自粛で行動する範囲が狭くなったので、今できることをと掃除に専念していました。
福岡の自宅兼オフィスも窓を開けて大掃除の後、ブンブンと窓周りで飛んでいる音がする。
あーハエが入ってしまったのだとティッシュを一枚とって取り去ろうとしたのですが、手が止まりました。
いや違う、これは絶対にハエではない、これはもしかしてもしかするのではないかと多少慌てながら同じマンションにいる知人で養蜂の師匠に連絡して直接確認してもらいました。
「日本ミツバチですね。」
養蜂の師匠が言うには、その日本ミツバチは探索バチだということで巣をつくる場所を探しているらしいのです。
博多の庭に設置した巣箱の上にあるキンリョウヘンに誘引されてきたのは間違いがなぜ部屋の中に入ってしまったのか。
師匠はキッチンテーブルの上を見て「これですね。」
そこには先日同地区の博多区住吉で養蜂をしている方から買ってきたハチミツの瓶と生徒さんからいたいだたハチミツの瓶の二つが置いてありました。
ハチミツの臭いにも関心を示すらしいので、誘引用のハチミツをひとさじ蜂箱の上に置きました。
その後も庭の巣箱の観察をしていると、2匹ほどの蜂がキンリョウヘンの近くを飛び回っています。
ちょうどその時生徒さんからもラインで写真が送られてきました。
福岡県の生徒さんですが庭の蜂に反応して下さりすごく嬉しかったです。
グッドボーイハートは犬の学校なのになぜ蜂なのかというと仕組みは単純です。
グッドボーイハートは犬のことを学ぶと同時に犬から学ぶ学校です。
犬の必要性や犬に大切なものを探していて最も大切なのは環境であることがわかりました。
犬の健全な成長にとっても大切なのは居心地の良い環境で、それは自然あふれる環境であることは間違いのない事実なのです。
自然がイキイキとする環境について考えているうちに農薬や殺虫剤の多様で激減した日本ミツバチのことを思うようになりました。
本当にアインシュタインが言ったかどうかは不明ですが、ミツバチがいなくなると人類は4年でいなくなるという説は科学的な数字ではないとしてもミツバチがいかに環境に影響を受ける動物なのかということを考えさせられる言葉です。
人類の好き勝手により乱れる環境の中で犬という動物の数は決して減ってはいません。
人の手による改良という名のもとに遺伝子操作をされて変異していく犬という動物は増え続けてはいるのですが、その中身がいつまで本来の犬なのかはこの先もわかりません。
そんな現代だからこそ本来の犬が大切にしていた環境というものを自分の近くに取り戻すための手助けをしたい、それが養蜂を考えるきっかけでした。
日本ミツバチが戻ってくるような環境を、本来の犬たちは求めているとそう信じています。