先日のノージャンピングTシャツのデザイン制作でもお世話になった、博多区のトリミングサロン「アンドパイン」店長のトリマーさんがテレビ出演されたのでご紹介します。
番組はJCOM放送のものでYouTubeに配信させているものを送っていただきました。
お題は「犬との上手な付き合い方」です。
一般の人々が愛情たっぷりにまとわりつく、その犬との接し方って本当に大丈夫ですか?という内容でたくさんの方に見ていただきたい動画です。
さらに動画のトリミングモデルはベルジアングリフォンのイヌーちゃんです。
ぜひご覧になって下さい。
Author Archives: miyatake
“犬との上手な付き合い方”イヌーちゃん登場の動画ご覧下さい。
<お知らせ>7月&8月のグループクラス、犬語セミナー開催のお知らせ
グループトレッキングクラスと犬語セミナー開催のお知らせです。
8月は平日のグループクラスを開催予定です。
●7月28日 (日)
グループトレッキングクラス 9時30分集合 11時頃終了予定
犬語セミナー 12時開始 14時終了予定
●8月25日 (日)
グループトレッキングクラス 9時30分集合 11時頃終了予定
●8月20日 (火)
グループトレッキングクラス 9時30分集合 11時頃終了予定
犬語セミナー 12時開始 14時終了予定
全てのクラスは事前お申込みが必要となります。
ご参加をお待ちしています。
脱走したアールのルートを特定。動物の行動観察に思い込みは禁物。
先日のブログ記事「ヤギたちの飼育小屋をめぐる様々ないきさつと事件から学ぶ動物のこと」の後編です。
柵から脱走したアールの脱走ルートを探る
新しいヤギの小屋を囲む柵から脱走を繰り返すアール。脱走を阻止するために柵を強化するわたしたち管理者(私とダンナくん)とアールの戦いを終わらせるために、脱走ルートを特定することになりました。
最初はゼットを柵の外に出してアールを柵の中に入れればそのうちにアールが脱走するはず、という作戦を立てました。
柵の中のアールの様子を少し離れて見守り続けましたが、アールは脱走を実行しません。
犬であれば人から観察されている気配を察知すればおとなしく、人の気配がなくなってからルールを破るということはよくあることです。
ヤギが犬ほど賢い動物なのかは不明のため意外と簡単に脱走するのではないかと軽く考えていましたがヤギも警戒はしますので、このトラップ作戦が成功するには時間がかかりすぎると考えて断念しました。
次の作戦は道具。人間の素晴らしいところは様々な道具を開発して使えることですからこれで動物との闘いを終結させます。
今回は野生動物の行動を知るために活用している録画機材を使用しました。
昼に設置して3時間程度でちりんちりんという鈴の音がします。アールのつけている鈴の音です。
見に行くとアールが柵の外に出ていました。作戦成功。
録画を解析すると、なんとアールは柵の下をくぐって外に出ていることが分かりました。
思い込みが解決を遅らせるという基本に戻る
アールの脱走で柵を強化するために柵の上を高くすることに集中してしまいました。柵を飛んだかくぐったかを話し合った結果、飛んだ可能性が高いと思う理由があったのです。
理由1、アールは脱走しているのにゼットは脱走していない。
くぐったのであれば、なぜアールは脱走したのにゼットは脱走しなかったのだろうか。
アールがくぐったところからゼットがくぐろうとして鳴いているという行動はありませんでした。
アールが脱走したあともゼットは小屋の中から動いておらず、うろうろする様子もありません。
犬だったら、どちらか1頭がくぐれば残された1頭もくぐろうとするはずです。特に2頭が常にいっしょに活動する群れ状態であれば行動を共にしようとするために残された者が追う行動はでるはずだと考えました。
