グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<日々のこと>「犬のオスが犬のメスにやさしいこと」付属のこと

先日のブログ「犬のオスがメスにやさしいには理由がある」の付属のコメントです。

前者のブログ記事では、犬のオスとメスの関係性がヒトのオスとメスの関係性に似ているということについて書きました。

犬とヒトは違う動物ですが動物として似ている性質もあることで共感も生まれやすいのです。

その似ている性質に関わる行動は、種を超えて犬とヒトという関係の中でも表れてきます。

先日お預かり犬ちゃんとダンナくんが接しているのを見て「やっぱりね」と思ったことがあります。

お預かりの犬ちゃんがメスの犬ちゃんで、ダンナくんが声をかけると興奮気味になってとびつこうとします。

とびつきが激しくなるとワンワンと吠えはじめて挙句の果てにはクレートの中の鼻ならしへと発展していくことをダンナくんももう学んでいます。

「駄目よ~」と軽くいなそうとしますが、軽く相手をされた犬ちゃんはますます興奮してきます。

とびついてワンワンを繰り返すようになってしまいますので「落ち着かせてくださいね」と私からの警告。

「フセしなさい、フセ、フセ」とやさしい声で犬ちゃんに語りかけるダンナくん。

「お利口さんね~、フセしなさい、フセ。いい子だからね、ね、フセ」とできていないのにほめ続けるダンナくん。

ところが相手がオスの犬くんになると声のトーンも態度もかなり変わってしまうのです。

生物学的に当たり前のことなのだけど自分の行動をわかっていただくためにあえて質問してみます。

「相手がオス犬のときには厳しい態度なのに、相手がメス犬になると甘やかすような接し方になるのはなぜですか?」

考えこむダンナくん、つまりは「嫌われたくない」ということらしいのですがいかにも男子の言いそうなことです。

犬に接するときには性別を超えて対等でなければその域には達しないと説明したいところですが、説明しなくとも頭ではちゃんとわかっているらしいです。

そのダンナくんには、メス犬ちゃんには遊び相手として、オス犬ちゃんには序列を教える相手として付き合ってもらっています。

グッドボーイハートでの役割分担ということで、今後も預かり犬ちゃんのお世話をいっしょにさせていただきます。


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<クラス>お預かりクラスでお世話してみてわかる犬のこと

グッドボーイハートのお預かりクラスは一般的なドッグホテルとは少し違います。

いや実際にいっしょに時間を過ごしていただくとわかるのですが、たぶん大きく違います。

このお預かりクラスの期間中に犬をどのように管理するのか、どのように接するのかは犬によって違います。

訪問クラスで生徒さんにお願いしている接し方と同じようにとプリントには記載しています。

行動が安定して落ち着いている犬ちゃんたちは、接し方はみなさんにお勉強していただいたのと同じように、管理の仕方は家庭とは違いますので少しきちんとします。

管理方法の違いとしては普段は部屋の中でフリーで寝ている犬ちゃんも、お預かり中はみなクレートなどの個別のハウスで休ませるようになります。

お預かり中の一番の目的は「犬を安全にお預かりすること」です。

いつもと違う環境では犬が不安定になりますから、より厳しく管理することで安全にお預かりすることになります。

ただグッドボーイハートの犬たちをお預かりする次の目的は、犬のことをより知るためです。

家庭訪問トレーニングのときには、インストラクターである私が不在の状態の犬の様子を知ることができません。

飼い主さんの犬に対する接し方も、私がいるのといないのでは全く違うとはいかなくても多少は違いがあるはずです。

先生がいるときといないときでは差が出るのが当たり前のことなので、そのことは織り込み済ということで犬の行動を見ていきます。

そうなると、普段の犬の行動は飼い主側の報告に頼るしかありません。

こういうときはどうしてますか?の質問に対して飼い主が「犬はこうしています」とこたえます。

そんな質問の繰り返しで犬の普段の行動から犬の状態や気質、そして一番大切な飼い主との関係性を見ていきます。

この関係性の部分を曇らせてしまうのが、飼い主の犬の行動の読み間違いです。

怖がっているように見えるんです。

パニックを起こしています。

といったお答えをいただいたときも、そのレベルがどの程度の恐怖なのかどの程度のパニックなのかがあまり見えてきません。

実際にお預かり中に犬が落ち着かない状態になったときに、どの程度の騒ぎ方なのかをチェックしたり、それに対して対応の仕方を試してみて犬の行動の変化を引き出したりしてみます。

