グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>プライベートトレッキングクラスで学ぶ大切なこととは

梅雨明けを待ち望んだトレッキングクラス開催

 

梅雨明けを楽しみにしていた犬ちゃんと飼い主さんたちが週末にトレッキングクラスに参加されました。

コロナ禍で福岡から佐賀までの移動も遠慮がちだったのですが、様々な工夫をしてもう動き出さないと子供も犬も心の病気になってしまいます。

今週は子供たちも虫かごを手に犬ちゃんといっしょに山歩きの練習をしました。

久しぶりの山に子供も犬も大興奮です。

なんどか山に訪れた犬は、七山を登り始めるころからキュンキュンと興奮して鼻ならしをすることもあります。

この興奮をじっくりと抑えつつ本来の行動へと変えていくところがプライベートクラスの面白さでもあります。

犬の社会化学習の本当の意味とは

 

プライベートトレッキングクラスの目的の一番は社会化を促すことです。

犬の社会化学習というと、人や他の犬、音、車、自転車、街並みなど、あらゆる刺激に慣れさせる練習だと思われます。

しかし山には犬に慣れさせたいような刺激はありません。

山歩きと社会化がつながっているのかと不思議に思われるでしょう。

犬の社会化とは学習の結果として犬が生活環境の中に安心を獲得していくということであることは間違いありません。

本来の犬の社会化とは、生活を通して自然と獲得されるはずのものであったのです。

ところが人と犬の関わりの変化の中で、犬の飼育環境が変化したことで一部地域の犬には人工的な社会化学習が必要となってしまったからです。

この人工的な社会化学習がかなり強引な手法で犬にも飼い主にも負担をかけています。

社会化学習の過程は犬のしつけ方やトレーニングの手法として犬に与えられるものになったときに少し強制的なものとなってしまったのです。

犬と人の利益の中間を探してしまうと、やはり人側に偏った形に収まります。

自分自身も多くのセミナーに参加して犬の社会化学習を学び、これまでも生徒さんにお伝えしてきました。

流行した社会化学習法である程度の社会化は促せたものの、犬に本来の社会化を促すにあたってはずいぶんとオポの力を借りてしまいました。

 

真の犬の社会化学習に挑戦するためのトレッキングクラス

 

私もいきなり今の視点に到達したわけではありません。

犬の社会化というのが犬の中でどのような発達や成長が進んでいるのかということを犬側にたった視点で見る力が自分にも不足していたため、教えられた手順を守っていた時期もありました。

自分の未熟さを反省しながら前進して学んだ結果、少しずつですが見えてきたものがあります。

社会化という学習を通して発達するということを犬の姿を通して学べたのは、この山という自然環境の中での犬の行動を観察するようになってからです。

プライベートトレッキングクラスではステップアップ形式で犬の行動に変化がみられるのがわかります。

それはあまりにもゆっくりで普通の人の観察眼では理解できないことかもしれません。

しかし結果として日常の生活の中に変化を起こすきっかけとなるのです。

でもそれには時間と空間とそして心から犬を愛する心が必要なことがわかりました。

それを持っている方々がグッドボーイハートに学びに来てくださっています。

そして犬たちの成長を見る機会をいただいていることに感謝する日々です。

トレッキングクラスでの成長は日々の生活の基盤に支えられていることは間違いありません。

犬との山歩きは日常のストレスの発散のためにあるのではないのです。

このこともよく誤解されてしまいます。

ゆっくりと進む社会化という学習が脳内に起きていることを、見えないのだけれど行動には見ることができます。

少しは見えるようになったことを飼い主さんにお伝えするのが私の仕事です。

また飼い主さんにも見えるように学んでいただくこともグッドボーイハートの学びです。

今週も犬と生徒さんたちの確実な成長を見せていただき、同時に飼い主さん自身にも犬の成長を感じていただく時間を持つことができました。

ありがとうございました。

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<犬のこと>犬が予測できない複雑なことを人がしてしまうと混乱を呼ぶ

