グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<自然のこと>蜂箱設置を完了してミツバチたちを待つ

グッドボーイハート七山の敷地に蜂箱第一陣を設置してきました。

限られた蜂箱をどこに設置するのか素人には全く判断がつかなかったのですが、ミツバチの気持ちになって考えココと思うところに決めました。

環境を整えたらあとは蜂が来るのを待つしかない「待ち」の状態に入りました。

経験値の高い方なら落ち着いてその日が来るのを待つことができるのでしょうが、今年がチャレンジの私たちにとっては先の見えない時間を過ごすことになり不安で仕方ありません。

きっと犬のトレーニングを受講される生徒さんたちのはじめはこんな感じなのだろうなと初心者の不安な思いを共感する感じになりました。

さらに七山の森林組合から苗木の一斉配布があったので、さっそくダンナくんにクヌギ50本を広場に植えてもらいました。(おつかれさまでした!)

50本も一度に植えられないと訴えていたダンナくんですが、作業が進むととまらなくなりもうやってしまえということで多少無理をしたようです。

ところが持病の花粉症が博多ではすごいのに七山にいるときには全くないということで驚いていました。

生徒さんたちにもよく言われるのですが、七山に来ると花粉症の症状があまり出ないといわれます。

そのうち七山に通いつめると花粉症がかなり克服されるという現象もありました。

これは本当のことかなと思います。

自然の整えられた環境というのは動物にとって痛手になることはなく、人工的な環境の方が圧倒的に動物にダメージを与えています。

人も犬も自然の産物なのですから、当たり前といえば当たり前のことです。

自然とのかかわりを増やし人は人として、犬は犬として、そして人と犬が自然という形でつながりを持つことを目指すグッドボーイハートとしては、ミツバチという新しい仲間とのかかわりを持つことはひとつのチャレンジなのです。

今年がダメでも来年があるという気持ちで3年計画で進めております。

ハチミツをみなさんにお配りできるその日までどうぞ気長にお付き合いください。

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Posted in 83ハチミツオポ, 日々のこと, 自然のこと

