グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<83OPPO>令和六年春のニホンミツバチ分蜂報告~自然は予測不能だからこそ面白い~

七山のオポハウスに2021年にはじめてやってきたニホンミツバチの養蜂活動についての報告です。

 

養蜂を初めてここ数年のニホンミツバチの分蜂について

昨年、一昨年と分蜂したニホンミツバチたち…というとネズミ算式に蜂箱が増えているイメージが浮かんできます。私たちも当初は「メチャクチャ増えるね~」と捕らぬ狸の皮算用的に妄想を膨らませてニヤニヤしていました。

あれから3年がたちましたが、毎年分蜂を繰り返しているのにこの春の分蜂前の蜂の箱はたったの二つしかありません。

昨年、分蜂群のひとつはお世話になっている唐津市の生徒さんにお分けしたもののその群は夏に逃走してしまいました。

そしてオポハウスでも昨年のうちに二つの巣箱が何らかの原因で自然消滅もしくは逃走の結果、空き部屋となってしまいました。

昨年7月の線状降水帯による土砂災害の復旧のために時間と労力を費やしたため、ニホンミツバチのお世話が十分でなかったことがミツバチの消滅や逃走に影響したことは否定できません。

今年も分蜂群を確実に捕獲してここに住みついてもらおうと、いつ起きるか分からない分蜂を毎日観察しながらひたすら待ち続け、ついに5月16日に1回目の分蜂が始まりました。

巣箱1号機から始まった分蜂群は、巣箱の上から器具倉庫の上を通過してなんと、昼の移動の前で準備のために繋がれていた犬たちがいるオポ広場の入り口の木に球体を作り始めたのです。

令和6年分蜂報告①5月15日に1回目の分蜂が始まる。



慌てて犬たちを移動させるために行ったり来たりと走り回る私のあとを、私と同じように興奮して追いかけてくるヤギのゼット、そしてミツバチを捕獲するために巣箱や防御服を準備するダンナくん、とオポハウスは騒然とした状態になりました。

ニホンミツバチは一旦球体を作ると、その後予定していた分蜂先へと旅立ってしまうため、ここに居着いてもらうためには巣箱に強制収容するしかありません。

令和6年分蜂報告②巣箱に強制収容



巣箱に無時に収納したためミツバチたちが落ち着くのを待ち、外出したダンナくんが夜に戻ってきて巣箱を移動させるということになりました。

 

分蜂した二ホンミツバチたちとの悲しい別れと新たな出会い

ところがです。この日の夜遅くに戻ってきたダンナくんが巣箱を確認したところすでに蜂たちは逃走していました。

私が最後に確認したのは当日の19時ころ、うす暗い時間でしたがまだ巣箱の周りに飛んでいる蜂の姿を確認して居着いたと思い込んでしまったのです。

時間的にはもううす暗くなっており、日中にしか活動しない蜂が遅い時間に逃走するなどとは予測しなかったのです。

翌日の朝になって分蜂蜂が逃走したことを知ったため、裏の地神様の周辺は近くのお墓の裏、バス停、公民館、古い家と探し歩き、散策中にであったご近所の方にも「蜂を探しているんです。」と分からぬことを言って不思議がられてしまいました。

結局蜂は見つからずに2度目の分蜂を待つことにしました。

ですが、去ってしまった蜂たちが戻ってくることを少しだけ期待してキンリョウヘンのルアーを養蜂場の待ち受けの箱に取り付けておきました。

キンリョウヘンのルアーとは、ニホンミツバチの大好きなキンリョウヘンという花のフェロモンを人工的につくってプラスチックの箱に詰められたもので、養蜂家の中ではなくてはならない一品です。

「ニホンミツバチさんカムバック」というメッセージをラインで私からダンナに送った23日の日に奇跡が起きました。

ついに5月23日の昼に2回目の分蜂が起きたのです。

 

帰ってきた分蜂群と去って行った分蜂群?

