前回のブログ記事では犬の脳の発達にはお庭の活用が欠かせないことをお話しました。
ブログ記事→犬の脳を発達させるために「庭」の活用は必須です。
住居に「庭」のない場合には、知人や友達のお庭の活用も推奨しています。
でも、日々の生活のためにもっとできることがあります。
庭のないマンションでは、外の空気をすける場所=ベランダの活用をおすすめします。
ベランダの活用についてはマンションの規約で制限があるため、事情は様々かと思います。
でも中にはここすごいな!と関心するベランダもあります。
都市空間にあるファミリータイプのマンションでは、子供たちのために広めのベランダが整備されていることがあります。
ある生徒さんの例をご紹介します。
こちらのご家庭では、ちょうど育ちざかりの子供さんたちがいて子犬を迎えられました。
子犬が来る前からクラスについてのご相談があったので、犬を迎えられることに対して真剣に取り組まれているのだと思いました。
そして伺ったご自宅で見たベランダが、すごく素敵なベランダだったのです。
広いベランダは今までなんども見てきました。
でも、こちらのベランダにはソファがおいてあったのです。
ソファだけでなく、小さなテーブルや、子供たちの玩具道具もたくさん置いてありました。
お話を伺うと、子供たちがソファで朝食を食べたり、ベランダで遊んだりできるようにされているとのことでした。
ベランダの床部分も、木材を組み合わせたフローリングのようになっています。
伺うとこれも最初はなかったのだが、オプションで付けても良いということがわかったのでこのような仕様にされたそうです。
もちろん、子犬ちゃんもベランダに出せるようにと、小さな隙間をどう埋めようかとたくさんのツールがそろえてありました。
2回目のレッスンに伺ったときには、デザイン性の高いベランダの隙間から子犬ちゃんやおもちゃなどが下に落ちないようにするためにしっかりとガードが設置されていました。
水が流れるようになっている排水溝にも入れないようにこちらもガードされています。
環境を整備する際に、いろいろと大変だからできないと言われることもよくあります。
隙間があって危ないから犬をベランダには出したくないと言われることがありますが、整備しようと思う方は積極的にされます。
また、ベランダに出すと犬が汚れるからいやだ、と言われることもありますが、それはベランダが汚れているからではないでしょうか。
要するに、自分がやりたいかやりたくないか、が行動を起こせるかどうかの違いです。
ベランダを最大限に活用して、自宅にいる時間も子供たちが楽しく過ごせるようにと考えられるからこそ、子犬がベランダで遊べたら楽しいだろうなという発想にもなります。
そしてそのイメージをどうやったら実現できるのかを考え、そして工夫をする。
言えば簡単なことのように思えますが、こうしたことを楽しいと思えるようにならないとできないことばかりです。
これは犬を育てて飼うことの全てに通じることです。
犬を飼うことなど、そんなに簡単なことではありません。
毎日の食事、散歩、お世話、と続き、病気になったら病院へ連れていき看病もする。
動物だからわからないことがたくさんあったり、犬はストレスを感じると人が困るよう名行動もたくさんします。
犬を理解して共に楽しく過ごすためにできることがあれば、それを楽しみながらトライできる飼い主であれば、犬を飼うことは苦痛ではありません。
素敵なベランダで子供たちと遊ぶ犬ちゃんのこれからの成長が楽しみですね。
ベランダの活用について悩んでいるなら、ぜひ犬のために積極的に取り組んでみましょう。