クラスを受講された生徒さんからいただいた「受講生のコトバ」。
今回はパピートレーニングクラスを受講された黒柴犬のはるちゃんの飼い主さんからいただきました。
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「いつかは、犬と暮らしたいね」が私達夫婦のいつもの会話でした。
そして、犬を迎えたらやりたいこと、お世話やしつけについて色々と夢を膨らませて話していました。
「初めて犬を飼うのでパピートレーニングは必ず受講したい」というのが、その中の一つに入っていました。
そして、今年の春、念願かなって柴犬の女子を家族に迎えることになりました。
ただ、問題は、どのスクールにお願いするかということでした。
グッドボーイハートを選んだ理由は、
HPの「犬との暮らしはきっと楽しいずっと幸せ」という言葉に惹かれたのと、
犬とトレッキングができるクラスがあったことです。
自然の中で犬と一緒に活動できることにとても魅力を感じたからです。
そうして子犬を迎えて4日目に、宮武先生に初めてお会いしました。
私なりに、子犬を迎えるために環境を整えようと、動画投稿サイトでかなりの時間を費やし、子犬専用の部屋にサークル、ケージ、クレート、トイレスペースなど用意していました。
しかし、私が用意したものの中で必要だったのは、クレートと水飲み用の器くらいでした(笑)
なぜその他の用具が、私たちの暮らしの中では必要ないか、
トレーニングを通じて理解することができました。
それは、私が思っていた「犬と暮らすための環境を整える」という概念を覆すものでした。
太古から犬が受け継いでいるDNAや習性に基づいた行動ができる環境を整えるだけで、しつけはできるというものでした。
実際、ご褒美のおやつをあげることも大きな声で叱ることもなく、トイレトレーニングやクレートトレーレングをすることができました。
もちろん、すべてがスムーズにいったわけではありませんが、今思い返すと、私たち家族が一貫したルールで犬に接することができるように後押ししてくださった先生のおかげです。
プライベートレッスンなので、前回のレッスンから次のレッスンまでの間に生じた問題や困りごと、日々の状況など相談して、現状での課題と対策を教えていただき実践するという形で進めていってもらいました。
毎週のように、新しい問題が発生して頭を抱える日々でしたが、それは、犬(はる)の成長と捉えて、一緒に頑張ることができました。
先生から当初、「はるちゃんは、相当な甘えただねぇ」と言われるほどでした。
例えば、雨が降ると外に出られない、庭で係留するとキュンキュン鳴いて家に入りたがるなどなど…
可愛かったですが、今では、庭で雨に濡れながら排泄をして急いで帰って来るようになりましたし、夕暮れから寝るまで自分から庭で過ごせるようになりました。
どの問題も原因となる環境や私達の対応を変えるだけで、犬はメキメキと成長するので、先生の的確なアドバイスに感謝しています。
現在は、散歩のトレーニング真っ最中です。
リーダーウォークをマスターできるよう頑張っています。
毎回、散歩中の人や犬に飛びついて行こうとリードを引っ張りあいこしているので、まだまだ時間はかかりそうですが、はるを信じて一緒に成長出来たらと思っています。
そして、念願のトレッキングに参加して、自然の中でのはるの行動をみたいです。
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「子犬を迎えようと思っているのでパピートレーニングをお願いします。」
というメールをいただいたのは、はるちゃんを迎えられる一ケ月も前のころでした。
子犬が来るかなり前から子犬のカウンセリングクラスをご予約されたので、相当な準備で子犬のはるちゃんを迎えられるのだとその覚悟を感じました。
カウンセリングではるちゃんと対面し、事前に準備された環境や子犬との接し方を見てから、早速最初のアドバイスをさせていただきました。
生徒さんのコメントにもあるとおり、飼い主さんがネットで入手された情報を遠慮なく次々と覆していく私にびっくりされたことでしょう。
子犬期の生活環境と接し方、つまり子犬の環境整備は子犬の生涯にわたって影響を与えるため、どうしても譲れないという部分が多く大きく改変することをお願いしました。
せっかく準備された高価なペット用品も「これ使いませんね~」と撤去してしまい申し訳なかったです。
はるちゃんの子犬期の生活管理表は少し前のブログでご紹介しました。
管理表を見てもわかるとおりとても細かい観察力ではるちゃんの行動をチェックされていました。(この管理表を見てたくさんの生徒さんが救われました!お礼。)
レッスンのときにお渡ししたプリントは書き込みのあるポストイットが大量に張られており、毎回レッスンのときにはるちゃんの変化を飼い主さんから聞くことを楽しみにしていました。
よくなったこともあるし、成長と共に出てくる新しい行動もありました。
私にとってはどの行動も楽しく微笑ましいものでしたが、飼い主さんにとっては新しい箱が次々と空いていくような驚きと同時に戸惑いも感じられることがあったと思います。
その箱を開けることを恐れることなく、クラスを通してはるちゃんが犬として成長していく姿を見守ってこられた強さとはるちゃんへの真実の思いに感動しています。
はるちゃんの表情が弱々しい子犬から凛としてキリリとした表情に変化していったあるときに、やっと犬として人と生きていくことを決意できたのだなと感じました。
はるちゃんがこれからトレッキングクラスを通して成長していく姿をきっと皆さんも目にされることになると思います。
もうすぐトレッキングデビューしますのではるちゃんのこと、よろしくお願いします。