家庭訪問クラスを受講されている生徒さんと、大濠公園でお散歩レッスンのために待ち合わせしていました。
室内にこもりがちになっている子供たちも大人たちも、大濠公園に大集合だったようでものすごい人となっていました。
今日はちょっと人が多すぎてお散歩レッスンには厳しかったなかなと思いつつ、散歩している犬たちをチェックしていきます。
一部の犬たちをのぞきわりとゆっくりと散歩をしていて、リードをたるませながら飼い主の足元に歩いている犬たちが多く、ずいぶんとマナーアップしてきたなと関心しました。
こちらの犬ちゃんたち2頭も雑踏の中を上手にかつリラックスして歩いていきました。
止まったり、歩いたり、と飼い主さんと歩調を合わせながら歩きます。
2頭が仲良く寄り添うように歩いていますので、通り過ぎる人たちもにっこりと微笑みながら見守ってくれました。
少し歩いたら犬たちに遊びの時間も必要です。
公園の隠れ場をみつけながら、いっしょに走ったり、木をなげたりかじったり取り合ったりしてしばらく土の上で遊びました。
どちらも都会のど真ん中のマンションで生活していますので、土や草や新鮮な空気に触れる機会が少なくなりストレスもたまりがちです。
犬が自然と触れ合う時間は飼い主さんにとっても息抜きの時間になるはずです。
これが何の役にたつんだろうと思うようなことこそ、犬にとっては必要なのです。
人間は必要なことしかしないようにできているのでしょうか。
緑の中でぼーっとしたり、深呼吸したり、花をみたり、池にあそんでいるカモをながえめたりするようなどうでもいい時間が、本当に動物にとっては必要ではないかなと思います。
そんなどうでもいい時間を犬たちは共有してくれるばかりでなく、心地よさも共有してくれます。
そんな相手はなかなかいるものではありません。
犬たちがお互いに何を話しているのかは実際にはわかりませんが、時間や場所や気持ちを共有することができれば、少しだけ勇気もわいてくると思います。
ひとりじゃない、だれかと一緒に生きている、そしてその絆は少しずつ強くなっていくはずだという気持ちが自分の生きる力となってくれます。