グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>家庭訪問レッスンでバランスと感覚を鍛えるための障害物練習

グッドボーイハートの家庭訪問レッスンの内容は「その犬に合わせて」が基本です。

対応している問題は多岐にわたりますが、同じように犬の生活環境も様々です。

同時に飼い主側の生活環境や価値観や考え方、犬との暮らし方も様々です。

今あるところから少しだけ努力して犬との暮らしをより良いものになるように提案するのがグッドボーイハートというドッグスクールの使命です。

以下の動画は、家庭訪問レッスンで練習していただいている「コンフィデンスコースの利用」です。

リードを持っているのは飼い主さん、歩いている犬は3才のラブラドルリトリバーのメイちゃんです。

まずはその動画をご覧ください。



 

この動画を見ていただくことのポイントをお話します。

犬は4つ脚歩行ということはみなさんご存知のとおり。

でもわたしたちは2足歩行です。

動物を考えるときにお互いの相違のうちの「違い」の方に注目してあげることの方がとても大切です。

4つ足で歩く犬。

前脚は障害物を超えることができるのは私たちでも同じことです。

しかし見えない後ろ脚が障害物に当たらずに動いているのはなぜでしょうか?

後ろ脚をもう一度スローモードの動画で確認してみましょう。



わかりましたか?

答えが分かった方はレッスンのときに教えてくださいね。

※ラインやメールでは対応しきれないのでごめんなさいです。

障害物競争というと一番メジャーでみなさんが楽しんでいるのはアジリティです。

ドッグスポーツのひとつでオリンピックレベルまであります。

でもこの動画にある障害物を利用して体を使うことは、速さを競う競技ではありません。

目的は困難な環境に対して自分の機能をどの程度使えるのかということです。

もうひとつの大きな目的は、犬がひとりで歩いているのではなくリードをつけて飼い主さんと歩いているということです。

実際にやってみるととても難しい練習であることがわかります。

動画を見てすぐにやってみたくなるとは思いますが失敗の連続は犬に自信を無くさせることになりますのでまずは飼い主さんだけでやってみてください。

老化防止にもなると思います。

 

※家庭訪問レッスン、通学レッスン、グループレッスン、ヒーリングクラスなど、指導内容は個人的な情報ですが飼い主さんの許可をいただいたものだけを公開しています。

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<犬のこと>犬の怯えや恐怖が強いなら叱るよりも結束することを学ぼう

うちの犬は風に怯えるのですがどうしてこうなったのですか?

 

台風が無事に通過したようですが皆様ご無事だったでしょうか?

事故やケガはないように気を付けたいものですが、たまには自然の猛威を感じることは自分を謙虚にさせてくれます。

そんな自然の猛威、風や雷、大雨などに怯える犬が増えています。

他にも生物、特に攻撃してくる小さな飛ぶ虫たち、蜂、アブ、ブヨ(ブユ)などに過剰に攻撃したり逃走する犬も増えているようです。

自然から遠ざけて繁殖を繰り返した結果、犬が自然を体験することがなくなりその犬が産んが犬も、またその次の犬も、どんどん弱くなっていっているのかもしれません。

恐怖におびえる犬を見て「どうしてこんな風になったのだろう?」と考えることも大切です。

ただそこにはあまり応えはなく、もっと大切な質問は「今この犬が恐怖を克服するために身に着けることのできるものは何だろう?」なのです。

 

犬が怯えているときにあなたが飼い主としてすべきこととは

 

怖がる犬に多くの飼い主がすることは、犬をなだめたりさすったり抱き上げたりすることです。

まず、こうした犬にたいする行動は犬の不安をあおることになりますので絶対にしないでください。

なぜなら犬が恐怖を感じているというのは、犬が平常のモードからそうでないテンションの上下するモードへ移行しているときだからです。

大丈夫よ~とさすったりなでたりを繰り返す行動は、犬のテンションをさらに高めていきます。

声をかけてあげたいなら、静かに、ゆっくりと、ささやくように、でお願いします。

手をかけてあげたいならあなたの手を添えるくらいで十分です。

もしあなたが怯える犬の様子に不安を抱えているなら、絶対に触ってはいけません。

あなたの不安が犬に伝わり犬の不安は倍増します。

犬が怯えるときにさすったり触ったり抱きしめたりする人の多くは、自分の不安を解消したくて犬にそうしてしまうのです。

これは犬をますます恐怖を感じさせる行為であることを知ってください。

 