やっと梅雨明けしましたね。

長い梅雨でしたが夏は犬が苦手な季節です。

どう乗り切るのか、いろいろと策を練らねばいけません。

さて、先日訪問レッスンのおりに、日常生活の行動についていろいろを雑談的に話を聞いていました。

実は飼い主さんとのこの雑談の中でびっくりするような話を聞くことがあるのですが、この日もそんなびっくり話がありました。

はじめはゴハンを与える時の犬の行動について飼い主さんに様子をうかがっていました。

犬のゴハンの食べ方が早いとか、食事に多少執着があるようだ…というようなご相談でした。

ところがこの犬ちゃんはお預かりクラスを利用されたこともありました。

この犬ちゃんがドッグフードを早食いしている光景を覚えていません。

気になる行動は必ずレッスンに返しているので、お預かりクラス後に提案しなかったということは犬の早食い行動を私が見ていないということです。

見逃したのか?いやゆっくり食べている記憶がある。

「●●ちゃんはお預かりのときにはゴハンをわりと普通の速さで食べていましたけど…。」

と私が答えると飼い主さんから別の情報を引き出すころができました。

「ゴハンを与えているときにブラッシングをしているから」という話になってきたのです。

ゴハンのときにブラッシング?

普通はあり得ない組み合わせですがピンときました。

ブラッシングを嫌がる対処法としてゴハンやガムを与えている間にブラッシングするという方法です。

トレーニングの対処法としては定番のやり過ごし方ですが、長く使うような方法でもありません。

またこの犬ちゃんにそのようにした方がいいと提案したこともありませんでした。

ブラッシングを嫌がるからと飼い主さん側で思いついた方法をオリジナルで取り入れてしていたようです。

一日中飼い主さんと犬の生活をインストラクターの私が見張っているわけではありません。

訪問レッスンでさえ飼い主さんが犬にどのように接しどのようにお世話をしているのかの全てを把握することは難しいのです。

でも犬の行動のいくつかをご家庭でみるとある程度は「こうしているのではないかと思うようなことを想像できます。」

さて、ゴハン中にブラッシングをされていた犬ちゃんですが、さらに不思議が重なりました。

犬の状態からしてブラッシングを拒否するような状態ではないと思ったからです。

しかもブラシはグッドボーイハートおすすめの定番犬用ブラシ、あのドイツ製のレデッカーのものだったはず…。

なぞが深まっていきますね。

どう解決していくのか、次回はこの続きでお話します。

写真はお預かりクラスのもので記事とは無関係の犬ちゃんです。



 

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<クラス>連休前半は犬と山のクラスを開催しました。

大型連休の前半が終了しました。

七山でのお預かりクラスとトレッキングクラス、訪問クラス、ヒーリングクラスといろいろと開催しました。

特にコロナ禍で七山行きを遠慮されていた生徒さんたちが久しぶりに七山にトレッキングクラスに来られてリフレッシュされる姿をみてホッとしました。

わざわざ福岡から唐津まで来ていただく生徒さんが「私の方が癒されました。」といわれるとてもうれしいです。

自然の空気や匂いを犬といっしょに感じてそして犬の行動にも変化が見られ、自分たちも気持ちよく過ごせるのが一番です。

トレッキングクラスはとても地味なクラスですが、犬の本質に響く何かをもたらします。

そして人の方も自然から癒しを得ながら、犬に対する価値観や考え方に変化を及ぼします。

それはわたしのようにガチガチに専門的に犬のことを学び続けた人間にすら起きることです。

だったら飼い主さんのようにまだ強い価値観を持っていない人はもっと変わるチャンスがあるはずです。

ただそのために使う時間という財産が必要であって、それをどのくらい犬と自然の中で過ごすという時間に置き換えられるかということでしょう。

グッドボーイハートの犬の学びの中には対処法はありません。

対処法はあくまで対処法であって、本当に犬との暮らしが幸せに向かう道ではないからです。

連休最後の七山クラスは生後3ケ月の子犬ちゃんの七山デビューでした。

小さなお庭や広場で犬の行動を観察しながら、犬の行動の意味や犬に何が起きているのかを説明しました。

とても高度な話なのですが飼い主さんはしっかりと話しの内容についてきてくださいました。

グッドボーイハートでみなさんが学ばれていることは、おそらく国内のドッグスクールのどこにいっても聞けないようなことばかりです。

トレーニングの技術を語っているのではなく、犬のことを犬の立場にたって語っているわけです。

そしてみなさんのこれからの犬との生活は、明らかに自分の周囲の飼い主たちとは違ってくるでしょう。

犬に対する見方や考え方が大きく変化するはずです。

小さな枠の中で犬との生活をぎこちなく楽しむのではなく、枠を超えて自由な発想の中で犬のことを考えていきましょう。

それが枠のない七山という自然の中で過ごす意義なのです。

日々の変化が小さな成長が犬の生活に安心とワクワク感をもたらすでしょう。

ゆっくりと犬と自分の変化を味わいましょう。

まあそんなドッグスクールもあってもいいかなと思っています。

「我が生涯に一片の悔いなし」とはまだ言えませんが、犬を見る目は以前よりずっとクリアになりました。



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<クラス>トレッキングクラスでお互いの成長を知るとモチベーションもアップする