またアールがゼットよりも4キロほど体重が軽いです。
そもそもの跳躍力はアールよりもゼットの方がある傾向が強かったこともあります。
アールが飛べてゼットが飛ぼうとしなかった、だから柵を飛び越えたのだと仮定しました。
理由2、柵から出たアールが新小屋に戻れずに旧小屋に戻っていた。
4回ほど柵の中から脱走したアールは古い小屋の方に帰巣していました。
脱走したのは人の気配のない夕方以降が多かったことと、雨が降り続いたため脱走したアールもなんらかの形で小屋に戻りたかったのでしょう。
しかしアールが戻ったのは新小屋ではなく旧小屋です。
新小屋を出たのに旧小屋にもどったのはなぜか。
もし柵をくぐったのであれば同じ場所を逆からくぐれば新小屋に戻れたはずではないか。
アールが旧小屋に戻ったのは、柵を超えたからだと考えたのです。
急斜面の山に囲まれた場所ですから、柵を超えた場合に逆から同じ場所の柵を超えようとしてもジャンプする位置は低い場所から高い場所へ飛ぶことになり成功する可能性は低くなります。
そのため、アールはくぐったのではなく柵を超えたのだと考えました。
理由3、思い込みが見方を狂わせてしまう。
動物の行動を観察したり評価したりする過程で一番やっかいなのは「思い込み」です。
動物はこうであるとか、このような行動パターンがあるなどという思い込みが一旦強くなるとそれを強めようとする考えが次々と浮かんできます。
そして、別の行動が起きたという可能性を否定する案も勝手に沸いてきます。
例えば、アールがもしくぐったとしても体があまり汚れていないとか、怖がりのアールがくぐるはずがないといった考えがアールが柵をくぐったのではないかという案を否定していきました。
ところが、動画ではアールが柵を揺らすようにくぐっている映像が撮影されていました。
かなり強く押さなければ通れないような小さな穴をアールは押して通ったわけです。
アールの性質や行動パターンを含めて脱走ルートを考えたはずでしたが結果は負けでした。
行動のパターンや習性は行動を理解したり予測するために十分な武器にはなりますが、思い込みは決して良い結果を生みません。深く反省です。
私たちの知らないアールとゼットの関係性
そして、私たちはまだアールとゼットについて十分に知らなことがたくさんあるのだということを教えてもらいました。いつも共に行動をしているアールとゼットですが、ここ数ケ月はフリー活動するゼットがアールから結構離れていることもありました。
と思っても、アールを小屋に戻すと走ってくるゼット、やっぱり2頭は仲良しなのねと思っていたのです。
しかし、柵を強化させてゼットの待つ新小屋にアールを戻したところ、2頭は激しい頭突きあいを始めました。
アールが柵から脱走したのにゼットがなかなか出ようとしなかった理由は、ゼットがくぐるには穴が小さかったという理由とは別に、ゼットは新小屋を自分のものとするために必要以上に出る行動をしなかったとも考えられます。
2頭は群れであり仲良しであるはずですが、力比べやテリトリー争いには非常に厳しいものがあります。
群れの中の闘争行動はポジショニングのために大切な社会活動であることはヤギでも犬と同じであるということのようです。
ヤギのアールとゼットにいろんなことを学んでいます。
動物の行動は、その種の動物の習性を調べたり理解することとは別に、動物と動物の違いと類似を比較することでよりその理解を深めることができます。
ヒト、イヌ、ヤギはみな哺乳動物であると同時に社会性の高い動物であることで似ています。
イヌとヤギは人に家畜化された動物ということで似ています。
「似てる」と「違う」を探す毎日。
動物との暮らしは学びがいっぱいです。