2回目の分蜂の起きたときはオポハウスにダンナくんがひとりっきりでした。

1回目の分蜂蜂の逃走の直後だったので気合が入っていたことは間違いありません。

2回目の分蜂蜂たちは例年通り巣箱の上の桜の木に分蜂球を作り始め、その分蜂を巣箱に移そうとキンリョウヘンルアーを付けていた巣箱をダンナくんがひっくり返した時です。

空箱だと思っていた巣箱から大量の蜂が上空に舞い上がり、すでに分蜂している蜂たちといっしょになってものすごい数の蜂が上空に舞った…というのがダンナくんの報告でした。

そうなんです。キンリョウヘンのルアーをつけていた箱に、逃走した分蜂一軍目の蜂たちが戻ってきていたのです。

すぐに状況を理解したダンナくんは、巣箱をもとに戻しました。

新しい巣箱をもってきて2群目を強制収容して、30分起きに巣箱を見に行ったそうです。

ところが結局のところ2群目は夕方には巣箱の中は空になったそうです。

「2群目はどこにいったの?」と納得のいかない私。

「分蜂する前の1号機に戻ったんじゃないかな。」と半分ごまかしながら私を納得させようとするダンナくんでした。

おそらく2群目は逃走したのだというのが結論になりました。

 

予測できないから面白い野生のミツバチたち

今年は1号機から2回の分蜂があり、確保できたのは1群だけという結果でした。

養蜂といってもニホンミツバチは自然の生き物です。

どこに住むのか、どこで密をとるのか、どこに引っ越すのか、決めているのはすべてニホンミツバチたちなのです。

わたしたちにはどうすることもできませんが、もし蜂が離れていくとしたら何か環境が良くない状態へ移行しているのではないかと不安になるのです。

今年は生徒さんたちの協力でたくさんの紫陽花を植えました。

土砂災害のあとで土留めをたくさんしようと思ったからです。

でも同時に、紫陽花ならニホンミツバチの蜜源にもなるという思いもありました。

ミツバチが増えて受粉がすすみ花が増えてまたミツバチが増える。

そんな光景をこのオポハウスで見たくて養蜂を続けています。

もちろんときどきいただくハチミツが美味しいことは言うまでもありません。

感謝に感謝です。

ニホンミツバチは夏にも分蜂します。

これからも蜂たちの活動から目が離せません。

 

犬のことを学ぶグッドボーイハートがなぜ養蜂なのか。

犬も人も生物のひとつであるということを忘れないために、自然の中に様々な生き物が生きているということを忘れないために、その生物たちといろんな関わりがあるということを学ぶために、これからも養蜂を続けていきたいです。

最強の一号機



関連記事:ニホンミツバチがグッドボーイハートにやってきた!