久しぶりに頭数の多いトレッキングクラスになりました。

ある程度犬たちが慣れていて生徒さん通しも信頼感が生まれないと3頭以上のトレッキングは開催していません。

今回は数頭のトレッキングを繰り替えたりセミナーでお話した生徒さんたちがちょうどご都合がついたのでコロナ以降はじめての人数になりました。

しかも前日まで雨予報で不安な気持ちだったのに、今日のトレッキングクラスの時間だけ晴れ間になりました。

「雨でもトレッキングに来ます!」というツワモノの生徒さんたちが何人もいたので天気の神様の方が折れてくれたのでしょう。

犬たちの山歩きの姿を見ていると犬の社会性の発達の段階や今の状態がよくわかります。

参加される飼い主さんの方も犬のことがわかればわかるほど、犬の様子がわかるようになっているようです。

今回も久しぶりにあった犬ちゃんを見て「●●ちゃんって、前回すごく興奮していた●●ちゃんですよね。落ち着きましたね~」と声をかけて下さる飼い主さんがいました。

本当の成長をわかってくれる犬の飼い主はなかなかいないので、こうしてここで成長を見てくれる仲間がいることが飼い主さんにとっての励みになっています。

犬を見てリードをひっぱって近づいたり、吠えたり鼻をならしたり、飛び上がったりする犬のことをを「犬が好きな犬」だと勘違いしている人がほとんどです。

特に国内では犬を理解する力がどんどん落ちていますので身近にまともに話せる飼い主がいないと孤独感も感じるでしょう。

そんな世間の中で「ちゃんと犬の気持ちを理解できる飼い主になれて良かった」と思っていただけることがグッドボーイハートの喜びです。

日々の成長は飼い主さんとの日常生活の中で。

これがグッドボーイハートのクラスのモットーです。

そしてその日常生活の中に犬との山歩きを取り入れてみましょう。

 

犬とトレッキングクラス

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<クラス>はじめてのお散歩レッスンで見た子犬の行動からわかること

犬が自分の家に来てはじめてのお散歩のこと覚えていますか?

どこでどんな風に過ごしたのかを覚えていますか?