犬が恐怖を克服するために本当に学ぶべきこととは

 

風や雷などの自然現象に怯えを感じやすい犬が本当に学ぶべきこととは何でしょうか。

いろいろとあるけれど本質は犬の社会化の問題なのです。

犬の社会化という学びに対する誤解が多いようなので、改めて犬の社会化を考えてみましょう。

犬は行動を起こすときには群れ(集団)で行動します

犬のことをあまり知らない方でも納得します。

つまりこれは犬の習性です。

個体が結束して集団で行動するときに犬は本当の強さを知ることができます。

犬は個体ではとても弱い動物なのです。

それは人とあまり変わりません。

社会的なコミュニケーションを発達させた動物や生物は、社会的な集団で戦うためにその能力を発達させてきました。

特にオス犬の場合はこの結束した集団力を発揮します。

オス犬の特徴ある習性として以下の二つの行動をあげます。

1 自分の群れを外敵から守るために行動すること

2 狩りのために外敵と戦いながら移動すること

どちらも結束した群れ(集団)こそが力があることを犬たちの血は知っています。

犬と犬の本当の社会化は、犬と犬が対面して対立することではなく、集団で他の敵に対して結束できるかどうかなのです。

 

トレッキングクラスでオス犬たちが結束

 

この日、トレッキングクラスには3頭のオス犬くんたちが集合しました。

大小さまざま、犬種さまざま、お互いに暮らしている環境も違います。

ただ今日はグッドボーイハートのトレッキングクラス。

お互いに結束してひとつの集団であることが自分にとって価値があるということをこの犬たちは学んでいます。

逃げるのだったら個(ピン)の方が得

戦うのだったら群れ(集団)の方が得

弱いオス犬は前者の方を選ぶでしょう。

社会性が高まってきたオス犬なら飼い主を捨て置いたりはしません。

そうなると選ぶのは後者のみ、つまり社会的に結束した集団に入ることです。

オスの集団は山形を築くように積みあげられるために、上下という序列が必要になります。

序列を受け入れることはさらに大きな社会化の課題です。


※犬が生涯を通して学ぶべきこととは犬の習性を発達させること。

 

 

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お預かりクラスの風景:自然と距離を近づけていく犬の成長が楽しくて

グッドボーイハートのお預かりクラスの一番の目的は、飼い主さん不在のときに安全に犬たちをお預かりすることです。

一番の目的は一般的なドッグホテルと同じですが、これに追加の使命があります。

グッドボーイハートのお預かりクラス
グッドボーイハートのお預かりクラスの使命は、お預かりした犬を安全に管理すること、かつ最大限の自然体験を提供することです。

完全管理の預かりと自然体験では真逆になります。

管理は強ければ強いほどケガや病気のリスクは減ります。

犬を室内や限られたスペースにあずかる方がこれらのリスクは圧倒的に下がり物理的な管理をすれば手間もかかりません。

一方で犬の自然体験の方はケガや汚れ…とリスクが高まります。


では完全室内管理のドッグホテルにはデメリットはないかというとあるのです。

デメリットとは、犬が成長発達する大切な時間を室内拘束環境に置くことで阻害するということです。

さらに多数の犬が同じ空間に集まればおのずとストレスは上昇しやすくなります。

室内トイレを強要されると犬の習性にはダメージを与えます。


犬の預かりクラス中に自然環境の中で行動させることはケガなどのリスクを伴います。

同時にこの自然環境の中で犬が行動することを通して習得するものはリスクの可能性を差し引いても犬にとって圧倒的に価値のあることです。

さらにいうと犬に自然体験をさせることで成長を促すトレーニングはグッドボーイハートならではと自負しております。

犬の自然の中での学びは、自然の中で暮らしている方でも難しいことがあります。

犬という動物に対する知識が少ないからです。

逆に犬に対する知識がある程度あっても、自然の中での暮らしをしていないと環境をうまく使えません。

私は博多でドッグスクールをしている当時は後者の方でした。

都会育ちの私も九年間にわたり犬のオポと山暮らししたことで自然との距離感はかなり縮まりました。


預かり中はオスワリやフセ、マテ、オイデといった号令を報酬や罰で教えたりはしません。

しかし自然環境の中での共同作業中の行動管理で、犬はこれらの合図を自然と習得していきます。

人の合図に応えるこの必要性を考えずに行動することで身についていきます。

いっしょに行動することに価値を見出すからか人に対する余分なちょっかいはほとんどなくなります。

つまり飛びついたり抱っこをせがんだり甘噛みしたりするようなことはしません。

たくさん活動すればハウスとして使うクレートでよく休みます。

そして何より自然の中で探索し、自然の素材とコミュニケーションをとり、人という動物と自然の中で活動を通して犬が学ぶことは限られたお預かりの時間でも価値があると信じています。