Posted in 83ハチミツオポ

<83OPPO>養蜂スタートから初めての採蜜までたどり着きました。感謝。

2年前に私の思い付きによって始まった七山での養蜂スタートでした。

養蜂の目的にはいろんなことがありましたが、そのひとつは「美味しいはちみつを食べたい」という人間らしい深い欲求です。

そのハチミツをとる採蜜をやってみました。

とにかく初めてのことなので、ダンナくんも道具を買いそろえるのに時間がかかり春に予定していた採蜜が秋になりました。

83OPPOプロジェクトで採蜜



83OPPOプロジェクトと名称をつけて、七山の自然を満喫しようと意気揚々とスタートしたものの、一年目は全くの空振りに終わりました。

養蜂のために巣箱を設置してから七山の蜂を探すようになり気づいたのですが、ニホンミツバチと呼ばれる虫がいないということです。

七山のオポハウスくらい自然がいっぱいのところなら当然いるだろうと思った「ニホンミツバチ」ですが、一匹も見ることができずびっくりして環境調査に乗り出しました。

周囲の集落の方に聞いてみると、ここ数年はニホンミツバチを見たことはないという答えをいただいたのです。

昔はたくさんいたというニホンミツバチが七山からいなくなってしまったのは何故なのか。

その理由は地域の方にもわからないらしく、さらに新米の私たちはもっと混乱してしまいました。

それでも、始めたのだから「待つ」だけ。

なぜか私もダンナくんも「待つ」姿勢を続けることを話し合わずに決定したようで、そのまま1年が過ぎ去りました。

2年目のシーズンも空振りで今年もダメだったねと期待も少なくなっていたころに季節外れに移動してきた蜂が巣箱に出入りしているのをみたときは本当に感動しました。

この周辺にはいなかったニホンミツバチたち、いったいどこから来たのだろう。

自然環境で起きていることを私たちごときが知るはずがなく、起こしいただいたミツバチたちに長居をしてもらおうとダンナくんがいろいろと試行錯誤して冬越えをしました。

今年の春には一つの箱からさらに二つの箱が出来て、そこからどんどんとニホンミツバチが産まれています。

自然と動物は切り離して考えることができない、犬のことを知りたいという気持ちが「なぜ犬は自然の中にいると輝くのか」という疑問に変わりました。

自然ってなんだろう、イヌもヒトもそもそもは自然のひとつではないかと思い、七山での自然学習を自分なりに楽しむために始まった83OPPOです。

採蜜したニホンミツバチの蜜をなめました。

甘い…本当に美味しいハチミツを蜂たちが作っていることを知りました。

ダンナくんも「こいつらすごいな、こいつら賢いな。」とニホンミツバチたちの習性をいえる行動を不思議そうに見守っています。

たくさんのことを教えてくれるニホンミツバチ達、そして美味しいハチミツを取り上げてしまいましたが感謝します。

いただいた分は、長くあの環境で快適に過ごしてもらえるように環境整備を頑張りますね。

採蜜したハチミツは今月のグループクラスでみなさんに一口ずつは試食していただきたいと思っています。

ニホンミツバチの寿命はとても短いのです。

生と死が常にある自然の中では、毎日を真剣に生きようとする気持ちも増していきます。

83OPPOでとれたハチミツ



 

Posted in 83ハチミツオポ, 自然のこと

<83OPPO>昨日2回目の分蜂をした七山の日本ミツバチを観察する。

昨日の昼過ぎに大量の日本ミツバチが巣箱の近くの上空を飛び回っているのを発見しましてすぐに担当のダンナくんに業務連絡を入れました。

蜂のひとつひとつはどのように飛んでいるのか意識があるのかないのかわかりませんが、全体を見ると大きな渦のようになっていて、蜂と蜂の感覚はほぼ等しくあいています。

左右のどちらかに偏りのあるわけでもなく、全体としてひとつの大きな円の中を飛んでいるように見えたのです。

その後夕方にダンナくんが七山に到着したので、分蜂したかどうかを確認したところ、していないとのことでした。

でも、私が見たただならぬ風景は、あれは間違いなく何かが起きる兆しのはず。

夜になって「もう一度見てくる」と懐中電灯を片手に木々の枝を照らし、分蜂したブドウ球の蜂を探すと、あったやっぱり。

桜の枝の下に、本当に見つけました。

初めて実物のあのブドウの形を見て大感動でした。

ダンナくんの方は巣箱への強制収用に向けて準備が始まり、夜の七山で大騒ぎです。

犬たちはハウスの中に寝ていたのですが、1頭の犬はわたしたちのバタバタする声や動きに反応したのか、珍しく外に出ると言い始めて駆け出していきました。

何かいつもと違うものを感じとったようですね。

分蜂群はいったん巣箱に入ってもらいました。

数日とどまればしばらくはそこにいてくれるでしょう。

昨年いきなりやってきた日本ミツバチの群れが、これで3群れになったのです。

ここには巣箱が3つあります。

できるわけないと思って始めた養蜂が、こうして自分の目の前で繰り広げられるとやはり楽しいものです。

はちみつが食べられかったとしても、生態のいろんな不思議を身近に感じることができて、これからもっと勉強したいと思いました。

そして、犬のこと。

犬も養蜂と変わらないと思うのです。

犬の不思議な習性や犬としての性質に触れて、彼らが感じる世界や興味を持つもの、生得的な行動に触れることが、不思議で楽しくいつまでも見ていたいと感じるのです。

一方で犬と人がひとつの群れとして、自然に形作られる群れのシグナルで活動をできるようになったらどんなに素晴らしくワクワクするかと思うのです。

ある人にとってはどうでも良いと思える犬のしぐさやコミュニケーションが私にとってはとても興味深く、その不思議を紐解くために時間をいくら使っても良いと思えるのです。

これは犬という動物に対する価値観や興味のはっきりとした違いで、わたしの方は「犬がどのような動物であるかまだわかっていない。」と思っていることです。

すでに知っていると思った段階で、何も自分の脳の中には入ってきません。

犬のことをわかりたいという気持ちと同じくらい、犬のことが全くわからないと思うことがあります。

養蜂については最初から全く知らないのですから、どのようなものを見ても「初めて見た」もの、そこになぜという疑問が常に付きまといます。

養蜂楽しい、日本ミツバチがいつか全員でここを旅立って行ってしまう日まで、彼らのことをひとつずつ学び自然にときめきます。

そして、いつか皆さんにはちみつを食べていただきたいです。


 

Posted in 83ハチミツオポ, 日々のこと, 自然のこと

二ホンミツバチがグッドボーイハートにやってきた!

