを楽しんで下さっただけあります。

病気で脚が不自由になっていた若い犬ちゃんもリハビリをかねて参加しました。

お庭でウロウロと休憩したり歩いたりとほんのわずかな空間しか利用していないのですが、その周囲には七山という大自然に囲まれています。

同じ位のスペースなら都会の駐車場でもいいのではないかと思われるかもしれませんが、その周囲を取り巻く環境に犬は敏感なのです。

犬は人が飼うペットであると同時に、やはりイヌという動物なのだと感じるときです。

老犬との暮らしに、病を患った犬との暮らしに、飼い主としてできることの限界はありますが、求めすぎずでも放り出さずに暮らしていくことは簡単なようで以外と悩みも多いものです。

こうして信頼しあえる飼い主さん同志で話をする機会を得られることもまた、自分の気持ちを落ち着かせることになるでしょう。

七山は福岡から車で1時間です。

遠いと感じるのか近いと感じるのか、それは飼い主次第です。

老犬にとっては1時間の移動は決して近くはありませんが、その1時間をかけても得られるものを持って帰っていただけたでしょう。

老犬は未来をわずらったりはしないし、病を抱える犬も過去を思い出して泣いたりしません。

今しかない。今を大切に生きることのできる犬たちを見習います。

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<クラス>雪が降ったら犬が変わる、今年最後のテントクラス開催しました

寒い週末になりましたが、七山では雪は降っていません。

毎月テントクラスを楽しみにしている老犬たちと、テントクラスを開催しました。

雪が降ると交通が不便になり困るのですが、雪が降るのを期待している気持ちもあってなんだか複雑です。

雪が降るというのはなぜかテンションが上がることなのです。

犬も雪が降ってくるといつもと違う表情や行動を見せてくれます。

積雪するととてもはしゃぐ若い犬のいるけれど、年を取ってくると派手さはないけど深みのある感覚に変わっていくのでしょうか。

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そんな雪の中の犬の姿を見たいという気持ちもあって、雪を期待してしまいました。

今回ははずれでしたが、七山では年に数回積雪しますのでぜひ七山トレッキングクラスに起こしいただきたいです。

人の力だけで犬をなんとかしようと思っても限界があります。

動物が本当に変化していけるのは人がつくったルールだけではなく、それを取り巻くもっと大きな環境だと思うのです。

その大きな環境とは、自然という人の力では支配できない力であって、自然が持つルールの中に人も犬も入っているのだということを知らしめてくれるもののひとつとして雪の中で謙虚になれるのが動物というものではないでしょうか。

テントクラス中、部屋で暖がとれるようにと暖炉をいれていました。

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生徒さんのおひとりが「この暖炉と毛布があったらずっとここで過ごせるというきもちになれる、無敵ですね。」とおっしゃいました。

結局、火を扱えるようになったことで人は幸せにもなったけれど、やりすぎてしまって不幸にもなったのかもしれません。

自然の中で思いを巡らせるいろんなこと、犬との暮らしに役立てていただければと思います。

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<犬のしつけ方>犬のかみつきの危険性のシグナル、このかみつきが出たら緊急対応が必要です。

犬を家族として可愛がる方、犬を家族として迎え入れようとする方々の多くが忘れてしまうのは、犬は咬みつく可能性のある動物であるということです。

犬にとって「咬みつき行動」そのものは異常行動でもなんでもありません。

犬が咬みつく行動が異常だと判断されるのは、犬の咬みつきが生じる状況や程度を含めて判断されるものです。

犬が飼い主に咬みつくということが全く想像できないわけではないのでしょうが、犬を迎え入れる段階では夢のような楽しいイメージばかりが膨らんでいます。

実際に犬に咬みつかれてしまうと、まさか犬が自分や家族を咬みついて傷つけることがあるとは思わなかったという思いと、冷静に考えてみれば犬が咬みつく可能性は十分にあったのだという思いが交差して、飼い主側は混乱に陥ってしまいます。

かわいい犬が咬みつきに至るにはそれ相応の理由があったからだとか、偶発的に牙があたっただけだろうとか、こんなことはもう二度と起こるわけはないという気持ちで、問題視せずに過ごしてしまうことも多いようです。

