梅雨の合間というよりも、雨の少ない梅雨の一日。
雨不足も困りますが、今日は月に1回のグループトレッキングクラスなのでありがたい晴でした。
標高500メートルの山の広場に集合して、みなさんといっしょに山歩きをスタートさせました。
いつもの散歩コースでは犬を見るとワンワンと興奮してしまう犬たちも、集団行動では落ち着いて行動できます。
飼い主さんの方は「なんで吠えないの?」と不思議な気持ちと、やればできるというモチベーションにもなるようです。
若い犬たちも成長して落ち着いて歩けるようになり貫禄を増してきました。
犬と一体感を持って歩くこと。
そして、みんなで一体感を持って歩くこと。
月に1回のみんなで歩く山の風景は、ひと月たつとずいぶんと違っています。
少しの変化を楽しみながら、いつも変わらない共感を持ちながら、規則性の高い行動をすると、なぜか犬は落ち着いてくるのです。
犬に「大丈夫だよ。」を伝える方法はいろいろとあると思います。
たくさんある「大丈夫」の中でも、土のにおい、山のかおり、小鳥のさえずり、そして規律のある集団行動、これがセットで提供されれば、とてもわかりやすい「大丈夫」になります。
トレッキングクラスに参加するたびに落ち着き成長する犬を見ていれば、飼い主の中にも何か感じることがあるはずです。
犬もゆっくりとしか成長しないのです。
結果よりも、過程を味わうように犬育てを楽しみましょう。
来月もまたお待ちしています。