でも脱走は困るので、今後はほどほどにお願いしたいです。
関連記事:ヤギたちの飼育小屋をめぐる様々ないきさつと事件から学ぶ動物のこと
ヤギたちの飼育小屋をめぐる様々ないきさつと事件から学ぶ動物のこと
ヤギのアールとゼットが今年の4月に1歳を迎えました。
ここ最近、アール&ゼットというヤギたちから学ぶことが多く、一旦ここにまとめ記事として記録させていただきます。
今まで、子山羊たちが毎日草を食べながら成長する姿を微笑ましく見守っていたと言いたいところですが、そんなに平穏なことばかりでもありませんでした。
最初は可愛らしくよくメーメーとヤギらしくないていたのですが次第になくことも少なくなり、今年に入ってアール&ゼットが青年期を過ぎるようになると2頭の活動は日ごとに広がっていきました。
一時期は2頭をフリーにしていてもちゃんと夜になると巣となる山羊小屋に戻っていく山羊たちに「ヤギは案外賢いね~」と関心していたのもつかの間、ついに2頭は彼女たちのメンタルマップ(脳内にある活動マップ)を超えて、七山のこの巣から佐賀大和方面へのガードレールのある車道をまっすぐと進んでいってしまい、たくさんの目撃情報が入ったことで捕獲に行かなければならない事態が起きました。
その後は周囲のご迷惑もあるため慎重にしていましたが逃走の傾向の強いアールの方はなかなかフリーにすることができず、ずっと係留せざるを得ない状態になりました。
色の濃いゼットの方はアールよりも逃走傾向が少なく、明らかに姉妹ヤギであっても資質の違いを感じました。犬に対してもすぐに逃走するアールに対して、頭を突き出して自分のテリトリーを主張するゼットは安定した行動を見せるようになり、その変化についてはまた別の記事としてまとめたいと思います。
結局、ゼットは常にフリーでも逃走することもなく安定した行動をするが、アールは常に係留されておりストレスが強くなっていると感じるいろんなことがありました。
アールになとしてでも自由時間を作ってあげたいと思い、ダンナくんともよく話し合って二つのことを計画しました。
プランA⇒今ある小さな山羊小屋は狭くて雨に耐えられないため、新しい山羊小屋を作る。
プランB⇒新しい山羊小屋を囲む柵を作って、アールとゼットをフリーで入れられる場所を作る。
プランは立てたので早速実行です。
いつもは計画にものすごい時間を費やすダンナくんですが、今回は梅雨入り前に山羊小屋を完成させるのがプランAの時間制限だったため猛スピードで山羊小屋を仕上げていきました。
プランBの方は私が担当しました。
もともと最初の山羊小屋を作ったときにも小屋を柵で囲ったのですが、なんどか柵の隙間からまだ小さかったアールとゼットが逃走したことがあって柵作りを諦めていたのです。
その後、フリーでも巣となる小屋に戻ることがわかったが逃走が激しくなり係留にいたったため、今回は木の柵の内側にイノシシ用の鉄製の網を張り巡らす二重の柵として作りました。
小屋も柵も完成してやっと2頭を柵の中にフリーいれてホッとしたのが数日前のこと。
ですが昨日、なんとアールが柵を超えて外に出てきたことが数回続いたのです。
アールは夜の間に柵から出て、柵の中の新小屋には戻ることができず、柵の外にある旧小屋で雨をしのいでいたのです。
柵は私が作りました。高さもかなりあるしジャンプ台になる足場的なものも取り払ったはずなのですがどこから出たのかを検証しました。
くぐれる場所はないので、出たとしたら柵を超えたはずだと判断します。
しかもアールが出ているのにゼットは出ていないのなら、ゼットはアールよりも4キロほど大きいので跳躍の高さならアールの方があると思ったからです。
ならばと柵の低そうなところをさらに高いイノシシ網で囲って、足場になりそうな木を撤去して「これで大丈夫ね」と安心して部屋に戻りました。
