先日、博多の庭の柵にツタが成長してはっているのを発見して凝視しました。
これ、どこかで見たことがある。
確か七山にも同じようなものがあったはず。
近づいてみるとそれはむかごでした。
昨年、七山の土を大量に博多の庭の畑にもってきたのですが、きっとその中に種が入っていたのでしょう。
博多の庭を自分と犬たちの癒しのために、できるだけ七山の自然に近いように変えていきたいと願っていたので、私にとってはビックプレゼントでした。
一度人工的になって自分の感性をゆさぶるようなものは何もなくなってしまった作られた庭が、どこにでもあった日本の風景のような庭になるまでには時間がかかります。
何十年もかかるかもしれないし、いつまでここに住めるのかどうかわからない、そんな理由はどうでもよいのです。
やっぱりチャレンジしてよかったと思いました。
結果がでないかもしれないことにチャレンジする精神を、いつ身に着けたのかはわからないのですが、じっとしてはいられない性分を役立たせるかどうかは自分次第です。
そして、すごいものを見たのです。
なんと、今年は博多の庭にトンボがやってきました。
あの博多のど真ん中にまだトンボという生物が存在していうことすら知りませんでした。
実は、人工的な庭であったときほど大量の蚊が発生していたのです。
自然の土を植えてから蚊が以前よりも少なくなったと感じていました。
いろんな生物が戻ってきて、いっしょにトンボもも戻ってきたのですね。
庭の手入れはまだまだ続くし、毎日の水やりも大変です。
七山に来ているときには庭が枯れてしまうし、小さな庭での戦いはまだ続きます。
それでもいいのです。
犬たちがこの庭に遊びにきて、草を食べて土を嗅いで遊んだり寝転んだりしているのを見るだけで、それだけで十分に癒されています。