ついに昨日、七山でずっと待っていた生物がやってきました。

「グッドボーイハート七山に二ホンミツバチを復活させる」ために設置した蜂箱に二ホンミツバチが入っているのを確認しました!

この日、午前中のトレッキングのクラスで生徒さんの知人が大分の養蜂家であるという話を聞きながら歩いていたのです。

実はここにも蜂箱を2年前から設置して二ホンミツバチを待っているのだけど、まだ入っていないのだけどちょっと見てみて、と立ち寄った蜂箱。

最初に近づいたときは気配を感じられず、やっぱり来てないなと思ったのですが、箱の近くまでいくとちらちらと飛んでいるものが見えます。

さらに近づくと「いる?いるよね?入ってる?」と興奮する私。

いますよねと動画を撮ってくれる生徒さん。

日本ミツバチかな?

西洋ミツバチかな?

その場で、生徒さんの知人の養蜂家に動画を送って聞いてもらいました。

なんと、養蜂家が即答で「日本ミツバチ」だと教えてくれたのです。


このブログ記事には2019年11月末からスタートさせたことが記録されています。

昨年は七山、博多、朝倉に設置した蜂箱には何も来ず、

今年も七山、博多、朝倉に同じように蜂箱を設置しました。

七山の箱の位置だけを変えて、春先に一番トビムシの多い花の咲いているひそかな場所に設置を試みました。

分蜂の時期、七山に来るたびに見に行ったけれど来なかった日本ミツバチ。

もうあきらめてこの1ケ月は見に行っていませんでした。

豪雨の前に手前から一度見たけれどそのときにもう入っていたのかもしれません。

でも明らかに分蜂の時期や夏を越えてから蜂箱にはいったはずです。

季節外れにやってくる日本ミツバチは、他のところにいったん巣を構えたものの何か環境に合わないことがあり全員で移動してきた可能性があります。

まだ巣箱を開けていないので、女王蜂が入っているかどうかも確認していません。

さらにスズメバチがうろうろとしていて、もう少しガードを強くしなければいけません。

養蜂初心者なのでハチミツを採取するところまではいかないかもしれません。

それでもとてもうれしかった。

日本ミツバチは日本の里山の環境に生息していた生物です。

環境の変化でとても七山でも一度も見かけたことがありませんでした。

5年以上前にはいたはずの日本ミツバチがこのグッドボーイハート七山の周辺からいなくなったのは、この環境が乱れたからなのかと思っていました。

そんな中、日本ミツバチに戻ってきてほしいという願いを込めて始めた養蜂です。

どこから逃げてきたのかはわかりませんが、私たちの庭の中に戻ってきてくれて、ただその姿を見ただけでとてもうれしくなりました。

こうしてブログを書いているときにも、こんな時間にミツバチたちはどうしているのだろうかと思いを向けています。

自然の中に暮らすということは大変なことばかりです。

先日、テラス横を襲撃した土砂もダンナくんが少しずつ移動させていますがまだまだ時間がかかります。

草刈りも追いつかないし、冬の薪ストーブの薪も準備ができていません。

でも、日本ミツバチの姿を見て、今日はここで暮らせてよかったと思いました。

犬たちもきっと変化できる。ここなら大丈夫。

そんなことを思う一日となりました。

これからまたがんばってみなさんに一口ずつはオポハチミツを食べていただきたいと思います。

期待してください!

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<日々のこと>自然と関わることの楽しさと深さ、そして感謝していただくこと

