猪が筍を掘り返している跡が無数に山に広がっています。
筍がすごく好きというわけでもないので、
猪のとった跡を見ても「よく見つけるな」と思う程度です。
先日山歩きのクラスのときに、生徒さんが掘り返されていない筍をみつけました。
「猪が見つけないなんて珍しいね。」
「お昼ご飯の食材に使おう。」
なとど話がまとまって、道具もないのに懸命に筍を掘り返しました。
いっしょに穴掘りをする犬もいるし
そばでボーっと見ている犬もいます。
そのうちやっと掘り出してピザのトッピングに使いました。
採れたてだけど少しエグミがありました。
「この筍って、エグミがあるから猪が食べなかったのかな。」と思うくらいでした。
この2日後、筍を掘り返したのととても近い場所で、
もっと大きな掘り返した穴を見つけました。
すぐ近くの土の下に、筍があることには全然気づきませんでした。
猪の嗅覚ってスゴイですね。
犬の嗅覚の方が優れているはずだけど、関心がないからほとんど反応しません。
猪の掘り返して食べた筍のカスを少し食べてみる程度です。
実際買ってきて与えてみても食べない犬が多いです。
竹は山を痛めるので、猪が筍を食べてくれるのは助かります。
光が当たると白っぽく見える猪も、山の中で見ると真っ黒です。
とてもきれいな動物です。
彼らが生きていく場所がここにあってよかったと、ただ思ってしまいます。