夕方、雨模様でかなり薄暗くなるとテラスにいた小鉄くんがウーと唸る声、そしてちりんちりんとアールのつけている鈴の音がとても近くに感じます。
「アール出たかも…」とダンナくんと顔を見合わせてしまいました。
下からライトで照らすと、新小屋には山羊の目ふたつ、そして旧小屋に山羊の目ふたつ。
上がゼット、下がアールです。
頑丈につくった柵のどこから出たのか今でも不明ですが、こちらの想像を超える行動をしてくれるアールにしてやられた感じです。
ですがアールの方も出たはいいけど戻れないということで、雨を防げる新小屋に戻ることができず、雨が入ってくる旧小屋にいる選択が不思議でもあり納得いくでもあり、面白い動物だなと楽しくなりました。
アールがどこから出たのか、古畑任三郎さんに聞いてみたい気分です。
<お知らせ>家庭訪問クラスの価格変更のお知らせ
現在のクラスについて一部価格改正をさせていただきますのでお知らせいたします。
価格改定は令和6年7月1日より適用させていただきます。
●対象のクラスと新価格(価格はすべて税込)
家庭訪問初回カウンセリングクラス 1回 8,000円
家庭訪問初回パピーカウンセリングクラス 1回 8,000円
家庭訪問成犬トレーニングクラス 10回 75,000円
家庭訪問パピートレーニングクラス 10回 75,000円
価格変更は以上のとおりです。
現在すでに予約をお申込み済の方は6月までの料金設定で対応させていただきます。
諸事情をお察しの上、ご理解の程宜しくお願いいたします。
犬と飼い主の関係が子犬を社会化させ、落ち着きのある自信ある子犬に育てます。
子犬の社会化を知っていますか?
子犬の社会化という言葉が一般の飼い主さんにも広がるようになりました。「犬の社会化って聞かれたことがありますか?」という質問に、ほとんどの飼い主が知っていますと答えられるようになりました。
子犬のころにたくさんの人や犬に会わせたり、いろんな場所に連れて行ったり、抱っこ散歩をした方がいいというのが、多くの飼い主さんが考えている子犬の社会化です。
しかし残念ながらこうした表面的な取り組みは、子犬を社会化するどころか逆に子犬の社会化を後退させてしまうことになります。
子犬の社会化って一体どういうことだろう
子犬の社会化の仕組みをもう少し深く考えてみましょう。社会化とは、個体が(つまり犬が)環境の変化に対して安全を知り落ち着いて日常を継続できる力のことを言います。
様々な環境の変化に適応できるようにすればよいのだと、子犬のときにたくさんの刺激を与えることが社会化だと思うのはあまりにも単純かつ無理な提案です。
大切なのは、子犬の脳(思考と精神)が環境を変化することを安全だと受け入れていく過程の繰り返しの方です。
犬はあくまでも犬、人とは脳の構造も違います。
犬の脳は大脳皮質よりも大脳辺縁系が中心となる脳を持っています。原始脳とか昆虫脳といわれる脳の方で、知っていることを思い出すように発達していく脳です。
例えば、子犬はアスファルトを歩くことを嫌がりますが、土や草のある場所を歩くことができます。
これは、子犬の脳が土や草の自然の地面は知っていても、アスファルトという地面を知らないということです。
子犬がにおいを嗅いだときに食べられるものと食べられないものを区別できるのも、それを教えてもらったからでなく、そもそも脳に入っている情報を引き出すように与えられた環境を区別する能力を持っているからです。
ということは、子犬の社会化とは子犬にとってなじみのある環境に子犬を置き、子犬の受け取り反応を確認しながら子犬の中に安心を積み上げていく過程ということになります。
子犬の社会化で間違っていること