今こそ自分が持っているものを整理整頓して大切にしたいものとどうかかわるかを考えようと行動しています。

そしてついに福岡のお庭にも畑をやってみようということになりました。

実は七山に暮らしていたのだけど犬のことでいっぱいになりすぎ、畑仕事をしたことがありません。

ところが近日の混乱で毎日スーパーに長ネギが消える状態が続き、やっぱり毎日使うネギだけでも自分でつくってみようと決意したのです。

ホームセンターで苗を買ってくるだけだと思っていたのですが、畑仕事って結構大変のようです。

まずは土を起こすところからということで、七山で生徒さんが畑として使ってくださった土を福岡に運ぶ作業をしています。

その作戦の先には、最近姿を見せなくなり諦めかけている日本ミツバチが七山の土の臭いに魅かれてもう一度やってきてくれるのではないかという下心もあり。

畑仕事の練習だと思うことにしてやっと土と向き合うことにしました。

人と自然の関わりというのは自然の恵みをいかに受けるかというところに始まっていると思います。

自然から搾取するのか、恵を受けるのか、同じいただくことでもこのふたつは大きく違います。

搾取からは学ぶことはなく、感謝して受け取ることには学びがあります。

先日、七山の農家さんの米作りの話を聞いたのですが不思議な話でした。

農家さんいわく、コメは朝10時の気温を毎日足していって2000度になったときにできるということだったのです。

だから朝寒い七山では田植えの時期が早いのに、暖かい唐津では田植えの時期が遅い。

山の米はゆっくりと時間をかけて育つので早く成長するコメよりもおいしいのだそうです。

自然を知ることで自分が何をすべきなのかが決まってくる、これが自然から学ぶということだと思います。

犬との暮らしも自然からいただくひとつの恵みだと思って、人は犬を利用してきたのだと思うのですが、その中に学びがなければその関係はただの搾取ではないでしょうか。

七山の土がこの福岡の環境の中で育つのか、私がそれに対してできることを見つけられるのかそんなことを考えながら畑をやってみます。

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<83ハチミツオポ>七山の環境の中の蜂たちのこと

ハチ関連の話題が多くなってきました。興味あることはすべてブログに残しているので関心のある方のみ御覧ください。

先日トレッキングクラスの最中に日本ミツバチらしき生物を見つけたので生徒さんに「ちょっとだけすみません!」といって激写して虫ちゃんこと太田さんに尋ねました。

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これはニッポンヒゲナガハチバチという蜂だそうです。日本ミツバチだと期待していただけにガッカリ。

でも養蜂を始めようと思わなければこうした身近な生き物に関心をはらうこともなかったと思えば不思議な出会いです。

そして先日、七山の森を知り尽くしたご近所の方に思い切って日本ミツバチのことを質問するとたくさんの情報が得られました。

七山の日本ミツバチについての情報をまとめました。

・2年前にグッドボーイハート七山の集落の祠で日本ミツバチの巣を見たがその後は見かけていない。

・七山では昔、どの家にもひとつの蜂の巣箱がありみなハチミツをとっていた。

・昔、家にあった蜂が寒い冬を越すために日本ミツバチに砂糖を与えていた。

・唐津市にはセイヨウミツバチの養蜂をしている人がいくつかあるが日本ミツバチはすくなくなったと感じる。

ということで、数年前までは七山の家の近くにも巣があったことを確認できました。

ということは私とオポが七山に引っ越してきた2007年にはまだ日本ミツバチがブンブンと飛んでいたということなのでしょうがオポとの山歩き中に気づきもしませんでした。

はじめは自分にとって有害な生物にばかり目が行ってしまったのだと思います。

蛇やムカデやアブなどといった害のある生物たちの巣や動向には目を光らせていたものの、無害な日本ミツバチに関心がなかったうちに日本ミツバチは数を減少させながら七山から消え去っていったのでしょうか。

なんとか七山に日本ミツバチを呼び戻したい、そんな思いだけがふつふつと燃え始めています。

七山の環境全部を整えることなど絶対に無理なのですが、七山の人口は減ってきておりその分集落で使用される除草剤な農薬も減ってきているのかもしれないと想像しました。

除草剤なしでの草刈りは相当大変なのですが今年も頑張るしかないと考えると結局は自分の行動変容に戻ってくるのだということです。

少しため息を深呼吸に変えて、できるところまで頑張りましょう。

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Posted in 83ハチミツオポ, 自然のこと

<83ハチミツオポ>ついに念願の日本ミツバチがやってきた

自粛で行動する範囲が狭くなったので、今できることをと掃除に専念していました。

福岡の自宅兼オフィスも窓を開けて大掃除の後、ブンブンと窓周りで飛んでいる音がする。

あーハエが入ってしまったのだとティッシュを一枚とって取り去ろうとしたのですが、手が止まりました。

いや違う、これは絶対にハエではない、これはもしかしてもしかするのではないかと多少慌てながら同じマンションにいる知人で養蜂の師匠に連絡して直接確認してもらいました。

