グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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21人目のお客様

それは、3月21日のクラスのときのできごとでした。
今までにない大勢になってしまい、まず集合して人数を確認しました。
「えーっつと、・・21人ですね。21日に21人というのはすごいね。」
なんていいながら自己紹介から始まったのです。

21という数字はとてもパワーのある数字なんです。

観音の滝に起こしになったことのある方は
観音の滝へ下る途中の言い伝えを記した看板に、
21の文字を探していただくことができるでしょう。

さて、はなしは元に戻ります。
では食事の準備。ということで机とイス、お茶椀やお箸まで21人分をセット。
そして、夕食時間。
「あれ、ご飯がひとつあまっているよ。」ということになりました。
へー、おかしいね、なんていいながら特別気にすることもなくそのままに。

翌日の朝食。あいにくの雨のため、リビングに準備されたイスとご飯セット。
数えると21人分。
で、「いただきまーす。」といったところ、
あれ?また一人分あまってるよね。昨日もあまってたよね。
席についたまま再度数えなおすと、あれ?20人しかいない。
ん?「昨日から20人だったんだね」といいながらご飯をいただきました。

その後、雨の中での遊びのあと、再びリビングでお茶の会
「あれ?やっぱりケーキとコーヒーがひとつあまっている。」
どうしても21人分準備してしまうのでした。

・・ということは、21人目がいらっしゃるということだね、となったわけです。
無意識なんだけどみんな21人目のお客様を迎えているということですね。
「えー。誰だろう、21人目のお客様って・・」
となぞに包まれたまま、無事にクラスは終了。

その夜のオポとの反省会で、「あ!わかった。21人目のお客様が・・」


それで今回のドギー・テントの風景がすべて納得がいきました。
だから予定よりもたくさんの参加者があったんだ。
晴れ予報だったのに急に天候がわるくなり、
夜のお茶会はテラスとカウンターでもりあがり、
夜にはリビングと奥のヒーリングルームがみんなの寝床。
玄関ホールに宿泊・・。
朝食はみんなでリビングで、犬たちもクレートにはいっていたけどリビングに勢ぞろいしました。

そう、わかりましたか?
実はこの日はある「記念日」だったんです。

GBHの生徒さんの一部はご存じのとおり、
3月のこの連休はいつも大分方面にキャンプに出かけていました。

2年前のこの日、大分キャンプの帰りに私たちは初めてここに立ち寄ったのです。初めてここの庭を歩き、家に入り、壁にふれました。

「素敵な家だな。ここのリビングだったらみんなで勉強会もできそうだな。
ここのお庭だったらみんなが走りまわって楽しめるかも。
暖炉にあたる犬の姿がみたいなあ
でも、遠いし手入れも必要だし広すぎるし、無理無理無理…」
と帰宅した日なのです。

ところが、今ではたくさんの方々がここを訪れてくださっています。
そして、わたしは毎日、庭と山の手入れに出ています。
なにやら特別の魔法をオポがしかけたのかもしれませんけどね。

今年は春の大分行きのこの日を、ドギー・テント日にあてたのです。
出会いの日に特別なごあいさつの方法で、私たちにその存在を知らせてくれました。

不思議なことが大切に思える。
動物とのつきあいも同じような気がします。