ここにすべての情報を書くことはできませんが、やってしまいがちな子犬の社会化学習のうち間違っているものをここにあげます。・子犬をたくさんの人にあわせたり、触らせたり、抱っこさせたりすること。
・子犬をたくさんの犬に会わせること。
・子犬をドッグランに連れていくこと。
・子犬を抱っこして散歩すること。
・子犬のために来客を招いたり子供と関わらせること。
これらは子犬にたくさんの刺激を与えることで、子犬に日常ではない状態を提供することになり子犬を不安にさせたり興奮させたりしてしまいます。
子犬にとって人や犬は知っているものだと思われるかもしれませんが、とんでもありません。
子犬にとっては人という動物はなじみはあるものの理解できない存在です。人のコミュニケーションや人という動物を時間をかけて受け入れているのです。
また子犬にとって犬はなじみのある動物ですが、知らない犬は子犬の敵です。子犬がフレンドリーに成犬に近づける状態であっても、成犬の方が子犬を拒絶する場合に受ける子犬のダメージはとても強いものです。
子犬の社会化のためにできること
では、子犬の安定した気質に成長させるためにできる社会化とはどのようなものなのでしょうか。それは、子犬が原始から知っているものに触れる時間を身近な環境の中で見つけていくということと、子犬にとって一番必要な群れ(グループ)が人の家族であるということを時間をかけて伝えていくことです。
人の家族が自分の群れであることを知るのは、飼い主が子犬を抱っこしたり触ったりすることではありません。飼い主からするこの愛情表現は犬でしかない子犬にとって早すぎます。
子犬にとって大切なのは、人としてきちんと子犬の生活を管理すること。
管理するために必要な道具を理解して受け入れさせていくこと。
コミュニケーションをとるときには子犬の親だったらどうするかを考えて最低限のルールを教えていくことです。
親犬は生後3ケ月の子犬の飛びつきを許可することはありません。
飼い主が喜ぶ子犬の飛びつき行動は、親犬にとっては断固拒否する行動なのです。
こうした違いが子犬の社会化のベースを作っていきます。
子犬の社会化のベースを作っているのは外の世界ではなく飼い主自身であることを知れば、問題はとてもシンプルです。
子犬と暮す方は子犬の社会化を楽しんで下さい。
ただそれには、適切な環境、関係性、そして時間がとても必要ではあります。
子犬時期は二度と戻ってきません。
成犬になってしまった場合、社会化を育てるのには大変時間がかかります。
それでも犬の幸せな時間をとり戻したいと願う飼い主なら、そのために多くの時間を使って下さい。
犬はとても素直な生き物です。
きっと自分の周囲の環境の変化にちゃんと気づいてくれるはずです。
<お知らせ>6月のグループトレッキング日程のお知らせ
お知らせが遅くなりましたが今月もグループクラスを開催します。
今月のグループトレッキングは以下の日程で開催します。
6月23日 日曜日 10時集合
雨天中止 中止の場合には前日の午前中に決定し、参加お申込みの方に直接連絡します。
梅雨のためお天気は前日にならないと分かりませんが、予定とおり企画しております。
当日は午後のセミナーは開催いたしません。
みなさまのご参加をお待ちしています。
<おすすめのアイテム>free stitch(フリーステッチ) のリード&首輪の取り扱いを始めました。
今まで愛用しておススメしていたリードと首輪を制作販売していた瀬川製作所が昨年、お店を閉店してしまいました。
代わりにみなさんにお勧めできるリードと首輪をずっと探していましたが、なかなか良いものが見つからずやっと、これだったらと思うものに出会いましたのでご紹介します。
ブランドはfree stitch(フリーステッチ)。