「日本ミツバチですね。」

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養蜂の師匠が言うには、その日本ミツバチは探索バチだということで巣をつくる場所を探しているらしいのです。

博多の庭に設置した巣箱の上にあるキンリョウヘンに誘引されてきたのは間違いがなぜ部屋の中に入ってしまったのか。

師匠はキッチンテーブルの上を見て「これですね。」

そこには先日同地区の博多区住吉で養蜂をしている方から買ってきたハチミツの瓶と生徒さんからいたいだたハチミツの瓶の二つが置いてありました。

ハチミツの臭いにも関心を示すらしいので、誘引用のハチミツをひとさじ蜂箱の上に置きました。

その後も庭の巣箱の観察をしていると、2匹ほどの蜂がキンリョウヘンの近くを飛び回っています。

ちょうどその時生徒さんからもラインで写真が送られてきました。

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福岡県の生徒さんですが庭の蜂に反応して下さりすごく嬉しかったです。

グッドボーイハートは犬の学校なのになぜ蜂なのかというと仕組みは単純です。

グッドボーイハートは犬のことを学ぶと同時に犬から学ぶ学校です。

犬の必要性や犬に大切なものを探していて最も大切なのは環境であることがわかりました。

犬の健全な成長にとっても大切なのは居心地の良い環境で、それは自然あふれる環境であることは間違いのない事実なのです。

自然がイキイキとする環境について考えているうちに農薬や殺虫剤の多様で激減した日本ミツバチのことを思うようになりました。

本当にアインシュタインが言ったかどうかは不明ですが、ミツバチがいなくなると人類は4年でいなくなるという説は科学的な数字ではないとしてもミツバチがいかに環境に影響を受ける動物なのかということを考えさせられる言葉です。

人類の好き勝手により乱れる環境の中で犬という動物の数は決して減ってはいません。

人の手による改良という名のもとに遺伝子操作をされて変異していく犬という動物は増え続けてはいるのですが、その中身がいつまで本来の犬なのかはこの先もわかりません。

そんな現代だからこそ本来の犬が大切にしていた環境というものを自分の近くに取り戻すための手助けをしたい、それが養蜂を考えるきっかけでした。

日本ミツバチが戻ってくるような環境を、本来の犬たちは求めているとそう信じています。

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<83ハチミツオポ>日本ミツバチの逃亡癖を聞き日本のミックス犬たちを考えたこと

先日、知人の毎日新聞記者さんが取材した日本ミツバチの養蜂家のことをご紹介しました。

グッドボーイハート福岡から歩いて3分であまりにも近すぎるので驚きました。

早速記者さんにご紹介いただき、その養蜂家さんが作る博多ハニーのミツバチのお話を聞きに伺いました。

博多区の住吉神社のすぐそばにあるその民家の庭には、本当に日本ミツバチたちが巣箱に出入りしていました。

ご自宅の蔵のリフォームのときに大工さんにすすめられて養蜂がはじまったということでした。

毎日みていると可愛いいのだという話や、日本ミツバチは本当に貴重な生き物でその生き物がすみつく環境そのものが希少なのだということを考えさせられました。

お話の中でニヤッとしてしまったことがありました。

それは「日本ミツバチには逃亡癖がある。」という話でした。

本で読んだことはありましたが、日本ミツバチは飼われている感覚はなく居ついているだけなので、環境が自分にあわないと思えば群れ全体で飛び立ってしまうということでそれを逃亡というそうです。