<ハチミツオポ>山口県で分蜂がはじまったらしいです…。落ち着いて行動しましょうといわれても気持ちが慌てています。

七山で養蜂をはじめるミッションを広めて、もう後戻りができない状態で少しずつ進んできました。

養蜂のために必要な箱は生徒さんに作っていただいたりさらに買い足したりして準備しました。

箱にぬる蜜だの、ミツバチを誘引するための臭いのルアーをちゃんと購入済です。

ダンナくんといっしょに「養蜂をはじめる」DVDを見て事前学習もしました。

養蜂をしている友達のご主人に七山の現場に来ていただき、巣箱を置く場所のアドバイスも受けました。


さあ、あとはハチが入る巣箱を置いて分蜂のこの時期に巣箱を選んでもらえるようにするだけです。

いつ箱を出すのかを今見計らっているところです。

ハチさんが来なかったらどうしようと不安で気持ちがいっぱいのところに「山口県で分蜂がはじまりました。」の第一報が届きました。

分蜂は南の暖かい地区から始まっていきますので、日本での分蜂のはじめの方の分蜂がはじまったというお知らせです。

そのお知らせメールに「みなさん落ち着いて行動しましょう。」と書いてあったのでおかしくなりました。

みんな焦ってしまうのだなと思ったからです。

分蜂といっても、こちらは巣箱を適切な場所において「待つ」しかないのです。

実際に日本ミツバチがそこを家として選んでくれるかどうかは、ハチの気持ち次第なのです。

だからこそ、あの場所で良いのだろうか、もっといい選択肢はなかったのかと最後までもがいてしまうのかもしれません。

養蜂を今からはじめようというわたしたちにとっては全く見えない世界で道すらまだ見えていません。

巣箱を置く場所は決まっているのですが、本当にハチが来てくれるかどうかはわかりません。

今年は不発に終わる可能性も十分にあるのですが、出会いのワクワク感ももちろんあります。

野生動物との出会いはこんなに新鮮なものだったのかと今さらながらに思います。

野生動物と身近に関わりあえることなどめったにありません。

自分のルールとして野生動物には餌付けはしないと決めています。

理由はいろいろとありますが、餌付けはお互いの境界を簡単に超えてしまうものだからです。

日本ミツバチという野生動物とのかかわりがどのようなものになるのかは、実際に養蜂で蜜をいただいてみないと何ともいえません。

だからこそトライしてみたいと思うのです。

日本ミツバチは菜の花が好きだと聞きました。

菜の花は七山にも住吉にもほとんどありませんのでどこかでもらってきたいと思っています。

うちの菜の花持っていっていいよ、という気前の良い方がいらっしゃいましたらぜひお声かけください。

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Posted in 83ハチミツオポ

<83ハチミツオポ>味覚で学ぶ自然と文化

ある生徒さんから国産の非加熱のハチミツをプレゼントしていただきました。

静岡県下田市のハチミツでもちろん日本ミツバチが集めたハチミツでした。

じわーっと始まっている「ハチミツオポ計画」の勉強のために、ダンナくんとふたりでハチミツを試食しました。

うーん。という感じです。

私の感想としては「昔食べたハチミツの味がする」という感じでした。

スーパーで買って食べていたハチミツとは「もの」が違います。

比べて食べてみたのは、今はやっているマヌカハニーです。

こちらもいただいたのですが、ニュージーランド産の高価なものでマヌカという花の蜜からハチがとってきた蜜をマヌカハニーというそうです。

美容に良いらしく最近ではあちこちで見かけるようになりました。

国産のハチミツとマヌカハニー、味は全く違います。

どちらも美味しいもしくは体への効能があるようですが、自分たちの体が喜ぶのは国産の非加熱ハチミツの方でした。

こういう感覚は人によりことなる、つまり個体差が大きいものです。

何を美味しいと感じ何を手に取り食べるのか、何を気持ちが良いと感じ何をそばにおいて過ごすのか。



動物は毎日自分の感覚器官を思いきり使って生活をしています。

喜びや安心から不安や恐怖にいたるまで。

自分の視覚、聴覚、触覚、嗅覚そして味覚もその中に入ります。

ひとつの感覚が狂い始めるとすべての感覚が狂ってしまいます。

逆にひとつのセンサーが研ぎ澄まされると他の感覚もその能力を維持しようとしています。

自分たちの感覚をより研ぎ澄ましてそれを選んで生きていきたい。

それは高価なものを身に着けたり食べたり集めたりすることでもありません。

たくさんのものが流れる時代ですから、ついつい回りに流されてしまうことがあります。

たとえば安いものでもみんなが集まると欲しくなったり、

逆に高いものでも人気があると聞くと欲しくなったりします。

その中で自分は、という感覚を保ち続けるのはかなり難しいことです。


そのセンサーを大切にするための場所として「自然の中の家」七山で過ごす時間を大切にしています。

わたしたち人だけでなく犬たちにとっても、本来のセンスを失わないための時間と場所がときには必要です。

都会の臭いは嗅覚の世界に生きる犬たちに、不安のメッセージを送り続けています。

都会は少し臭くなりすぎましたね。

もう少し緑を取り戻すか、人工的な機能は都心と田舎を結ぶ道具やインフラ発展のために使っていただければと期待しています。

ハチミツオポは下田ハチミツを超えることはありませんが、どのくらい近付けるのかとプレッシャーを感じています。

とても良いプレッシャーです。

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Posted in 83ハチミツオポ

<83ハチミツオポ>二ホンミツバチは人と対等の関係だとすると、犬と人はどうなんだろう

ハチミツオポの表記を変えました。

「83」とした方がわかりやすいと相棒がいうので、八三をあらためて83としました。

8は永遠の文字だし、3を説明するなら「2の次で4の前」ということになるからオポの誕生日には欠かせない数字ということになります。

とりあえず、83ハチミツオポとして再スタートです。

そのハチミツオポ計画のために本で勉強している中で、みなさんに読んでいただきたい箇所がありましたので一部抜粋します。
※以下の引用はすべて「我が家にミツバチがやってきた 久志富士男 氏著」より

引用ココから…

人とセイヨウミツバチとの関係は主人と奴隷の関係であるが、人と二ホンミツバチの関係は対等であり、お互いはパートナーである。

引用ココまで…

この一文で頭を抱えてしまいます。

ミツバチのところをイヌと当てはめて読んでみるとどうでしょうか?