3日間ほど犬をお預かりしていると普段から飼い主がどのように接しているのか、飼い主とどのような関係なのか、環境がどの程度犬に影響を与えているのかがわかってきます。

たとえば、庭につなぐと狂ったように吠えるという犬も、実際にお預かりして庭に係留するとほとんど騒ぐことがないということもよくあります。

数日では環境に慣れていないという理由でもあるので数日試してみるのですがほとんど騒ぐことなく行動はどんどん安定してくることがあります。

周囲の環境が騒がしいとか静かとかそういった影響はかなりあります。

グッドボーイハートでの預かりの場合は、七山の環境と福岡の環境では多少の違いがでることがあります。

それでも、生徒さんがいうような落ち着かないという状態にはいたらないことも多いのです。

これは庭の環境だけでなく、普段から室内にいっしょにいるときの接し方や飼い主との関係性が部屋と庭に分かれたときの行動に影響を与えてしまうからです。

お預かり中の犬への接し方はグッドボーイハートルールで徹底していますので、3日間ほどの預かりでも預かり中の行動はびっくりするほど変化していきます。

もちろん犬の行動が変化する可能性があるかどうかを試しているわけですから、結果が出るのは当たり前のことでもあります。

でもこれは「犬のしつけの可能性があるのか」という質問への答えですから、変化があれば可能性がある、変化がほとんどなければ可能性は低いという答えにもなってしまいます。

犬の行動には当然のことながら脳の働きが作用しています。

脳の働きが壊れていると、残念ながら環境を変えても行動の変化は見られず「犬のしつけ」は通用しないということになります。

薬剤などで脳の機能性を抑え活発なホルモンなどが出ないようにして、寝ていることが多くなるようにするなどの対応をとる必要性が出てくるかもしれません。

ただ、わたしはこれはあまりお勧めしていません。

明らかに脳が損傷する脳梗塞などの状態に陥ると身体的な機能性にはっきりとした変化が見られます。

犬が日常生活を普通に送っていてその日常は人のものほど複雑ではないと考えると、もう少し違ったアプローチがあろうかと思います。

脳の活性化しすぎた活動を抑える一番の方法は、山歩きなどを行ったり、田舎環境で暮らすことです。

ところが都会に暮らす方はなかなかそれが実現できません。

生徒さんたちの中には週末毎に山通いしたり、田舎に連れていき、犬のパニック症を克服された方が何名もいらっしゃいます。

そうした実例があるからこそお勧めはするのですが、時間がない、車がない、などご家庭の事情も様々です。

できることが見えていてもそれができるかどうかはその飼い主の環境次第ですから、そこまで口出しもできません。

犬のためと思うとなかなかうまくいかないことなので、日ごろから人が自然に親しんで遊べる習慣があるようにと思っているわけです。

今年の冬も七山でたくさん遊びたいと思います。

犬たちがお泊りに来てくれています。

いっぱいの時間を空間を使って、犬としての時間を取り戻してほしいです。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<クラス>屋外での公園散歩とカフェレッスン

グッドボーイハートの家庭訪問トレーニングでは、犬のお世話や関わりについて様々な角度からより良い暮らしを目指していきます。

その中には犬と楽しく安定したお散歩ができるようになるための練習も入っています。

散歩は犬のお世話の中で最も関係性を表現する機会でもあり人にとっても犬にとっても大切な時間です。

散歩をどの時間帯に、どのくらいの時間をかけて、誰と、どこを、どのように歩くのか。

毎日、毎日の単純なことですが、散歩こそ唯一犬が社会に出られる時間ですから、大切な時間としていっしょに過ごせるようになっていただきたいのです。

訪問トレーニングでの散歩の練習は普段の散歩コースはもちろんのこと、いつもでかける公園で待ち合わせしたり、少し遠いけれどよく利用する公園で待ち合わせたりと飼い主さんのステップアップによってその内容も様々です。

今回は中級クラスの生徒さんとそのお友達(どちらもグッドボーイハート生)から、よく出かける少し遠い公園で、いっしょにお散歩してカフェでお茶をするところまでの練習をクラスとして開催しました。

福岡市の広い公園に来て、昔グッドボーイハートでずっとやっていた「お散歩会」をなつかしく思い出しました。

グッドボーイハートの生徒さんたちで公園に集まってやっていた練習会ですが、いつの間にか頭数も増えてしまい、練習会がイベントのようになってしまったこともありお散歩会は終了させていただきました。