特に今まで室内経験しか持っていない子犬にとっては屋外というもうひとつの世界があることを知る一瞬です。

庭などで屋外経験をさせた子犬とは違ってその驚きや不安も半端なものではありません。

いわば柵の向こうの世界があることすら知らなかった子犬が、新しい世界があることに気づいた一瞬。

その一瞬の子犬の表情を見たときに子犬が今どのような状態であるのかを知ることができます。

だからレッスンのときに最初に散歩に出す機会を得られることは、自分にとっても特別のことなのです。

子犬のときからレッスンを受けてくださっている飼い主さんの犬ちゃんたちは、比較的落ち着いて外の世界を受け入れます。

最初の散歩に出るまでにご自宅での環境を整えているので、室内での排泄の失敗などはなくなっているからです。

今日も犬用バッグに入れて最初の散歩練習のために飼い主さんと共にすぐ近くの公園に出かけました。

バッグの入り口を開けて子犬が世界を知るのを待ちます。

今日は本当にタイミングが悪く子犬がバッグから出てくるのを待つ間に近くにいた人が子犬ちゃんに気づいて近付いてきました。

手を犬に差し出して出ておいでと声をかけます。

子犬は警戒心を高めてその人を見つめ、すぐに私が人側の制止に入りました。

「今日はじめて外に出たんです。まだ知らないこといっぱいです。」

だから見守ってほしいということを言いたかったのですが、伝わらない感じがしたので子犬と通行人の間に割り込んで立ちました。

なんにでもすぐに介入してくるのは日本人の長所なのですが、ときには少し距離をとって欲しいと感じることもあります。

ずっとでなくていい、ほんの数十分とかまた次の機会まで待って欲しいのです。

通行人も別の場所に移動したので子犬や地面の臭いを嗅ぎながら土の上に出てきました。

リードを持つ飼い主さんが見守ります。

本来子犬に失敗はない、だから叱る必要もほとんどありません。

子犬を叱っているならば、管理や環境の整え方が上手くいっていないのでしょう。

子犬は自分の思ったままに行動しますから、それをある程度制限していければ大丈夫です。

子犬ちゃんは早速地面に自分の臭いをこすりつけたり、排泄をして臭いつけをしていました。

この行動はとても活発で自己主張の強い犬のする行動で、この子犬ちゃんの性質をよく表しています。

本当に小さな行動が大切なのだと思うと犬の行動のひとつひとつを見逃したくないと思いスマホなどをしている時間などはありません。

明日はまた違った行動をするであろう犬ちゃんのお散歩練習。

来週がまた楽しみです。

お散歩デビューしたモモちゃん

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<クラスのこと>訪問レッスンで福岡市内で犬との山歩きにYMAPヤマップを導入!

グッドボーイハートの大切なクラスであるトレッキングクラス。

通常は環境把握ができて一緒に育てていただけるグッドボーイハート七山の尾歩山で開催しています。

今日は特別に家庭訪問プライベートクラスを受講されている生徒さんと犬ちゃんといっしょに福岡市内の山歩きの練習をしました。

普段から自宅近くの山歩きを週末の日課にしていきたいという飼い主さんの意欲を買いました。

犬とトレッキングにはどんな注意や配慮が必要なのかをお話しながら歩きます。

犬と飼い主さんが歩くにはどんなコースがいいのか事前に情報を得るためにはじめてヤマップを利用しました。

ヤマップはスマホのアプリで山歩きをしている方の多くが活用しているものです。

ヤマップの会社が福岡市博多区にあることから勝手に親近感を抱いてしまい、いつか利用したいと思っていたので今回はチャンスでした。

ヤマップには今回歩いた山の管理者の方の見事な写真入りのルートが掲載されていました。

コースが分かるということは環境がある程度わかるということ。

マップが頭の中にあることは登山の絶対のルールです。

雨でなかなか外に出られずぐずぐずしていた犬ちゃんも大満足のトレッキングでした。

グッドボーイハートにどうして出会ったかわからないけど、少しずつですが犬のことが分かってきましたという飼い主さんのお言葉に登山の疲れも吹っ飛びました(気持ちだけは…)。

ヤマップ、すごく良いのでおすすめします!

犬とトレッキングクラスを福岡市で開催

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<犬のこと>ストライキで動かない脱力犬たちに対する犬のしつけ方とは

