久しぶりですがおススメの本を紹介します。
グッドボーイハートならではの切り口なので、犬のしつけ方や犬の飼い方に関する本ではありません。
ましてや、純血種犬を紹介する本などでは毛頭ありません。
前回のブログで「大神神社」を参拝した旨のことを書きました。
今回おススメする本「オオカミの護符」は、まさに犬と暮らす人には読んでいただきたい本なのです。
イヌ科動物のオオカミが祀られる日本の神社を巡りながら、日本人のオオカミとの関わりの民俗学について学ぶことができます。
イヌの歴史というと、純血種犬の起こりの方に関心が向いていないでしょうか。
たとえば、ハスキーはソリを引いていた犬だとか、ラブラドルリトリバーは猟犬だったとかそんな方向の話です。
純血種の多くは最初は使役を目的として繁殖をされたものですが、現在の純血種は形を追い求めて人が繁殖した作品のようななってきました。
純血種犬としての使役の歴史も、遠く過去のこととなりました。
ネズミを捕るために繁殖されていたテリア種も、もうネズミを捕る必要もないほど衛生環境は整っていますし、スポーツのための狩猟をする貴族ももういなくなったということです。
そんな純血種犬の歴史なんかよりずっと面白くワクワクするのが、日本の古代に伝わるオオカミ伝説です。
オオカミが日本国内でどのように扱われていたのか、日本人はこのイヌ科の動物をどのような存在だと思っていたのかを知っていただければうれしいです。
犬に関心がなくとも自分達の歴史、古代のことなど民俗に関心のある方にも読んでいただきたい本です。
読み応えがあり素人でもわかりやすい本なのでおすすめします。
犬の祖先は狼というより、イヌはオオカミなのだと思います。
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