このページから当ブログを読み始めた方は「ドッグスクールのブログなのになぜニュースネタなのか」と不思議に思われるかもしれませんが、最後まで読んでいただければ犬の話題にはつながります。
今日のニュースネタは「高校生のバイク免許取得が埼玉県で」です。
私自身が50年代のバイク3ない運動「免許取らせない」「買わない」「乗せない」が蔓延している時代にコッソリとバイクの免許を取得したため、関心のある話題です。
法律で16歳以上は自動二輪の免許を取得することができるとあるのに、高校生には免許を取らせないなど、意味のわからないことを子供に押し付けると子供はじめから大人を信用することはできません。
法律で決められている通り、高校生にもバイクの免許を取得する権利は当然あります。
その中で、大人ができることは、どのようにバイクに乗るのが素敵でカッコいいのかと教えてあげることです。
50年代はバイクといえば暴走族。そういう時代だったのでしょうが、はじけていたのは子供ではなく大人たの方です。バブルではじける親の影響を受けている子供のことだけを責めても、子どもたちはちゃんと知っています。
感性の強い青年期の高校生であれば、大人の影響を受けて爆発してコントロール不能に陥手しまう危険性があるからこそ、そのアクセルに制御をかけるブレーキの使い方と、バランスのとり方を教えてあげる存在が必要だったのでしょう。
今大人たちがそれに気づいたのであれば、反省も含めてそれはすばらしいことです。
変えていく大人たちはちょうど50年代に3ない運動で締め付けられた子供たち、つまりわたしたちの年代です。
こうやって時代は巡っていくのですね。(中島みゆきさんみたい)
犬との暮らしについても同じことがいえるのです。
ペットとの暮らしが急増したのはバブル後です。平成に入ってからです。
経済が一気に落ち込んで派手な遊びができなくなった大人たちは、身近で気分を変えてくれる存在としてペットとして犬を飼うようになりました。
外飼いの番犬から室内の小型犬が急増する時代です。
今はその急増した小型犬たちが老犬となるころです。
老犬の旅立ちをみおくって次の犬を家族として新たに迎える家庭もあれば、自分たちの年齢を考えてもう犬は飼わないという選択肢もあります。
ひとつ前の時代に戻ろうとするところを、このペット産業を継続させようとする新しい波が来ると、犬のサイズや形や風貌にもいびつさがみられるようになりました。
犬という動物にとっては少し危険な波なのかもしれません。
この時代、犬という動物とどのように暮らしていきたいのかを自由に考えられる隙間の時代でもあります。波のないなぎのひとときです。
自由選択ができるといえばラッキーですし、選択肢が広がりすぎたという難しい面もあります。
でも初心に戻ってみましょう。
犬との暮らしは家族との暮らし。
犬をどう飼うのかを考えるのであれば、あなたは家族とどのように暮らしていきたいのかと考えると良いです。
安心、安全、楽しく、豊かにといったところでしょうか。
犬がそうやって生きているのであれば、皆さんと犬の暮らしの方向性はぴったりです。
そしてこれからの時代がやって来ます。
昔の良いところを復活させながら、新しい犬との暮らしを模索してほしいです。