ただ犬の日常に近い状態でお散歩の練習会をさせていただけるのはうれしいことです。

公園の中でできる少し変わった練習もご紹介して、夕暮れにはなりましたが無事にカフェでお茶もしました。

お茶会の話題はあの「人イヌにあう」のことです。

本を買って読み解いているところだけどなかなか読み進まないので今度は読書会をしてくださいというご要望もいただきました。

勉強熱心な生徒さんがグッドボーイハートにいらっしゃることが、自分の成長につながっていくことがありがたくて仕方ありません。

ローレンツの本は今目の前にあります。

この本の中に出てくる犬をローレンツがどのような視点で見て何を語っているのか、そんな話をグッドボーイハートの生徒さんたちとお話できるならこんなに楽しいことはありません。

練習したカフェでは犬たちが落ち着かず吠えていたり、カートに乗せられたまま放置されていたり、ずっとおやつをもらいながら歩いていたりと不思議な光景を見ました。

ごまかしではなく本当に犬と向き合う時間を作ると、急変はしないけど犬のことを理解しながらじっくりとお互いに成長していきます。

グッドボーイハートというドッグスクールは時間をかけずに結果を出したい方よりも、じっくりと自分の犬のことを理解しながら関係を築いていきたい飼い主さんに向いていると思います。

ドッグスクールは今は山のようにあるのです。

選ぶのは飼い主さんの自由なのです。

自分にあった犬の学校を見つけていただきたいです。

グッドボーイハートはこだわりの強いスクールですが、私も職人気質なのでなかなか曲げられません。

とりあえず頑固一徹になりすぎないよう、楽しみながら犬のことを学び続けます。

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<クラス>お預かり犬ちゃんが日向ぼっこする姿で考えた自然の力のこと

緊急のお預かりが入りました。

福岡でのお預かりでお約束したのですが、一泊の時間ができたので急いで七山に向かいました。

なんどもお預かりクラスに来てくれているので七山での過ごし方にも順応性が高まっています。

移動の直後にはキュンキュンと鼻をならしていた犬ちゃんも少し時間がたつとマイペースに自分のために空間と時間を使い始めました。

草の臭いを嗅いだり、テラスで横になって寝ていたり。

作業のために庭に出入りしても、少し目線を送って見送るだけで興奮することもありません。

太陽の光というのはものすごいエネルギーをもっているのだと感じるときです。

そういえば、こんなことがありました。

最近福岡で紅茶をいれるときに電気ポットのお湯を使いました。

ダンナくんが「いつもと違うよね」といいます。

私はコーヒーを飲んだのですが確かにいつもと違います。

香りが少ない、そして固い。

水を火で沸かすのと電気で沸かすのでは、水の質が違うのです。

火で沸かすとお湯がまろやかになり、電気で沸かすとお湯が痛いのです。

ダンナくんの子供のころには実家で薪を焚いてお風呂に入っていたこともあるらしく、薪で炊いたお湯はとろみがでるほどに柔らかいと話していたのを思い出しました。

動物の体もほとんどが水でできています。

その水を温めるのにエアコンがいいのか、日向ぼっこがいいのか結論ははっきりとしていますね。

犬たちはどの季節にも日向ぼっこをします。

太陽があるだけではだめで、安心して過ごせる場所が必要です。

お預かり犬ちゃんの日向ぼっこ姿に短い時間だったけど七山に連れてきてよかったとうれしくなりました。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<クラス>お預かりクラスで対面した大きい犬と小さい犬:お互いに犬であることがわかるのはなぜか。

犬という動物の不思議は、サイズや見かけ(形態)のバラエティーさに富んでいることです。

同じ種類の動物でありながら、ここまでいろんな姿形のものになってしまうのも珍しいでしょう。

体重が一キロもない犬から60キロを超える犬、被毛の短いものから長いもの、直毛のものからカールした毛のもの、脚の長いのから短いもの、耳が立っているものもあれば倒れているのもいます。