以前にもおすすめのアイテムで犬用のキャリーバッグの紹介をさせていただきました。
バッグは生徒さんがお使いのものを見せて下さったのですが、縫製がしっかりとしていてちゃんとした品づくりをされていることがわかる商品でした。
最近になって首輪とリードの扱いがあることを知り、いくつか取り寄せて使ってみています。
●黒いリードと首輪
オランダ製のオイルレザーリード仕様です。
オイルをしみこませたオイルレザーはとてもしなやかで割れることがありません。
ヨーロッパの製品によくある縫いではなく編み込みを使った仕上げになっています。
首輪については、余分な縫いがないため犬の肌に接したときにも違和感なくなめらかです。
今までの首輪よりも少し柔らかいのが特徴です。ある程度厚みのある方がホールド感がありますので黒い首輪については中型犬以上の犬たちはリードの引っ張りがなくなった犬たちにお勧めしたいです。
小型犬の方はサイズがちいさいわりに厚みもありますのでしっかりと首を支えてくれそうです。
リードのおすすめは両端に金具(ナスカン)のあるマルチパーパス仕様。
肩にかけて荷物をもって歩くこともできます。もちろん引きがなくなったちゃんと歩ける犬だけです。
瀬川製作所のダブルナスカンリードよりも軽いのため女性には好まれそうです。
金具は軽いですが安全性は確認されています。
●ヌメ革の首輪とリード
ヌメ革製品は日本製です。
首輪もリードも革を2枚合わせて縫った商品です。
革は柔らかいですがしっかりとしており安定性があります。
ヌメ革なので使い込むうちに柔らかく色も変化していきます。
こちらは長いリードがありません。120センチまでとなります。
金具は選べるようになっています。
どちらも日本製で安心してお使いいただけます。
フリーステッチの首輪とリードは以下のページでご確認下さい。
free stitch フリーステッチ 首輪とリード
フリーステッチのすべての商品のお取り寄せが可能です。
グッドボーイハート生の皆様には特別価格を設定しております。
今までの瀬川製作所製品と違いもあり、使い勝手としてはそれぞれかと思います。テスト使用を重ねているところですので、また追加情報として掲載します。
<お知らせ>“飛びつき&マーキングゼロ!活動”Tシャツの販売スタート。
Tシャツ販売開始のお知らせです。
ついに念願の“犬の飛びつき&マーキングゼロを広めよう”というメッセージ入りTシャツが出来上がりました!
グッドボーイハートでは、犬の「飛びつきゼロ」と「マーキングゼロ」を広める活動をしています。
グッドボーイハートのトレーニングクラスを受けた方なら、犬の飛びつき行動や犬のマーキング行動が犬のストレス行動だという説明を受けて愕然とした経験をお持ちのはずです。
この犬たちのストレス性行動かつ悪癖を生んでいるのは人側の問題です。
グッドボーイハート生数名が集まると「犬の飛びつきやマーキングを止めさせたいという話」でずいぶん盛り上がります。
そうしたもりあがりミーティングが数ケ月前の数名のプライベートクラスの昼食会で盛り上がり、私にとっては念願だった「広報のたTシャツを作りたい…」という言葉に生徒さんたちも賛成してくださいました。
そして「作りますよ!」と声を上げて下さった生徒さんにTシャツ作りを託しました。
そして出来上がったのが今回のとても素敵でおしゃれな“ノーマーキング&ノージャンピングTシャツ”です。
デザインを提供して下さったのは福岡市博多区の小型犬専門トリミングサロン「andpine」の店長兼、イヌーちゃんの飼い主さんです。
とってもキュート、かつしっかりとメッセージの伝わるTシャツが完成しました!
トイレットに座る犬が持っているニュースペーパーにはこんな見出しが!
