毎年季節が巡ってくる不思議だけは変わりません。
今年もやっぱり寒波がやってきました。
お預かり犬ちゃんを連れて一泊だけだったけど急いで立ち寄った七山では、気温が数度と下がりました。
この寒い季節の楽しみをいえば薪ストーブです。
同じ暖をとる方法でも、電気ストーブ、石油ストーブ、石油ファンヒーターと文明の利器はいろいろとあります。
便利なのはもちろん文明の利器の勝利ですが、あたたかさの中でもっとも癒されるのは薪ストーブです。
薪ストーブの炎はずーっと見ていたくなるのです。
薪のぱちぱちという柔らかにはぜる音も耳に心地の良いものです。
長い時間を七山で過ごしていただけるときには生徒さんたちもいっしょに薪ストーブで暖をとっていただきます。
ずっと見ていたくなりますねとみなさんが言われます。
本当にそのとおりです。
これはきっと人間の原始的な記憶に働きかけるのではないかと思います。
ヒトという動物がこれほど文明を発達させてきた起源は「火を扱えるようになったこと」ではないかと思います。
すべてのエネルギーはここから始まっているのではないかと。
そしてヒトといっしょに火で体を温めていたのは犬ではないでしょうか。
だから、暖炉の前に犬といっしょに体を温める時間はすごく昔のことを思い出させてくれるのです。
七山にある薪ストーブですが、当初は暖炉だったものをよりあたたかく安全に使えるようにと薪ストーブに作り変えました。
リフォームしたのはオポが他界した後でした。
薪ストーブへのリフォームには費用も時間も気力も相当にかかりました。
でもなぜか山での暮らしをオポがいなくなったと同時に止めてしまっては、自分がどうなのかなと思ったのです。
ここでの暮らしをもっと続けていく、そんな決心で暖炉を薪ストーブにリフォームしました。
今日は動画に収めたものをアップさせていただきます。
途中で空気の量を絞って炎の動きが変わっていくのを見ていただこうと思いましたが、その際わたしのズボンのすれる音が入ってしまい生活感満載ですみません。
年と共に七山までが遠くなったシニア犬ちゃんたちにも七山の癒しが届きますようにと願いをこめてこちらに動画を掲載します。
もちろん七山にいらしたときにはぜひ暖炉で体を温めてください。
[youtube]https://youtu.be/22lGMTAtSg0[/youtube]