その成果が芽生えるのはこの学びを継続して下さった飼い主さんの犬だけです。

お預かりうクラスのご利用いつもありがとうございます。

犬たちの成長を飼い主さん以上に楽しみにしているのはわたしの方なのです。

飼い主さんとしては「さびしい」という思いもあるでしょうが、いつかみなさんが生活を通して犬と学べる環境を得られるまでお手伝いさせていただけると光栄です。

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<犬のこと>犬との山歩き練習はまずは楽しく安全に始めるところから

山歩き練習中の生徒さんからの報告

 

グッドボーイハートの特徴的なトレーニングクラスのひとつはプライベートトレッキングクラスです。

先日プライベートトレッキングに参加してくれた生徒さんから「早速練習しています!」とお写真を送っていただきました。


バランスをとることがなかなか難しいけれど、少しずつ進んでいるということでした。

犬のリードを持ち、犬よりも人が先をいき、そしてリードに圧がかからないようにバランスをとることはかなり練習が必要です。

犬の方が興奮しやすかったりバランス感覚が育っていない場合、また自己主張が強い場合にはリードの張りが多くなり人の方もバランスを崩しやすくなります。

 

犬が山歩きすること価値は身体的な発達のため

 

写真の山歩き中の犬ちゃんはまだ生後1才前くらいの年齢です。

年齢的にはある程度の身体能力が発揮されるはずです。

しかし犬種や親犬の育ち方などの遺伝的な要因から、身体能力が低い犬もいるのです。

それでも若いうちから練習をつめば、ある程度の能力が引き出されます。

そのことと脳の発達、精神的な安定へとつながっていることを理解できる方なら早速取りくみたいと思うでしょう。

 

犬との山歩きは楽しみながら安全にそして素晴らしい成果はその後に

 

とはいっても、成果を期待するだけでは犬との暮らしは楽しくありません。

子供さんの成長を楽しむのと同じように、やったから効果を期待するのでは子供にはプレッシャーが強すぎます。

一番は犬と安全に山を歩くことが楽しいと自分自身が感じること。

リードに圧がかからないようにすることも、自分が楽になれば犬も楽なのだと思ってください。

犬との山歩きの生み出すものは犬の身体的な発達だけにとどまりません。

人に服従することの価値を知っている犬ならば、山を人と歩くというシチュエーションでの自分の立ち位置をわかるはずです。

犬と人の山歩きはお互いの役割がはっきりとすることで安全安心を獲得できるひとつの方法です。

そのずーっと先に、もしかしたら犬との山暮らしに向かっていただければ本当にうれしく思います。

インスタグラムにもトレッキングの写真を紹介しています。

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<お知らせ>福岡市での通学レッスン始めました!

新しいクラスのお知らせです。

グッドボーイハート福岡校(福岡市博多区)での通学レッスンを始めました。

グッドボーイハートでは通学クラスはグッドボーイハート七山のお山の学校を中心としています。

自然体験、自然の中での成長と発達、自然の中での調和と癒し

これがグッドボーイハートが目指す「犬が犬として尊重されて生きること」につながると学んできたからです。

今回の博多区のグッドボーイハート福岡の通学レッスンは時代の流れの中で始まった新しい取り組みです。

現状から家庭訪問よりも通学を希望される飼い主さんのために、今までとおりのグッドボーイハートのトレーニングクラスを通学でも実現できるようにステップアップしていきたいと思います。

すでに現在、通学レッスンを受講中の生徒さんたちがいらっしゃいます。

内容は通信講座と同じようなステップ形式になりますが、インストラクターと直接会うことで信頼関係を高めていただけるのであれば受けていただく価値のあるクラスです。

通学レッスンご希望の方はホームページ内のお問合せフォームよりご連絡ください。

 

 