No Jumping Allowed 「飛びつきご遠慮下さい。」
No Marking Allowed 「マーキングご遠慮下さい。」
裏面にはマーキング防止のイラスト入りです。
飼い主はノーマーキング&ノージャンピングTシャツを着て、相棒の犬たちは「ノーマーキング&ノージャンピングドッグ」を実践して共に活動を広げて行きましょう。
※今回Tシャツの販売利益は昨年の水害復旧費にあてさせていただきます。復旧は令和6年内に終了予定です。
【Tシャツの種類と価格】
1 白シャツ カラー、モノクロイラスト共に
1枚3500円
2 黒シャツ グレーシャツ カラー、モノクロイラスト共に
1枚4000円
在庫はグッドボーイハート七山にありますが在庫がなくなりましたら発注してからのお渡しとなります。
以下の内容をご確認の上、お気軽にご予約下さい。
※在庫はMとLのみです。他のサイズや在庫切れの商品の追加注文は可能です。
【Tシャツ購入申込方法】
1 種類を選ぶ
ア、Tシャツのサイズ (サイズはcm)
S 着丈65 身幅49 肩幅42 袖丈19
M 着丈69 身幅52 肩幅46 袖丈20
L 着丈73 身幅55 肩幅50 袖丈20
XL 着丈77 身幅58 肩幅54 袖丈24
イ、Tシャツの色
A 白 B 黒 C グレー
ウ、デザインの種類
A カラー B モノクロ
2 受取・支払方法を決める
ア、グッドボーイハート七山校もしくは福岡校で受取
イ、訪問レッスンで受取
ウ、着払いで受取希望の方はご相談下さい。
3 注文する
グッドボーイハート生の皆様はメールもしくはラインでご連絡下さい。
一般の方はホームページのお問い合わせフォームをご利用下さい。
折り返しこちらから連絡いたしますが、返信がない場合にはお手数ですがお電話下さい。
着用の雰囲気を見たいという方はリクエスト下さい。
七山校では着用のイメージお伝えできます。
この活動が緩やかに広がるきっかけとなりますように、たくさんのお申込みをお待ちしています。
6月23日追記
ネットショップで直接購入も可能になりました。
以下のサイトで販売していますのでご利用下さい。
GoodBoyHeart オリジナルシャツショップ
<83OPPO>令和六年春のニホンミツバチ分蜂報告~自然は予測不能だからこそ面白い~
七山のオポハウスに2021年にはじめてやってきたニホンミツバチの養蜂活動についての報告です。
養蜂を初めてここ数年のニホンミツバチの分蜂について
昨年、一昨年と分蜂したニホンミツバチたち…というとネズミ算式に蜂箱が増えているイメージが浮かんできます。私たちも当初は「メチャクチャ増えるね~」と捕らぬ狸の皮算用的に妄想を膨らませてニヤニヤしていました。あれから3年がたちましたが、毎年分蜂を繰り返しているのにこの春の分蜂前の蜂の箱はたったの二つしかありません。
昨年、分蜂群のひとつはお世話になっている唐津市の生徒さんにお分けしたもののその群は夏に逃走してしまいました。
そしてオポハウスでも昨年のうちに二つの巣箱が何らかの原因で自然消滅もしくは逃走の結果、空き部屋となってしまいました。
昨年7月の線状降水帯による土砂災害の復旧のために時間と労力を費やしたため、ニホンミツバチのお世話が十分でなかったことがミツバチの消滅や逃走に影響したことは否定できません。
今年も分蜂群を確実に捕獲してここに住みついてもらおうと、いつ起きるか分からない分蜂を毎日観察しながらひたすら待ち続け、ついに5月16日に1回目の分蜂が始まりました。
巣箱1号機から始まった分蜂群は、巣箱の上から器具倉庫の上を通過してなんと、昼の移動の前で準備のために繋がれていた犬たちがいるオポ広場の入り口の木に球体を作り始めたのです。
慌てて犬たちを移動させるために行ったり来たりと走り回る私のあとを、私と同じように興奮して追いかけてくるヤギのゼット、そしてミツバチを捕獲するために巣箱や防御服を準備するダンナくん、とオポハウスは騒然とした状態になりました。
ニホンミツバチは一旦球体を作ると、その後予定していた分蜂先へと旅立ってしまうため、ここに居着いてもらうためには巣箱に強制収容するしかありません。