色は白、黒、茶が基本色ですが単色、まだら、ぶち、トライカラー、左右対称の犬など本当に様々です。

もちろんこのような犬たちは人が犬の繁殖に強く関与したことで遺伝子的に変異を遂げてきたわけですが、それにしてもね~と思います。

そしてそれ以上に不思議なのは、見かけが全く違う犬同士が出会ったときに相手が犬であるということをすぐに見分けてしまう能力です。

犬は嗅覚を主体として判別(区別)をする動物ですが、とはいえ全く視覚の情報に騙されないというのはおそるべきことです。

犬が以下に嗅覚情報を大切にしているのかということと、犬と区別する臭いがすべての犬に含まれているということなのです。

実際に犬は同族の犬の排泄物には強い関心を示しますが、人の尿の臭いにはほとんど関心を示しません。

特に屋外に人が排尿をしたとしてもほとんどといっていいほど関心を示しません。

こちらからすると犬も人も同じような尿の臭いしかしないように感じるのですが、その臭いの中にある「犬のもの」「犬ではないもの」の区別がはっきりと記させているわけです。

こんなことも分からないのに犬が受け取っているものと同じ情報を共有することなどできるわけがありません。

そもそも受容器官の性能に差がありすぎるわけですから、この部分では人は犬にかなうはずもないのです。

お預かり中に大きな犬くんに小さな犬くんを近距離で臭いをとれるような状態にすると、瞬時にお互いの情報を嗅ぎあうことで交換しあいコミュニケーションがはじまっていきます。

大きな犬が堂々として小さな犬がビクビクしているかというと、そんなことはありません。

小さなチワワくんでも大きな犬くんに怖がることなく自己アピールができるような性質を持っています。

お互いに犬であるということがサイズの違いによる怖さを克服するのでしょうか。

私が観察するかぎりにおいてですが、堂々としている犬は犬としての自覚をまだ十分に持っているのではないかと考えます。

そしてビクビクしている犬は犬としての自覚を失いかけているように思えるのです。

人間が人間として生きることも難しい時代に、犬が犬として生きることなど実現のしようがありません。

失われた自尊心を取り戻すための犬との山歩き。

七山でも紅葉のすばらしい季節です。

ぜひお出かけください。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<クラスのこと>クレートカバーは簡単に作れます。

室内犬の場合には犬の居場所として必須のハウストレーニングですが、最初に使用するのはクレートです。

ハードクレート、ソフトクレートとクレートもいろいろと出てきました。

室内犬の普及と共に、国内メーカーも犬用クレートを取り扱うようになり特にこの5年ほどはクレート回りの備品も充実してきています。

このクレート準備で必須になるのがクレート用のカバーです。

「クレートカバーはどこで購入したらいいのでしょうか?」と尋ねられますが、クレートカバーはまだあまり種類がありません。

国内メーカーのクレートにはクレートカバーもいっしょに売ってあるメーカーもあります。

リッチェルのクレートカバーはつい最近、新しい色もでてきて充実感が増しました。

ただあるのはクレートサイズのSサイズとMサイズのみです。

Lサイズ以上は需要がないのかカバーの販売がありません。

あとはネットでオーダーするものもあります。

以前はグッドボーイハートの生徒さんがオーダーで作ってくださっていたのですが、最近は他のお仕事が忙しくお願いできなくなりました。

最後の手段は自分で作るというものです。

ミシンさえあれば、そう難しいものではありません。

特にソフトれくーとの場合は形がシンプルなので直線的に仕上げられます。

問題はハードクレートの方です。

ひし形になっていますのでちゃんと作るのは難しいのです。

先日お預かりした犬ちゃんが素敵な記事のクレートカバーを作っていらしたので、来校された生徒さんたちの目にとまったようです。

しかも作りがとてもシンプルです、なのに安定している。

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素人なので想像なのですが、生地の厚みや柔らかさがとてもいい感じなのです。

生地のデザインが素敵なのでクレートカバー的な感じがありません。

デザイナーさんのものらしくお高かったらしいですが、ひとめぼれで生地を決めたといわれていました。

つくりはシンプルで直線裁ちです。

両脇はリボンでとめるようになっています。

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簡単そうですが失敗したくないのではじめはお安い生地で作りたいですね。

私などは裁縫が苦手なのでカーテンのいらないもので作ったりしていました。

生地のデザインでテンションが上がってしまうあたりが女子なのでしょうが、布地というのは本当に楽しいものです。

いつかカーテンを作り変えたい、いつかテーブルカバーを作りたい、いつか…と思いつつ、みなさんの作品を楽しませていただいきます。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<クラス>グループトレッキングクラス開催しました