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<クラスのこと>トレッキングクラスで犬の成長を観る喜び

トレッキングクラスの報告が多くなっています。

クラス数としては圧倒的に家庭訪問トレッキングクラスが多いのですが、個人情報に触れることもあるので掲載を控えています。

トレッキングクラスもブログ掲載遠慮したいと希望者される場合はアップしていません。

ただ今のところ、トレッキングのご紹介を断られたことはありません。

トレッキングクラスに参加している生後さんたちは、家庭訪問で基礎のしつけをしてきた方々です。

グッドボーイハートの目標やこのブログの目指すところもご理解いただいているのだと勝手に思っています。

今回トレッキングクラスに参加してくれた保護された犬ちゃん。

この日トレッキングクラスとしてはひとつのステップを上がる管理方法に切り替えてみました。

犬の行動が安定したら管理を緩める

これは、犬のトレーニングの基本です。

トレッキングもはじめはこんなにきっちりと管理するのかと思うほどです。

トレッキングを犬を山に放たれると勘違いされている方もいますが、

トレッキング、つまり犬との山歩きほど犬に自制心と秩序を教えられる環境はえりません。

犬に目的を持って犬の行動を管理しながらトレッキングクラスを進めると飼い主の予想以上の行動が引き出せます。

この日もひとつのステップを上がった犬ちゃんの姿を観ることができました。

犬との暮らしで楽しいことはたくさんありすぎますが、喜びと言えば犬が心に安らぎや癒しの時間を取り戻した時です。

その土台はやはり家庭での過ごし方です。

あの家庭でのトレーニングのクラスがあったから今のこの山の時間があるのです。

飼い主さんは頑張られたのだなと、それも大きなよろこびになりました。

いつもありがとうございます。

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<クラスのこと>「初めてのトレッキングクラス」開催しました

福岡では酷暑の犬たちもくたくたになっていますね。

山は季節の流れがはやくてもう秋の気配が漂っています。

はじめてのトレッキングクラスが開催される日は天候がとても心配ですが今回も最高のお天気に恵まれました。

はじめて七山のグッドボーイハートに来た生徒さんたちの感想は「相当の山ですね」。

ほとんどの方が思っていた以上の「山」であることにびっくりされます。

みなさんはグッドボーイハートが唐津に平地の田舎にあると思っているようですが、七山の池原といえば唐津市の中でも一番標高の高いところです。

その分風の通りもよく冷たい風が心地よく流れています。

今回のはじめてのトレッキングクラスに参加してくれた犬くんは山に来たのもはじめて。

生後9ケ月の若さ溢れるやんちゃ盛りの男のコです。

いろんな臭いに興味があって興奮しているように見えるのですが、いろんな臭いを嗅ぐこともできはいほどはじめは興奮しています。

山は全部坂道です。

坂の途中で止まると不安定になってじっとしていることができません。

飼い主さんの方もまだバランスがうまく取れないのでお互いがふらふらと…。

そのうちに安定してくると地面の臭いを嗅ぐ、そして急に動こうとするを繰り返します。

トレッキングに慣れている犬たちの行動とは比較になりません。

リードを持っていてもほとんどもっていないかのようにリラックスして歩かせることの難しさを体験していただきました。

自分さえしっかりとしていれば、犬は次第にバランスを取り戻しそのうちにリードはたるみます。

クラス中も飼い主さんと私ではリードを持つ人によって犬の行動が激変するのを見て飼い主さんは驚いていました。

解決のヒントは犬に求めるのではなく犬のリードを持っている自分にあるということです。

これは犬のしつけや犬との関係作りにおいても重要なことです。

犬に言うことをきいてほしい、落ち着いた犬になってほしいと思うことは構いません。

でも犬の行動を改善していくのに犬にばかり求めても何も変わらないのです。

犬はただ今起きている状態を素直に受け取って返しているだけなのです。

犬は本当にシンプルに表現してくれるすばらしい動物です。

近くにお山があるとのこと、練習してまたクラスにご参加いただくことになりました。

次回のトレッキングクラスがとても楽しみです。

みなさん犬について深い学びをされています。

グッドボーイハートをやってきて良かったと思う瞬間でした。

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<お預かりクラス>人の作業をお手伝いしようとする本当の服従性をみせる犬ちゃん

