日曜日のオポの会にお立ち寄りいただいたみなさま、遠くからありがとうございました。
オポの命日に寄せてご縁のあったグッドボーイハートのみなさんと「お元気ですか?」を確認するような日になったオポの会。
懐かしく共に学んだみなさんとの再会をオポもきっと喜んでいると思います。
オポのお墓には苔が生えて年月の流れを感じるような景色になりました。
博多駅のグッドボーイハートで十代で活躍していたグッドボーイハートのオポの弟子たちも、子どもを両手に訪れてくれました。
家族が増えて仲良く暮らしていることがその子たちの表情を見るとわかります。
子育てしながら「犬育てと同じです」と、犬と共に学んだことを今少しでも生かしてくれていると感じると感慨深いものがあります。
この数年で犬とのお別れをした生徒さんたちと会うこともできました。
犬との別れで生まれた悲しみや今ある寂しさがなくなっていくのには、本当にたくさんの時間がかかります。
前を向いて歩かなければと心では思っても、歩いていくことで亡くなった犬と離れていくような気がしてしまいなかなか進めないものです。
私にもそんな時期がありましたが、ただわたしを見ているオポに対して恥ずかしくないような生き方をしたいという気持ちで前進してきました。
今になって思うと一旦違った道を歩いている私とオポが、そのうちどこかの道で合流することになっているので後戻りしても再会することはなく、むしろ前進することで再び合流することができるのではないかと思うようになりました。
ひとりで歩いているととなりにもひとりで歩いている人がいて、話ながら歩いていたらなんだか楽しくなってしばらく一緒に歩いていこうねという人ができました。
その方が自分はオポにはあったことはないけど、最後はオポと三人で暮らそうねと言ってくれました。
二人で歩いていってオポと合流することになりそうですが、そこに至るまでにはまだ山あり谷あり、喜びと同じくらい苦しいこともつらいこともいっぱいあるでしょう。
オポの方はきっと犬の道で、なくなったあの子やあの子たちといっしょに合流していつもとおり先頭をきって探索しながら歩いているのだろうと思います。
オポの会にはオポを知らないグッドボーイハートの生徒さんもいらっしゃいました。
若い犬の飼い主さんにはいろいろと悩みなども多いものですが、グッドボーイハートだったら大丈夫と思っていただけたらうれしく思います。
それは、私が先生だからとかオポという犬がいたということではなくて、こうしてこの山をなんども歩いていた犬と人がいたということだけです。
犬と犬がつなぐご縁というのは不思議なものです。
犬を飼っていなかったらこの出会いはなかったという出会いがみなさんにもたくさんあったでしょう。
グッドボーイハートを始めたから出会えた犬と人、この家と山があったら学べたことをこれからも大切にしていきたいと思います。
オポの家は何も変わっていないのですが、オポ広場のことや新しい家族のこと、ブライダルのお仕事のことやハチミツのことやら、家具のこと、そしてオポパンのことまで、グッドボーイハートの向かっていくところがどこなのかと思われたかもしれませんが、わたしたちは地に脚をつけてオポのようにどっしりと一歩ずつ前進しております。
これからもグッドボーイハートの成長を見守ってください。
そしてこの場をみなさんの癒しの場にしていただければ幸いです。