咬みつきについては慎重な判断と対応が必要になりますが、もし次のような事実をきちんと認識できる目をお持ちでしたら、そのときにはすぐに対応をお願いします。

その事実とは、かみつきの重症度についての事実です。

特に生後6ヶ月未満の犬は乳歯をもち顎が発達していないため、ひどく咬みつかれることがあっても重症を負うことはありません。

そのため、子犬期の危険な咬みつきを見逃してしまうことが多いのです。

見逃して欲しくないかみつきの程度とは、咬みつかれた傷の状態で判断されます。

犬から咬みつかれたときに、出血は少なくとも咬みつかれた傷周辺に青いアザができるような場合には、緊急対応が必要となります。

アザや内出血の起きる咬みつきは、犬が咬みつく行為についてなんの抑制もかけずに行動を起こしたことを証明しています。

犬の咬みつきは大変危険で、犬は咬みつく可能性の十分にある動物ですが、彼らが人を社会的な対象とみなし、社会的な行為を身につけていれば、そこには必ず「抑制」というブレーキが存在しています。

子犬期にはこのブレーキが身に付いていない危険性があり、そのまま成犬になることは大変危険です。

犬の咬みつき行動は咬みつかれた人を不幸にするばかりでなく、結果として咬みついた犬そのものも不幸にしています。

咬みつきの緊急対応については、必ず行動学などの専門家の指導に従って行ってください。

ごほうびや罰を規則にのっとらずに与えてしまう行動は、咬みつきの出ている犬の行動をさらに悪化させることになり大変危険です。

犬はすばらしい動物ですが、すばらしい動物となるためには、犬の習性や行動を理解し、犬が正常に発達して成長できるように飼い主側が協力する必要があります。

そのベースがあってこそはじめて、犬は人のそばですばらしい動物となり得るのです。

咬みつきの対応はできるだけ早期に慎重にが基本です。

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<受講生のコトバ>わが家のアイドル、空ちゃんのパピートレーニング格闘の日々

グッドボーイハートのクラスを受講してくださった生徒さんから感想文をいただきました。

今回は、パピートレーニングを受講してくださったトイプードルの子犬の空ちゃんの飼い主さんからです。

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子供たちが大きくなり、なんとなく寂しさを感じていたときに、癒しを求めて子犬を飼いたいと思うようになりました。


犬は可愛いと思えるけど怖いからと、ほとんど犬と接したことがなかった私ですが、子犬からしつけをして育てれば大丈夫だと、安易に考えてしまいました。

ブリーダーから犬を迎える日が近づくにつれ不安が募り、専門家に犬のしつけ方を教えてもらおうとネット検索して出会ったのがグッドボーイハートでした。

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空を迎える前にカウンセリングクラスを受けて、犬との生活は生半可な気持ちでは無理と不安でいっぱいになりました。

この時点で、もうすでに後には引けない状況でしたので、ともかく先生を頼りにがんばるしかないと覚悟のスタートでした。

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迎えたばかりの子犬の空は、自宅に来てから3日間クレートに閉じこもり、やっと出てきたと思えばすぐに部屋中を吠えて走り回り、やたら攻撃的に甘噛みを始めました。

来た当初の大人しく弱弱しかった空の豹変振りにクッションを盾に応戦し、こんな怖い子を飼ってしまってこの先の不幸しか頭に浮かびませんでした。

先生は一貫して、抱っこはやめてくださいとおっしゃり、当初は意味もわからず家族に抱っこ禁止令を言い渡し、ひたすら犬にストレスをかけない環境作りのために、部屋を模様替えする日々でした。

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「えーー」と「きゃーー」ばかり言っていたこのときを思い返して今思うことは、空への直接のしつけというより、空が気持ちよく過ごすことができるように環境を整えることが、空の行動を落ち着かせることにつながったということです。

気がつくといつの間にか、甘噛みやとびつきが少なくなり、空の興奮が長く続くことがなくなっていました。

そして、空の変化に比例して、子犬にビビッて過剰に反応していたわたしでしたが、リラックスして空と接することができるようになっていました。

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男ばかりのわが家でアイドルの空です。

かわいらしさに負けてついつい甘くなったり、甘えてくる空を受け入れてしまいがちな毎日で、三歩進んで二歩下がる感じです。

適度な距離をもって、犬と楽しく暮らしていけるようにこれからもがんばりたいと思います。

そして、野山に出かけ自然にふれあう機会を空と共に楽しみ、犬の短い一生を幸せにすごしてもらえるといいなと思っています。

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子犬を迎える前にカウンセリングを受講して下さる方はまだまだ少ないのですが、犬を飼ったことがないとか犬を飼うことに自信がないという方の方が学ぶ姿勢が高まることもあります。