福岡から唐津市七山まで車で約一時間。

標高は500メートルもない七山ですが地形が「風の谷」なので気温は唐津市より3度は低いです。

コンクリートの丘の福岡市と比較すると5度くらいは低いでしょう。

朝露、夜露で地面が濡れていることから夜は気温が下がっていることがわかります。

この季節のお預かりクラス利用の犬たちの目的は、暑い都会からの避暑地代わりといったところでしょうか。

今回もまた急遽お預かりクラスのご希望がありバタバタと七山に移動してきました。

犬が山で過ごす機会は生涯を通して本当にわずかしかありません。

貴重な体験をさせたいと欲が出てしまい、グッドボーイハートの犬たちがお預かりクラスを利用するときにはできるだけ山で預かりたいと調整をはかります。

今回の犬ちゃんはお預かりにとても慣れていて、ほとんどマイホーム的に七山グッドボーイハートで過ごしています。

私でもダンナくんでもどちらのいうこともちゃんと従い、この家のルールも習得しています。

草刈りだ、薪の整理だ、テラスの片づけだ…と作業が続くのですが、私たちのそばでお手伝いをしようと張り切っています。

草刈り機のコードが絡まってしまい、そのコードの絡まりをとく作業をしていたところ犬ちゃんがやってきてコードを噛もうとします。

ほとんど作業を中断させる行為になるのですが、気持ちはよくわかるので「えらいね、ありがとう」といいながら手早く済ませます。

鎌を持って草刈りをしているときには見張り台のような木の上から周囲を見渡しており、やはり作業を手伝うとしてくれます。

こうした犬は当然のことですが人に対する服従性がきちんと身についています。

それは叱ったりほめたりすることで身に付いたものでもないし、犬が善悪を判断しているわけではありません。

犬は人の活動に興味を示しその活動に自分の立場で関わろうとしているだけです。

こうした関係が本当に楽しく素晴らしく犬としてやりがいのあることですが、ペットとしての生活には活動という場面もほとんどありません。

都会では屋外での活動が散歩だけなので、散歩を充実させることがとりあえずの活動なのです。

でも、お休みのときには野外に出て本当の活動をして関係を深めてください。

ドッグランで犬を走らせてそれを見ているだけでは、いっしょに活動したとはいえません。

とりあえず犬との山歩きから始めましょう。

GOTOダメとかいろいろありますが、犬の生涯は短いのですからそこのところをお忘れなく。


 

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トレッキングクラスの後に対面のクラスを開催しました。他の犬との社会化は一対一からスタートです。

七山のお盆前の風景

 

大型連休に入ると同時に台風が近づいているようです。

今年の夏は本当に短く過ぎていきます。

七山でもとても冷たい風が通り過ぎトレッキングクラスも涼しく今年は快適です。

あの恐怖の昆虫「アブ」も今年は孵化する時期を逸したようでサイズは大きいが数が少ない。

そのためかトンボが低空飛行で行ったり来たりと目の前を飛び交います。

いつも防衛体制の犬くんはトンボ相手にジャンプジャンプ。

飛ぶ虫の中でも最強のトンボが犬につかまるはずもなく、空回りのシーンもありました。

 

犬と犬を対面させるクラスを開催

 

この日のトレッキングクラスは、少人数で犬と犬を対面させて同じ空間を共有する練習のためのクラスです。

相性のよさそうなサイズや年齢と性別の犬同士を繰り返し合わせていくと、回数を重ねるうちに行動に変化がみられることがあります。

この日はボーダーくんとミックスくんの数回目のセッションでした。

ボーダーくんの同居犬のボーダーちゃんも参加

そして見学をかねて社会をしるためにジャックラッセルくんも初参加しました。

 


 

他の犬の対する間違った社会化トレーニングとは

 

他の犬に対する社会化はたくさんの犬の中に交わることというのとは少し違います。

モノや音に順化させる社会化トレーニングと、他人や犬とのコミュニケーションや関係を深める社会化トレーニングは別に考えるようにします。

犬に対するコミュニケーションは、まずは犬と場所を共有して安心を獲得するところからです。

場所の共有には対立の関係性は持ち込めません。

ドッグランなどの囲われた場所に他の犬と同じスペースにいることも場所の共有にはなりますが、お互いに関わらないようにして過ごすことも可能です。

ですからドッグランで他の犬と共に写真を撮ったからといって安定した社会性を持っているとは限りません。

実際、保護施設や多頭飼育崩壊などで多数の犬が囲われたスペースに入れられたとしても犬同士はお互いに攻撃をしたりはしません。

ところがこうした場所に入れられて自分のスペースの確保に自信がなくなった犬は、他の犬に対して攻撃性を示したり他人を怖がったりするようになります。

その攻撃性が出るのは囲いの中ではなく囲いから出た時なのです。

だからドッグランでは犬は大丈夫だけど、散歩中は他の犬が苦手という犬がいるのは犬側に立てば全うなことです。

 

他の犬に対してコミュニケーションを深めることのできる犬

 