巣箱に無時に収納したためミツバチたちが落ち着くのを待ち、外出したダンナくんが夜に戻ってきて巣箱を移動させるということになりました。
分蜂した二ホンミツバチたちとの悲しい別れと新たな出会い
ところがです。この日の夜遅くに戻ってきたダンナくんが巣箱を確認したところすでに蜂たちは逃走していました。私が最後に確認したのは当日の19時ころ、うす暗い時間でしたがまだ巣箱の周りに飛んでいる蜂の姿を確認して居着いたと思い込んでしまったのです。
時間的にはもううす暗くなっており、日中にしか活動しない蜂が遅い時間に逃走するなどとは予測しなかったのです。
翌日の朝になって分蜂蜂が逃走したことを知ったため、裏の地神様の周辺は近くのお墓の裏、バス停、公民館、古い家と探し歩き、散策中にであったご近所の方にも「蜂を探しているんです。」と分からぬことを言って不思議がられてしまいました。
結局蜂は見つからずに2度目の分蜂を待つことにしました。
ですが、去ってしまった蜂たちが戻ってくることを少しだけ期待してキンリョウヘンのルアーを養蜂場の待ち受けの箱に取り付けておきました。
キンリョウヘンのルアーとは、ニホンミツバチの大好きなキンリョウヘンという花のフェロモンを人工的につくってプラスチックの箱に詰められたもので、養蜂家の中ではなくてはならない一品です。
「ニホンミツバチさんカムバック」というメッセージをラインで私からダンナに送った23日の日に奇跡が起きました。
ついに5月23日の昼に2回目の分蜂が起きたのです。
帰ってきた分蜂群と去って行った分蜂群?
2回目の分蜂の起きたときはオポハウスにダンナくんがひとりっきりでした。1回目の分蜂蜂の逃走の直後だったので気合が入っていたことは間違いありません。
2回目の分蜂蜂たちは例年通り巣箱の上の桜の木に分蜂球を作り始め、その分蜂を巣箱に移そうとキンリョウヘンルアーを付けていた巣箱をダンナくんがひっくり返した時です。
空箱だと思っていた巣箱から大量の蜂が上空に舞い上がり、すでに分蜂している蜂たちといっしょになってものすごい数の蜂が上空に舞った…というのがダンナくんの報告でした。
そうなんです。キンリョウヘンのルアーをつけていた箱に、逃走した分蜂一軍目の蜂たちが戻ってきていたのです。
すぐに状況を理解したダンナくんは、巣箱をもとに戻しました。
新しい巣箱をもってきて2群目を強制収容して、30分起きに巣箱を見に行ったそうです。
ところが結局のところ2群目は夕方には巣箱の中は空になったそうです。
「2群目はどこにいったの?」と納得のいかない私。
「分蜂する前の1号機に戻ったんじゃないかな。」と半分ごまかしながら私を納得させようとするダンナくんでした。
おそらく2群目は逃走したのだというのが結論になりました。
予測できないから面白い野生のミツバチたち
今年は1号機から2回の分蜂があり、確保できたのは1群だけという結果でした。養蜂といってもニホンミツバチは自然の生き物です。
どこに住むのか、どこで密をとるのか、どこに引っ越すのか、決めているのはすべてニホンミツバチたちなのです。
わたしたちにはどうすることもできませんが、もし蜂が離れていくとしたら何か環境が良くない状態へ移行しているのではないかと不安になるのです。
今年は生徒さんたちの協力でたくさんの紫陽花を植えました。
土砂災害のあとで土留めをたくさんしようと思ったからです。
でも同時に、紫陽花ならニホンミツバチの蜜源にもなるという思いもありました。
ミツバチが増えて受粉がすすみ花が増えてまたミツバチが増える。
そんな光景をこのオポハウスで見たくて養蜂を続けています。
もちろんときどきいただくハチミツが美味しいことは言うまでもありません。
感謝に感謝です。
ニホンミツバチは夏にも分蜂します。
これからも蜂たちの活動から目が離せません。
犬のことを学ぶグッドボーイハートがなぜ養蜂なのか。
犬も人も生物のひとつであるということを忘れないために、自然の中に様々な生き物が生きているということを忘れないために、その生物たちといろんな関わりがあるということを学ぶために、これからも養蜂を続けていきたいです。
関連記事:ニホンミツバチがグッドボーイハートにやってきた!