七山で養蜂をはじめるミッションを広めて、もう後戻りができない状態で少しずつ進んできました。
養蜂のために必要な箱は生徒さんに作っていただいたりさらに買い足したりして準備しました。
箱にぬる蜜だの、ミツバチを誘引するための臭いのルアーをちゃんと購入済です。
ダンナくんといっしょに「養蜂をはじめる」DVDを見て事前学習もしました。
養蜂をしている友達のご主人に七山の現場に来ていただき、巣箱を置く場所のアドバイスも受けました。
さあ、あとはハチが入る巣箱を置いて分蜂のこの時期に巣箱を選んでもらえるようにするだけです。
いつ箱を出すのかを今見計らっているところです。
ハチさんが来なかったらどうしようと不安で気持ちがいっぱいのところに「山口県で分蜂がはじまりました。」の第一報が届きました。
分蜂は南の暖かい地区から始まっていきますので、日本での分蜂のはじめの方の分蜂がはじまったというお知らせです。
そのお知らせメールに「みなさん落ち着いて行動しましょう。」と書いてあったのでおかしくなりました。
みんな焦ってしまうのだなと思ったからです。
分蜂といっても、こちらは巣箱を適切な場所において「待つ」しかないのです。
実際に日本ミツバチがそこを家として選んでくれるかどうかは、ハチの気持ち次第なのです。
だからこそ、あの場所で良いのだろうか、もっといい選択肢はなかったのかと最後までもがいてしまうのかもしれません。
養蜂を今からはじめようというわたしたちにとっては全く見えない世界で道すらまだ見えていません。
巣箱を置く場所は決まっているのですが、本当にハチが来てくれるかどうかはわかりません。
今年は不発に終わる可能性も十分にあるのですが、出会いのワクワク感ももちろんあります。
野生動物との出会いはこんなに新鮮なものだったのかと今さらながらに思います。
野生動物と身近に関わりあえることなどめったにありません。
自分のルールとして野生動物には餌付けはしないと決めています。
理由はいろいろとありますが、餌付けはお互いの境界を簡単に超えてしまうものだからです。
日本ミツバチという野生動物とのかかわりがどのようなものになるのかは、実際に養蜂で蜜をいただいてみないと何ともいえません。
だからこそトライしてみたいと思うのです。
日本ミツバチは菜の花が好きだと聞きました。
菜の花は七山にも住吉にもほとんどありませんのでどこかでもらってきたいと思っています。
うちの菜の花持っていっていいよ、という気前の良い方がいらっしゃいましたらぜひお声かけください。