他の犬に対して対立をさける程度のことまではひどくトラウマを抱えていない犬であれば達成は可能です。

ですが、他の犬とかかわることを喜びとするような社会化の喜びを体験させたければもう少し頑張らねばなりません。

犬同士の社会化の喜びとは「群れる」とこなのです。

私たち人間となんら変わることはありません。

私たちも少人数であれある程度の人数であれ「群れる」ことを好みます。

だから密を避けるように行動することがストレスになるわけです。

小さな居酒屋でも、野球ゲーム観戦でも、共通の趣味や会話、価値観を持って群れることで楽しむ人と同じように、犬も群れることを楽しむのです。

ただ犬の場合には活動を通した群れなのでそこにはある程度の規律が必要です。

集合体になって敵に向かっていけるのか、そのときの△型の→は誰を基準に作られるのか、といったことです。

人と犬は社会構造が似ていることから共感が生まれるようになった動物だと思います。

その部分が開花していけば犬は犬と群れる喜びを勝ち取るでしょう。

犬との学び、とても深いものがあります。

まだまだ面白く犬たちの成長が楽しみです。

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プライベートトレッキングクラスに参加したななちゃん飼い主さんからの手紙

昨日のブログをアップした瞬間、トレッキングクラスに参加してくださった生徒さんから連絡をいただきました。

ブログを読んで下さっての感想かと思ったのですが、それにしてもあまりにも早いレスポンス。

話を伺うとトレッキングクラスの後に驚くような変化があり共有してくて連絡しました!とのことで、まだブログは読んでいませんとのこと。

何か強い思いが共鳴したのでしょう。

うれしいお知らせを生徒さんが書いて下さった文章でお伝えします。

ココから・・・

約一年間の訪問トレーニングを受けて

その後も宮武先生から誘ってもらい七山に遊びに行ったり

相談に乗ってもらったりでとても頼りにしています。

今回はトレッキングへの参加!

毎回どんな事を学ぶのか、楽しみでそれと同時に普段変なことしてないか怒られないか不安で 笑

七山に着いて、着く前から鼻を鳴らす我が家の犬。

ワクワクの子ども達!

今日は絶対飼い主より前に歩かせない練習でした。

お散歩の引きは無くなり、リードも緩く持ってお散歩に行けるようになるまでなったものの…

実は私よりも半歩から一歩前を歩いている我が家のななは正解なのかなーとちょうど聞いてみたいと思っていたところでした。

正にトレーニングの内容が「前を歩かせない」やっぱりそうか…と反省しつつトレーニング開始!

リードは付けているが手には持たづに私の後ろを歩かせると言う、すごくハードルが高いように聞こえる内容でした。

が、始まってみるとルールがあればリードを持たなくても着いてくるがいました。

まだまだ完璧にはほど遠いのですが、私にとっては大きな一歩をかんじました。

そして「絶対に私よりも前に歩かせないぞ!」と心に誓いトレーニングの翌日の散歩

今日は絶対に私の太ももから前に腕を出さないぞと決め歩きました

私が思っているよりもななの方がすんなり受け入れている。

やればできるじゃん!と言うより、私のリードの持ち方や迷いがななの歩きにでていたのだと実感しました。

こんなにもエネルギーの持ち方で犬の行動は変わるものなんだと。

とても感動したので、共有したく感想文書いてしまいました!

迷いが出た時にはすぐに大先生へ相談します。

宮武大先生との出会いに感謝と七山という環境を整えてくれている大先生の存在にも感謝です。

また学ぶことがいっぱいで次にお会いできる時まで、みんなで散歩を続け少しだけでも成長した私たちを見せれるように頑張りまーす!


ココまで・・・

ななちゃんの飼い主さん!うれしいお言葉ありがとうございます。

文章には「エネルギーの持ち方で犬が変わる」と表現されています。

これは犬に対する意志や意識といった強い思いがエネルギーの変化に現れるということです。

犬はとても賢い動物です。

飼い主の変化を受け取ってくれるからこそ犬とのコミュニケーションを楽しめます。

大先生と言われるほどの域には達していないのですが、生徒さんからの励ましの言葉として謙虚に受け取ります。

率直に受け取れば「がんばれよ!」ということですね。

学ぶことは楽しいこと。

犬との暮らしはいろんな学びをもらえます。

非言語コミュニケーションは奥行が深いもの、ぜひこれからも楽しんでください。

関連ブログ記事→<クラス>プライベートトレッキングクラスで学ぶ大切なこととは

Posted in クラスのこと, 受講生のコトバ