まだ秋とはいいがたい紅葉を待つ七山で、トレッキングクラスを開催しました。

不定期開催のグループクラスですが、今回はセミナー同日に行いました。

グループトレッキングクラスは、プライベートトレッキングクラスを受講していただいた後、犬ちゃんの状態に応じて受講が可能なクラスです。

プライベートトレッキングクラスとグループトレッキングクラスは開催の趣旨が異なります。

プライベートトレッキングクラスは通常のプライベートクラスと同じように、1頭(もしくは2頭)の犬ちゃんと飼い主さんの関係性に注目しながらアドバイスしていきます。

トレッキングしている犬ちゃんも飼い主さんだけに注目できますし、飼い主さんの方も他の犬に気を奪われる必要もありません。

わたしとも犬ちゃんの日常の行動と、トレッキング中の行動の比較や関連性についてお話することもできます。

また山歩きのスタイルや飼い主さんとの関係性を発展させる要素をクラスの中で試したり実践することが可能です。


グループトレッキングクラスでは個々の犬ちゃんや生徒さんに対するアドバイスはしていません。

プライベートクラスで実践できた犬との山歩きの行動を他の犬たちとの集団行動として実践していただきます。

グループとしての活動になるので、他の犬に過剰に吠える、防衛する犬ちゃんはご参加になれません。

ただ普段の生活では犬に過剰に反応する犬ちゃんも、グループクラスでは落ち着いて歩くことがえきる場合があります。

グループトレッキングクラスの参加頭数にもよりますし、犬の種類やサイズにもよりますのでこちらで調整させていただきます。

本来なら3グループ位がちょうど良いグループトレッキングクラスですが、セミナーの前は少し頭数も人数も多くなってしまいます。

無事に帰ってくるのが精いっぱいのクラスですが、普段は顔を会わせることのない生徒さん同士が交流される機会でもあります。

今回もなんとか無事に開催できました。

グループトレッキングクラスは2頭以上で組み合わせいたします。

それぞれのご都合に合わせたり、お預かり中の犬ちゃんにお手伝いいただくこともあります。

ただ、グループクラスに注目しすぎずに、プライベートトレッキングクラスでのステップアップを積み重ねることの方がずっと重要だということをお忘れないようにお願いします。

社会性とは他者との関係性の前に、まずは家族との関係性が一番です。

まずは飼い主と犬の関係作りのためにたくさんの時間を使いましょう。


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Posted in 日々のこと, クラスのこと, 自然のこと

<お知らせ>27日(日)は犬語セミナーの日です。ご参加まだの方急いでご連絡ください。

ブログのお知らせを見逃した方もいらっしゃったようなので、再度ご案内します。

犬語セミナー開催日程

10月27日(日) 12時~14時 グッドボーイハート七山スクール
参加費 おひとり 2500円
事前予約必要

人対象のセミナーですので犬は参加できません。
セミナー中はクレートでお預かりしますのでお問合せ時にご確認ください。

まだあと数名でしたらご参加可能ですのでお急ぎお申込みください。

当日10時からトレッキングクラス開催します。
グループトレッキングクラスに参加経験のある犬ちゃんたちはご参加可能です。
ご予約時にお申込みください。

犬語セミナーは現在不定期開催となっております。
次回の開催予定がまだ未定ですので、ご都合があえばぜひご参加ください。

ご予約はお電話もしくはメールで受け付けしております。


Posted in クラスのこと, お知らせ

<クラス>犬との対面クラスを開催しました。

普段は七山のトレッキングやお預かりやプライベートクラスで犬と犬の社会性について学ぶクラスを開催しています。

今回は特別に車を持っていない生徒さんたちのために、福岡の事務所スペースを利用して犬と犬がおちついて対面できるかどうかのテストとその方法について説明するクラスを開催しました。

お預かりの犬ちゃんたちと同じくらいのサイズや年齢の犬ちゃんたちだったのですが、それぞれにもう社会的に自信のない状態になりつつあったのでその様子についても説明しました。

実際に犬の行動をみながら説明するのはかなりハードルが高いのですが、生徒さんたちが熱心に観察していてくださるので大切なことをいくつかは学んでいただけました。

グッドボーイハートでの犬のしつけは、家庭訪問トレーニングクラスを中心にしてはじまります。

その理由は「しつけの基本は家庭にあり」というところからきています。

人の子供のしつけも同じようですが、人としての態度を学校の先生にいろいろと注文を付けることでは改善されません。

人としての態度は家庭の中で身に着けられるものだからです。

人の子供であれば、一緒に生活していてゴハンを食べさせてもらって住まいも与えられてそして愛情いっぱい育ててくださる親に対して傍若無人な態度をしたり、暴言を吐いたり、暴力を振るような状態になっているものを、学校教育でどうのこうのというのは無責任です。

