お預かりクラスやトレッキングクラスでたびたび七山に訪れるたびに感じることは、涼しくなったなあということです。
福岡や唐津がまだ暑いので、七山は涼しいというよりもむしろ寒いといった方がいいでしょう。
夜は窓を完全に閉め切ったうえに毛布を使わないといけないほど寒いです。
この夏の終わりのころが、都会と自然の気温の差を一番感じるときです。
山には北風が吹き始め、犬たちは高鼻を使って北風を臭うしぐさを見せてくれます。
この姿が大好きです。
風が吹くときに、どの犬も胸を上げて風を受け鼻を高くあげます。
人は風が吹くと体を丸めたり胸を閉じたりします。
同じ動物なのになぜこのような違う行動をするのかいつも不思議です。
小さな犬が風を胸に受けながら立っている姿は誇らしげで頼りがいがあります。
犬という動物は常に走り回ったり飛んだりしていると誤解されています。
本当の犬という動物はとても静かでゆっくりとした動物です。
その動物を必要以上に動かしたり興奮させたりすると、犬の脳に負担がかかってしまいます。
犬が活動していると、喜んでいる、楽しそうと思いすぎることにも少しストップが必要です。
犬は人にはないスピード、跳躍、感性、強さがあります。
そのことを身近で見たい楽しみたいという欲求が人にあることは特別なことではありません。
でもそれを操作しすぎるのは少し危険かもしれません。
犬のもうひとつの本来の顔。
悠然として身じろぎもせず、ゆっくりと歩き、地に脚がついたその力強い立ち姿をうっとりと眺めるのもまたいいものです。
これからはじまる長い秋のトレッキングシーズン始まります。
今年こそトレッキングをステップアップして、犬とのより良い関係を築いてください。
少し苦戦していたテラスの修理ももうそろそろ終盤に差しかかりました。
秋からまた草刈りなどいろいろと、毎日楽しく犬のこと考えています。