グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のJ>初めて唸り声を聞いた日のこと

2025年2月4日に生後一歳八ケ月になる黒ラブのJade(愛称はJ)を家庭に迎えました。ブログカテゴリーの「Jのこと」は、そのJの行動について書き留めるためのブログ記事となりますので関心のない方はスルーして下さい。

昨日ここに迎えて初めて、Jが「唸る」行動をしたことと、その唸る行動にいたった環境について記憶に残ったため記録します。

Jはここに来てから人や犬や他の物体に対しても、唸ったことがありませんでした。人に対しては当初は相手が興奮していると軽くジャンプする程度のもので、人に執着する様子もなく、犬に対しては回避か逃げるため唸って何かを主張することもありません。

むしろ、寝ているときに唸っていることはよくあり、よほど鬱積したエネルギーがたまっているのではないかと心配していたくらいです。その寝ている時にしか唸らなかったJが昨日初めてはっきりと唸りました。

実は昨日は本当に久しぶりの朝からお預かり犬のいない日でした。Jのお休みとしてゆっくりと過ごす計画でしたがあいにくの激しい雨、短い散策を終えた後に昼過ぎにかけて休憩タイムとなり、Jはリビングで伏せており私はキッチンで作業中でした。

その時、ウーと唸り声をあげました。音量的には小さくもなく大きくもなくですがはっきりと聞こえました。伏せたままですが顔は出窓の方、入口付近に向けられています。

この日宅配便が来る予定だったので、恐らくそうだろうと立ち上がってみるとシャッターの前に宅配の人が立っています。私が見に行くと同時にJも立ち上がり立ったまま外を見ています。Jに「もういいよ、私がいくから」と声をかけて戸口から出て宅配受け取りの対応をしました。

リビングに残したJの行動が気になってそとからガラス越しにJを見ると、部屋の中で少しうろうろいった感じでしたが、出窓の前で座りました。犬にとっては座る行為は見張る行為でもあります。

そして私が部屋の中にはいるとゆっくりと私に近づいてきて伸びで終わりです。

これまでに来客が到着したときにも唸ったり吠えたりしたことがなかったため、というかそもそも唸ったり警戒吠えをすることがありませんでした。そのため警戒吠えはしないタイプなのかもしれないと考えていたのですが、そうではありませんでした。

犬のお預かりやクラス受講のためにもたくさんの人の出入りがある場所なので、常に警戒モードでは犬が疲れてしまうため、できるだけそうならないように来客到着の手順については考えています。

しかし、もしかしたら(これもまだ推測の範)ですが、たったの数ケ月というこの期間で私の状態をJが知ることが私が思っている以上に進んでいるのかもしれないとも思っています。

子犬の成育なら三ケ月で迎えたとしても警戒吠えや警戒唸りを発するようになるまでそれから3ケ月はかかります。その間に子犬の知覚や感覚も発達をするわけですが、成犬として迎えているので、どの程度の期間で私と感覚共有をするのかが私にとっても未知の体験でした。この期間には個体差が大きく出ますし、ここの生活環境は一般家庭とは大きく違いがあります。

番犬を期待していなかったJが、私たちの身に危険が迫っていることを知らせる唸り声を出したことは、想定外でしたがうれしいことでした。でも、大きな期待はしません。Jの持っている能力ができるだけここで発揮されて、そのことでJが楽しく生きてくれればそれが飼い主としての幸せです。

犬のJとオポハウスの裏、山羊たちも