最近聞かれるようになったのか「だつりょくけん」という言葉。

最初聞いたときには、「脱力拳」とはどんな拳法なのかと思ったのですが、脱力拳ではなく脱力犬でした。

脱力犬と呼ばれる犬たち。

まさにやりたくないときに全身の力を抜いて脱力する犬なのです。

散歩中にリードをつけた状態で脱力して引きずられていく映像はYoutubeでもよく投稿されています。

自分がリードを持っているときには起こり得ない状態なのでなかなか実際に目にすることはありません。

しかし生徒さんから送られてきた写真で見ることがあります。

リードを引っ張るのではなく脱力して抵抗するというパターンです。

全身の力を抜いて抵抗するという方法は子供もよく使う手です。

動物としてはやる価値のある抵抗方法である意味成功することもあります。

リードをつけて歩いているときに脱力して抵抗する犬を引きずって歩いていても本来の問題の解決にはなりません。

しかしリードを知らない素人さんたちのすごさでもありますが、思いっきりリードを引きずるうちに犬の方も歩き出してしまうのでしょう。

ただ体重が40キロくらいもある大型犬になるとなかなか起き上がらせることはできません。

同じような状況としてクレートに入れるときに起きることがあります。

まずハウスといってもクレートに行くことはないためクレートに誘導しようとするとその段階で脱力します。

大きな犬になるとハウスにいれるのには一苦労です。

なかなか入れられないことを犬も学習します。

まるで赤ちゃんのような抵抗方法ですね。

脱力による抵抗は次に攻撃にうつる準備段階であることもあります。

脱力すると瞬発力が出るのは柔道などの武術の経験のある方ならご存知だと思います。

犬は武術を生まれもったときから身に着けていますので、こうした体の使い方は教えられなくてもできるのです。

中には脱力したまま回避してしまう犬もいます。

ストレスがかかる→脱力→考えるのも止める

こうなると体も心も寝てしまうわけですから抱き上げていれるしかありません。

でもハウスにいれてしまうと起き上がり反発が出ます。

みずからハウスに入れない犬はハウスの中で抵抗するのも当たり前のことです。

結局のところ脱力による抵抗を、脱力したときに改善させることはできません。

簡単にいうと鉄砲で撃たれたあとにどうしたらいいのか?と尋ねているようなものです。

脱力された段階で脱力拳を受けたわけであって、古いセリフをかりると「お前はもう死んでいる」という状態なのです。

飼い主はここから勝利を勝ち取ることはできません。

日々の生活の積み重ねがいざというときの脱力をなくしていくのです。

ただもし脱力したらどうしたらいいのかというと、一旦は別の方向へ歩き出させて飼い主の再起をはかりそして再チャレンジです。

また岩を打ち砕くのは岩ではなく風か水です。

かたくなになる犬に対して自分もかたくなであると岩と岩がぶつかるだけになります。

風か水の力はどこにあるのか。

犬にこだわらない生活や生き方、そんな

大したことがないことが犬との暮らしを変えていきます。

トレッキングで自然を満喫



 

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<トレッキングクラス>梅雨の晴れ間にトレッキングデビューのゴールデンくん

今日は梅雨の晴れ間にタイミングよくトレッキングデビューした犬ちゃんがいました。

年齢は9歳。

大型犬の9歳というと年を取っていると感じる方もいらっしゃるでしょう。

4つ足の動物は10年生きれば御の字ですから9歳は若いとは言えません。

人生のどのタイミングでも変化を求めるのに諦める年齢ではないと思います。

もし私が80才とか90才であっても残されたあと数日の人生の中であっても自分の中にあるひとつの扉が開く機会があるのであればそれを開けたいと思うでしょう。

犬の方はもっと前向きです。

犬は残りの人生を憂えたり計算したりすることがないからです。

しかも犬の一年は人間の7年分です。

犬の1ケ月は人の半年以上です。

犬の1日は人の一週間に相当する時間です。

高齢でトレーニングを始めるのは子犬でトレーニングを始めるのとは確かに違います。

家庭訪問トレーニングのクラスと併用して七山のトレッキングクラスに参加される犬ちゃんの多くは中高年以上です。

トレッキングクラスは家庭訪問トレーニングで環境を整えつつも、ひとつでもできることを進めたいという飼い主さんの気持ちを支えるでしょう。

ご自宅では犬の管理練習から始まるため、今まで犬と日常的にやっていたようなコミュニケーションが減ってしまい飼い主としては物足りなさを感じることもあるでしょう。

でも犬の方は今、飼い主の満足を満たせるような状態ではないのです。

少し犬の立場に立ってみたり考えたりできるようになると今までと違った世界が見えてくるようになり、犬に対して自分ができることの方向性も変化してきます。

トレッキングクラスには飼い主の学びもたくさん詰まっています。

ただ山で時間を過ごすというそれだけのことなのに、何か違いを感じられるようになったら本当の変化が生まれます。

結果よりも過程が大切。

楽しかった時間、癒された時間、共有する時間を大切にするだけです。



グッドボーイハートのトレッキングクラス






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<クラスのこと>犬のトイレトレーニングは家庭訪問レッスンで始まるけどそれだけじゃない

犬について学ぶためのクラスにはいろんな講座やクラスがあります。

この福岡市だけでも相当の数の学びの機会が存在しているはずです。

過去にたくさんの講座を開催してきたことから講師として自分が知ったことは「犬について最も大切な学びは自分と暮らしている犬との生活にある」ということです。

当たり前のことなのですが子育てと同じように子供のしつけをするのに学校を責めたり、塾にやったり他の刺激を与えたりして改善しようとしてしまうが、結局は解決できるのは家庭しかないということなのです。

飼い主としての私は、オポという犬と暮らして学んだたくさんのことが一番自分を変えるきっかけになりました。

私がドッグトレーナーであるから学んだことよりも、私がオポの飼い主であったからこそ学べたことが実はとても深いものです。

自分と暮らす犬の環境についての全てを知っているのは飼い主だけです。

その飼い主の見方、接し方、考え方、価値観が変化することで犬は大きく変化していきます。

しかもその変化は特定の講座を受けることよりも圧倒的に大きな変化になりうるのです。

だからグッドボーイハートにあるどの講座をおすすめするのかと聞かれれば絶対に「家庭訪問レッスン」と答えます。

この犬の家庭訪問レッスンの依頼の中で非常に多いのがトイレトレーニングです。

子犬期であまり外に出したくないという理由での家庭訪問依頼であったり、またトイレの失敗の現場が家庭内であることによる犬のしつけ方についての相談がきっかけとなって家庭訪問のしつけのレッスンに伺うことがあります。