空ちゃんの飼い主さんも小さな子犬の空の甘噛みやとびつきに、はじめはかなり怖がっていらっしゃいました。

野生動物が同じようなことをすれば当然怖いと思うはずなのに、なぜか犬だと馬鹿にしてしまいこともありますから、怖がりすぎるのも困りますが人とは全く違う動物なのだと受け入れる事の方が上手くいくこともあるのです。

子犬の中には抱かれたがらない犬らしい気質を持つ犬もいますが、小型犬の多くは飼い主の膝や手の中が逃げ場になり、成長を阻害したり不安を上昇させてしまうことがあるので、子犬時期の接し方はとても大切なのです。

空ちゃんに対して決めたルールをきちんと守られ、何よりも空ちゃんが落ち着ける環境を整えるために全力で協力をされる姿勢には頭の下がる思いでした。

最初にレッスンに伺ったときに大きな屋根のないサークルを準備されていて「すみません、このサークル使えないんですけどいいでしょうか?」と申し訳ないという気持ちも含めて申し上げたところ、「えーーー、買ったばっかりなんです。」といわれながらも、リサイクルに出してきっちりと処分して下さったことなど懐かしく思い出しています。

新しい環境を導入すれば、子犬の空が負担なく受け入れていくように練習や対応も必要となります。

環境整備は今ある環境を変化させなければいけないということですから、なかなか進まないというのが現状なのに、その中では革新的なほどの工夫をされていました。

犬を飼ったことで生活が変わっていくのがこわいですねと笑いながらおっしゃっていましたが、それは決して犬のためだけでもないことばかりです。

犬にとって本当に必要な時間は、自分たちにとっても必要な時間であることの方が多いからです。

空ちゃんとこれからも、毎日を重ねながら共に成長していただければ、そして時々私もごいっしょできればうれしい限りです。

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空子犬6

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<クラス・動画>子犬のはじめてのお散歩トレーニング

家庭訪問のパピートレーニングクラスで、3ヶ月の子犬ちゃんがお散歩の練習をはじめました。

子犬が散歩に出るというのは、大きな社会化という成長のための一歩を踏み出すことにもなります。

子犬が外界という世界に対しどのような反応を示すのか、それに対してどのように対応していけばいいのかなど、飼い主さんにとっても新しい課題が増えてきます。

チワワのららちゃんのお散歩風景

チワワのららちゃんのお散歩風景



犬を散歩させることで最も難しいことは、リードという犬という動物にとっても大変不自然な道具を理解させなければいけないことです。

リードという道具は犬の安全を確保するために着用するものですが、犬の方から見ると拘束されてしまい逃げることができなくなるというストレス状態に追い込まれてしまうものでもあります。

子犬にリードを着けることの意味は、飼い主が手をつないでいるように犬と歩いているということです。

リードは子犬を守るための道具でもあり、また子犬にどちらの方向に進もうとしているのか、停止しようとしているのか、待つ必要があるのか、など状況による様々な行動を伝えるための大切な道具なのですが、子犬がこれを理解するようになるにはしばらく時間がかかります。

それよりも、リードを使っている人(飼い主)の方が、リードの使い方を十分に理解できていません。

特に様々な危険と遭遇する可能性のある混雑した道でリードを使う場合には、リード使いにはかなり熟練を求められます。

リードは犬を落ち着かせるために使う道具であって、リードをひっぱって犬を不安定するような道具ではなく、馬でいえば手綱だと思っていただけるとわかりやすいかもしれません。

子犬はリードを付けられているストレスを抱えながら、臭いの強い都心の環境をすり抜けて安全地帯である緑の多い公園へと向います。

子犬にどのような手順を踏めば社会化をできるだけ緩やかに促進させることができるのか、子犬の性質やそれぞれの異なる地域の環境から算出していくだけでも、かなり時間のかかる作業です。

次の動画は、お散歩練習をはじめたばかりの3ヶ月の柴犬ちゃんの動画です。


           生後3ヶ月のカレーニンちゃんのお散歩風景の動画

こうした散歩にかかわる環境整備を飼い主さんといっしょにやっていくためには、やはり家庭訪問トレーニングが一番です。

実際に見ることができない環境の場合には、ビデオで見せていただいてり飼い主さんからの詳細な報告で環境を把握できるように努めています。

さらに、子犬の散歩デビューの前準備と室内での子犬との過ごし方が子犬の散歩行動に影響を及ぼしていますので、つまりは何かひとつだけを練習してもうまくはいかないということです。

