ドキドキしながら七山に戻りました。
預かりの犬ちゃんに少しでも山の空気を吸わせてあげたいなと思いつつ山に向かって車を走らせました。
二丈当たりから山の風景がいつもと違うのこを見ながらすでに心臓がバクバクし始めました。
怖いというよりもどうなってるんだろうというドキドキです。
唐津市に到着したときにあきらかにいつもとは違う風景だということがわかりました。
唐津から七山に向かう道ですら、慣れている人でも多少の勇気のいる道路状況になっていました。
家への距離が近づくにつれてカーブを曲がる度に変化する景色。
家の前まで来ると切り返しはできないような状態になっていました。
車を逆向きにすることすらできません。
でもいつもこのような状態だったのでこれでパニックになるということもなく、スコップで車の足回りの雪をはらって逆方向に車を停車させて出る準備も万端にしたうえで家にのぼります。
車を降りた犬ちゃんははじめての七山で自分の脚の高さくらいまでの雪に少しだけびっくりした感じでしたが、外空間に慣れているようで全く寒さを訴えることもなくむしろ臭いとりしたりと探索に余念のない様子でした。
そして大問題が発覚しました。
水道管が凍結しています。
七山を離れていなければ雪が降っても全然大丈夫だったのに…。
水道をいつもつかっているから水道管が凍結するということがなかったからです。
室内の水道管が凍結したことがないのではじめてのことに戸惑いました。
雪を溶かしてなんどか水道管にお湯をかけたのですがさっぱりの様子で部屋を暖めたりいろいろとやりましたが結局ダメでした。
せっかく犬ちゃんも来たのだからと今日はここにキャンプのつもりで寝ることにして、明日脱出します。
こんなに雪の量が多かったのは久しぶりです。
山の中はきれいな風景だろうと行きたくて仕方ないのですが、水がでないというのは大変なことで残念ですが今回は諦めることにします。
ただ白くて明るくて静かで綺麗な風景なのに、生活するのは大変なところです。
身の引き締まる思いなのですが、体力を消耗するので食べ過ぎてしまいます。
ロシアの人は太っているように感じるのはやっぱり寒いからかな、冬の魚が丸いのは脂肪がたくさんついているからだし、イノシシだって冬はコラーゲンに守られている、寒さで食べたくなる理由わかりますね。
食べ過ぎに注意しながら、犬ちゃんとギリギリまで満喫することにします。