人と犬の関係は対等であり、お互いはパートナーであると言い切れるでしょうか。

引用続けます。

引用ココから…
セイヨウミツバチは人の手を離れたら生きていけないが、二ホンミツバチは人との関係が良好でないと自然界にいつでも戻れる。二ホンミツバチは自然の一部である。
ツバメと同じである。セイヨウミツバチと二ホンミツバチの違いを、「家畜」と「ペット」という概念で括ることはできない。

引用ココまで

はい、そうなんです。すでにイヌは家畜化されていて家庭犬は人の手を離れると生きていくことができないのでミツバチとは違うのです。対等という関係からはすでにずれているのが人と犬なのです。

しかし犬のような表現もこのあと続いています。

引用ココから…
逃亡と呼ぶのは実は家移りである。サービスが悪いから愛想を尽かされたのである。それをとがめる資格はない。

引用ココまで

これは昭和時代の田舎の家なら普通にあった犬の逃亡という行為です。

先日までうちでご飯を食べていたシロが3日後には隣町でタロウと呼ばれて餌をもらっていることも不思議のない時代もあったので、犬も家移りをしていたことになります。

犬が登録制になってからこの家移りも社会的に認められなくなったので、もうこうした犬を見ることもありません。

最後の引用ですココから…

セイヨウミツバチから採蜜するということは奴隷から搾取しているのであるが、二ホンミツバチから採るのは家賃をいただく行為である。

二ホンミツバチを飼うということは、ハチを所有することではない。住居を提供しているだけである。

両種の、この基本的な関係の違いが自ずと扱い方の違いを生む。
愛情と尊敬があれば使い捨ての扱いはできない。

引用ココまで。

本当に深い深い話ですね。

自然中で生きる野生動物を利用する人、うまく付き合わないとミツバチから家賃もいただけず住み着いてもらうこともできないというのだから、いかにハチの立場にたってモノを考えるようになるかが勝負所です。

しかも二ホンミツバチは原始的で弱いイメージなのに、本当はセイヨウミツバチよりも自然界に適応するほど進化しており強く丈夫で蜜も安定するというではありませんか。

それでグッドボーイハート83ハチミツオポ部でミーティングの結果、というかほとんど自分の強気発言でオポ部では二ホンミツバチを招きたいという方向性で決定しました。

二ホンミツバチとのかかわりを通して、人と犬の関係性をもう一度見直していきたいと思っています。

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Posted in 83ハチミツオポ, 日々のこと

<八三オポ>ハチミツオポ始動!立派な巣箱ができあがりました※感謝※

八三オポ=「はちみつおぽ」カテゴリーをつくりました。

読者のみなさんにはあまり関係のないことかもしれませんが、いろんなことが一度に進行していて自分の老化した頭がついていかなくなってきたのでカテゴリー分けで整理しています。

八三オポは七山のオポ広場で養蜂を試みる計画です。

七山では犬がイヌとなる場であるとともに、人がヒトとしてあるための挑戦の場でもあります。

犬たちだけに求めるのではなく、私たちも急ぎ過ぎた時間を取り戻すための時間を作っています。

そのことが犬と人と関係により良い時間を戻してくれると今のところは信じているからです。

養蜂計画の第一歩は「巣箱作り」でした。

友人が立派な巣箱の設計図をくださったのでダンナくんに製作してもらうのが当初の計画でした。

ところがうちには木材を加工するための機材がまったくありません。

どなたかに見本を作っていただき、勉強しようということになりました。

そこで早速生徒さんにご相談したところ、大変立派な巣箱をつくっていただきました。

蜂の巣箱は加工木材を使えないため製作はかなり大変です。

ボンドなどの薬品の臭いに野生の蜂は寄り付かないのです。

杉材をねじと組み合わせだけで組み立てていく構造になっています。

中身をみるとすごい仕組みになっていて、こうして材料を加工する能力があったからこそヒトという動物がここまで進化してきたのだと感嘆しました。

その巣箱をオポ広場に設置してきました。

まだまだこれからやらなければいけないことがたくさんあるのですが、なんとなくいい感じになってきました。

作っていただいた巣箱を蜂たちに気に入ってもらえるように巣箱周辺の手入れを進めていきます。

来年はみなさんにハチミツを試食していただけるようにがんばります。

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Posted in 83ハチミツオポ, 日々のこと