逆をいえば、一貫して接することを覚えると犬のしつけ方や関係性の作り方はある意味シンプルであるともいえます。

子犬たちのこれからの成長が楽しみです。

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<クラス>今年最後の犬語セミナーを開催しました。

今年も毎月がんばってまいりました犬語セミナーですが、2018年は11月の開催が最後となりました。

生徒さんにお手伝いいただいて、いつもはご覧いただけないような内容のビデオもご覧いただきました。

犬の問題行動のご依頼は多いものの、犬たちが日常的にどのような問題行動を起こしているのか、実際に見ることはほとんどないと思います。

今はユーチューブといった動画配信のツールがありますので、今までは見ることのできなかったような映像も簡単に見ることができます。

ただ、それらの行動のどこが問題なのか、何がその行動に影響を与えているのかを探ることは難しいばかりでなく、行動の意味すらも取り違いされてしまうことがあります。

情報が過多であると共に情報が雑であることの悪い影響の結果です。

ひとつの間違った見方が情報のツールにのると、その情報は発信した方がとめようと思っても止め処もなく広がってしまいます。

悪意があるものではなくとも受け取り方によって誤解されてしまうということも多々あります。

犬語セミナーは、溢れる情報の受け取り方にしっかりとした自分のフィルターを持つことを学ぶことも目的としています。

選別や判断をするための手順は自分が見ていることを発言する、そして他の方の意見も聞く、さらに広い視点で見ることでそれが正確に見ているのかどうかを知っていくということです。

今回犬語セミナーのときに少しだけご紹介した犬の問題行動のビデオは、ユーチューブでも配信されているようなものです。

その行動の原因がどこにあるのかも、飼い主さんの登場で明らかになっています。

自分の犬との関係にも大いに当てはまるこの接し方とは、つまり「間違った愛情表現」です。

犬に対する間違った愛情表現とは、抱きしめる、撫で回す、いつも触っている、抱き上げるといった行為です。

これらは犬を興奮させる行動にはなりますが、決して落ち着かせる行動ではありません。

むしろ、犬を興奮させるばかりでなく、犬を不安にさせてしまいます。

結果として、犬は落ち着くなく動き回ったり、吠えたり、とびついたり、噛みついたりするようになるのです。

人の幼児を可愛がるように犬を可愛がることはできないのです。

犬には犬として犬を尊重すべき接し方があり、そのことが犬を落ち着かせる一番の方法です。

犬語セミナーは来月1月に開催を予定しています。

次回のお知らせはブログで行います。

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<クラス>連休中は熟練たちのテントクラス開催しました。

11月の連休は最高のお出かけ日和でした。

みなさんも犬たちといっしょに山歩き、海歩きへと出かけられたことでしょう。

グッドボーイハート七山の尾歩山では、10年以上テントクラスにご参加いただいている熟練メンバーでのクラス開催となりました。

テントクラスというとどのようなスタイルで寝ているのかと想像できない方も多いようですが、とても単純でテントを張って犬といっしょに寝泊りするというクラスです。

最初はなかなか落ち着かずにいる犬たちも、くり返しの経験で自信をつけていき頼もしくなっていきます。

アウトドアが好きな飼い主さんも、アウトドアとは縁のなかった飼い主さんも、どちらも犬との新しい体験を楽しみながら関係をつくっていただいています。

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犬との限られた時間をどこでどのように過ごすのか、みなさんそれぞれでしょう。

人の楽しみばかりに重点を置いてしまうと、人の外出やイベントに犬を付き合わせることになって結果として犬に負担を強いてしまいます。

何もない山で過ごしてテントという単純な道具で寝ることは、人にとっては少し物足りない上に原始的で快適さとは無縁の時間にもなります。

ただ、その何もない中に犬との関係に気付いたり変化したりするものがあるのかなと思います。

実際に、テントクラスに参加してくださっている生徒さんと犬くんたちはそれぞれに悩んだり苦しんだりしながら、成長や変化を楽しみつつ静かに老いをすすめていく犬の姿を見守っていらしゃいます。

これからいくど山で夜を過ごしていただけるかわかりませんが、そのひとときがかけがえのない時間になれば、そしてそれが犬にとってもそうであればと願うところです。

若い犬たちは山に出現した見慣れぬテントという物体に、警戒したり驚いたりしていました。

いつか君達もテントに人といっしょに寝ることがあるんだろうか、そうなると楽しいねとささやいていました。

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