やっぱり七山は寒いですね~といいながら福岡からも飼い主さんと犬たちが七山に到着されました。
犬語セミナーの前のグループクラスなので今日は少々数が多くなってしまい、犬の落ち着かせコントロールにも力が入ります。
前回参加のときには犬に対して興奮してしまった犬ちゃんも再度のご参加。
この日はとても落ち着いていて「落ち着いてますね」と声をかけられていました。
飼い主さんなりにいろいろと工夫して頑張られた結果だと思います。
いろいろやった結果というのは形に見えるようになるまでわりと時間がかかります。
毎日毎日同じことの繰り返しを努力しながら長い期間継続して、やっと生活のパターンにはまったなと思うあたりから犬が変化してきます。
犬の行動の変化はうそをつきません。
だからそれだけ犬もがんばったのでしょうが、むしろ飼い主さんは相当がんばられたのだと思います。
グループトレッキング初心者の方も数名いて少し緊張されている方もいましたが、そこは山の空気が飲み込んでくれます。
犬との山歩きというのは不思議なもので、なんとなく達成感が生まれるのです。
山を歩くことそのものが人が一生懸命だということが犬にも伝わるからではないかと思っています。
人間が真剣に何かに向き合っているとき、成熟を目指す犬はそれを邪魔したりはしません。
むしろ支えようとしたり手伝おうとしたりそんな気持ちを持っています。
小さな子供さんでも、赤ちゃんの段階ではできませんが小学生ともなると親が大変なときにはそれぞれの形でお手伝いをすることが満足感につながるはずです。
犬もそんなふうに飼い主さんのお役に立つことで満足を得ることができるのです。
日ごろだったら飼い主側は自分が犬のために何かできることはないか、犬を喜ばせたいと考えてしまいがちです。
でもやってもらうだけでは犬は十分な満足を得ることはありません。
慣れない山歩き「今日はよく眠れそう。」といいながら歩いている飼い主さん。
きっとこの夜は犬も飼い主も「がんばったね、お疲れ様」といって眠りにつくことができたでしょう。
そんな日が週に1日でもあれば、犬はその一日を待って過ごします。
犬との山歩き人にとっても快適な季節となりました。
すぐに夏が来てしまいますから、その前にお天気の良い日はいっしょに歩きましょう。
休憩場所で円陣を組む犬と飼い主さんです。