犬も同じようにご家庭内でいうことをきかない、わがまま、甘えが許されているキュンキュンと鼻をならすような状態であることがそもそもの問題です。

犬と人は動物として全く異なるためいろいろと違いはあるのですが、こうしてテリトリーを共有して過ごすことができるのは、どこかに似ている部分があるからです。

その最も似ている部分というのが、社会手的構造です。

犬という動物は群れという社会的なグループに所属する習性を持ちます。

そのグループ内では役割分担が必要で、誰が主導権を握り誰がそれに従うのかを決めていきます。

この主導権がうまく取れていないと、他人、つまり他の人や犬に対して吠えたり飛びついたり怯えたりするようになるのです。

こうした犬の社会的な対象となる「人」や「犬」に対する恐怖行動や興奮行動を罰を与えて止めさせることはできません。

グループ内の社会的な立場がわかるようになると、積極的なコミュニケーションは取れないとしても、怯えや恐怖を抱くことなく相手を観察することができるようになります。

まずはここからスタートなのですが、いずれにしても飼い主と犬との関係が影響をしているわけですから自分次第というところです。

飼い主さんの理想と現実は少し遠くても、現実に近い理想には確実に近づいていきます。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<犬のこと・動画>飼い主さん自家製のペットドアでベランダへ排泄にでるご機嫌なメイちゃん

前回のブログでドイツでは犬は室内に排泄する習慣がないことをご紹介しました。

このブログで紹介するまでもなく、犬を犬として扱うドイツではこうした犬の習性を大切に扱うことは日本でも知られています。

むしろ日本人は「外で排泄させるなんて犬がかわいそう」という発想にいたってしまい、今のような犬の飼い方になってきたのではないかと思いますが、本当に犬が可哀そうでしょうか。

たしかにマンションなどの集合住宅では庭もなく屋外トイレの確保はかなり大変です。

ですが少しの工夫で犬の世界が広がるとしたらどうでしょうか。


実は先日、家庭訪問レッスンのときに室内トイレからベランダトイレへと環境を移行中の犬ちゃんの環境が激変していて驚きました。

驚いたのは飼い主さんお手製というベランダに通じるペットドアです。

全くドアのない場所にどうやって設置されたのかと思うほどの人も犬も通れるドア

よく見ると廃材のドアを加工してご主人が作ったというのですから驚きです。


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排泄をする場所も手作りされてすぐに掃除ができる形に整えてありました。

小型犬だったら簡単に設置できるベランダへのペットドアですが、大型犬となるとそうはいきません。

まずサイズがない、あったとしても料金が高い、なにより大変なリフォームとなってしまいます。

そしてもっと問題なのは、ペットドアが大きいと重たくなり大型犬にかかる負担も強くなってしまいます。

実は私も黒ラブのオポと暮らしていたときにこのドア問題ではかなり悩みました。

オポの自由な排泄のために庭への通路を確保したかったのですが、なにしろ犬のサイズは40キロ近いのです。

里山ということもあり、ドアを開けたままにしておくといろんな生物がドアという境界線を越して室内に入ってきてしまいます。

そのことでトラブルが多く、なんとかしてオポだけが利用できるペットドアをと考えたのです。

そして考え出したのがビニールを下げたペットドアです。

写真はこちらのブログ記事で紹介しています。

「犬の排泄行動に自由を与えよう!」

このオポ用のドアの写真をレッスンのときにご主人に見ていただきました。

そうすると「ああなるほどね」と何かひらめかれたようで、その後すぐにこの素敵なドアが設置されたということです。

短い動画ですが犬のメイちゃんがうれしげに通行する姿を見てください。



ベランダへのドアが設置されてからメイちゃんは自由にベランダに排泄に出られるようになり、またベランダでよくひなたぼっこしたり、オモチャをもっていったりして自分のスペースを楽しんでいるとのことでした。

風に当たったり日光に当たったりする場所で排泄ができるというのは犬という動物の基本です。

マンションでいろいろと難しい方も、このひとつの広がりで犬の行動は激変してしまうことをぜひ知ってください。

メイちゃんの成長がこれからも楽しみです。




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