まるで日本のザミックス犬たちの習性と同じだと思ってしまい、思わず笑ってしまいました。

日本の本来の雑種犬たちも、飼われているつもりはなく彼らはただ家に寝床と食べ物をもらって居ついていただけなのです。

だから環境が住み心地が良くないと感じると平気で逃亡していました。

一時的に逃亡してすぐに戻ってくる犬たちもいたようですが、いずれにしても犬はお気楽に逃亡していたのでしょう。

住む場所などなんぼでもあるわという感じだったのでしょうか。

今はそんな環境も文化もなく、私たちは犬を飼うことしかできなくなりました。

犬には日本ミツバチのように勝手に居つく権利を与えられることは今の時代では取り返すことはできません。

犬は犬なりに今の時代の中で最大限の幸せを獲得できるよう自分にできることをまだまだ考えなければいけないのかなと思ったところでした。

在庫がわずかにあった博多ハニーを買って帰りダンナくんと試食会しました。

やさしい甘さのハチミツをさっき会った蜂たちがとっているのだと思うとなんとも愛おしく思いました。

そして養蜂家の方、私と同じ小学校卒業ですごく身近なご縁であったこともわかりました。

いろんなご縁がいろんなことをつないでいきます。

グッドボーイハートの蜂箱にはまだ蜂は来ていません。

私たちは私たちで待って待って待ち続けます。

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Posted in 83ハチミツオポ, 犬のこと, 自然のこと

<83ハチミツオポ>昨日毎日新聞で見つけた博多区住吉の養蜂のおはなし

昨日ネット配信の記事にびっくりしました。

住吉のオフィスの歩いて3分の博多区のど真ん中で養蜂をしている方の紹介だったのです。

もっと驚いたのは記事を書いた毎日新聞の記者さんが以前いろいろとお世話になったお知り合いだったことです。

積極的で実直な生物に関する記事をたくさん書いていらっしゃるので、都心の養蜂に焦点を当てられたのかと感動してうれしくなってしまいブログで紹介させていただきます。

以下のリンク記事は動画のみ無料で見ることができます。
本文の記事の後部は有料となりますが紹介させていただきます。
博多生まれの天然ハチミツいかが? 口に広がる濃厚な味 まちなかに養蜂の適地

ハチミツオポは、博多区住吉での分蜂をあきらめかけていたところに、近所ですでに養蜂をしている方を知ったことは私たちにとって希望の光となりました。

すでにダンナくんが朝倉方面にまで足を運んで分蜂用の蜂箱を設置して、気持ちだけは大変盛り上がっているところです。

博多区住吉でも、朝倉でも、七山でも、日本ミツバチという古来の生物が生育してくれていることは本当に心強いものです。

犬たちはかなり人の手にによって形も中身も変化してきてしまいましたが、まだまだ自然とつながる力は失っていないと信じています。

グッドボーイハートのハチミツオポ計画はすでにプランから実行へと移行したので今後も期待せずに見守ってください。

写真は先日朝倉に蜂箱を設置したダンナくんが「ホレ」といって見せてくれた本物の日本ミツバチです。

※実はこのあとこの蜂は日本ミツバチではなく西洋ミツバチあることが判明しました。
知識のなさでの間違いで大変失礼しました!

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小さいけれど確かにいます!

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<83ハチミツオポ>ついに蜂箱に誘引ルアーを取り付けました。

オポ企画のひとつ83ハチミツオポ。

グッドボーイハート七山の敷地に日本ミツバチに来ていただこう、そして美味しいハチミツをおすそ分けしていただき自然に感謝する生活を送ろうというのが<83ハチミツオポ>の趣旨です。

今年は日本ミツバチに注目することです。

身近な生物との関係性を高めるためにすることは、まずは観察すること。
ここはグッドボーイハートの犬との関わりのスタートと同じです。

いきなり捕まえたり抱きしめたり、ましてや好きです!という告白などは逆効果なのです。

そこで日本ミツバチを観察しようとしているのですが相手が見つからない。

ということで今年ダメでもとりあえず巣箱を置いてみようということになり設置した巣箱に本日ルアーを取り付けました。

ルアーとは釣りのルアーと同じで動物を誘引するための道具です。

日本ミツバチの場合はキンリョウヘンという蘭の一種の花の匂いをルアーとして使用します。

誘引はあくまで誘引です。臭いに引き寄せられたミツバチが巣箱を置いてある環境を住むのに良しを判断しなければ引っ越ししてくれることはありません。

犬のトレーニングでは犬を動かすときに使うフードやオヤツのことを同じようにルアーといいます。

あくまで犬の行動を引き出すためのもののフードのルアーなのですが、多くの方が犬に行動させるための賄賂となっています。

日本ミツバチの場合にはにおいのルアーから蜜は取れないので賄賂になることはありません。

ルアーと取り付けた巣箱の設置ですが、日本ミツバチの気持ちになって相当悩んだ末に場所を決めました。

あとは待つだけ。

すでに来年の巣箱設置に向かって気持ちが進んでいます。

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Posted in 83ハチミツオポ, オポのこと