4月のグループトレッキングクラスを開催しました。
暑さの続く日でしたが、トレッキングの日は朝から曇り空、そして少しだけ雨も降りました。
天候の変りやすい山の天気なので、小雨は気にせずに山歩きを決行しました。
長い時間をかけて作ってきた関係のある仲間たちとの集団行動は犬を落ち着かせていきます。
山道の途中では、ヤギのアールとゼットが草を食べながらお出迎えします。
犬たちももうヤギには馴れたものです。お互いに距離をとって相手を尊重するのが社会性です。
一列になって歩くと長い列になりますが、みんなで一つの群れです。誰かが声をかけると止まる、先頭が歩き出すとみな進みます。
新緑がまぶしくキラキラした山の風景が広がります。
トレッキングの後は対面のクラスを開催しました。
同じ犬との対面も成長とともに変化していきます。
犬のJも参加させていただきました。
クラスの後にいただいたのは、オポハウスのニホンミツバチたちからいただいた蜂蜜で作ったレモネード、もちろん生徒さんのお手製です。
蜂蜜の甘さに香りもあってものすごく美味しかったです。

おぽみつ使用の自家製レモネード
クラスの終了後、この日の午後の作業はオポハウスに花と木を植える作業です。

J広場には赤マンサク、白マンサク、ヤマボウシ、ミモザを植えました。
オポ広場にはキンモクセイ、広場の外には挿し木で育ててもらった紫陽花たち。

入口のガーデンにもたくさんの花を植えていただきました。
クリスマスローズも追加されました。
樹々の成長も一気にというわけにはいきません。それぞれの樹々や花々の成長に応じた環境と育てる人が必要です。そう考えると犬も全く同じです。そして、その成長を楽しませてもらっているのが私達の方です。
思い出すことがあります。この山に移転した十八年前には、山の杉の木を伐採したあとにモミジ、͡コナラ、サクラ、イチョウ、ケンポナシを植えていただき下刈りしながら育ててきたのですが、慣れない山暮らしにてんやわんやで、一本一本の成長を見届ける余裕がありませんでした。
樹々は大きく育ちひとつの山となり毎日の生活に豊かさを与えてくれ、犬との山歩きのクラスではたくさんの癒しを与えてくれて感謝しています。
本日植えた木の中には日陰を作りたくて植えた木もたくさんありますが、結果を求めずに植えた木や花たちの成育のために環境を整え、成長を見守りそれを楽しませていただくことをこれからはもっと大切にしたいと思います。
出会いがすべてのご縁です。どのご縁も大切にしていきます。