犬のトイレのしつけ方ひとつにしても、飼い主さんがネットで検索して調べたやり方と私の意見が真っ向から対立するところからトレーニングクラスが始まります。

ペットシーツで排泄をしたらおやつ(食べ物)を与えるというトレーニングである程度できるようになりました、という飼い主さんがいるとします。

結果として犬がペットシーツの上で排泄できるようになったとしても、その方法を続けることで起きうる間違った方向性について説明する必要があります。

トイレでオヤツを与えるという方法はいかにも正しいように思えてしまうし、実際のところ犬は室内のペットシーツの上で排泄をするようになるので結果として成功したように思えます。

「犬がペットシーツの上で排泄する」ということを食べ物で強制することには成功するということです。

ですが本当に犬の自立性を引き出して、犬として適切な場所で排泄ができるように導く自立を支援するしつけにはほど遠いやり方です。

人がやってほしいということをできればいいというやり方は、いつかそのうちに犬の魂を奪う結果となります。

犬が犬として生きることを尊重しその助けをして、息苦しい人の社会でなんとかイキイキといっしょに生活したいと願うのがグッドボーイハートの考え方です。

実際にトレーニングクラスに入ってみないとトイレのしつけひとつでこんなに話し合いになることになろうとは飼い主さんも想像もしないでしょう。

犬にとっては排泄行動はテリトリーを守る境界線をつくる行動を重なっているため、とても重要な生活行動だと考えるようにします。

先日も子犬ちゃんのトイレのしつけでもこのようなやり取りが繰り返されましたが、結局食べ物なしで生活空間の最も端にトイレ場を移動しそこで100%排泄ができるようになりました。

尋ねられていないのに余計なことかもしれませんが、自分が知っていることをお伝えするのがサービスを利用していただく付加価値だと思っているからです。

飼い主さんやご家族の葛藤も大変だったかと思いますが、やってみるといとも簡単にトイレ場を覚えていき他の行動も変化していることに気づかれるのにさほど時間はかかりませんでした。

犬の生得的(生まれ持って身に付いた)行動を引き出すと犬に安心感が生まれ、行動が安定をしてくるのです。

犬が本当に好きなら絶対にはまるクラスです。

家庭訪問レッスンで勉強中のモモちゃん



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グッドボーイハートのクラスのベースは「家庭での犬のしつけ」にあります。

グッドボーイハートのホームページには「犬と人が共に成長し自然との調和をすることを目指すドッグスクール」とあるので、いきなり自然の中で犬と人がルンルンと駆け出すと勘違いされていることがあります。

ところが実際に最も犬影響を与えているのは、現在犬が生活している家庭の生活環境です。

家庭の中での「犬のしつけ」という基盤ができていなければ、自然の中での学びは全く進むことがないということは断言できます。

そこで家庭の中での「犬のしつけ」を進めることで犬のストレス行動を改善させるクラスが家庭訪問トレーニングクラスです。

家庭犬の訓練を始めてから今まで(20年の間)様々な形のクラスを開催してきました結果として「犬のしつけは家庭の中から始まる」だから家庭訪問がベストであるというところに達しています。

訪問には時間と経費がかかりビジネスとしては決して成功はしません。

ご家庭に訪問するために必要な時間と労力をロスだと考えてしまい通学タイプのドッグスクールに転向したこともあります。

そこではみなさんが集い楽しいグループにはなったのですが、犬の生活環境について踏み込むことは難しいことです。

それでも犬の生活の現場にはたくさんの学び得るものがあるという私に対する報酬があるため、家庭訪問レッスンを続けています。

最近、事務所のある福岡市博多区周辺から家庭訪問レッスンの希望が相次ぎ、徒歩や自転車で訪問する機会も増えました。

この博多区周辺だけでも相当の数の犬が室内飼いされているはずですが、散歩に出ていない犬もいるため一体どのくらいの犬がこの面積の中にいるのかと想像します。

あちこちのマンションから聞こえる犬の吠え声を聞くたびに、ストレスを抱えてマンションの一室にいる犬たちがもっと良い生活を取り戻し、飼い主さんにもっと犬のすばらしさを伝える機会ができればよいなと祈るばかりです。

家庭訪問レッスンの一コマは次回続きでお話します。

博多区の家庭訪問レッスンにて

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